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5月12日:4365:NO-TITLE 2003年統一地方選挙、後半戦まじか(03/05/12作) 今回の統一地方選挙、後半戦がまじかに迫ったところで、友人の議員や政治活動中の仲間のところを、数ヶ所の事務所を訪問しました。 その中で気づいたことを下記にまとめました。 なお、記事の原文はその時期に書いておいたものです。 実際と現実と異なった状況になっているものもありますが、出きる限り、もとの表現にとどめました。 <見出し>統一選、後半戦まじか適法な立候補準備自主トレ中、ウグイス嬢祈必勝統一選候補者の皆さん統一選、後半戦まじか統一地方選挙、後半戦がまじか(2003年4月17日)に迫ってきました。 各地の候補者は、それぞれその準備をしていますが、その中で選挙運動の事務所を設置します。 その場所は自宅でもかまわないし、空き地にプレハブを建ててもよいし、空き店舗やビルの一室でもよいことになっています。 選挙の届出用紙に、その場所を書き出すことになっていますので、移動用の選挙カーを事務所にすると言うわけには行かないでしょう。 現実に、今回の統一地方選挙では、様様の事務所を見ることができました。 立派はプレハブ、大きな空きビル、廃屋のような倉庫、ごく小さい空き店舗、常設の事務所もありました。 表は狭いが、奥が広くなったうなぎの寝床か、蛸壺みたいなものもありました。 事務所の人員がそろえば、2階建てのものが最良のようです。 6畳一間程度の土間、トイレも水周りも無い「空き店舗」、今日の事務所訪問は、この10年間で見た中でもっとも狭いものでした。 自分でも、アパート風ビルの奥にある1室を、事務所にしたことがあります。 そうした赤貧の時代を忘れかけていました。 こうして、事務所周りをしてみると、自分のなりふりを見つめなおすきっかけになります。 適法な立候補準備各地で事務所つくりが進んでいます。 (2003年4月18日)次のような行為は、立候補の準備行為として認められたことがらです。 私には、今日の段階になって、事務所の造作をする、そうした動きが「これでまにあうのだろうか」と言う気持ちを持たせます。 しかし、なにぶん、事務所は「人が命」であり、どのような選挙運動員の人材をそろえることができるのか、それに尽きるようです。 個人演説会の日程が、メールやFAXで知らしてくるところもあります。 町田市は、選挙の時期がずれているので、「応援弁士」として依頼を受ける可能性があります。 自分などで間に合うのだろうか?自分ではそう思いながら、依頼されたことはできるだけ果たそうと考えています。 自主トレ中、ウグイス嬢いよいよ、統一地方選挙の後半戦が始まります。 (2003年4月19日)前にも予備的なことをお知らしていましたが、今回の選挙の立候補予定者の事務所を訪問しています。 そうした中で、選挙のウグイス嬢さんたちが、せりふの練習しているの現場に出くわしました。 その練習では、リーダーを男性が務めており、その人物は選挙カーの車両長のような感じの人でした。 ウグイス嬢さんたちは、初めて選挙カーに乗る様子で、プロのウグイス嬢らしき人物は一人も見受けませんでした。 ウグイス嬢さんたちの「自主トレ」何でしょうが、私には「めだかの学校」の雰囲気がしました。 祈必勝統一選候補者の皆さん統一地方選挙の後半戦が、いよいよ本日スタートです。 (2003年4月20日、直前)全国的に、午前8時30分が受け付け開始で、その以前に到着した人は、到着順に「予備抽選」−−くじを引く順番を決めるくじを引くようになっているはずです。 くじの順番に泣き笑いがあり、前半の順で抽選がきまり、早々と選挙に出れる陣営もあれば、候補者が多い自治体ではその受付で1時間、2時間を要することもあるようです。 町田市は、その受付に時間がかかりすぎる傾向があります。 受付作業がよりスムーズに行くように、その改善を一般質問で提起したこともあります。 *掲示板記事をスレッド単位でまとめました。 文頭に戻る統一地方選挙応援記事記事一覧に戻るHPメインに戻るHP全体 P |
5月15日:4314:NO-TITLE 14年5月臨時会議案質疑項目議案第65号平成15年度豊田市一般会計補正予算7款商工費増額補正7700万円大型空き店舗活用支援費補助金について質問します。 委員会付託を省略するようなので細かなところまで質問いたしますが、よろしくお願いします。 @全国で約270の中心市街地問題が生じているとのこと。 そのうち年に10カ所程度、国庫補助を受けるということだが、今回、本市と同様に補助を受けるところで他の県や市が、本市のように合わせて補助するような事例があるのか。 A今回の豊田市による支援は、要綱を作って対応するということだが、なぜ条例制定でなくて対応するのか。 B今後際限なく、支援をすることにならないか危惧しているが、大丈夫か。 C「大型空き店舗活用支援事業」は、店舗閉店の影響で中心市街地が、空洞化することを防ぐことが目的だと認識しているが、今後、豊田市特有の問題も認識した市独自の抜本的な商業政策、中長期ビジョンを考えているのかどうか。 D今回の支援事業は、中心市街地の空洞化することを防ぎ、地元商店街の活性化も含んでいると認識しているが、サティが、営業していた当時の地元商店街の売り上げと閉店後の状況は。 E中心市街地の店舗がオーバーストアになっているという認識はあるのかないのか。 F今回の「ユニクロ」誘致により、「ユニクロ」の郊外型店舗が、今後、撤退する可能性もあるが、郊外型店舗より中心市街地の店舗入居を優先すべきと考えるのか。 G国庫補助によるTMOに対する家賃の1/2助成や国庫補助と豊田市の補助による内装投資等の全額補助がされることにより、出店予定の6店舗に対しても家賃は、通常の半額くらいになると思われるが、他のテナントへの家賃値下げ要求等の影響はないか。 H3年間、非常に安い家賃を設定しないとテナントが出店してくれない現状をみて、計画が進んでいる南地区市街地再開発事業の商業テナント誘致をどう考えるのか。 I叶_奈川くまざわ書店、潟tァーストリテイリングの経営状況は。 J7700万円補助し、6店出店することによる経済効果の試算は。 P |
5月15日:9787:5/7拉致はテロだ!国民大集会 【活動報告】平成15年5月7日拉致はテロだ!国民大集会参加◆6千人が会場につめかけ、5千人があふれた5月7日(水)「拉致はテロだ!国民大集会」(東京国際フォーラム)へ山梨県から大型バスを調達して、36名で参加してきました。 すでにマスコミで報道されていて、ご存知だと思います。 会場は、6千人があっという間にいっぱいとなり、さらに入りきれない方が、主催者によると約5千人を超えたといいます。 私たちは、開場の30分前、開会まで1時間半前の午後5時に着いたのですが、会場外には人があふれ、中に入れるかとあせったほどでした。 会が始まると壇上の家族会の席に、何人かの空席がありました。 おかしいと思っていると、救出議連の中川昭一代議士や平沢勝栄代議士がメモを見て途中退席したり、石原都知事までも退席しました。 何かあったのかなと思っていると、あとでわかったことですが、主催者を代表して、救う会の佐藤会長、家族会の横田夫人、蓮池さんのお兄さんらがロビーにおりてあやまり、また石原慎太郎都知事も壇上からわざわざロビーに行って入りきれない方へ直接話をし、シュプレヒコールをしたそうです。 遠くない将来に、日本武道館で開催すると主催者が約束してようやくおさまったということでした。 ◆涙、感動、怒り、熱気会場内も2時間、涙、感動、怒り、熱気にあふれたものでした。 5人の帰国者の方々がそれぞれ挨拶をしましたが、会場内には涙があふれ、壇上の石原都知事も涙を流している姿が印象的でした。 以前は発言を大分おさえている感じがマスコミから伝わってきましたが、会場ではそれぞれがはっきりと主張していました。 日本全国の激励の手紙などにどれだけ励まされたか、日本に永住帰国してよかったこと、生活基盤をつくって、北朝鮮に残された家族を待つということ、それぞれの決意と信念がよくわかりました。 曽我さんが、母は日本にいると思っていたのに、いっしょにいなくなってしまっていて、母のことが心配でならないことを切々と訴えていました。 ◆武力奪還!課税から始める石原都知事は、アメリカであったら、戦争してまでも取り戻すという話、去勢された日本に愛想がつきて国会議員をやめたがいまこの会場の熱気をみると日本もまんざらではないこと、東京都を預かる者として、具体的に美濃部都知事時代に非課税にした北朝鮮系の諸施設へ、税金をかけるところから戦いを始めるなど、明言していました。 ◆交渉ではなく、毅然と要求せよ司会をしていたジャーナリストの櫻井よしこさんの、「政治家には、拉致で外交交渉をしてほしくない、北朝鮮に現状復帰という要求をきっちりしてほしい」という冷静ななかに、本質をついたコメントに、拍手を送りました。 ◆日本人拉致協力者を注視せよ山梨へ講演に来てくれた、荒木和博・特定失踪者問題調査会代表から政府が認定している拉致被害者は15名だが、調査会の調査では公表したのが82名、さらにその後の調査や公表できない方が300名いるとのことでした。 問題は、北朝鮮工作員の仕業はもちろんなのですが、日本人の協力員が確実にいるということを、荒木代表は強調していました。 甲府市から拉致された疑いのある山本美保さんの例でもそうですが、日本人の協力者なくしては、考えられないことです。 ◆韓国と連帯してまた、韓国からの拉致被害者の家族の方の日本語でのアピールでは、朝鮮戦争中に北朝鮮へ拉致された民間人が8万3千人、戦争後拉致されたとして、韓国政府が認定しているのが486名もいるとのことでした。 拉致は、北朝鮮にとって、特別のことではなく、普通のことということが改めてよくわかりました。 ◆世論が政治を動かす政府代表で、安部普三・官房副長官が出席して、挨拶をしていました。 小泉首相や川口外相がなぜ来ないのかと批判されたせいか、会場の熱気に押されたせいか、安部副長官の取り計らいで、翌8日に、帰国者5名が、初めて小泉首相と福田官房長官と会うことができました。 今まで会っていなかったことが驚きであるが、国民パワーが政治を動かした証明ではないかと感じました。 ◆山梨からもさらなる運動を今後、日本政府は拉致をテロとして認めろ、北朝鮮に、船の入港を認めない経済制裁を行えなど、山梨県内の国会議員や地方議会に決議するよう働きかけを行っていきたいと思います。 また、参加者の中から、秋に山梨でも2千人集会を開催しようと呼びかけがあり、今後協力していきたいと思います。 ご興味のある方は、ぜひその際にはご参加ください。 救う会全国協議会のホームページはこちらhttp://www.sukuukai.jp [入会案内]最新更新日2000年03月25日土曜日お問合せ・ご意見・ご感想はお気軽に電子メールへどうぞ 発行制作: 山梨フォーラム・ARI赤池総合研究所 〒400‐0864山梨県甲府市湯田2−6−6 電話055−237−5523FAX055−237−5281 P |
5月14日:5794:直子のフレッシュニュース2003.5月A(5.14) 直子のフレッシュニュース(2003年5月14日) チェアビクスってごぞんじですか? 椅子にすわっての健康体操です。 先月から「歩む会」の高齢者部会で取り組んでいます。 インストラクターの田中真澄先生のさわやかな笑顔と元気につられて体を動かしていくうちに、体がどんどん軽くなっていくようです。 おもに筋肉トレーニングとストレッチですが、わたしたち団塊の世代にこそ体力づくりが必要かもしれません。 今の高齢者よりもっと体力がない上に、忙しく、自分の体は二の次、三の次になっているようです。 あすから毎水曜日(4回シリーズ・有料)午前10時より1時間、中小コミセンで一緒に体を動かしてみませんか?(お問い合わせは「ともに歩む会」へ) 有事法案の審議大詰め けさの朝刊によると、きょう有事法案の修正を巡って与党と民主党の最終調整がされるようです。 昨年の今頃は有事法制をめぐって様々な動きがあり、わたしも国会まで足を運びました。 この一年、住基ネットを巡る市民運動、イラク攻撃反対のピースアクションや憲法キャラバンなど、有事法制と密接に関わっているさまざまな動きに対し、市民の側からの働きかけをしてきました。 しかし、統一地方選では有事法制や住基ネットは争点とならず、逆に手薄になってしまいました。 力不で情けなくなります。 もっと国会を民の声を届くところにしなければなりません。 せめて、地元選出の国会議員のところにあなたの声を届けましょう。 メールで結構です。 ぜひアクセスしてください。 わたしも知り合いの民主党の議員にメールを送りました。 如意谷20階建てマンション建設は市民みんなの問題 5月11日(日)の午後、グリーンホールでみのお産麓保全委員会主催の山なみ景観研究フォーラムが開かれました。 常識的に見てこのような無謀な計画が合法であること自体が不思議でなりません。 法的不備をどう補完するか、法律以外の解決法はあるのかなど話し合われました。 この事実を箕面市民の問題として明らかにし、市民運動を展開していく必要を感じます。 ぜひ、山なみネットのホームページの画像掲示板をごらんください。 現地地質調査の経緯も掲載されています。 http://www.yama-nami.net 萱野新都心ってどんなまち? カルフールの名前がビルの壁面に浮かび上がったのをご存知ですか?いよいよ6月1日の夜に、新御堂筋の上に巨大歩道橋、ペデストリアンデッキがかけられるそうです。 5月18日(日)午後2時からライトピアで無所属クラブ市民懇談会を開催します。 テーマは「萱野新都心はどんなまち?」です。 市の職員の説明を聞き、萱野新都心の模型を見ながら、新都心についてともに語りましょう。 箕面に森田ゆりさん来られる 関西でずっと反戦平和の活動をしてこられた中北龍太郎弁護士の主催で森田ゆりさんの講演会が開催されます。 森田ゆりさんは日本にCAP(子ども虐待防止プログラム)を広めた方として有名ですが、背高女として戦争反対を訴えていることでも知られています。 ぜひ、この機会に森田ゆりさんのお話をきいてみませんか?とき:5月19日(月)午後6:30〜ところ:箕面サンプラザ7階会議室お問い合わせ:072−620−8007 P |
5月14日:2478:二期目の公約 都知事二期目に向けて、石原慎太郎は「東京発、都市革命」をスローガンに掲げ、東京から日本を変えるために、これまでの政策の更なる推進、そして数々の新しい政策を打ち出し、実行していきます。 以下が二期目の選挙公約になります。 ご意見、ご要望等ありましたら、tokyo@sensenfukoku.netまでお送りください。 「東京発、都市革命」東京は、日本の首都であり、「日本の頭脳と心臓」です。 都民のため、国民のため、今日の国家的危機を打開することが使命です。 今日本に必要な真の改革を国に先駆けて確実に実行することで、必ず日本を変えていきます。 これまでの政策を基本とし、さらに新しい政策の苗を育てることで、「東京発の、都市革命」を遂行します。 1安心・安全の確保、都市の再生から始める「都民福祉の充実」警官の増員が一目で分かるレベルにまで警察官のパトロールを増やし、街なかでの犯罪を大幅に減すことにより、安心な暮らしと安全な街を実現します。 さらに、都市を再生させるため、立ち遅れている道路、空港、港湾などの基盤整備を進めることで、都民生活の一層の充実を図ります。 2中小企業の能力を引き出す「新しい銀行を創設」本来の機能を失った金融システムの再生のため、都の信用力を基に負の遺産のない全く新しい銀行を創り、中小企業に生きた資金を提供します。 3都民、国民の健康を損なう「大気汚染を解消」国の不作為により、一向に改善しない大気汚染は、都の権限で国に先んじたディーゼル車規制を実施。 大気汚染と直結している軽油の硫黄濃度もさらに改善します。 4利用者から高い評価を受けている「認証保育所を大増設」都が新しく開始した駅前の認証保育、街なかの高齢者・障害者向けグループホームを大増設。 認証保育所は、国に制度の認知を迫ります。 5これまでの日本にない「まったく新しい大学を実現」頽廃しつくした日本の教育の再建のために都立高校を大改造していますが、合わせて教育革命の表象として都立の大学を一括統合し、まったく新しい大学を作り出します。 6千客万来の「観光都市を実現」波及効果の大きい観光産業を重点的に実施します。 その一つとして、現行法律の中でカジノの大実験をお台場で実施します。 7雇用促進のため、利用者に便利な「職業紹介を都独自に実施」雇用の促進と文化開発のために、雇用情報を集約した「ワンストップサービスしごとセンター」を開設し、都独自に職業紹介を実施します。 8都庁の一層の合理化と「第二次財政再建に着手」組織、定数、外郭団体など都庁の仕事を都民の視線で更に合理化し、併せて第二次財政再建推進プランを策定し、行財政基盤を強化します。 P |
