秋山真之の本、関連書籍、戦記、軍記、歴史小説の安売り価格

1レビュー　評価：

日本海海戦時の旗艦である戦艦三笠に、東郷平八郎元帥・秋山真之参謀のフィギュアの付いた模型です。
フィギュアは金属製であり、（当然ではありますが）未塗装となっていますが、東郷元帥の「濃いめ」のお顔がかなり良く、それぞれの持つ軍刀もまた存在感抜群です。
作成前にインストを通読しておくことをお薦めします。
穴を開ける箇所や接着剤を用いない部分がありますので。
三笠船体は左右分割式のフルハルとなっています。
インストの組み立ての流れは艦橋や煙突部を組み上げ、大きなものになってから船体に組み付け、となっています。

特徴説明

本体サイズ:全長379mm、全幅90.5mm
組み立て、塗装が必要なプラモデル
別途、工具、塗料等が必要

内容（「BOOK」データベースより）　

先達の言葉にこそ、この国の叡智が詰まっている。
仁愛を決断の基本とした小早川隆景、一癖ある者を登用した島津斉彬、時間と進歩の価値を熟知していた秋山真之、教養の正体を見抜いていた内田百〓(けん)、学問を支えるのは情緒と説いた岡潔…。
約五百年にわたる日本の歴史の道程で生み出された九十八人の言葉と生涯に触れながら、すばらしい日本人を発見する幸福を体感できる珠玉の名言集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)　

磯田/道史 1970(昭和45)年岡山市生れ。
茨城大学准教授。
2002年、慶應義塾大学文学研究科博士課程修了。
博士(史学)。
日本学術振興会特別研究員、慶應義塾大学非常勤講師などを経て現職。
著書に『武士の家計簿』(新潮ドキュメント賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

読み物としても、資料としても　評価：

「坂の上の雲」で秋山兄弟について詳しく知りたくて読んでみました。
真之に関しての本は多数あるようですが、ほとんどが軍事研究家によって書かれたもので、ドラマを見てちょっと詳しく知りたくなった・・・というミーハー感覚ではあまり読みやすいものは少ないように思いました。
この本は秋山真之の生い立ちから始まり、彼が参謀として立てた作戦の解説など「坂の上の雲」を読んだ（またはドラマだけを見た）だけではちんぷんかんぷんだった内容も伝わり、まさに副読本として最適でした。

日本語　評価：

　この本は編著であり著者が多い。
編著の宿命としては　求心力に欠けて　いささか散漫になる点がある。
その意味では本書も　それを免れていない。
　この本の「徳」は　秋山自身が書いた文章が比較的よく紹介されている点にある。
秋山真之の有名な点は　「秋山文学」とさえ言われた　その美文にある。
いくつか紹介されている秋山の文章は　流石に古くさいが　それでも　音読してみると　その響きがよく分かる。
漢文を日本語に「翻訳」した際に　発生した　文章の美学には　時々嘆息するのみである。
　こんな美しい日本語がかつて有った。

脱帽セザルヲ得ズ　評価：

軍事専門書である。
秋山思想の核心に触れるどころか、思想があるかも読みとれず終わりそうな敷居の高い本である。
一方、報告書や命令書式の各項目の意義を詳しく解説している点もあったりするので読み物として面白かった。
阿川弘之著「井上成美」の中で、東郷の訓令を批判する箇所がある。
曰く「百発百中の砲一門、よく百発一中の砲百門に勝つ」は数学的におかしい、と。
井上の指摘はもっともでありながら、訓令作成の張本人たる合理主義者・秋山がどのような意図だったのかが長年分からなかった。
しかし本書を読み、漸く腑に落ちた。
「例えば砲12門を有し其の砲術百発四中の練度を有する艦は12x4=48をもって砲の攻撃力量とするが如し。

日本人が書いた最高の戦略書　評価：

「競合と戦わずして勝つ戦略」を読んで、この書を知った。
日本人でこれほどの戦略の天才がいたのかと実感する。
そして、何よりも、戦略とは犠牲を出さずに勝つ策であることを思い知らされた。
海外の戦略書を読むのであれば、まずこの書を読むべし。

発売元のレビュー

日本海開戦110周年 東郷平八郎＆秋山真之フィギュア付き 日本海軍戦艦 三笠

特徴説明

日本海開戦110周年 東郷平八郎＆秋山真之フィギュア付き 日本海軍戦艦 三笠