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2月14日:3209:イラク問題に関する民主党の考え方2003/02/14 民主党1.イラク問題への基本認識イラクには、大量破壊兵器の開発、使用、拡散の疑惑があり、イラク問題に適切に対処することは、テロ組織への大量破壊兵器流出の恐れのほか、中東和平との関係、エネルギー安全保障、緊迫する北朝鮮情勢への対応などの観点から、外交上極めて重要である。 |
2月14日:9487:党首討論会議録2003/02/12 2003/02/12戻る/党首討論目次 (民主党ニュース・トピックス)【党首討論】菅代表、主体性ない首相を痛烈に批判民主党の菅直人代表は12日、代表として初めて小泉首相との党首討論に臨んだ。 イラク情勢や北朝鮮問題を中心に32分間、外交問題について自らの明確な意見を表明していない小泉首相の外交姿勢を「お粗末すぎる。 米国について行くと言えばいいではないか」などと厳しく批判した。 やりとりの要旨は以下の通り。 菅総理は最近の国会答弁を見ていると棒読みばかりで、元気がないようだが、今日はいかがか。 小泉できるだけ、ていねいに、穏やかに、挑発に乗らないように、誠心誠意答弁すると、「元気がない」と言われる。 いろいろ言われるが、今日も真剣に、ていねいに答弁したいと思っている。 菅英国のクエスチョンタイムは、ズバズバと言い合う。 私もズバッと質問するので、小泉総理もどうか持ち味を活かして、ズバッと答えていただきたい。 【イラク情勢】菅フランスやドイツ、ロシアがイラクの大量破壊兵器に対する査察を継続・強化すべきだと共同宣言を出した。 日本国民も、世界の多くの国民もそのことに賛同しており、私もそう思うが、小泉首相はこれに賛成か、反対か。 小泉ものごとには、ズバッと答えられるものと、必ずしもそうでない問題がある。 イラクが国連安保理決議を長い間誠実に実施しなかったことに問題がある。 圧力を強めれば協力するということではよろしくない。 もっと早く協力して、妨害をせずに実行に移していれば、ここまで国際社会が緊張することもなかった。 パウエル米国務長官が安保理で報告してから、疑惑はますます深まっている。 14日には国連監視査察委員会のブリックス委員長の報告があり、議論される。 米国に対しては、国際協調を構築するように、引き続き努力する。 EUでも議論が割れている。 そういう状況を見ながら、日本としては、できるだけ平和裡に解決するように努力を続けていく必要がある。 菅あいかわらず結論が分からない。 ドイツもフランスもロシアも、大統領がはっきり自分の意見を言っている。 ここまできて、まだ「イラクが決議をしっかり実行していない」など、半年前の証文を出すような返事をしないでほしい。 ちゃんと国民に分かるように、日本国政府は、小泉総理はどう考えているのか、もっと査察を続けるべきなのか、米国が言っているように、もう査察はいい加減にして武力攻撃に移るべきなのか、どちらなのか。 小泉半年前でなく、今時点でお答えしている。 ブリックス委員長が国連で14日に報告する。 NATOの問題も各国で違いがあるようだ。 14日のあとにどういう議論がなされるのか。 そういう状況を見て・・・。 日本としては、仮に国連で武力行使の決議がなされても、武力行使はしないことははっきりしている。 イラクが決議を実行し、米国が国際協調を構築するよう求め、そのあと日本がどう対応するかは、14日の議論の状況を見てはっきりさせる。 きわめてはっきりしている。 菅確かにきわめてはっきりしている。 「米国が結論を出すのを待って、それについていく」──それしかないというなら、そうはっきり言えばいいではないか。 ドイツだって米国の同盟国。 自分の意見ははっきり言うべきだ ̄ |
