柿沢氏のホームページ
柿沢氏の政策
政策その1 羽田空港国際化
長所
他国と比較して日本は経済規模に比べて航空本数が少ない。今のままでは航空本数の少なさが経済発展のボトルネックとなるだろう。しかし航空アクセスが良くなれば時間が勝負の産業、重厚長大ではない軽薄短小の産業は発展するだろう。金融やソフトウェア開発、他品種少量生産の製造業などである。空港周辺のタクシー業、ホテル業も潤う。
短所
国際空港になれば24時間運行になる。飛行機の騒音、空港アクセス交通機関の騒音、深夜の静寂が侵される。
投票判断基準
政策その2 交通渋滞対策
長所
踏切の解消。工事が終わる10年後には渋滞は解消しているかもしれない。
また、土建業は工事で潤うだろう。
短所
運行しながらの踏切の立体交差化は10年ぐらい時間のかかるものである。
渋滞対策のはずが、10年間は工事渋滞で今以上に渋滞する。10年経ったら遷都した、なんてことになったら笑い事ではすまない。
投票判断基準
10年後の渋滞緩和と引き替えに、ここ10年間の渋滞の更なる悪化を望むか。
政策その3 都内全戸に光ファイバーネットワークを広げる
長所
都が補助金でも出すなら、本来独自でやろうとしていたNTTやケーブルTV会社は得をする。
短所
規制が邪魔しているわけでも設備が足りないわけでもない。都が何もしなくてもNTTは2005年に電信柱までの光ケーブル化は行うと宣言している。そこから自宅に引き込むかは消費者の好み。ケーブルTVを引くのと同じ。新聞を取るのと同じ。
道路や水道は一人で引けないから、みんなでお金を出し合って引くのであって、個人で出来ることを都財政でやることない。やりたくない人も都税を支払わされて無理矢理工事をされるのか。
政策その4 インターネットによる遠隔介護・遠隔医療の普及を促進
短所
かけ声だけの単なるお題目。
医者の現場では遠隔医療は不可能。カメラとCRTを介した画像の色誤差、マイクとスピーカを介した音声のトーンのズレ、音声帯域の遮断。そんなものを、命を預かる診断の根拠には出来ない、のがお医者さんの意見。患者が調整せずに色誤差を完全自動補正できるCRTが作れるのか。
また、法律的にも問題あり。遠隔医療の診断は法律的に認められるのか。それは都政から離れた課題。都の条例をいじって解決するものではない。
光ファイバーといい、柿沢氏のネットワーク政策は単なるイメージソング。
政策その5 都財政
人件費1500億円減。 行革とリストラを徹底的に推進。
都の設備50億円売却。
地方偏重だった公共投資の、東京への大幅増額。1500億円を獲得。
長所
公共投資については国の赤字が増える心配はあるけれど、地方の長なら誰でも言うことなので、まあ、いいでしょう。人件費を削るのも妥当でしょう。
まとめ
同じ自民党なだけに羽田空港国際化も交通渋滞対策も明石氏と大差ない政策。土建業には美味しい政策。