幻の号外 選挙、若者の勝利

今年の選挙も投票率54%という過去3番目に低い数字でした。 きっと若者が棄権しているのでしょう。 もしも若者の投票率が高ければ、こんな記事が新聞に載るでしょうに。

「これからは若者重視の政治」

2004年7月に行なわれた参議院選挙は投票率84%という、予想以上の高い投票率であった。 その原因は今まで政治無関心層と言われた若年世代が92%も投票したからである。

最近の不況で若者の状況はこれまでにない最悪の事態を迎えている。

ここ1年の不況で若者の失業率は10%に上る。 日本全体の失業率5%よりも2倍高い数字である。 若年者の中でも高卒者の状況は最悪であり、 高卒者の半分は就職浪人である。

そして若年者は払うだけ損すると言われる年金制度の破綻。

この事態に我慢できない若者たちが政治に無関心ではいられなくなったのだ。

それが今回の若年世代の高い投票率となった。 これまで35%という低投票率の若者が今回は92%も投票した。一方、60代の投票率は例年通りの75%であった。

投票の中心は明らかに若者世代となった。

爆発的に増えた若者たちの票をどの政党が取るか、これからの選挙はそれが決め手になるのは明らかだ。

今後、政治家は若者を無視した政策は取れない。 若者向けの政策を掲げる政治家が当選し、今後は若者に配慮した政治が行なわれるであろう。

 

でも現実の日本では、54%の低投票率に終わりました。

たぶん、投票したのは老人や一部団体です。政治は今後も老人を重視します。

若者や働き盛りは投票していない。 政治は投票しない世代を無視、軽視します。

やっぱり若者は粗略に扱われる政治体制になりますね。

ほんとにそれでいいですか?

投票しない限りは政治の恩恵を受けられないのですよ。

今のままでは政治無関心の若者のために全ての若者全てが犠牲になります。年金払って損してください。もっとも若者のほとんどが政治無関心で、政治的犠牲を黙認してくれます。

「投票率が低いのは教育が悪いからだ」と若者は口にする。しかし、年金問題のように世代間闘争の様相を帯びてきた日本で、中高年や文部官僚がわざわざ若者を教育するだろうか?

若者を教育する気があるのは若者だけです。成人式も終えたのだから、自分たちで何とかしなさい。

今はインターネットがあります。インターネットは見るだけでなく自ら積極的に情報発信する道具です。

みんなが普段持っているホームページで、少しでも政治のことを語り、お互いに教え合いましょう。

そして若者達の中から、若者の味方の政治家を育てて立候補させればいい。今の政治家が嫌で投票しないなら、それしかないよ。

オモチャから教育から政治制度から政治家まで、全てを大人におねだりしていちゃダメ。

若者自身で作ろう。

でも政治ホームページを作っても、そこには政治に興味がある人しか来ません。

そこで、逆に政治と無関係のホームページで政治を語り、普段政治に興味ない人の目に止まり、その人たちの政治関心を高めることが大事。

気になる政治 はそんな運動に賛同したホームページの集まりです。

これに参加しろとは言いませんが、みなさんもみなさん自身のお持ちのホームページで政治について一言、語りませんか。


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