5月14日:4827:日本よ 「日本よ」石原慎太郎2003年4月22発売の産経新聞より転載産経新聞社HPhttp://www.sankei.co.jp/「再選を終えて」今回の都知事選で改めてしみじみ思いだした、亡き司馬遼太郎氏の言葉が二つある。 何度か講演旅行を一緒にした折々に聞いたものだが、一つは、「この国はかつて徳川幕府が崩壊した後暫定的に誕生した太政官制度以来、本質的に全く変わっていない」という慨嘆。 もう一つは、「多くの日本人にとってある種の観念、理念は、実在の現実よりも、現実的なものだ」という、日本ならではの思考における、奇妙で危険な倒錯について。 共産党は今回の都知事選の政策における対立軸は、折から進行中のイラク戦争への賛否だとし、もう一人の候補も私を、「軍国おじさん」と規定していた。 (この問題への私の所見はすでに前回のこの欄に述べてある)そうしたいたずらな論は本末転倒といおうかすり替えといおうか、多くの問題をかかえている首都の行政の舵取りとはほとんどかかわりがない。 故にも必然今回の選挙戦の内容は低調で幼稚なものにならざるを得なかった。 第一、共産党も社民党も民主党も、イラクという危険な存在に地下茎で繋がっている、同じ独裁テロ国家北朝鮮が日本に対して犯してきたテロ行為、多くの同胞の拉致殺戮と、合わせての膨大な量の覚醒剤の密輸入頒布といった事実は、あくまで存在していないといいはってきたではないか。 せっかくの都知事選で据えられるべき政策の対立軸は、司馬氏が言及していた、いまだに本質太政官制度と変わらぬ中央官僚の一方的統制によって運営されているこの国の政治形態を、地方自治体の代表ともいえる東京都が今後国とどうかかわり、対立もしながら、どう変えていくかということに違いない。 個々の重要な問題の中でそれをいかに捉えるかという議論が熱くあったなら、小渕内閣時代に出来上がった、地方への税財源の分与は中長期の問題と棚上げしたままの「地方分権一括法」なる、しかしあくまで歴史的必然蓋然の所産たる法律に、いかに魂をいれるかという論議も白熱化し、都民国民の関心も刺激され国も耳をそばだてざるを得なかったろうに。 しかし選挙の実態は、その意味では不毛のものでしかなかった。 それはひとえに、対立候補を擁立した政党たちの歴史的無知と怠慢としかいいようない。 なかんずく、国政での野党第一党民主党の国会と都議会レベルでの乖離分裂は、この政党の限界を露呈させてしまったとしかいいようない。 大都市の停滞は国家の停滞を如実に表象しているが、それは日本が依然として中央官僚統制国家である限りおおかた国の責任といわざるを得ない。 もはや都民の生命に深刻なかかわりを呈してきた大気汚染や、今では都民の最大関心事となっている、不法入国不法在留外国人による、異形な犯罪の増加による治安の深刻な乱れなどは、他の先進国に比して大甘な自動車燃料への規制、入国管理の杜撰さ、あるいは刑務所、拘置所の絶対的な不足などといった国家の怠慢な不作為に決定的に起因している。 あるいは福祉の分野においても国は、介護保険の中で庇護される者に選択の幅を与える新制度といった歴史的必然の変化を受容しながら、さらになぜ、地方の特性に基づいた福祉政策のヴァリアント(多様性)を積極的に許容しようとしないのだろうか。 働く若い母親の数のもっとも多い地方は東京であり、そうした女性の出産、育児の便宜のために彼女たちの通勤の道程にある駅の前にもうけた保育所を、国はいまだに国の規格から外れたものとして正式に認可せずにいる。 国の規格に沿っての保育所は、大都市における用地の取得の困難さなどからしても設立のコストパーフォーマンスがとてもおぼつかなく、東京には適合しがたい。 好評を博して増設の相次いでいる駅前の大都市型保育所は、まさしく東京の特性を生かした試みだが、国はかたくなにこれを正式に認可しようとはしない。 国の官僚が国家という規模で行政を考えるのは当たり前のことだが、その行政が国家全体におよぶ画一的な規範で発想されたのでは、地方は地方としての特性を無視され踏みつぶされるということになりかねない。 それは地方分権の時代を無視した驕慢な、まさに太政官制度的発想でしかない。 あるいはまた、地方で行われる国の直轄事業、たとえば国道の補修等でも地方はそのおよそ三分の一の経費負担を強いられるが、東京を走る国道のどこをまず直すかという選択は一方的に国が決める仕組みで、地方自治体が国より精通している地元の交通事情にかんがみて場所を指定することが不可能というような事例も、もはや驕慢な不公正としかいいようない。 こうした、「依らしむべし、知らしむべからず」という尊大な国家の姿勢こそが、実はこの国そのものの能率を低下させ、国民に過大な負担を強い、ひいては国力を喪失させつづけているのだ。 司馬氏が慨嘆していた、こうした百余年不変の中央集権国家としての体質が、普通の市民と本質的に異なる価値観と発想を抱いてはばからぬ官僚という特殊な種族、ちなみに彼らには普通の市民が身にしみて心得ている金利という観念が全くないし、時間の無駄というコスト感覚も欠落、手がけた事業の結果への保険、保証という発想も全くない。 そして一生、失業保険をかける必要もない。 国家の行政が質的に不変のままこうした人間たちに維持されていく限り、そしてそれを、逆に彼らに使役されている国の政治家たちがその抜本的な改修に本気にならぬ限り、地方によって合成されている国家の不幸はきりなく続くことになる。 P |
5月14日:4935:日本よ 「日本よ」石原慎太郎2003年5月4日発売の産経新聞より転載産経新聞社HPhttp://www.sankei.co.jp/「核外交というきわどいゲーム」かつて議員だった頃外務省のある高官と議論した際、私が外交の神髄とは徹底したゲーム感覚だといったら相手がそれは大層危険な認識で、それに徹すると外交という機能の中から大切な心の問題が疎外されてしまうと咎めた。 しかし、外交という国益を踏まえた交渉にとって大切な心の問題とは、そも一体何のことなのか。 人間が行うことである限り何事も心遣い無しにあり得まいが、何よりも必要な心遣いとは国家の利益をいかに主張し守るかということだろう。 件の外交官のいう心の問題とは要するに善意とか友情といった美しい範疇の心遣いのことらしいが、彼らが外交交渉の当初から相手にもそれを期待してかかる限り、むしろそれこそが危ういことに他なるまいに。 国家間に確保されるべき友情とか善意というのは、一つの交渉が妥結した後にこそかもし出されるものであって、ことの初めからそれを期待してかかるというなら大甘というよりない。 日本にとって極めて厄介な、というよりすでにその悪意がさまざまな形で露呈している北朝鮮という国との日本の過去のかかわり方を眺めれば、何よりもそれが証し出されている。 そして、われわれが過去に外交としては極めて稚拙なやり口で付き合ってきた北朝鮮が、外交において実はいかなる原理、方法をかまえる国であるかは、今回の核保有を巡る彼らのアメリカとの交渉の過程を眺めれば如実にわかる。 私は数あるゲームの中でポーカーというカードゲームが好きだ。 互いの思惑を読み合い、その上で芝居もしてみせ、手持ちの札によってはブラフ(脅し)をかけたり弱気を装ったり、逆にそんな相手に騙されたふりもしたり、相手の心理を探ったりすかしたりするしたたかなゲームだが、何よりも外交の神髄に繋がるところがある。 北朝鮮の核保有をめぐってアメリカがテーブルにつくまでの経緯と、その後の第一回のアメリカ、中国、北朝鮮三国の会談の内容を眺めていると、それぞれしたたかなポーカー打ちのゲームを眺めるようで興味が尽きない。 もちろん北の核は日本にとって国の安危にかかわる深刻な問題だが、この交渉をゲーム感覚で眺めなおすと、ポーカーの打ち手の優劣が見え見えで結果は知れているような気がする。 第一に、北に対してアメリカが手にしているチップ(賭金)は膨大でアメリカは相手のコール(要求)に応えて逆にいくらでも賭金を上げることができるが、北には手持ちのチップにそんな余裕はとてもない。 アメリカは十分にそれを見透かしていてわざわざこんなゲームに応じなくとも北朝鮮は間もなく経済は破綻しつくし、あのグロテスクな政権は野垂れ死にすると見越している。 ただ日本や中国が北との付き合いの中でのそれぞれ「心」の問題にかまけてい、中でも一方的な被害国である日本なぞは当然行うべき経済制裁すら行えずにいる。 一方、中国の北朝鮮への思惑はその領土の実質支配であって、アメリカはそれを見通して、基本的には北朝鮮の問題を中国に丸投げしてもいいという魂胆でいる。 そこが対イラクとは根本的に異なるアメリカのスタンスだ。 ただその場合、韓国がその民族意識からしてそれを許容できるかどうか。 