大蔵省改革
1996.11.10 橋本首相
首相が金融システム改革を三塚博蔵相と松浦功法相に指示
1996.12.1 橋本首相
96.12.4 橋本首相
◆金融検査・監督、一体切り離し確認
国会は四日、参院本会議で社民党の梶原敬義氏が、大蔵省改革について、同省から 金融検査・監督部門を一体として切り離すよう求めた。
首相は、「基本的に同意する」としたうえで、 「与党三党と十分相談しながら、政策合意を踏まえ、出 来るだけ早期に具体的結論を得て、所要の法案を提出 する」と述べた。
96.12.13 自民党
◆金融の監督権限、大蔵に残す…自民案
自民党は十三日、検査・ 監督を行う新機関を総理府外庁として設置するものの、 大蔵省にも検査・監督権限を残し、新機関と大蔵省な どとの共同で検査・監督を行う「共同管理方式」とする 案を固めた。
また、新機関のトップには閣僚ではなく、官僚をあてる とし、農協系金融機関やノンバンク、労働金庫への検 査・監督も、それぞれ新機関と農水省、通産省、労働省 と共同で行う。
96.12.23 金融検査・監督庁を作っても,それを大蔵省の干渉下に置くつもりか
自民、社民、さきがけ三党の協議内容は、大蔵省から検査・監督機能 をともに分離し、総理府に「金融検査・監督庁」(仮称)を新設する。
この協議機関について意見対立あり。
自民党の意見
新たな庁と大蔵省、日銀による協議機関を設置して、危機 管理について大蔵省が共同責任を取るべきだ。迅速、的確な対応のためには大蔵省との共同責任体制にすべきだと主張。
社さ両党の意見
大蔵省の影響力をできるだけ排除したい。新 たな庁と大蔵省との定期的な協議は認めるものの、責任体制は新たな庁に一元化 すべきだ。
1996.12.24 自社さ三党 大蔵省改革案
97.2.27 自社さ三党、金融破たんは首相責任だが大蔵省のヒモ付きとする法案
自民、社民、新党さきがけの3党は幹事長政策責任者会議で、大蔵省の機構改革に伴う「金融監督庁設置法案」(仮称)の以下の概要を了承した。