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国歌、英語ではnational anthem です。野球に限らず、ロック音楽のコンサートでも街の花火大会でも,国歌から始まります。カナダのMontreal(Expos)や Toronto(BlueJays)で試合をやるときはカナダ国歌とアメリカ国歌の両方を歌います。ではどんな人が歌うのでしょうか。

New York(Yankees)で観たときは地元出身の合唱団らしき人々。Philadelphia(Phllies)で観たときは当日に殿堂入りした,かつての名選手(背番号1の人,名前は知らない)。

Los Angels Dodger Stadiumで観た時は警察官。試合の前に地元の警察官の表彰が行われました。「Officer誰々は燃えさかる火事の中で人々を助け、、」(あれ,警察官?)とかの説明があって表彰されていました。署内で表彰されるより5万のLA市民の前で表彰されるほうが誇りに思えるでしょうね。これは日本でも取り入れたら良いよ。で、表彰の後で,表彰された警官たちが国歌斉唱。

テキサスで行われたオールスター戦では地元出身のカントリーソング?の歌手。 ワールドシリーズでは誰が歌うのでしょう。96年のNew York Yankee Stadium で歌ったのは普通の人々でした。5歳の女の子(独唱)とか。

その後、何日かは地元放送局では彼女を取り上げていましたねえ。マイクを向けられて,「他の曲も歌ってよ。」 「いいよ。(軽くあっさりと答える)」 で、take me out to the ball gameのyankees版替え歌を歌う。このケースだけではないのですが、思うのは,「この国の人々には”ためらう”、”尻込みする”,という言葉はあるのでしょうか。」 hesitate かなあ。

国歌のときに、私はいっしょに歌うほどの義理はないので立って帽子を取る程度にしています。この時に「俺はアメリカ人じゃねえ。」と椅子に座ったままでいるには勇気が要ります。まわりにいた,アメリカ育ちではなさそうな人々も同じように立っているだけでした。


サッカーゲーム

96年に New Jerseyで開かれたMLS( America Major League Soccer)のAll Star戦は,国歌は誰も歌っていませんでした。まわりはアメリカ育ちではなさそうな人々ばかり。聞こえてくるのはスペイン語。なぜならAll Star戦の後はダブルヘッダーで、世界選抜対ブラジル五輪チームの試合だったのです。お客はブラジル一色。黄色黄色,黄色のWave。 アトランタオリンピック直前の試合です。

私が売店でパンフレットを買ったとき店員が言ったセリフは 「今日、初めて英語を聞いた。」 駐車場ではなぜかバーベキューパーティ。これ,BBQって書かれます。そしてスペイン語、スペイン語。黄色、黄色。 「Brazil !,Brazil ! 」の大合唱。ここはホントにアメリカか?

世界選抜のメンバーはラウドルップ(デンマーク),デサイー(フランス),クリンスマンとマテウス(ドイツ),カンボス(メキシコ),などなどワールドカップの顔ぶれ,そして日本のカズ!。対するブラジル五輪チームはベベットはいるけど22歳以下が中心の若いチーム。しかしブラジルは世界選抜相手に勝ってしまったのです。オリンピックでこのチームと日本が戦うとは,、、日本哀れ 。

しかし結果は勝ってしまうとは,驚いた!!川口、ナイスセービング。

アメリカにいながらTV放送しませんでした。オリンピックはアトランタでやっているのにねえ。アメリカのテレビはアメリカ選手の試合しか放送しない。

野茂のノーヒットノーランと言い、日本五輪サッカーチームと言い、海外で働く我々に勇気を与えてくれるぜ。ありがとう。

しかしラウドルップ。世界選抜の10番が日本の2部リーグ(ビッセル神戸)なんかにいて良いのでしょうか。(97年に神戸は J リーグ入り)

住んでいた近所のイタリア人街のレストランでは94年アメリカ.ワールドカップの準優勝,イタリアのサッキ監督と、ロベルトバッジョ、マルディーニ がその店で撮った写真がありました。 わざわざスタジアムから1時間半かけて来るなんて何故? 

その近くにはイタリアマフィアの大ボスが住んでいるというウワサがありましたが、それは本当で 、 そのボスが呼んだのでしょう。 とすると、その店はマフィア絡みか?

New Jerseyではサッカーは思った以上に盛んです。見たところ全ての学校や公園にサッカーゴールがあるし。


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