日本の官僚制の問題点と対策


高級官僚の低いモラル その1

最近特に官僚の低いモラルが暴露されている。何故モラルがひくいのか

理由

教育が悪い。
彼らも我々国民も中学校までは同じ教育を受けてきた。
そこで自分たちの受けた教育を振り返ってみよう。
道徳の時間って何していた? そんなのは自習の時間になっていた。
 
我々が習ったのは算術や暗記だ。個人のテスト対応力を向上させるだけだ。
”国のため、公共の福祉のため、みんなのために努力することは美徳だ。”という教育を受けた覚えがない。「一人はみんなのために、みんなは一人のために。」なんてサッカーかラグビーの監督以外教える人はいない。
国を愛することを教えるのを最も避けていなかったか。
国を愛する,国家体制を愛する、国民を愛する,それぞれ微妙に違うのだが、そのどれもが避けられていた。
 
学校から道徳教育を受けた国民なんていないのだ。外国に較べて宗教的倫理もない。神様が悪行を見ているという意識はない。近所の人も教えない,しからない。そういう国で児童教育を受けた国民と官僚である。これが根本原因の一つ。
道徳を教えるのは学校だけでなく、親や個人の努力があるのは確かだ。でもそれで十分か?
 対策
1)高級国家公務員の採用は学力だけでなく、幼年からの社会活動、地域活動を考慮して採用する。
2)国を愛する,国家体制を愛する、国民を愛する,そのどれがいけないのか日教組は今一度考えて,道徳教育を見直す。公共の福祉のために、と言う意識を育てる。

補足

”国のため、公共の福祉のため、みんなのために努力すること”を最も国民に教えている国は共産国であろう。しかし共産国でも高級官僚,政治家の汚職はある。日本よりひどいのではないか。やはりチェック機構が大事だ


高級官僚の低いモラル その2

理由

官僚に栄誉がないからである。誇りがあればモラル向上につながるのは確かだ。
国民から感謝され,栄誉を与えられれば、それを傷つけまいとするのは人として自然だ。
国民に直に接する中級以下の官僚であれば国民から感謝されることもある。しかし高級官僚ともなると国民と接触することはない。感謝され,栄誉を与えられるのは政治家や大企業からである。

対策 

国民から官僚に栄誉を与えよ。チェック機構がムチなら栄誉はアメである。
しかし古今,国民から官僚に栄誉を与えた試しがない。将軍であれば勝ったときに凱旋パレードを受けることはあるが、官僚が感謝された試しがない。官僚を称えるのは数10年先の歴史家だけである。
よって官僚の功績を国民が評価するよい手段がない。



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