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1.金融システム改革案(日本型ビッグバン)

▽多様なサービスと商品
各種手数料の自由化
▽内外取引の自由化
為銀主義の撤廃
▽1200兆円の個人金融資産の効率的運用
資産運用業務規制の見直し
ディスクロージャーの徹底
 
(2)Fair(透明で公正な市場に)
十分な情報提供とルールの明確化で自己責任原則を確立(ディスクロージャーの徹底)
▽ルール違反への処分の体系化
 
(3)Global(国際的で先端的な市場に)
デリバティブなどの展開に対応した法制度の整備・会計制度の国際標準化
▽グローバルな監督協力体制の確立
G7サミット・蔵相会議などで推進
▽税制の見直し
有取税の見直しなど

予想される影響


1月17日
金融機関出店の規制を撤廃へ
大蔵省は、日本版ビッグバンの一環として、金融機関の出店に関する規制を撤廃する方針を固 め、十七日にまとめた規制緩和推進計画改定作業に関する中間発表に盛り込んだ。

体力の弱い中小金融機関を保護する「護送船団方式」の行政から、市場規律を重 視した行政への転換を求められている中で、出店につ いても規制をなくし、各金融機関の自主的な判断に任 せることにした。関連する通達などを廃止し九七年度中 にも実施する。


2.郵便貯金

行政改革委員会は政府系金融機関、融資業務を廃止を検討する

97.2.26の記事

郵政3事業の民営化、郵政相と厚相が議論 26日の衆院予算委員会

小泉純一郎厚相
「郵便貯金は民間でできることを役所がやっている。民営化せよ。」
堀之内久男郵政相
「大変な暴言だと私は理解している」
「過疎地域(の金融機関)はみんな郵便局」
小泉純一郎厚相
「郵政相から暴言と言われたが、現在の政界全体が(暴言と)受けとめている。しかし将来は必ず正論になる」
 
これに対して新進党は「閣内不一致だ。」とチャチャを入れ,議論しにくい雰囲気をつくる。新進党は「対抗意見をもって議論すること自体を認めない」とでも言いたいのか。そんな政治は間違っている。


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