一方韓国の隠された本音は、ドイツのような力量ある国ですら半世紀間低能率な社会主義に飼い慣らされてきた東ドイツを合併したことで被った経済的被害を眺めれば、これから何かのはずみで南北の合併が成立したりした時に自らを襲う経済的打撃を思えば、これは民族意識をも超えた深刻な問題に違いない。 日本もやがてこの核の、ポーカーゲームに参加を余儀なくされるのだろうが、今はまだ観客の椅子にいる限りこの外交ゲームを冷静に眺める手立てとして、右のことがらは心得ておくべきだろう。 それにこのゲームの主催者たるアメリカは相手のブラフや恫喝の手の内をとうに把握している。 が、北朝鮮の核保有の戦略的、戦術的可能性がはたしてどれほどのものなのか、つまり彼らが保有している、あるいは保有しようとしている核兵器やその運搬手段たるミサイル等の性能の詳細正確な情報を、怯えきってアメリカのスカートの陰に潜りこもうとしているパートナーの日本にそっくり伝えることはまずありえない。 日本がいたずらに怯えれば怯えるほど、アメリカにとっては都合のいいゲームの相棒たり得るのだから。 ということも、外交という非情な共同ゲームの原理の一つに他ならない。 互いに国益をからめて行う外交という勝負の中での唯一絶対の原則はただ一つ、信じられる者は自分自身しかないということだ。 それを率直端的にいって憚らなかったのはチャーチルだった。 彼は第二次世界大戦の最中に、英国にとっての仮想敵国があるとすればどことどこかと問われてたとえ今ともに戦っている同盟国であろうとも、英国以外の国はすべて仮想敵国だといってはばからなかった。 プロと自惚れる日本の外交官が口にしたがる外交における「心」の問題とは、彼らの甘い妄想とは逆に、すべてが不信や猜疑とはいわぬが、あくまでまず国益へのあるべき固執がもたらす他者への怜悧な非情さに他なるまい。 ということを、例えとしては卑近に過ぎるかもしれないが、ポーカーというゲームになぞらえて今回の北朝鮮の核保有問題のかけひきを眺めなおしてみると、そのえげつないまでのやり口を見るにつけ、しみじみ直截に覚えることができる。 過去の日本の外交に、その場に積まれたポットの数はたとえ少なかろうとも、勝負の相手が思わずうなって膝を叩くような勝負の例があっただろうか。 P |
5月15日:23319:久喜市にある変なものの写真館 いのまた和雄トップページへ『声と眼』・議会活動のページ『声と眼』総目次へ市民活動のページへいのまた和雄のメッセージ 久喜市にある“変”なものの写真館 特選・とびきりの変なものはこれ A.間違い字のまま直されない看板。 久喜駅東口B.オリの中に一人たたずむ元代議士の像、または立入禁止の庭園。 栗原4丁目の葛西用水脇C.1億円の無駄遣い「ときの塔」。 久喜駅東口広場D.一晩中、誰一人通らない歩道橋に、ブラックライトの星座模様。 青毛小学校前の歩道橋E.どこにもつながってない点字ブロック。 青毛堀にかかる吉羽大橋F.花の咲かない「バーベナ通り」、または埼玉県が砂利で埋めてしまった花壇のある歩道。 青毛1丁目〜、県道幸手久喜線G.この交通標識、まだ使ってましたっけ?南1丁目H.不思議な歩道。 久喜市古久喜I.最近、市内に増えている、この白い旗。 市役所第3駐車場J.このぼろぼろの旗、さて、ここはどこでしょうK.真っ白けの交通標識って、はじめて見ました。 県営青葉団地入口L.「ときどき手動」になる自動ドア。 久喜市役所南側入口M.「広告募集」という広告。 効果のほどは…。 県道春日部久喜線、JRの踏切脇N.住宅地の真ん中に「ハンターのみなさん」への、コワ〜イ注意書き。 青毛の住宅地近くO.空中に浮かぶ蛇口から、流れ落ちる水。 中央2丁目、JR沿いP.制限速度10qの古〜い標識。 北2丁目【市内、S氏からの投稿】Q.知らない人を迷子にさせる道案内標識。 幸手久喜県道・吉羽【市内、S氏からの投稿】R.県道も禁猟区です。 幸手久喜県道・青毛【市内、S氏からの投稿】 どこの町にも、良いものの写真はたくさんあります。 久喜市でも「ふるさと百選」の写真展が開催されたり、『広報くき』にも載っています。 でも、「変なもの」の写真は、公的な場にはなかなか出てきません。 実際にはたくさんの人が“変だ”と思っていても、何となく見過ごしているか、行政はあえて無視していることが多いからでしょう。 それで、『久喜市にある“変”なものの写真館』を開設しました。 私の独断と偏見で選んだ、“変”なものです。 異議申し立てがあるかもしれませんが、ご容赦の程を…。 なお、あなたが“変”だと思ったものをお知らせください。 できれば、写真とコメントを送っていただければいいのですが、場所だけ教えていただければ、私が取材に行きます。 R.県道も禁猟区です幸手久喜県道・青毛掲載日2003年5月【市内、S氏からの投稿】県道久喜〜幸手線の青葉2丁目側、常楽寺入り口のT字路です。 ファミリーレストランの前の植え込みの中に「禁猟区」の看板が。 当然「禁猟区」だから、間違いではありませんが、なんか“変”だなあ。 その同じ場所の、県道を挟んで反対側には、昔はやった、『横断中』の旗を入れていた人形型の箱が、哀れにも色あせ、壊れたまま、今も置かれています。 これが“変”だという理由は、ここには、横断歩道はないんです。 何でここに設置されていたんでしょう。 横断歩道は、もっと東寄り(この写真の右側)20mほどの所にあります。 Q.知らない人を迷子にさせる道案内標識幸手久喜県道・吉羽掲載日2003年5月【市内、S氏からの投稿】県道久喜〜幸手線、吉羽側、焼肉の安楽亭吉羽店前の植え込みの中に設置されている道路案内板。 ここはれっきとした「吉羽」なのですが、この道路案内板だけが「青毛」と書かれています。 何ででしょう。 不案内な人は迷子になってしまうかも…。 しかも、この標識の柱にある《←久喜方面》というのは「この先は久喜です」という意味でしょうか。 ここだって、十分すぎるくらい「久喜」なのに。 P.制限速度10qの古〜い標識北2丁目掲載日2003年5月【市内、S氏からの投稿】:県道幸手久喜線から、パークタウンに入った所、けやき公園附近の植え込みに、制限時速10Kmの標識があります。 当然のことながら、この制限速度を守って走っている車は一台もありません。 車を運転する人ならわかりますが、10kmで走行するというのは至難の業ですよね。 この道は、以前は本当に“制限速度10km”だった時期があって、本当に取り締まっていたんでしょうか。 見た目でもわかるとおり、かなり古そうな標識が残されてしまったものと思われます。 まさか、今も有効じゃあないでしょうね?…とは思いますが…。 O.空中に浮かぶ蛇口から、流れ落ちる水中央2丁目、JR沿い掲載日2003年3月知っている人は知っている。 つくば万博で、どこかの国が展示したものを、市内のある方がもらい受けてきて、ここに設置したものです。 当時、「水の大切さを知るために」という趣旨だそうです。 でも、「日本では水はただだ。 空気から合成して、湧いて出るかのように、いくらでも使い放題。 流しっぱなしでもなくなることはない」という意味だ、という皮肉な受け止め方をした人もいました。 この不思議な蛇口のトリックは、現地へ行ってみればすぐにわかります。 もっとも、最近は、電気代の節約のためか、水がとまっていることもあるようです。 N.住宅地の真ん中に「ハンターのみなさん」への、コワ〜イ注意書き青毛の住宅地近く掲載日2003年3月この2枚の写真の地点は50mも離れていません。 後に見える住宅は同じ建物です。 こんな所に、「この附近に人家等があります。 狩猟に注意しましょう」なんて…。 どうして? M.「広告募集」という広告。 効果のほどは…県道春日部久喜線、JRの踏切脇掲載日2003年3月「広告募集」という広告です。 もう何年間も、このままになっているということは、一向に「広告募集」の広告の効果もなく、広告の応募はないようです。 ここに出した「広告」の効果がないことをみずから証明してしまっているんですね。 何のために出しているんでしょうか。 お役所というものは…下の記事と写真を掲載したのは昨日=3月5日の夜。 今日、6日の朝は、そのままだったのですが、夕方、4時半過ぎに、このドアを出るときには、もうこの貼り紙はありませんでした。 市役所の財政課で、何とかしようと思っては1 |
