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5月7日:10187:岡田克也幹事長定例記者会見2004/04/23 2004年4月23日(金)>>菅直人代表の記者会見録戻る/記者会見目次 岡田克也幹事長定例記者会見要旨○補選:感触は悪くなく関心も高まっている、最後の努力をしたい○政府・与党が年金法案の採決を急ぐのは中身に自身がないことの表れ○かつてないなおざりな審議、強行採決となれば小泉内閣の姿勢が問われる○3閣僚の年金保険料未納は論外、国民年金の形骸化の象徴○国連待機部隊:まずは部門会議でよく議論を、その上で『次の内閣』等で協議○三菱自動車:消費者・ユーザーを向いた経営がいかに重要か、これは政党も同じ○小泉政権3年:言うこととやることが全然違うということが認識されてきた○3補選共通の争点は年金だが、「政治とカネ」など選挙区事情による争点も○補選で自民勝てば強行採決の可能性高まる、あとは結果が出てからの問題 ■埼玉・広島・鹿児島3補選の状況【幹事長】今日は、いよいよ25日に補選の投票が行われるということで、私自身もこれから本会議後に広島、そして明日は埼玉ということで、代表はそれと入れ替わりのような形になると思います。 その他、鳩山前代表あるいは石井副代表等々の幹部が、手分けをして応援に行くことになっています。 今の状況は、感触でしか分かりませんが、埼玉8区と広島5区はそれぞれ、感触としては悪くないと思っています。 手を振っていただく方が随分多いなという感じがしますし、関心も高まっているなと認識をしています。 もちろん、3つの選挙区それぞれ重要ですが、特に広島5区、埼玉8区については、何とかして当選に向けて最後の努力をしたいと考えています。 マスコミの予想もいろいろ新聞記事では拝見をしています。 広島はどちらかと言うと厳しいんじゃないかという報道もありますが、私自身は全くそういう印象は受けていません。 しっかり戦っていくなかで、広島5区についても三谷候補の当選を目指していきたいと考えています。 ■年金法案の国会審議【幹事長】それから、国会のほうは引き続き続いていますが、年金法案について、まだ審議が十分なされているわけではありません。 採決などということはとんでもないわけで、しっかりとした委員会における審議、そして地方公聴会を含めた公聴会の開催、そのことをしっかり求めていきたいと思います。 採決を急ぐのは中身に自信がないからだと、そういうふうに思っています。 議論すれば議論するほど、働く立場あるいは年金の受給者だけではなくて、経済界からも異論が出てくるという案です。 こんな案で本当にいいと思っている人は、恐らく与党の中でも非常に少ないんじゃないかと思いますが、だからこそ、慌てて急いで採決ということなんでしょうが、これほど重要な法案について、今までの歴代の内閣の中でも、これほどなおざりに審議もせずに採決をしたということを、私は聞いたことありませんので、そういうことになれば、強行してくるということになれば、それは小泉内閣そのものの姿勢というものが問われると思っています。 <質疑応答>■3閣僚の国民保険料未納問題【記者】民主党が求めていた、小泉内閣の閣僚が国民年金の保険料を払っているかどうかという問題で、今日3人の閣僚(麻生総務相、中川経産相、石破防衛庁長官)が一時期払ってなかったということを認めたんですけれども、今後この問題を受けて、それをどう受け止めるかということと、今後どう追及していくのかという点についてお聞かせください。 【幹事長】江角マキコさんであれば、コマーシャルに出てきたとはいえ民間人ですからまだしも、大臣の職にあるものが、そもそも払っていなかったというのは、これはもう論外ですね。 国民年金というものが、いかに形骸化してるかという象徴であるとともに、本人たちに自らが立法、行政府の責任者であるという自覚を欠いていることの表れだと思っています。 全大臣について、今求めていますので、そのことを見ながら、政府の責任を追及していきたいと思っています。 ■本日の国会対応/国連待機部隊構想の党内集約の見通し/三菱自動車の経営問題【記者】3点ありますが、厚生労働委員会が止まっているようですが、今日の本会議をどうされるのかということが1つです。 