太陽の黙示録

漫画「沈黙の艦隊」や「ジパング」の作者の「かわぐちかいじ氏」がビックコミック(小学館)に「太陽の黙示録」という作品の連載を始めました。

出だしは日本に大地震が起きて富士山噴火、日本列島は東西に分断という「日本沈没」の焼き直しみたいな作品でした。

東西に分断された日本はアメリカと中国が分割統治することになり、多くの日本人は台湾や各国に難民として避難する状況になっています。金閣寺は池に沈むし、単純に「日本沈没」の続きを書きたいだけなのかと思って期待していなかったのですが、ちょっと違うかな。

主人公は日本人だが台湾に避難して屋台ソバ屋を引いている青年。主人公はしがない屋台ソバ屋なんだけど、正義感があって心が大きい人間。ここまでは何てことないあらすじですが、張という名前のヤクザが登場してきてから、あれあれ、もしかしたら。

張は台湾のヤクザで腕力が強いんですが、その腕力を何に使えばいいのか人生の目的が見えていない。張は昔、占い師に「お前は人に惚れることによって大きな人間になれる」と言われたことがある。

そんなとき張が主人公に出会う。張は、自分の腕力はこの主人公とともに生きるためにあったと直感する。

これって「三国志」の張飛と劉備玄徳の関係に似ていないかい?

そんな気がしていたら、遂に現れました。羽という名前の台湾警察の刑事が。

そして主人公の名前は柳 舷一朗。

やっぱり。劉備玄徳(柳(りゅう) 舷一朗)、関羽(羽)、張飛(張)。

舞台が「日本沈没」で役者が「三国志」

いったいどんなストーリになっていくのでしょう。曹操や孔明も現れるのか? アジアを舞台に新しい天下三分の計が始まるのか?

日本を失った日本人は海外でどうやって生きていくのでしょう。

これからストーリが楽しみです。


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