2月14日:14563:2003/02五月会だよりNo.102 2003/02五月会だよりNo.102戻る/たより目次/前へ。 次へ 菅新体制で新しい政治示す ―党首討論に活発対決の場を用意― 不安な21世紀 21世紀の幕が開いて3年目ですが、世界も日本も、未来の不透明感は強まるばかりです。 20世紀の前半は、戦争と恐慌の時代でしたが、今もう一度、その繰り返しが心配されています。 イラク戦争と小泉外交米国のブッシュ大統領は、イラクに対し、今にも戦争開始ボタンを押しそうです。 本当に大量破壊兵器を開発しているかどうか、国際機関の査察でもはっきりしていません。 国連の決議も、戦争開始とは言っていません。 本当は、原油利権や軍事産業のためではないかと疑われ、西欧諸国も慎重論が主流です。 日本も、対米追随は止める時なのに、小泉内閣にはその気配はありません。 北朝鮮問題と小泉独善拉致問題で私たちの神経を逆撫でした北朝鮮は、NPT条約からの脱退を宣言しました。 核エネルギー利用についての国際秩序に従わないというのですから、核兵器は作らないと言っても、信用されません。 平壌宣言にも逆行しています。 今ほど、韓国や中国の協力が必要なときはないのに、小泉首相は、突然の靖国参拝で、両国との信頼関係をぶち壊しました。 何を考えているのでしょう。 悪性デフレと小泉無策小泉内閣になって1年9か月の間に、株価や土地の値下がりなどで、国民の資産は140兆円が目減りしました。 失業や倒産で、自殺者3万人以上が続いています。 悪性デフレの進行に手を打たず、構造改革も中途半端でピントはずれの小泉経済無策のせいです。 このままでは、デフレの悪循環で、日本経済は沈没です。 小泉首相には、庶民の痛みを思いやる感性が欠けているのです。 そこで民主党民主党は昨年後半、内向きの議論とゴタゴタ続きでしたが、暮れになって、菅直人代表・岡田克也幹事長の新体制がスタートしました。 私も、菅グループの座長ですから、責任重大です。 活発な議論と強固な結束を誇る党を作り上げ、小泉・自公保政権に代わる政治の進め方を、皆さんに示します。 直接対決菅さんは国会論戦で、小泉首相あるところ常に直接対決に挑みます。 すでに衆議院の予算委員会で、二度対決。 党首討論もあり、見事に得点を重ねました。 私も、党首討論を担当する参議院国家基本政策委員長として、活発な対決の場を作ります。 もちろん委員長ですから、公正中立です。 新しい選択肢地球環境を守り、世界平和を作り上げることは、国際社会の共同の努力がなければ出来ません。 日本の戦後外交は、日米関係だけでした。 これを改め、世界のことを真剣に考え、イラク戦争でも地球温暖化でも、米国にも言うべきことを言いましょう。 大量生産・大量消費で、ものの豊かさを求めた時代は、終わりました。 心豊かな生活時間を作るため、健康、文化、教育、社会貢献、自然環境などを大切にした経済や社会の建設を、具体的に始めるときがきています。 これしか、経済の再生策もないのです。 民主党を中心にした政権は、世界と日本の新しい選択肢です。 まず、民主党政権の予算案をつくりました。 今国会の最後には、解散・総選挙がありそうです。 国会でも選挙でも、全力投球します。 ご支援下さい。 統一地方選五月会P |
2月13日:3096:ニュース 国政での一年目を振り返って お陰さまで2月8日をもって国会議員としての「ミッション」の一年目が終った。 今までの人生の中で最も忙しく、なおかつ充実した一年であった。 極めて多くのことを学び経験した。 その中で、特に「国のかたち創り」についてのいくつかの条件が、以前よりはっきりと見えてきたような気がする。 第一に「あるべき国のかたち」は、決して永田町まして霞ヶ関だけでは創れないということが分かった。 政治風土や政治仕組みの改革は、地方から始まるとき本物になる。 民主党が目指す「市民主役の政治」も地方から始めなければならない。 当たり前のことだが、実際には民主党でさえまだ十分に実現されていないのが現状だ。 地方からの改革を国政に反映させることは国会議員の大切な役割である。 地方の動きを知るためには地方との連携が不可欠だ。 だから私も国会での仕事が許すかぎり、週末は朝から夜まで、平日では夜に永田町から街へと出かけるようにしている。 地方議員たちの決起集会、駅頭でのチラシ配り、講演や視察などと、有り難いことに地方に出向く機会は多く与えられている。 今年はさらに選挙の応援が加わるので市民との触れあいも益々増えるであろう。 しかしこのような多忙の中でも、私は喜んで進んで地方と国政の政治改革のために励みたい。 もちろん私だけではなく、菅代表をはじめ仲間の多くの国会議員も同じ姿勢で全国や自分の選挙区を駆け回っているのだ。 日本政治への信頼を高めるためにはもう一つ欠かせない分野がある。 それは外交と国際交流である。 日本の外交を政府与党に任すだけなら、日本はいつまで経っても国際社会から信頼されない。 だから民主党の外交政策は極めて重要な役割を担うものとなる。 