情報化社会の次に来るもの
信長とシーザーは同一人物?
江川達也の漫画で「DEADMAN」デッドマンというのがある。
不死になるウィルスが古代に発生して何人かは不死身の人間となる。
織田信長もその一人。数千年生きてきた。かつてはシーザーであり、チンギスハーンでもあり、アレキサンダー大王でもあった。
日本の戦国時代に鉄砲とともに日本に渡り、織田家を乗っ取っる。織田信秀の息子だったとは嘘。歴史上の書物「信長記」も「信長公記」も「武功夜話」もこの信長が嘘を書かせたもの。
とまあ、漫画なので何でもありだけど。
その設定は置いておいて、おもしろいのはこの信長の理論。
どの時代でも世の中は一つの理論で移り変わる。
1
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体
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農
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「体」を使って耕す「農」の時代 |
↓ |
↓
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↓
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2
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物
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工
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物を作る物量の時代 |
↓ |
↓
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↓
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3
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知
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商
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物を流通させ知恵と情報を使う時代 |
↓ |
↓
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↓
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4
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心
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芸
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心を支配し、価値を作る、芸の時代 |
↓ |
↓
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↓
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5
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理
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学
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世の道理を明らかにし、社会を作る、学の時代 |
戦国時代は農業主義が物量主義まで来ました。
戦国最強と言われた甲斐の武田信玄、越後の上杉謙信も半農半兵。稲刈りの時期は戦争しないで畑仕事。
これが信長になると兵農分離。兵隊は1年中戦争する。それを可能にする国家システムを持つ。
ゲーム「天下統一」をやると、この兵農分離によって信長は信玄、謙信より圧倒的に有利に天下が取れます。
信玄、謙信では戦争は年に2回。夏と秋はお休み。でも信長なら兵農分離しているから年に4回戦争できる。
兵の強さではなくシステムで勝つのが信長。
尾張の兵は弱い。1対1なら甲斐や越後に到底勝てない。だから信長は人数で対抗した。
それを可能にするシステムを作った。
現代はどうでしょう。物量の大量生産時代ではないですね。情報社会と言われてます。(それも農業と工業のした支えがあっての情報社会ですが。)
では「心」の時代とは何だ?
「芸」? それは映画や音楽のこと? 映画産業が産業の主役になるの?
その答えがここにあります。
ぼくたちの洗脳社会 |
題名はびっくりしました。 内容も最初はピンと来ませんでした。
でも半分ぐらいは、なるほどもしかしたらあり得る話かも、と思ってきました。
つまり、昔から言われているように、機械を得て産業革命が起きたように、最近は情報革命が起きてきて新しい社会に少しずつ移ってきています。
その先は?
この本ではお金も価値を失うらしい。
「共感すること、共感できることが大事」らしいです。
「あなた、私と意見が合うね。だから食べ物を分けますよ。物を交換しましょう。」
気に入らないやつとは例えお金をもらっても取引しない。そうなるとお金よりも共感の方が価値を持つ。
昔は食料、米が価値基準だった。石高や扶持はお米で換算していた。
今は食料ではなくてお金。
なら時代が変われば、お金でないものが価値を持つ?
でも米もお金も量を測ることができる。他人と共通尺度を持てる。
でも共感は数量で計れない。測れないものをどうやって人と共有しあう、交換しあう?