それから、参議院選挙に向けて、安全保障・国際協力の問題・政策を取りまとめられると思うんですが、今日の報道の中で、先に小沢さんと横路さんが合意された国連待機部隊構想が、1つの大きな収斂の方向になると。 幹事長もこれを軸に意見集約を急ぐのではないかという趣旨の報道がありましたが、この見通しについて教えていただきたいということ。 3点目が、政治と関係ないですが、三菱自動車への再建策で、ダイムラー社が追加の増資に応じないという姿勢を表明したことで、三菱グループは支援をしていくと言ってるようですが、伝統ある自動車メーカーが非常に窮地に立っていることについて、ちょっとコメントをいただければと思います。 【幹事長】何か、頭の中がバラバラになりそうな、ベクトルの違う3つの質問だったと思うんですが……(笑)。 まず最初の問題は、できれば早くこの会見を切り上げて、よく相談をしたいと考えています。 今、申し上げることはありません。 それから2番目の問題ですが、私も新聞で拝見しましたが、党の中で何らかの方針が決まったわけではありませんので、まだその途中の段階ということですので、率直に言って、まだ私のところまでは来ていません。 『次の内閣』まで上がってくれば私のところということになるわけですが、まずは部門会議でよく議論をして、その上で執行部として協議をしたいと考えています。 私自身は、基本的にこの安全保障の問題についての責任者の皆さんがそういうことでまとめる、まとまるということであれば、それに対して異論はありません。 ただ、まとまったかどうかというのは確認していませんので、何とも申し上げられません。 三菱自動車の話はやはり、いかにユーザー・消費者が重要かと、消費者・ユーザーを向いた経営をしていかないと、どんな名門企業・大企業であっても非常に厳しいことになるということの1つの例として、私は経済人だけではなくて、我々政党関係者も肝に銘ずべきだと思いますね。 政党も一緒だと思います。 やはり有権者・国民の視点で見ていかないと同じことになるんだろうと思います。 そういう意味で、説明責任とか情報公開とか、そういうことを重視した党運営をやってきたつもりですが、ますますそういったことの必要性といP |
5月8日:7913:私の視点 年金不信を増長する砂上の政府案〜一人歩きした年金給付水準=現役世代の50.2%〜政府の年金制度改正案は、現役世代の保険料負担を18.3%※(現在13.58%)まで引き上げる一方、引退世代が受け取る年金水準は現役世代の手取り収入の50%(=所得代替率)を確保するという内容です。 しかし、必要な年金水準をめぐる政府の説明は、'99年の改正時には「現役世代の60%の確保が適当」との目標を示し、今回は「50%でも大丈夫」と一貫していません。 しかも“所得代替率50%”は、何の保証もない架空の数字といっても過言ではないのです。 ※14年間に渡り、毎年0.354%ずつ引上げ保険料率の上限固定と矛盾する所得代替率50%政府は、現役世代の保険料負担増に歯止めをかけるため、保険料率の上限を18.3%に固定し、引退世代が受け取る年金水準は、少子化や高齢化の影響を加味したスライド率を導入することで、世代間格差に対する現役世代の不満解消を図ろうとしています。 しかし、この仕組みでは、経済情勢や出生率の低下等により“所得代替率50%”を大きく割り込む可能性もあるため、結局、政府・与党は、法案の最後に「現役世代の収入の50%を上回るよう“給付水準を確保する”ものとする」という付則を付けました。 将来、“所得代替率50%”を切る事態になれば、「保険料引上げ」、「給付水準引下げ」論議が必ずや再燃します。 政府・与党が自負する「100年間は持続可能な仕組み」とはこの程度のもので、「保険料抑制」と「給付水準維持」という二律背反を取り繕うためのつじつま合わせに終始したのが実態です。 年金給付水準=現役世代の50.2%(所得代替率)の意味するもの政府が説明する所得代替率50.2%とは「夫は会社員で40年間勤務し続け、妻は企業勤務の経験がない専業主婦」というモデル世帯の場合の数字です。 モデル世帯以外の世帯では軒並み50%を大きく下回っており、政府・与党は、実態とかけ離れたモデル世帯の年金給付水準を声高に宣伝しているのです(表1)。 