たとえば、2月9−10日に行われた菅代表の韓国訪問が積極的外交の必要性をはっきりと示した。 新聞報道によると、菅代表はノ・ムヒョン新大統領との会談で、北朝鮮への太陽政策案として次の三点を提案した。 1.米国が金正日体制の維持を認める。 2.日本は北朝鮮と国交を正常化し経済協力する。 3.韓国も経済交流を一層進める。 実に具体的で解り易い解決案である。 しかし同日に韓国を訪問した与党三党の幹事長たちからはこのような具体案は出されなかったようである。 私自身に期待されている国政での重要分野も明らかになってきた。 一つは以前と同様、環境と経済の両立とそれに深く関連する有機農業と新エネルギーの推進。 それら大切な仕事にさらに加えられたのは、国内外における国際交流だ。 在日外国人たちの日本での生活環境向上のための法整備と、国際社会における日本の信頼を高めるため、日本の自律した外交や国際貢献の推進である。 おかげさまで心身ともに健康であるので、これからも国会議員としての「ミッション」に一層心血を注ぐことができると確信している。 この使命を果たすために市民の皆さまの応援と天の助けが不可欠であることは言うまでもない。 ツルネンマルテイ 閉じるP |
2月11日:10177:新聞『東京新報』より 新聞『東京新報』(2003年1月1・15日合併号)より 昨年二月に繰り上げ当選で参議院議員として国会入りを果たしたツルネンマルテイ氏。 キリスト教会の宣教師としてフィンランドより来日し、帰化後は奉仕の手段として政界入りを選択するという背景のもと、歓待の精神で社会を活性化しようとする。 混迷する情勢のなかで傾きがちな誤ったナショナリズムに対して、本当に国を愛するとは、こういうことではないのだろうか。 ▼右傾化の強まる時期にツルネンさんの国会入りがあったのは偶然でない気がするのですが。 「タイミングはいいんでしょうか。 例えば八年前のチャレンジで当選していたら、もっと立場的に難しかったかもしれません。 もちろん、そのときは今よりも未熟だったんですけど。 良くも悪くも国際化が一般の人の間でも話題になっている。 そんな中でヘンな意味のナショナリズムが台頭してきているし、その一方で一般の市民の中に外国人が増えている。 国際化は課題になっているんですね、今」▼二〇〇二年の国会の印象はいかがでしたか。 「私たち民主党が野党の立場で取り組むのというのは、党利党略としがらみの中で自由に活動できないことが多いですね。 そうなると、いろんな動きがあっても国民には何故そうなったのかが見えてこない。 もうひとつは今、不景気でしょ。 でも、企業とかエコノミストとか与党は経済が成長しなければダメと言う。 ゼロ成長を認めたくないんです。 だから、どうしても二十世紀の政治をそのまま二十一世紀にも活かそうとするんですね。 新しい生き方をなかなか見つけない。 どうしても経済至上主義はまだまだ強いですね」経済と環境の両立▼新しい主義とは?「私の理想から言えばエコ社会を目指ざすこと。 エコというのは、エコノミーとエコロジー。 経済と環境の両立を短く言えばエコ社会ということですね。 ここでエネルギー、リサイクル、生ゴミというのは大きな一つの分野です」▼具体的な政策としては?「生ゴミのリサイクルを法律化するということ。 もしこれができたら、東京でもすべての都民が環境回復に参加できます。 家庭から出る生ゴミは焼却しないで有機堆肥、あるいはエネルギーか飼料としてリサイクルされる。 この法律案を私はまず民主党の中で準備しているんです。 それが通ったら、まず地方自治体で大きな堆肥工場を作らなければならない。 焼却炉に持っていかないで、工場で堆肥にする。 そこからそれを有機堆肥として農家に安く売るということですね。 このシステムができたらかなり画期的なことになります。 一億二千万の人の家庭に残っている食糧を全部リサイクルする。 自分では十年間ずっとそれをやっているんですけど」▼ゴミの出し方に違いは生じますか。 「今は燃えるゴミと燃えないゴミの分別がありますが、その分別をもっとしっかりして、それこそ台所の残飯にあんまり異物を入れないでゴミステーションに持っていく。 暑い時期でもEM(有用微生物群)菌をふりかければ腐らないで発酵します。 EM菌は非常に安いので都や区は無料でこれを配布する。 各家庭に協力してもらうことはこれだけ。 小さな町では自発的にあちこちでやっているんですよ。 工場もあります。 東京では、ホテルニューオータケ |