5月15日:10068:ゆう子のつぶやき(2003年2月) トップページに戻るひとつ前に戻る メールはこちらへ 2003年5月5月14日(水)子どもの高校のPTAの総会、歓送迎会に参加しました。 子どもが高校生ともなると働いているお母さんがほとんどで、そんななか、みんなで時間をやりくりして、しかもほとんどの方が3年間、役員を続けられているので、「子どもといっしょに卒業します」ということばに、とても深い思いがこめられているなあ、と感じました。 私もあと1年。 すてきな仲間を大切に、活動していきたいと思います。 5月13日(火)久しぶりに新日本婦人の会の班会に参加しました。 会社が火事になってしまった方がいたり、しばらく綾瀬を離れる方がいたり。 みなさんたいへんな生活を抱えているのに、たくましくて輝いている姿に、とてもはげまされます。 5月12日(月)「有事法制」が国会で大詰めを迎えています。 阪神大震災以来、「危機管理」の大切さがみんなの共通の思いになっていて、そこに北朝鮮問題等への危機感があおられて、着々と準備されてきたというのが私の「有事法制」の受け止めです。 落ちついて見てみれば、震災への備えはいっこうに進んでおらず、一方、北朝鮮の「脅威」は現実的には吟味されていない。 それなのに、雰囲気だけはみごとにつくられ……。 どうか、戦前の「国家総動員法」や「大政翼賛会」のことを思い起こしてほしい。 みんなで戦争に向かってつっぱしっていった時代のことを……。 5月11日(日)ドリームプレイウッズの運営委員のみなさんといっしょに、横浜の片倉うさぎ山公園の視察に行ってきました。 プレイパークの「公園」とプレイウッズの「森」であることの違い。 いまのプレイウッズにはウッズの良さを生かして、ほかにも場所を確保してプレイパークもつくりた〜い、と欲張りにも思ってしまいました。 プレイリーダーのおとながつくことで、工具を使ったり火を使ったりと、遊びの幅が広げられると改めて感じました。 ご説明くださったうさぎ山の運営委員の方は10年も前から公園の一角で子どもの遊びの場づくりを実践されてきていたとのこと。 粘り強く取り組んでいこうと思います。 5月10日(土)子どもの高校のPTAの会議に参加しました。 20周年の記念式典の準備が進んでいます。 できるだけ生徒たちに還元したいとの考えで予算を使ってくださろうという姿勢にはとても共感していますが、その用途が下駄箱と長年壊れている時計の修理……。 「本来、県費で対応すべきものですが、県の予算が厳しくて……」との校長先生のことばに、あらためて、教育費を削り続けている県の姿勢にいきどおりを感じました。 こういう状態が「当たり前」になってしまわないように、との発信を続けていかなくてはと思います。 5月9日(金)選挙後初めての議会、5月臨時議会が開かれ、委員会の所属や人事などが決まりましたので、その詳細をお知らせいたします。 審議会・協議会の問題では、議員が参加しなくなるのなら、「開催日程・議案資料・議事録等をきちんと配布すること」を要求しています。 同時に、長年要求してきた「会議の公開(つまり傍聴)」も。 こういったことが保障されるなら、ずいぶんの前進だと思います。 市側がどのような答えを返してくるか。 また他の議員の方がそれをどう受け止めるか。 すでに、市側との中を取り持つような動きをされている方が見受けられるので、結局はうやむやにされてしまうのではないかと警戒しています。 5月8日(木)会派代表者会議が昨日、順調に終了したので、きょうはポッカリ予定があきました。 事務所の片づけと同時に、この間、たまりにたまって物置いっぱいになってしまっていた資料等の整理をしました。 ずいぶん片づいたなあ、と思いながらもまだ道半ば。 新たな4年間を受け入れられるスペースを、早く確保しなくちゃ! 5月7日(水)他会派のみなさんの構成がわかり、会派代表者会議で、あらかたの委員会構成などが決まりました。 2名の日本共産党綾瀬市議団、保守系無所属の方の会派が8名、3名、3名の3会派、それに4名の公明党。 元議員の方1名と新人の方3名が、会派を組まずに、それぞれの立場をつらぬかれるとのこと。 それぞれの会派、議員のみなさんが、議案等に対しどんな対応をされるか、今後を見守りたいと思います。 少しでも、同一歩調をとれる方がいらっしゃるといいなと期待しながら。 正式な資料が配布されたら、またお知らせしたいと思います。 5月6日(火)選挙後初めての登庁。 ずいぶん顔ぶれの変わった新しい議員のみなさんとの顔合わせでした。 さっそく問題が勃発。 市が広く市民の意見を聞くためなどに設けている審議会・協議会に参加する議員枠のこと。 前年度、議会でずいぶん時間をかけて協議し、それまで議員が参加していた26の会議のうち、引き続き議員の立場で参加したほうがよいもの13にセレクトしていたはずなのに、なんの説明もなく、それがさらに7つに狭められて出されてきたのです……。 あまりの乱暴さに、まずきちんと説明を受ける場を設けることとなりました。 ご存じでしょうか。 議会の場にかかる案件というのが、もう最終決定の段階でしかないという現状を。 せめてまだ変更の可能性のある段階でかかるのが審議会・協議会なのです。 「計画段階からの情報公開を」と求めてきましたが、もっともっと声を大きくしていかなくては。 なんだか逆行する雰囲気を感じて、多難な4期めの出だしとなりました。 5月5日(月)選挙が終わって1週間。 ちょっと疲れが出てきています。 事務所の片づけと同時に、これまでの3期12年にたまった書類等の整理もぼちぼち始めています。 これからの4年間をより実りあるものにするため、すっきり整理するところは整理して始めたいと思っています。 と言いつつ、ああ、これも課題、あれも課題と、書籍を買い込んでしまった昨日でした。 5月4日(日)選挙期間中、お世話になった宣伝カーを返却に伺いました。 数えてみたら、1週間の間に、ほぼ300回の街頭演説をしたことになります。 右へ、左へ、まっすぐに、と手振りで指示し、停車できそうなところがあると停まって車から飛び出て、演P |
5月10日:4577:今選挙のポイント7 ★ポイント7;HP断固活用の歴史的意義今回の選挙でHP活用したのは戸田ひとりだけだった。 しかしそうであっても、総務省・選管のHP規制を真っ向からブチ破る実戦が、統一地方選挙の最中にこの門真市で、「アクセス数断然日本一の市議HP」で行なわれたる意義は大きなものがある。 「選挙運動へのHP解禁」をお上がしてくれるのを受動的に待つのではなく、先制的攻勢的にHPの自由な活用を実戦して前例を作っていく闘いを、電脳突破党・電脳キツネ目組の宮崎学が初めて国政選挙で切り開き、志賀町議の砂川クンが後に続き、門真市議の戸田がダメ押しをしたというだ。 3月段階で「戸田の圧勝再選」という言葉が扉ページにあるのは公選法に違反する、とクレームを付けてきた門真市選管は、その後はるかに過激にステップアップさせたのにとうとう何も言ってこなかったし、警察も含めて何の動きもなかった。 戸田の完全勝利である。 こういう闘いが、2003年4月の門真市議選で行なわれて勝利したということは歴史的な意義を持つ。 今後お上による「選挙活動へのHP解禁=新たな規制」がなされた時にHP活用の自由を争うのに格好の実例となり、今までの「懲罰回数日本一」と、「カバン禁止のバカ規則」とかの恥さらしではなく、初めて世の中のためになる「門真市議会での実例」が生まれたわけで、大変お目出度いことだ。 戸田のようなHP積極活用というのは、選挙に有利かというと、実は現状の門真市では、票を集めるのには全然有利ではない。 HPに要する労力と集票効果の収支は全然釣り合わなくてむしろ大きなマイナスだろう。 HPを見て増える票は現状ではおそらく数十票から100票程度でしかなく(門真市ではまだまだHP活用市民が少ないから)、その反面で後援会づくりや支持者回り、種々の会合運営、通常の選挙準備に割くべき労力が削られている。 だから全然まともな選挙体制を組めずに極少数有志でやるしかなくなってしまう。 票換算すれば数百票分のマイナスではないかとさえ思える。 おまけに公選法弾圧の対策にまで神経を使わなければいけなくなる。 スタッフの作業負担も大きい。 戸田のHP活用は「抜けがけで得をする」のではなく、「圧倒的少数で損をする」ことを承知の上で、それが民衆の自由と権利の前進に役立つと思うからやっていることである。 「HP活用したからトップ当選できた」という誤解が広がることは別に悪いことではない。 「じゃあ自分もやってみよう」という人が増えることは結構なことである。 同時にまた、宮崎学・砂川クン・戸田と切り拓いてきた自由によって、これからの人が格段にやりやすくなったことは事実であり、そしてまた「トップ当選した戸田」ということで興味を持った人が戸田HPを初めて見て刺激を受けることで、門真の地域社会の中での戸田HPの影響力が今後高まっていく、という波及効果も確かにあるだろう。 