HOME


高校野球

 こんな広いアメリカで全国大会なんてあるわけがない。 せいぜい郡( County )の大会ぐらい。 野球名門校もない。
 
New Jerseyでは住む地域で学校が決まっており、 いい学校に行きたければ引っ越すしかない。 (当然、いい学校がある地域は高級住宅地で不動産は高い。)だから越境入学なんてない。
 
また練習時間が短い。なぜなら通学手段はスクールバスか親の送り迎えだから、 日本の野球校のように長々と練習できない。
 
 TVも郡のローカルTVで郡大会の決勝戦ぐらいしか放送しない。 アメリカ人からみると日本の高校野球は、「なんでスクールボーイごときの 下手な野球に熱中するのだ?日本にもプロがあるだろうに。」と疑問に思う。でもアメリカも、大学のバスケット(NBAA)とフットボールには熱中するようです。
 
日本で高校野球の全国大会をTVに放映する必要があるだろうか?なんのため?
教育的意義があるのか?私学の宣伝にすぎないではないか。
郷土の誇りをかもしれんが、高校生の教育には関係ない。
夏の電力ピークに日本国中がTVをつけるような番組は放送中止しないと、原発をいくらつくってもキリがないぞ。
 
 ではアメリカの高校生はどうやってスカウトされるのだろうか。
1)大学で有名になる。
2)マイナーリーグに飛び込む。AからAA、AAAへと階段を上って目をつけられる。
3)MLBの野球クリニックに参加する。
 
野球クリニックというのは春のキャンプの時に、宿食事込みで一週間ぐらい一般人も MLBのキャンプに参加し、指導が受けられるものです。ここでスカウトの目に止まろうというもの。
 
 LAドジャースのピアザ捕手はほとんど縁故採用。 父親がラソーダ監督の知り合いで、高校の時にプロに指名されると大学に入学しやすいのだそうで、 縁故で指名されたらしい。
 
で、試しに打撃練習をさせてみると、ラソーダ監督がマネージャか誰かに、
「あの打撃で遊撃手だったら採用するか?」  「する。」
「捕手だったら採用するか?」   「する。」
「じゃあピアザは捕手だ。」 ということで捕手をやることを条件にプロ入りしたそうだ。
それであれだけの捕手になったのだから、 日本でも捕手未経験者をプロになってからコンバートしてもいいのではないか。


HOME