2月11日:3490:月刊誌『婦人之友』より 月刊『婦人之友』第97巻第2号(2003.2.1発行)より 食卓エッセイわが「家庭」の食事有り難いことに我が家には「家庭」がある。 神奈川県湯河原町の120坪の土地には文字どおり家と庭によって構成された「家庭」がある。 庭には40坪の菜園があり、そこから食卓に新鮮で尚かつ安全な野菜をいつも載せることができる。 栽培方法としては台所から出る残飯を有用微生物(EM)によって発酵させた有機肥料のみを使用し、10年間にわたって毎年立派に自然の力で育てられている。 昨年2月に参議院議員になってからは、主に東京の議員宿舎で暮らすようになったが、その後も宿舎での料理と食事の廃棄物を宅急便で湯河原へ送り、野菜を育てる栄養分として生かしている。 出来上がった野菜を妻が収穫して宿舎に運ぶ。 だから今もなお食のリサイクルを都会に住みながら行っているわけである。 母国フィンランドで子どもの頃私は酪農農家に育った。 当時すでに化学肥料が盛んに使われるようになっていたが、うちでは幸い家畜の糞尿などが豊富に出たので必要でなかった。 野菜を食べることに対して父と母の考えが大きく対立していたことを、はっきり覚えている。 母からは「野菜は健康の素なので、たくさん食べてね」と教えられたが、父の方は「野菜は草であり、牛の餌と同様だ。 肉こそ栄養を与える、たっぷり食べるのだ」と口癖のように主張した。 しかしいったん用意された食事については父も文句を許さなかった。 あるとき私が母の作ってくれた夕食が美味しくないと言うと父が、「無理に食べなくても結構。 その代わり今日から三日間は一切食べることを許さない」、命令に従うしかなかった。 三日経ってから「どうですか、こんどは食べられますか?」「・・・はい。 ありがたく頂きます」。 あれ以来食事に文句をつけることを止めた。 参議院議員になってから妻の協力のもとで、以前にも増して食事の内容や量に注意を払うようになった。 議員の仕事があまりにもハードなので、健康を崩すことが許されないからである。 また、有機栽培で育った残留農薬のない安全な野菜を食べることで心身ともにとても元気になっている、と実感しているからでもある。 わが家では米はEM玄米のみ、野菜は湯河原の菜園で育ったものに加え、とくに冬に補食するときがあれば、出来るだけ有機栽培の野菜を使う。 肉は原則として食べない。 魚も毎日ではない。 パンは、北欧から輸入されたライ麦全粒の保存が利く固パンに、チーズを載せていただく。 幸いにも、妻が節約の名人であると同時に料理の達人でもあるので、食事による健康管理を安心して任せている。 最後にもうひとつ健康の秘訣を加えたい。 フィンランドでも日本でも昔から食の知恵として「腹八分まで」とある。 残念ながらこの素晴らしい知恵を、以前は守ることができずに体重が標準より多めということに悩んでいたが、今は議員としてのミッションを果たすために守っている。 そのおかげで5キロの減量もでき、調子は最高で、頭もよく働く。 62歳になってようやく私も理想に近い食生活に落ち着いたので、残り人生を元気で過ごせる自信がついた。 食が作る健全な体には健全な魂が宿る、と信じている。 以上婦人之友より P |
2月11日:6656:NO-TITLE [メール][活動報告][私の主張][日々発言][プロフィール][リンク][TOP] (2月11日書き込み)(このところ続く講演でお話ししたこと)このところ講演が続いていますし、今月もまたさらに2件依頼があります。 1月27日「現場からの食料・農業改革とWTO次期交渉に臨む勇気」(北海道の農業者の方々に)2月3日「国内情勢の変化と我が国食料産業のあり方」(全国の水産業界の方々に)2月17日(北海道の地方政界関係者の方々に))2月27日(秋田県下の林業関係、地方団体関係の方々に)既に終えた講演の対象者やテーマはかなり異なっていますが、終わってみると、かなり内容に類似点があるのに驚きます。 結局今話したいことを述べていたわけです。 今私が話したいことはいくつかありますが、やはり、第1は、「今農業者、あるいは水産業者は、少し長い目で見たとき、どの様な時代を生きているのか」、そして「今の農政や水産政策は、如何なる時代的位置づけにあるのか」を今こそ関係者がしっかりと考えるべきだということです。 