IT後進地域の門真市でも(松下電器の城下町だと誤解している人達には意外だろうが、これが真実)、これから様々な議員や市民・団体のHPと掲示板が賑やかになっていくことだろう。 HPという公開の場での情報や意見の交換という習慣が広がることが地域社会の風通しを良くして、地域を良くするための重要な要素である。 最後に付け加えると、戸田HPの選挙積極活用という実例は、少なくとも戸田HPを見ている門真の人々に、「お上の規制」といっても自分の信じるところがあれば全然恐れることなく立ち向かっていいんだ、という実例を目の前で示したことにもなる。 せっかくHPを作っても「公選法の規制により選挙期間中は更新を停止します」とか恭(うやうや)しくお上の言いなりになっている人達のおかしさもよく分かっただろう。 「闘いなきところに権利なし」、「権利は闘い取るものだ」という歴史の格言を多くの人々にかみしめてもらいたい。 ところで「門真市PTA協議会HP」↓http://village.infoweb.ne.jp/%7Efwkd1755/pta.htmでは、「地域のこと学校のこと何でも書き込んでください」という掲示板↓http://bbs2.sekkaku.net/bbs/pta0874.htmlに、議員が書き込むことを禁止したり書き込んだら削除するという、「市民と議員の対話や情報交換」をわざわざ妨げるようなことをいつまで続けるつもりなんでしょうかね。 ここらあたりが「いかにも門真な話」なんです。 この件について詳しくは、「ちょいマジ掲示板」過去の記録〜今年の2/16〜2/21あたりを見て下さい。 http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/tmp/hozonkiroku.htmhttp://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/tmp/03-2.htm P |
5月10日:4542:今選挙のポイント6 ★ポイント6;一般市民に見える活動の効果。 新人必勝法は今回の選挙では一般市民向けのビラが得票に大きな効果があることが立証された。 選挙の前だけきれい事を書いて郵便受けに入れていくようなものではなく、候補者本人が作成し、継続的に街頭で配布していけば、必ずそれに共感を寄せる市民が現れるはずである。 門真の場合、あまりにも「広く一般市民に訴える」候補者がいなさすぎる。 戸田と共産党だけと言っていいほど、他がなさすぎる。 「選挙に出る」と言えば、地縁・血縁・業界の縁を頼って「お願いします」と頼み歩いて名簿を作るだけでは、あまりに芸がないし、これからの時代には通用しない。 仲間内ではない人前で自分の見解を語ったり討論したりできないで、ビラ原稿のひとつも自分で書けないで、何で議員になろうと思うのか、その方が不思議である。 2回目挑戦で前回より703票増ながら落選してしまった水谷さん。 もし水谷さんがこの4年間にビラを作って駅立ちなどしていれば、最下位の湯川さんとの105票の差など簡単に逆転できていたはずである。 4年間と言わずこの半年間だけでもやっていれば絶対当選できたのに。 与党市議を5期経験した湯川さんや、自民党そのべ一成氏の懐刀とも選挙参謀とも言われた佐藤さんは、全く旧来型の選挙で当選を果たしたが、そのような旧来型の人脈を頼れない、もしくはそれのみでは不足な新人は一般市民に訴えるビラを作ったり街頭演説をしたりして集票するべきなのである。 議員になろうかという人間がビラも作らず、駅にも立たない、こんな手抜きをしているのは門真だけといっていい。 守口でも寝屋川でもどこでも、ビラは作れないとしても最低駅立ちだけはやるものである。 ここらへんにも門真の「ぬるま湯の中の蛙」ぶりがよく出ている。 実に情けない話だ。 戸田のポリシーが変わらず、市長退職金問題や派遣議員報酬問題、情報隠し問題、合併問題等々、課題がドッサリある以上、戸田の闘いが次々に進展するから、次の選挙でも「ぶっちぎりトップ」の再現は別としても、戸田の上位当選は揺るがない。 同時に公明党全候補の上位当選も残念ながら揺るがないだろうから、その結果として、実は当選ラインが下がるのである。 (前回最下位が1313票、今回1011票で1100〜1200票台に4人の当選者あり)というのは、新人には有利ということ。 地元青年・女性が同窓生やサークル仲間その他の地元人脈を基礎にして(=従来は他の議員に回っていた票や棄権票を集め)、それにビラや演説で一般市民票を上乗せすれば1300票台への到着を目指せば、当選することは容易なことである。 門真に来て7年めで友人・知人の名簿票と言えば80票程度しかなかった戸田でさえ1313票取れたのだから、地元人間や門真で長い人が一念発起してみんなで頑張ったら、票基盤が狭いとか拡大の望めない保守系議員に競り勝って当選することは十分に可能なことだ。 「門真を門真の住民の手で良くしていこう」という動きに対して、合併はマイナスでしかないことが、選挙の想定からもまた明かではないだろうか。 「門真を良くしていこう」と思う人々は、議会や行政と住民との距離を広げて手が届きにくくする門真守口合併にぜひ反対の声を上げて欲しい。 合併してしまえば、新たな市議選をすぐにやるにしろ最大2年延ばしてやるにしろ、圧倒的に組織票を持った者および現職議員が有利になる。 現状の両市合計議員58人が法定上限数としては38人で20人減、同規模人口他市並にもっと削るべきだとなって35人から30人程度にされるだろうから、当選ラインも1.5倍以上高くなるだろうから、2000票程度必要となる。 2000票台と言えば、今回の選挙で上位4人しか獲得せず、前回でも上位5人しか獲得していない票だから、いかに一般市民にとってハードルが高くなるか分かるだろう。 実力ある市民派や革新派・改革派はある程度残るとしても、企業票や宗教票に乗った、行政チェックに不熱心で行政ベッタリの組織集票型議員の割合が今以上に高くなるのは目に見えている。 (特に公明党は議席比率で楽に30数%になるだろう。 〜現在の日本一は門真市議会の28.6%)議員の人件費は減ってもはるかに大型になる税金の浪費を今以上の多数決のカベで全然防げないのでは、市民にとって大きなマイナスでしかない。 ●これから「地元市民派議員」になろうとする人やそれを生み出そうとする人々は、「一般市民に訴える」内容と訴え方を磨いて欲しい。 駅立ちやビラまきをするようにして欲しい。 そして門真守口合併にも「市民に手の届く行政・議会」という観点からも反対運動に入って欲しい。 そういう運動の積み重ねが、万一合併を強行されたとしても合併市の市議選で勝利する基礎体力になるし、ましてや住民運動の先頭に立って合併を阻止できたとなれば、大きな実績として市民から高く評価されるだろう。 P |
5月10日:4254:今選挙のポイント5 ★ポイント5;市長らへの高額退職金プレゼントに市民が怒る!行政や議会の関係者にとっては当然至極に思えることで、一般市民にとってはトンデモないケシカラン話というものがある。 行政や議会の関係者にとっては市民に隠しているつもりはなくても、一般市民にとっては全く知らされておらず、知らされて初めて驚き怒るというものがある。 そして市民は何党支持であっても、政治家や役人の特権的な甘いミツには敏感に怒りを感じるものである。 「市長・助役ら特別職への任期4年ごとの退職金問題」がまさにそれであり、行政・議会関係者は「4年ごとに市長2070万円、助役1428万円、収入役・教育長・水道管理者で900万円の退職金」を、「高額であるとも問題であるとも全く思っていない」のであり、「そういった自らの感覚が市民とかけ離れているとも思っていない」のである。 まさに「役所や議会の常識は市民にとっては非常識」という言葉を地で行っている状態なのだ。 今回の選挙演説で、戸田が最も多用したのが、この「市長らへの高額退職金問題」であり、市民の食いつくような反応ぶりに戸田の演説も磨きがかかり、終盤には「たった4年間で市長には2000万円、助役には1400万円もの退職金プレゼント問題」として(「プレゼント問題」という言葉が、その異様さ・特権的甘いミツぶりを強烈に印象づけられる)、その廃止(大幅削減への見直し)を訴えまくった。 それ自体としてのみならず、門真市行政の体質やそれを受容する議員達の体質をよく示す格好の実例としても、こういう連中が進める「行革としての合併」のウソっぽさを示す格好の実例としても、話のマクラとしても締めとしても、大いに使わせてもらった。 時にはこの高額退職金にまだはっきり反対を示さない共産党との「差異化」を示すためにも。 (ちょうど前回選挙で「共産党も議員出席手当に反対しないから市民派が必要だ」と訴えたように。 ・・今回はあまり多くはしませんでしたけどネ)戸田の3106票は、「こんなバカ高い退職金プレゼントには反対だ、という市民の意思を示して欲しい。 これをやめさせるのは戸田しかいません」との訴えに強烈に賛同しての投票でもあることを、東市長も4会派も共産党もしっかり受け止めておかなければならない。 さて、「一事が万事」という言葉や「氷山の一角」という言葉があり、「一点突破全面展開」という言葉がある。 「市長らへの高額退職金プレゼント問題」をどう捉えるのか、どういう対応を取るかが、市長や役人・議員の「市民度」を測る格好のリトマス試験紙であり、これをどう削減させていくかが活動家としての技量試験である。 「絶対多数の議員と役人に守られた(現状では共産党でさえやめさせようとしない)特権プレゼントを、絶対少数(今はたった1人!)の議員がどうブチ破っていくか」が、まさにこの闘いのダイナミズムであり醍醐味であるが、そのポイントは「大義名分を打ち立てて相手を道義性無き少数派に転化させること」、そのために「相手の支持基盤大衆に訴えて突き上げ揺さぶりを図ること」にある。 そしてこの退職金プレゼント問題に関しては、戸田と賛同する市民が絶対的に有利で勝利は間違いないのである。 なぜならば、自民党支持者でも公明党支持者でも、どんな支持者でもほとんど全ての市民は、こんな退職金プレゼントの事実を知れば絶対にこれに反対するし、議員や役人・市長の誰もこの退職金プレゼントを市民に納得させられないからである。 彼らが言えることといえば、せいぜい「条例に基づいている」、「全国どこでもやっている」「府下ではそんなに高い金額ではない」などであり、かえって市民の怒りを買うだけの話である。 まずは共産党が反対に同調するだろう(しなければ支持者の突き上げをくらいだろう)4会派は例によって握りつぶし(反対要望無視)するだろうが、それによって市民の不信を買って墓穴を掘るだけである。 (議員出席手当と同様に)戸田はこれに「派遣議会の議員報酬のゼロ化」も重ねていく。 「必要性のない、なしでもやっていける浪費手当を廃止しよう」ということであり、廃止を求める改革派とこれにしがみつく特権守旧派とを識別して各個撃破を図ってゆく。 「行政改革」という言葉を使いながら「市民には負担増、自分たちは特権維持」という得手勝手な連中を掣肘していくことなしに、本当の改革はあり得ない。 常に相手に改善課題の突きつけを行なって、その対応ぶりを広汎な市民にさらして世論形成・多数派形成を図ること、これが「道義ある少数派」の闘い方である。 P |
5月10日:4562:今選挙のポイント4 ★ポイント4;従来型集票網から離れた自立型有権者の登場(戸田仮説の実証)従来の門真の選挙集票戦術の圧倒的主流は、「地縁、血縁、業界縁、宗教票と拝み倒し依頼」といったドロドロしたものであって、政策や主張による有権者の自立的判断はわずかなものであった。 門真の多くの有権者にとって、4年に1度の選挙シーズンだけが有権者として議員候補の上に立てる時であり、その時に地縁・血縁・業界縁と「どの候補者陣営がどれだけ頭を下げて自分の所に頼みにきたか」が投票の判断基準であることを、現職議員として多くの人々の声を聞く機会のできた今回の選挙戦で、戸田も知ることができた。 そういう門真にあっては、「いくらいいことを書いたビラを配っても、それで声援する人があっても、票としては当てにならないよ」、ということを再三言われてきたし、戸田としてもそれに対する反論根拠は自分の直感以外にはない状況だった。 (要するに確たる根拠を示せないということ)「市民運動不毛の地」と言われてきたこの門真で、・キチンとした主張や活動を受け止めてくれる人はどれだけいるのか、・一定数いたとしても、それらの人々はどれほど投票に行くのか、・投票に行くとしてもその数は十分な数か、・それらの自立思考的人々は、自分は行くとしても他の人の巻き込みは弱くて結局は従来型選挙に数で押されてしまうのではないか、というような疑問、批判が「従来の門真の現実」をよく知っている人ほど湧いてくるのは無理からぬことであった。 戸田が保持してきた仮説は以下のようなものであった。 1;この門真では「市民派議員」を優は3人は誕生させるだけの「潜在需要」がある。 (これは前回選挙戦の時から感じていた)2;キチンとした主張や活動を受け止めてくれるそれなりの人数が存在する。 3;たとえ字がビッシリで読みにくくても、内容がキツくても、戸田の通信のファンはそれなりの人数が存在する。 4;自立した戸田支持者は、「従来型集票網」からそもそも漏れているか、入っていたとしてもそこからの影響には左右されない人々だから、いわゆる「口コミデマ」や怪文書が影響力を持たない。 また、「戸田が挨拶にも来ないからもう支持しない」と短絡的に反発する人よりも「来るヒマが取れないほど活動に頑張ってるんだろう」と理解してくれる人の方が多いはずだ。 (もちろん顔出しして話をしたほうが良いのではあるが)5;駅ビラで激励してくれる数人の背後には数十人から百人単位の支持者がおり、例えば門真市内各駅通勤者平均100人、5駅で500人以上の支持者がいると考えてもおかしくはない。 6;戸田の通信内容からして、固定的な通信配布世帯が1万世帯・有権者約1万8000人分あるならば、そのうちのわずか5%=900人程度は支持者になってもおかしくない。 市内の振興住宅2000軒有権者3600人で180人の堅い支持者がいてもおかしくはない。 (配布のための労力が継続できてこそだが)7;一般的なアンケート結果として、候補者選択の理由のトップは「広報を見て」と「ポスターを見て」である。 (演説は別として車での連呼はゼロに等しい)とすれば、良くできたポスターや広報で200票程度発掘したとしてもおかしくない。 8;聞くに堪える演説をする人がほとんどいない門真で、しっかりした演説を重ねれば数百票は発掘ないし固めることができると見てもおかしくない。 (そのためにしっかりした音響設備と宣伝体制、人目を引くスタイルなど)9;門真市民の7割程度は日常感覚として公明党勢力が大嫌い。 (圧迫感、うっとうしさ)。 この公明党勢力や、「まともな話が通じない門真の体質」をズバズバ批判することが支持者を増やすバネになる。 (「勇気ある発言」への共鳴・共感)今回の大勝利は、以上の仮説が概ね正しかったことを実証できたと言ってよいだろう。 門真に来てわずか11年。 何の地縁・血縁もなく、いわゆる地元団体や業界のバックアップもなく、(情けないことだが)ちゃんとした後援会組織も作れないまま、事務スタッフと極わずかに結集する支援者、地元票わずかの連帯ユニオンの応援のみの、市民派一匹狼議員が空前の6.51%の得票率で3106票を得られた、という事実がそれを示している。 ●「従来は人に頼まれた縁で他の議員だったが、戸田の活動や通信に共鳴して戸田に投票した」という声を多く聞いている。 門真でも個人として自立的に思考し投票する有権者達が一定の大きな固まりとして、それも劇的に急浮上してきた。 門真でも市民の新時代が始まったのだ。 次回も戸田が選んでもらえるかどうかは戸田の努力と状況次第だとしても、「従来型集票網から離れた自立型有権者の増加傾向」はもう後戻りしないだろう。 それが時代の流れというものである。 P |
5月10日:3527:今選挙のポイント3 ★ポイント3;合併反対6議席、合併早期推進11議席、ならば合併は?今回の選挙の重大要素である門真守口の合併問題に関して、候補者の広報での主張別に分類すれば以下の通りである。 現実に(市民置き去りの形で、公明党ら与党4会派主導で)進行している門真守口の合併協議について、賛成・反対をはっきり言わなかったり、ましてや全く触れないというのは市議候補者として無責任の誹りは免れないが、見方によっては「何が何でも現状のやり方での合併推進ではない」、「場合によっては合併見直しもありえる」という要素を含んでいる、と見ることもできる。 特に志政会の宮本議員の「門真の「自立」が「未来」をひらく」、「守口市との「合併問題」は広く市民に情報公開を!」というスローガンや、市民リベラルのたぶし議員の「住んで良かった」と実感できる門真の実現に向け、・・、林議員の「元気な門真市の再生へ!」、というスローガンには、公明党・大本議員主導のしゃにむな門真守口合併に対する距離感が示唆されているとも思える。 <選挙公報での各候補者の合併問題への見解と得票数>1;今進行している門真守口合併路線に反対!戸田:「とめよう合併、なくすな門真!」3106票共産党5人;「住民不在の合併には反対です」計7279票◎計6議席、10385票2;今進行している門真守口合併路線に賛成、早期合併を!