表1:世帯類型別の厚生年金給付水準=所得代替率(※) 世帯類型2004年度(現行制度)2025年度(政府改正案) 「モデル世帯」夫40年加入、妻は40年間専業主婦59.3%50.2 夫40年加入、妻は出産後離職し、その後専業主婦56.147.5 夫婦とも40年間共働き46.439.3 男性独身で40年加入42.536.0 ※複数の異なった世帯類型でそれぞれどの程度の給付水準となるかについて見るときの指標。 各世帯類型に対応した現役世代の平均的手取り賃金に対する年金支給開始時の年金額の割合。 上記「モデル世帯」の場合は所得代替率50.2%=(夫の厚生年金+妻の基礎年金)÷(現役男性厚生年金被保険者の平均的手取り賃金)給付水準は、出生率の動向でも大きな影響を受けます。 「モデル世帯の所得代替率50.2%」は、2002年現在の合計特殊出生率※“1.32”が、2050年には“1.36”に改善することを前提にしていますが、坂口厚生労働大臣の答弁でも「これは努力次第」と認めています。 少子化が加速すれば“1.10”にまで落ち込む可能性もあり、その場合、モデル世帯の所得代替率は、46.4%になると政府は説明しています。 経済前提も数字を見ると想定どおりになるか甚だ疑問です(表2)。 ※一人の女性が生涯に産む子供の数。 2.08を下回ると人口は減少このように「所得代替率50%」を大義名分とする政府の説明は、もはや通用しなくなっているのです。 一定の出生率や経済成長の前提が狂えば50%の確保が困難になるからです。 その場合、国会審議の中で「給付水準の引き下げ」、「保険料率の引き上げ」、「税金の投入」など財源をどのように賄うのか明らかにしていく必要があります。 根拠もあいまいなままの「安心」を強調するより、制度を抜本的に見直さなければなりません。 先送りは許されないのです。 表2:政府年金制度改正案の諸前提2000年度(実績)2050年度 合計特殊出生率1.36人(2002年は1.32)1.39人※ 平均寿命男77.64年80.95 女84.6289.22 経済前提実質賃金上昇率1.1%、名目賃金上昇率2.1%、物価上昇率1.0%、名目運用利回り3.2% ※「1.39」は中位推計。 低位推計だと「1.10」に低下(4月中旬記) P |
5月8日:6783:私の視点 年金資金の無駄遣いを改めることが先決国会審議の中で、グリーンピア問題に代表されるように年金給付以外にも年金資金が使われ、その額が5.6兆円もの巨額になることが明らかになりました(表1)。 国民に保険料負担増を強いる一方、年金制度の信頼を大きく損なう形で年金資金が使われてきました。 年金資金の給付以外への流用総額5.6兆円※主な内訳表1 ●年金資金運用基金(旧年金福祉事業団)によるグリーンピア事業(大規模保養基地13ヶ所)と被保険者への住宅融資事業・・・・・・・2.2兆円 ●年金相談事業、システム経費・・・・・・1.3兆円 ●社会保険庁が公益法人に運営を委託している厚生年金会館など265ヶ所の年金福祉施設建設費・・・・1.5兆円 ●年金保険料を職員宿舎建設などに充てることを認めた年金事務費(財政構造改革法により、98年度からの特例措置に基づく)・・・・・・・・・・・・・0.4兆円など 【年金事務費の主な内容】職員宿舎の建設費、公用車の購入費と運転手人件費、社会保険庁長官の交際費、職員の外国旅費 ※3月3日衆院予算委員会:坂口厚生労働大臣及び政府答弁、昭和20年〜平成13年度累計 年金資金の運用や流用による損失は巨額厚生労働省が所管する公的年金の積立金は146兆円※1にもなります。 積立金の目的について「積立金の運用収入を年金給付に充てることにより保険料を軽減するため必要」と説明していますが、その運用内容は「保険料軽減」とは逆行するものです。 (※1)2002年度末、厚生年金(厚生年金基金代行分を除く)と国民年金の合計「資金運用事業」では、112兆円を預託している財政融資資金の貸し出し先の特殊法人などで、不良債権化している可能性が指摘されています。 また、厚生労働省が自主運用する34兆円については、約6兆円の累積損失※2が発生しています。 (※2)2002年度末、2003年4〜12月は3.5兆円の黒字「大規模年金保養基地事業」では、特殊法人「年金資金運用基金」がグリーンピア(全国13カ所)の建設・運営に約3700億円を投入してきました。 ずさんな計画・運営だったため'05年度までにすべて売却・廃止が決まりました。 病院や会館、スポーツセンターなどの福祉施設の建設も265ヵ所、累計で1兆5000億円にも上りますが、ほとんどは、赤字運営です。 さらに問題なのは、施設の運営が厚生労働省関連の特殊法人や5つの公益法人を中心に委託され、そこが天下り先となっていることです。 しかも積立金を食いつぶした責任は誰も取っていません。 また、政府は'98年度以降、一般会計の歳出を減らすため、一般会計(税金)から支出していた年金事務費を年金保険料で賄うように付け替えを行ないました。 「事務費」という名目のもとに解釈を拡大し、社会保険庁の職員用宿舎の建設や公用車の購入、職員の健康診断費用や海外出張旅費、さらには長官の交際費など、'98年度〜'03年度までに年金保険料から4000億円以上が年金給付以外に流用されてきました。 国民に負担を強いる前に無駄遣いをなくすべき保険料の負担増を強いる前に年金資金の無駄遣いを起こさせない仕組に改めることが先決です。 まず、一刻も早く、年金給付以外には年金資金を使わせないという原則を確立し、天下り先ともなっている必要性の乏しい公益法人も早急に廃止すべきです。 官僚の無駄遣い体質を改めない限り、年金制度への信頼回復はありえません。 また、'08年度末までに財政融資資金に預託している110兆円を超える年金積立金が全額厚生労働省に返還されます。 その場合、積立金を毀損させてきた厚生労働省に150兆円もの巨額の運用を任せるべきか否か充分議論する必要があります。 (3月中旬記) P |
5月8日:4152:温泉源等の汚染防止及び保護・利用への財政支援拡充に関する要望書 温泉源等の汚染防止及び保護・利用への財政支援拡充に関する要望書わが国の温泉資源は、多くの国民の心と身体の癒しの場として親しまれ、観光、レジャー、レクリエーション、保健、医療と多方面に利用されています。 また、地域社会においては、歴史的にも自然と人間の共生をベースとした伝統的な生活文化を形成しております。 特に近年は、少子・高齢化社会の時代相を反映し、国民の健康づくりに温泉を活用する休養、保養、療養といった医療活動を重視する傾向が強くなって来ております。 こうした時代の要請に応え、人々の心身の蘇生と癒しに温泉を利用した医療活動を安全かつ有益に発展させるためには、地球環境保護の見地に立った温泉源の保護、汚染防止及び有効利用に関する国の法体系の整備や財政支援強化策の拡充が喫緊の課題であります。 よって、温泉所在地域の活性化を図ると共に、次の諸事項を早急に実施するように強く要請いたします。 記1、地球の体液とも言うべき極めて貴重な温泉を安全かつ有効持続的に利用できるよう温泉環境も含めた、「温泉源の汚染に関わる一切の行為を禁止」する条項を温泉法に明記すること。 1、温泉掘さくに関する「既存源泉間距離の制限」については、国において一定の適正基準を明示すること。 また、温泉掘さく許可の有効期間等を見直し、資源有効利用の迅速化に資するよう法体系の整備を図ること。 1、温泉資源地域に対する地下水資源の水収支等、環境保護施策の整備強化を図るとともに、関係施策に関する国の財政措置を充実すること。 1、公共の温泉施設については、その公共性に鑑み、広範な国民や地域住民の健康づくりに寄与する保健事業、リハビリテーション病院などとの協調施策を図るよう国の指導体制を強化すること。 1、医療面に関する温泉利用の充実を図る上から温泉成分の分析・効用に関する法体系を見直すとともに、源泉の維持、管理施策を整備し、施設整備及び維持・管理費に対する国の財政支援を強化すること。 1、地方公共団体などに設置されている温泉に関する審議会等での審議内容については、情報公開を義務づけるよう国の指導体制を強化すること。 平成13年5月17日大月短期大学地球科学研究室教授・山梨地学会会長田中収山梨県リハビリテーション病院・施設協議会会長中原英幸地球地質ボーリング環境科学協会萩原利樹前参議院議員・二十一世紀ヒューマン協会会長及川順郎環境大臣川口順子殿 [戻る]Copyright2001©,KATOHSHUICHIOFFICE,Allrightsreserved.[TOPPAGE] P |