この点について誤解を恐れずにいえば、「大きな規制緩和の流れの中で、それぞれの地域でトップランナーを走る勇気か、あるいは(それほどもないとしても、少なくとも)現状を一歩でも二歩でも変える気概がないと、農業・水産業を続けていけないのではないか」ということです。 米政策改革への対応が典型的なものです。 第2に、小泉内閣の構造改革の本質は、結局「各人が現状を変える努力を今直ちに行うべきだ」との主張だと受け止めると理解しやすく、行政側は批判されてもなお唐突に提案してくることが多くなるのではないかということです。 従って、このような傾向を受け身で受け止めるのではなく、むしろ関係者は積極的に提案していくこと、自分が利用できる政策がないときは行政に作るよう要求することが本当に大切な時期になってきます。 第3に、目の前のWTO交渉が一つの山場にかかりますが、我が国は徹底的に「攻めて守る」ことが何よりも大切です。 ただ、「日本提案が通らないのは不当だ」と考えるのは140カ国以上で決めるいまの貿易交渉では「非常識」だということですし、また反対に「日本は外交が弱いから、再び米国やケアンズにやられてしまうのではないか」と考えるのも早計で、ウルグァイラウンド交渉のときだって結構粘って関税化に移行しても高関税を張ることが出来たのですから、結局は国内が一致して「自由貿易万歳では駄目だ」ということを世論にすることが何よりも肝要だということです。 そして最後に付け加えたのは、私自身が如何に行動すべきかですが、やはり全国の現場をせっせと廻り、種々の問題をうかがい、これが個別に解決できるようお手伝いをするだけでなく、極力一般化した問題意識で政策提言をしていくことに尽きますし、これが結構実績を上げていることを報告しました。 このような主旨を2回にわたる講演で申し上げたのです。 なお、この頃、「国会議員だから、大きな政治の流れの変革期に、日本経済運営のあり方、真の地方分権を確立するための方策、世界における日本の位置づけと日本外交のあり方等々、精一杯今思うことを主張したいとは思いませんか」とよく聞かれます。 私も正直言ってこのような魂の叫びを感じないわけにはいきません。 しかしながら、私が全国の多くの方々のご支持で国会議員の職責を果たしている以上、今のところ、自分がすべきことは、心の中で、宮沢賢治のあの「雨ニモ負ケズ」を唱えながら、上述のP |
2月13日:5478:段本幸男ホームページ/環境活動リポート/2月7日付 ■2月7日■■■■■地元の人達の笑顔に囲まれて(三重県内で農家懇談会開催)2月7日、前日の箱根での神奈川県土地改良関係者研修会参加に続いて、翌日、日帰りで三重県を訪れました。 県内では、北勢の木曽岬町及び長島町、伊賀の青山町の3ヵ所で現地懇談会を開催。 木曽岬町では青年農業士や農村女性アドバイザーが参加して、長島町では水土里(みどり)ネット(土地改良区)、JAそれぞれ役員の人達と、そして青山町では上津土地改良区の事務所の二階で近隣の農家の人達と、3ヵ所それぞれ異なった形で会を持ちました。 木曽岬町では、まず女性が「女性アドバイザーという名前を町からもらい、いろいろなところに出てこられるようになった。 それが自分の農業、生き方に大変よい影響を与えている」と発言。 日頃外に出ることの少ない農家女性が、人の出会いや情報によって大きく変わり得ることを指摘。 別の女性は、「花卉栽培をしているが、女性の感性が経営に生きていると思う。 さらに(花という)趣味を通してネットワークが広がり、農業に、人生に幅が出来たようにも感じる」と語り、ここでも交流の大切さを強調する。 一方青年農業士は「地産地消というけれど、これが専業農家には中途半端で大変難しい」と、机上と現実との乖離を指摘。 さらに「無登録農薬問題など、ことが起こると規制を強化。 これがドンドン農家にしわ寄せされる」と不満を漏らす。 恐らくそうした面もあるだろう。 行政ももっと細かい配慮が必要だと思う。 が、だからといって農家は弱者で何もしないというのでは社会信用は得られない。 食の安全にどれだけ汗をかくか、これこそが日本農業の生き残る道の一つなのだから。 そうした中で古村町長が「木曽岬は河口の低平地。 水を使っても金がかかるが、水を捨てる(排水する)のにも金がかかる。 そうしたところで減反をするのは大変難しい。 土地改良区運営も並大抵ではない」とおっしゃったのは印象的でした。 よその地域では考えも及ばないことがある。 