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 野球博物館のあるクーパースタウンの野球場では当日、アマチュアが試合をしていました。町内野球かな、と思ったのですが、 日本と違っておもしろいのは、彼らは観客からチップを取っていたのです。 2ドル。

でも、これが上手いんですよ。投手は130km以上投げるし、打者はホームラン 打つし、右翼手はホームにダイレクトでストライクの返球をします。 実は彼らは全て元大学の選手だったのです。パンフレットに書いてありました。 それで35年連続勝ち越しているそうです。

日本の社会人野球とも違って会社主体のチームではありません(選手に聞いてみました)。 近所の集まりでしょうか。近所と言ってもアメリカでは半径100kmは1時間の距離だから。

チップを取るというのは,街で音楽を演奏したり、芸を見せているアマチュアが チップを取るのと同じ感覚なんでしょうね。

野球発祥の地のクーパースタウンにある、この野球場は日本の地方の高校野球をやるような球場で、スタンドは15列ぐらいしかありません。(外野観覧席が無いのはどこも同じですが) 

 

こんな寂れた球場で、年に1回だけ本物の大リーグチームがリーグ戦の最中に来て公式戦をします。 それは野球の殿堂入りが発表される日なのです。奉納試合です。ここでも先人を尊敬する大リーグの姿勢が感じられます。


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