5月7日:11667:参議院議員しんば賀津也:理念・政策:わかる!中東問題 ホーム>理念・政策>わかる!中東問題Googleでサイト内検索 5つの基本理念 中東への想い わかる!中東問題 ウィークリーコラム Q39:風邪をひいたらまずどうしますか?日本では病院に行って薬をもらう、お風呂に入らない、あったかくして寝る、などが一般的ですが…? 【レウットの答え】もし本当に具合が悪かったら、日本と同じようにお医者さんに診てもらって、処方せんによって薬を飲んで、よく休んでいます。 ちょっとだけ悪かったら、お医者さんまで行かなくて、普通の風邪の薬を飲んで、よく休むだけです。 日本のようにお風呂に別に入らないということはありません(気候の部分に書いてあるように、イスラエルで水を大切にしないといけませんから、日本のようにひんぱんには入りません) 。 かえって、人によっては風邪をひいたら、体を温めて、痛くなった筋肉を安らげるためにお風呂に入ることもあります。 その他、イスラエルにも「お祖母さんの薬」があります。 つまり、一般的な薬ではなく、昔から効くと信じられている対策です。 なぜお祖母さんというと、科学的な研究の上で作られた薬ではなく、お祖母さんに遺産された知識みたいな薬だからです。 例えば、のどが痛かったら、蜂蜜とレモンが入っているお茶を飲むことや、風邪をひいたら、スープを飲むことなどです。 吐き出したいほど気分が悪かったら、レモンをなめることやコカコーラを飲むことです。 そして、乳製品を控えた方が良いとも思われています(乳製品が粘液を多くするため) 。 そういう"薬"とか知恵が多いです。 健康について話すと、最近になってイスラエルに型にはまらない医療がだんだん増えてきています。 化学物質の代わりに自然な物を使っている医療が多くなりました。 例えば漢方や、多分ちょっと耳慣れないかもしれませんが、自然を元にしたホメオパシーと言う医療もよく見られます。 普通の薬局でも自然な薬を見つけることが出来ます。 私も一年ぐらい前から中国人のお医者さんに診てもらっています。 針医療もやってもらって、漢方薬も飲み始めました。 ▲画面上へ Copyright(C) KazuyaShimbaOffice,Allrightsreserved. P |
5月7日:12717:参議院議員しんば賀津也:理念・政策:わかる!中東問題 ホーム>理念・政策>わかる!中東問題Googleでサイト内検索 5つの基本理念 中東への想い わかる!中東問題 ウィークリーコラム Q37:レウットさんは相撲が好きとのことですが、イスラエルではどんなスポーツが人気あるの? 【レウットの答え】一番流行っているのがサッカーだと思います。 人気は本当にすごいです。 例えば、応援者は大声と興奮いっぱいで応援して、熱心なファンによっては応援するグループの色を顔につけます。 サッカーの他、バスケットボールも人気がたくさんあります。 見ることはもちろん、子供たちと大人もよく遊びでやっています。 両方色々なチームがありますが、イスラエルに来たら、よく"マカビ"とか"ハポエル"という言葉が耳につくに違いません。 2つはイスラエルの屈指のスポーツの団体で、イスラエルが独立する前に設けられました。 "マカビ"というのは歴史を元につけた名前です:古代のギリシャが長い時期にわたってイスラエルを占領しました(その時パレスチナと呼ばれていました)。 アンティオコス四世の時、ユダヤ人が自由にユダヤ教の習慣を守るのはぜったい禁止されましたから、また自由を得るように、ユダヤ人が反乱しました。 指導したグループはマカビと呼ばれたので、反乱派が「マカビ反乱」と名づけられました(イスラエルの"ハヌカ"という祭りはこの話を記念するために行われます)。 同じような力を持つためにスポーツにも[マカビ]という名前が採用されました。 今、マカビはイスラエルの国立スポーツ団体です。 それに応じて、色々なスポーツのグループがマカビにも属しているし、色々な運動も主催します。 サッカーとバスケットボールもそうです。 