96年に来日したMLB選抜選手はベストではありませんが、かなりの面々ではあります。各チームでもトップクラスの年俸の選手ばかりです。
しかしながらアメリカではTV放送もなく、ほとんどの新聞は報道しませんでした。 USA Todayに一部載っていましたが、「引き分けなんてリトルリーグ時代にも無かったよ。(アメリカの野球に引き分けはない,決着がつくまでやる)」とか 「野茂が凱旋登板した。」とかの程度の内容でした。
「日本人選手はなかなかやる。」なんて記事はまったくありません。MLB選手自身はどう思ったのかはわかりませんが。
そんな状況で97年に伊良部が3年で15億円の契約金? これはたまげたよ。
街の小さな図書館に行くと大リーグの名選手の伝記がたくさん並んでました。ハンク.アーロン, ピート.ローズ, テッド.ウィリアムズ。 その中で、見慣れない選手の名前が、、、、 Sadaoho ??,、、よくみると SADAHARU OH, 王 貞治です。!
しかも1本足打法のぱらぱらめくりの写真付き。日本人が滅多にいない街で,これは大発見。
巻末には対戦したことのある大リーガのコメントがあって,トム.シーバなどは 「下半身にものすごいパワーを秘めている。」, 「大リーグなら800本もホームランは打てないが、あの選球眼なら終身打率3割は打つだろう。」,と語っていました。
ラソーダ監督(野茂が来る以前)のコメントは「私が見た中で大リーグで通用するのは王、長島、金田だ。」と語っていました。ラソーダってそんなに古くから監督していたんだねえ。ラソーダが97年に来日したときにTV番組で同じ事を言ってました。
野茂が来る以前,アメリカ人と野球の話をしたとき、彼は王の一本足打法の真似をしました。結構有名なんです。