公明党8人:「早期合併で新しいまちづくりをめざします!」15180票大本(自民党・志政会):「守口市・門真市の合併促進!」1542票日高(民主党・今度は市民リベラル);「近隣市との合併推進・全国のモデルケースめざして」1487票湯川(新人、今度は志政会);「小さな市から大きな都市へ」・「門真市独自の行政では財源的にも行き詰まりです」;1011票◎11議席、19220票3;合併路線に何か条件付け宮本(自民党・志政会):「門真の「自立」が「未来」をひらく」「守口市との「合併問題」は広く市民に情報公開を!」2189票いなだ(無所属・志政会):「都市合併問題・・住民意識を重視」1376票◎2議席、3565票4;合併問題に全く触れず秋田(緑風クラブ);1818票中井(緑風クラブ):1281票増井(緑風クラブ):1111票吉水(緑風クラブ):1500票寺前(緑風クラブ):1330票「門真新時代の快適都市づくり」今田(緑風クラブ):1165票たぶし幹夫(市民リベラル):1710票「住んで良かった」と実感できる門真の実現に向け、・・林芙美子(市民リベラル):1371票「元気な門真市の再生へ!」佐藤(新人);1809水谷(新人。 次点);906◎9議席と1人、14001票・・・9議席、13095票●有効投票数47171票の実に22.02%(10385票)が、今強行されようとしている門真守口合併に明確に反対訴えた6議員を支持している、ということは決して小さな数字ではなく、住民投票もせずに合併に突っ走ることは許されない。 ●また、「2」の公明党・大本路線のしゃにむな合併路線(11議席、19220票)との、ある種の距離感を感じさせる「3」「4」の合計11議席16660票の意味合いも無視できないものがある。 P |
5月10日:3408:今選挙のポイント2 ★今選挙のポイント2;東市政下初の革新野党6議席10385票。 共産党議席増1985年にスタートを切った東市政は、自民党府議そのべ一成氏の本(「堅忍と実行」によれば「自民・社会推薦の東候補」の勝利で「社公民主体の革新市政」だったというが、要するに「共産党以外の政党・会派はオール与党で野党は共産党だけ」ということだろう。 (以下、敬称略)その東市政で今回選挙で、共産党5+戸田の合計6議席、得票数で共産党7279票+戸田3106票=10385票というのは、革新野党陣営の過去最大の前進であるはずだ。 有効投票数47171票の実に22.02%が革新陣営を支持し、また、今強行されようとしている合併に明確に反対している候補を支持していることになる。 物事はこのように捉えなければならないはずだが、門真の共産党がこういう捉え方を市民に説明せず、単に「共産党が4議席から5議席に増えた」としか言っていない(門真民報での選挙結果報告↓↓)ことには、疑問と不満を覚えざるを得ない。 http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/5/sigisen/03.5.4kadomaminpou.htm☆そういえば、門真共産党は戸田を「革新陣営の議員」と言ったことがあったっけ?自公民4会派を「オール与党体制」と呼ぶならば、唯一の「無所属議員」が革新野党の立場を取っていることは、共産党と意見が分かれることがあるにせよ、市民に説明していって欲しいものだ。 法定合併協議会設置の時のように、共産党と4会派が賛成、戸田だけが反対という場合に「無所属議員以外の5会派賛成」と書かずに「賛成多数で可決」と書くだけなのもいかがなものか。 門真共産党は、門真公明党とは対照的に、「全国的に共産党の退潮と一部での大激減が見られる」中で(近隣の守口市は6から3減、四条畷市では4から3減!)、総得票数こそ6人候補者を立てて2人落ちた前回より1251票減らしたものの、出馬5人全員の当選で議席1増を果たしたことは特筆すべき成果である。 「1人しか落ちない選挙での議席回復戦」であった有利さは大きいが、同党が戸田とも適切に共闘し、与党4会派の横暴と闘って議会改革・市政改革を進めようとしてきたことと、選挙公報で「住民不在の合併には反対です」、と明確な姿勢を打ち出したことが、戸田への票喰われを比較的少なくして議席回復できた要因の一部であろう。 今回前回亀井あつし;1,698(-160)・・・1858福田英彦;1,488(+127)・・・1361吉松正憲;1,459(+175前回次点)・・1284井上まり子;1,338(新人)・・・・石橋章一;1619(引退)中西みよ子;1,296(-187)・・・・・1483佐々木よしと925(落選)合計;7279票(-1251票)8530票「6議席・1万余票の支援」をテコにともに議会と市政の改革を進めていきましょう。 共産党さん、どうかよろしくネ。 なお、中西議員の減票がちょっと大きいのは、新橋町の戸田事務所に近いための「革新票食い合い」のせいかもしれないが、中西議員が介護問題や福祉・保育園問題に精通していることや(戸田も時々教えてもらう)、戸田当選以前は(会派代表質問のある3月議会で質問者からはずれる時以外は)、門真市議会初の「毎議会質問議員」として頑張ってきたことはもっと知られておいてよいことだと思う。 吉松議員とは北巣本町・城垣町の北巣本小校区の議員どうしとして、中西議員とは新橋町・柳町の門真小校区の議員どうしとしても、地域での協力も進めていきたい。 P |
5月10日:3178:今選挙のポイント1 ★今選挙のポイント1;有権者が戸田に大激励、与党4会派に厳しいお灸3106票の戸田への大激励についてはもはや繰り返し言うまでもない。 その一方で、戸田への不当な攻撃を繰り返し、「議会でろくに質問しないで1200万円報酬」等の市民常識とかけ離れた議員活動・議会運営をしてきた与党4会派には有権者から厳しいお灸がすえられた。 (以下、敬称略で記載)◎まずその筆頭は公明党である。 全員中高位当選で議席安泰とは言え、「全国的に公明党完勝」の中で、しかも「議席比率日本一の門真市で」、「投票率が下がって組織の堅い公明党にますます有利」なはずなのに、これという組織も票田も皆無に等しい一匹狼議員にこれほどまでの差を付けられて総得票で451票も減らしたのは、大事件と言えよう。 「門真市で創価学会員の数が減ってきた」という情報もあり、公明党の頭打ちの先触れであるかもしれない。 現職7人中4人が減票というのも注目か。 風こなみ;2190(前回+111)青野きよし;2052(+234)山本じゅん;1985(+111)早川たかひさ;1902(-122)村田文雄;1846(-248)はるた清子;1841(新人)鳥谷信夫;1745(-100)平岡久美子;1619(−309)*前回の冨山悦昌:1969◎次に大打撃を受けたのが「市長出身与党」の緑風クラブであり、府議挑戦で引退の五味氏以外の現職6人が当選はしたものの全て票を減らして合計1340票減、特に下位4人は次回危険水域に達するという、実質的大敗北だった。 秋田治夫;1,818(前回-7)吉水たけはる;1,500(-144)寺前あきら;1,330(-319)中井悌治;1,281(−251)今田てつや;1,165(-247)増井かつあき;1,111(−372)*前回の五味聖二;2155消防団長もやっている秋田議員は最高時3212票から1394票も減っているとは言え票田が堅いが、「現役では最も本会議質問率が低く10年半も質問なしがあった」増井議員は372票も減らしている。 「厳しいお灸」の典型だろう。 *新人の佐藤ちかた議員はおそらく緑風クラブ入りだろう。 ◎「ベテラン」大本議員率いる志政会は、比較的順調な結果だった。 前期5人いた志政会メンバーは「14年9ヶ月も本会議質問なし」の上杉議員が事情で引退し、日高議員は民主党に移行して連合の支持を受けて51票の増加、残った宮本議員は188票も増加、稲田議員も37票増加で、大本議員の104票減だけが目立つ。 宮本かずたか;2,189(前回+188)日高てつお:1,487(+51)いなだ実;1,376(+37)大本郁夫:1,542(−104)*前回の上杉嘉信;1390*民主党入りした日高議員は今期は「市民リベラル」に入るはず。 *返り咲きの湯川議員(1011票)が新たに志政会に入ることを表明している。 ◎民主党系会派の市民リベラルは、タカ派公明党への追随ぶりへの批判を受けてか、現役2人とも減票。 (植田議員は引退)たぶし幹夫:1,710(−172)林芙美子;1,371(−133)*前回の植田弘:1598*今期は日高議員が加入して会派3人体制を継続のはず。 P |