おおよそ大きな都市ごとにマカビのサッカーとバスケットボールのグループがあります(例えば、マカビ・テルアビブや、マカビ・ハイファなど) 。 1920年代まで、マカビしかスポーツ団体がありませんでした。 それで、もう一つの新しい団体:イスラエルの労働者のための:"ハポエル"というスポーツ団体が生まれました(ヘブライ語で、「ハポエル」は労働者という意味です) 。 その時から、マカビのように、大都市にはハポエルのサッカーとバスケットボールのグループがあります(ハポエル・テルアビブや、ハポエル・ガリリエリョンなど) 。 ハポエルとマカビは一番目立つグループですけど、他のグループもあります。 例えば、サッカーの「ベーター」というグループも有名です。 日本と同じようにイスラエルにはいくつかのリーグがあります。 国際規模で見ると、国際試合にも参加するし、(例えば、中田選手のいるパルマのグループと競ったことがあります)、国際試合に勝ったこともあるし、海外のグループにイスラエル人の選手もいます。 それでも、松井選手達のような人気がありません。 毎日ニュースで"イスラエルの国際選手"の顔を見るようなことはありません・・・松井選手といえば、イスラエルでは野球をまったくしません。 なぜかしら・・・でも、バスケットボールとサッカーの他、別のスポーツもやっています。 例えば、柔道にかけてはすばらしい能力を持っています。 オリンピックにも何回も勝った事がありますよ。 空手も流行っているし、テニスとかバレーボールとか水泳もやっています。 そして、暖かい国でもアイス・フイギュア・スケートの世界に出ているイスラエル人もいます。 ▲画面上へ Copyright(C) KazuyaShimbaOffice,Allrightsreserved. P |
5月7日:17162:参議院議員しんば賀津也:理念・政策:わかる!中東問題 ホーム>理念・政策>わかる!中東問題Googleでサイト内検索 5つの基本理念 中東への想い わかる!中東問題 ウィークリーコラム Q36:皆は兵役をどう思っているの? 【レウットの答え】過半数は兵役に対して感謝する気を強く持って、大事にしています。 なぜかというと、軍隊のおかげで皆が無事に生活できます。 日本と違って、軍隊が国を守らなかったら、国が存在できなくなります。 軍隊を持つか持たないかは選択の問題ではありません。 もしも日本みたいに軍隊を持たなかったら、イスラエル人は安全に心を安らいで暮らすことは出来ないでしょう。 一般的にいうと、"軍隊"というのは暴力に関わっていることです。 国籍に関わらず、普通の人間は戦争のことをひどく思って、平和に暮らしていきたいです。 正気の人は戦争が欲しくないで、平和に憧れます。 日本人もそうだし、イスラエル人もそうです。 それで、多分、平和がそんなに欲しかったら、イスラエルはなぜ軍隊を持っているのかと不思議に思っている人がいるかもしれません。 二つの要素が対立すると考えるかもしれません。 私はそう思いません。 イスラエルの軍隊存在を正当化するのは、攻めるための軍隊ではなく、軍隊があるのは国を防御するためだからです。 イスラエル人は平和が心底から欲しいです。 軍隊を持たなくてもいいのは本当に理想的なことです。 けれども、残念ながら、理想と現実は違います。 切羽詰って軍隊を維持しなければなりません。 なぜかというと、イスラエルはアラブの国に囲まれています。 元々この囲んでいるアラブ諸国は一同でイスラエルを攻めて、イスラエルというユダヤの国を崩壊するために戦争を始めました(現在、イスラエルの"独立戦争"と言います。 後でもっと長く書きます) 。 時間が経つと、まずエジプト、それからヨルダンがイスラエルをもう崩壊させることはできないし、平和に互いに進めたほうが利益があると分かって、イスラエルと平和条約を結びました。 その時から、イスラエルはヨルダンとエジプトと平和に共存しています。 しかし、平和といっても、まだ"冷たい平和"だし(つまり、平和条約があっても、イギリスとフランスの友情交際ほどではありません。 ただ、互いに攻めないし、ことによっては協力しています。 時間が経てば経つほどもっと親密的になると希望します)、隣のシリアとレバノンとまだ平和条約もないし、隣じゃなくてもイスラエルを脅すイスラム国もありますから(例えば、イラン) 、イスラエルは国を守る権威を設けないといけませんでした。 