大リーグ投手の最高速度記録はノーランライアンの164km/hです。日本では誰でしょう。
千葉ロッテの伊良部が158キロを出しました。
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また、阪神タイガースの藤村甲子園が162km/hを出しました。 彼は水島漫画の投手であり、直球一本変化球無しが売り物の投手でした。速い上に重い。高校、大学程度ではたとえバットに当ててもバットが折れてボールはミットの中。(その漫画が連載の頃は高校野球は木製バットの時代)。 |
さて、果たして162キロのスピードで剛球一直線なんてプロで通用するのでしょうか。伊良部は清原と対戦して日本最速の158キロを出しましたがセンターにはじき返されました。
某TV番組でプロ野球選手は何キロの球までフェアに打てるか試したところ,170キロでも打てました。
この番組で、200キロのボールを投球マシンで実現したけどすごかった。器具で固定したバットにボールを当てるとバットはへし折れ、そのままボールは後ろにドスン。まさに藤村の剛球。
捕手の位置から投手に向けて投げ出すとボールはホップしてそのままセンターバックスクリーンに飛び込んでしまう。
実は藤村甲子園は200キロぐらいの球を投げていたのではないか、162キロは何かの間違いと私は思います。
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ブルペンで江夏と藤村が投げていたときのことです。 江夏:「わいの8分とおまえの全力が同じだのう。」 藤村:「いえいえ、わいはまだ5分でっせ。」 この時の江夏が全力で145km/hだとすると単純計算で藤村は230km/hです。 |
また甲子園球場で、藤村がホームプレートからセンターのスコアーボードにボールを投げるとボールはスコアーボードの屋根を越えて、しかも屋根の上の旗が球速でバタバタとはためいたこともあります。
やはり200キロは出ていたと見るべきでしょう。今からでも162キロを訂正しろ、水島新司。
メジャーの剛球一直線
メジャーでも直球のみという投手はいませんね。
しかしフィリーズ時代のカート・シリングが投げる球の9割がストレートだったのをテレビでみたことがあります。
コーナーに決めるのではなく、ドカドカと高めとまっすぐを投げ込む。
テレビでみていて「こいつはドアホウだ」と思いました。
千葉ロッテの伊良部が158キロを出しました。
ある本で大学教授が、ビデオから昔の投手の速度を割り出していました。
km/h | ||
江夏 | 阪神 | 158 |
村山 | 阪神 | 158 |
山口高志 | 阪急 | 155 |
金田 正一 | 国鉄 | 154 |
杉浦 忠 | 南海 | 150 |
外木場 | 広島 | 150 |
稲尾 | 西鉄 | 144 |
アンダースローの杉浦が150km/hとは驚きです。