それを画一的な政策で対処しようとするには、生産調整が限界に近いだけに無理があるのだろう。 いい勉強になりました。 続いて長島町では、農業組織役員だけに政策論議が中心。 「ここの農業は米中心。 しかし米だけでは食っていけない」「ミニマムアクセス米を入れながら、他方で減反強化というのでは農家説得が出来ない」と厳しい意見が続く。 「だったら生産調整をヤメてやっていけるか?生産調整は誰のためにやっているかをいま一度吟味する必要がある」と、私からも本音の意見。 米中心の長島町の中にも、「坪5万円の農産物を売る努力をしている」施設園芸農家、「ネットで地産地消を目指している」というJA女性部長などが気を吐いているのは嬉しかった。 都市近郊だけに人のまとまりがとりにくく、産地形成などが難しいのだろうと思うけれど、それだけ地の利を得ているということでもあり、知恵を出してがんばって欲しい。 青山町上津地区は、中山間の真っ只中。 村の存亡をかけて厳しい戦いが続いているようである。 「中山間地では圃場整備後の畦畔管理が大変」「獣害にも苦労している」など切実な生活課題が出てくる。 しかしそうした中にあっても「有機農業でがんばっているが、これには設備投資が大変。 これに是P |
2月13日:4850:No.0356「意外な結果」2003年2月12日 No.0356「意外な結果」2003年2月12日 いわゆる党人派と呼ばれる政治家に魅力を感じる。 自分にないものを持っているからかもしれない。 「ボクってこんなに政策を知ってる」みたいなエリート然としたお坊ちゃん政治家は、実につまらない。 優等生の官僚のような国会議員には、現状を変える覚悟もなければ腕力もない。 加藤政局を見れば明らかでしょう。 亀井さんや古賀さんといった方々と同じ陣営で政治活動をすることは、これからもないだろう。 こうした方々の考え方や政治手法では、けして日本再生は出来ない。 そう、確信しているからだ。 あまり深く話したこともない。 が、政治家として全く魅力を感じないかと聞かれれば、答えはノーだ。 我々の世代にない迫力、覚悟、旺盛な攻撃力と固いディフェンス。 政治家として学ぶべき点も多いにある。 (叩き上げの政治家だったうちのオトーチャンと同じ匂いがする)こうした人たちには、なるべく近づかないようにしている。 引き込まれそうな気がするからだ。 さて、「突破力がない」と言われる次世代政治家の中にあって、渡辺ヨシミ衆院議員は、政策通でありながら党人派的パワーを兼ね備えた数少ない政治家だと思う。 午後。 そのヨシミさんが、議員会館の事務所にふらりと訪ねて来た。 先日、栃木県某市で行われた市長選に立候補し、惜敗した候補者(同市の渡辺後援会会長)と一緒だった。 「山本さん、わざわざ応援に来ていただいたのに、すみません!」「正直言って意外でした。 残念です!」候補者ご本人とこんな言葉を交わした。 前のレポートにも書いたが、候補者は魅力十分だし、選挙事務所のムードも上々だったし、何より地元で人気抜群の代議士が応援した選挙だった。 時代の流れを考えても、当選は間違いないと思っていた。 うーん。 選挙ばかりは、フタを開けてみるまでは分からない。 午前中は部会や勉強会に出席。 午後1時から久々の国際問題調査会に臨んだ。 テーマは「中国WTO加盟等市場経済化と国内外への影響について」だった。 調査会スタッフが厳選した二人の有識者(参考人)のプレゼンテーションは抜群だった。 何回も「目からウロコが落ちた」感じだった。 夕方。 ちょっと柔らかいTV番組の取材を受ける。 2月19日CD発売予定のオリジナル曲「かいかくの詩」についても、すかさず宣伝する。 放送は3月15日ということだった。 午後6時30分。 M8グループ(国家戦略本部若手座長会)の新年会へ。 中華料理を囲みながら、今後の会のすすめ方や政局、経済や外交問題について語り合った。 保岡興治氏も杉浦正健氏も、優しい先輩だ。 夜9時。 マスコミの取材。 イラク攻撃についてのインタビューだった。 「日本がなぜ米国を支援するべきなのか」という点について持論を語らせてもらった。 追伸:どこかの国会議員(?)が、またまた山本批判(?)を一部マスコミに吹聴しているようだ。 政治は権力闘争。 しかも嫉妬とやっかみの渦巻く世界だ。 こんなことは日常茶飯事だし、大した話でもないのでこれまで気にもとめなかった。 批判が起きるということ自体、発信力がついてきた証拠だろう。 が、P |