アラブの国は皆が敵だというわけではありませんが、確かに軍隊がなかったら、イスラエルの現在もう厳しい条件がもっと物騒になる恐れがあります。 イスラエルの存在は危険になるとまでいえます。 そして、軍隊は、敵から攻められることを防ぐばかりでなく、テロ事件もよく予防しています。 悲しいことに、皆さんはニュースでイスラエルで起こるテロ事件についてよく聞くに違いありません。 ただし、軍隊が毎日皆が知らないところで、きちんと任務を遂行してくれなかったら、今もこんなに多いテロ事件が、今とは比べられないほど増えかねません。 それで、軍隊と言っても、イスラエルを守るという役割を果たしているので、ヘブライ語で「ツァハル」と呼ばれています:「ツバ−・ハガナ・レ・イスラエル」、「イスラエルの防御の軍隊」。 これは大切なポイントだと思います。 なぜかと言うと、イスラエルの軍隊は攻める軍隊ではなく、治安を守って、危険なことを防いで、防衛する軍隊です。 ちょっと考えたら実は日本の自衛隊という名前との同じ意味です。 二つの国の軍隊は持っている目的が基本的に同じです:国を守ることですが、国の状況が全然違うため、実際にみると、オペレーション上は違います。 ツァハルは"攻めるためではなく、守るための軍隊"というアイデンティティを示すのは「兵器の純粋さ」(ヘブライ語で「トハー・ハネシェク」と言います) という原理です。 何年か前にツァハルは指導する綱領を設けました。 綱領の中でこの原理はとても大事なところを占めています。 不思議な原理だな、間違ったのかしらと思うかもしれません。 実は、間違いませんでした。 この原理はそのままで、兵士になったとたん、習う原理で、ツァハルの中心的な原理だとも言えます。 この重要な原理を簡単に説明してみます:軍隊ではもちろん、兵器を使っています。 けれども、兵士は皆、それぞれに、いつも覚えていないといけないのが、兵器を使う時、それは避けられない場合だけということです。 兵器を使うことの代わりに、他の手段がなく、仕方がない場合だけ兵器を使うのが許されています(例えば、命がけの時です)。 兵役に就くと、色々な物騒な事件に遭うに違いませんが、それでも、怖くても、危険でも、無意識にピストルを軽く撃ってもいいというわけでは全くありません。 兵器は他の人を傷つけるのが役目ですが、一番大事なことは命です。 それで、兵器を使うのは命を助けるためです(自分の命も、相手の命も)。 命を助けるのは純粋のことです。 いわゆる、兵器を通じて純粋のことも出来ますから、"兵器の純粋さ"を守らなければなりません。 できるだけ命を助けるために仕方なく使わないといけない時だけ、兵器を使うという意味です。 最初に書いたように、ツァハルはとても大事な役割を占めているので、イスラエルの過半数が誇りをもって、軍隊のことを思っています。 これを示す例は有志として兵役に就く人の数です。 必要じゃなくても(例えば体が不自由な理由で免除された人) 、就く人がとても多いです。 イスラエルに住んでいるからには兵役に就くべきだと多く思われています。 いつも外の人に頼るものではなくて、自分でも社会に貢献することですから。 絶対就きたくなくて、合法的な方法で免除される道を選ぶ人もいます。 でも、そういう人がまだ少ないです。 過半数はそういうこともしないどころか、それについて一切考えていません。 私が主張したいポイントは、兵役は正式的に義務であっても、(避けることも出来るので)実は自分の決定だともいえると思ってP |
5月7日:11953:参議院議員しんば賀津也:理念・政策:わかる!中東問題 ホーム>理念・政策>わかる!中東問題Googleでサイト内検索 5つの基本理念 中東への想い わかる!中東問題 ウィークリーコラム Q33:日本のゲームがイスラエルにもあるの? 【レウットの答え】ありますよ。 たくさんだとも言えます。 特にコンピュータゲームとか任天堂だと思います。 でも、それだけではありません。 最近になって日本の若者の人気がある物はイスラエルでもありふれました。 日本の"ポップ・ファッション"はどこでも見つけられます。 例えば私は今、日本にいるのにお母さんがイスラエルから私が大好きな"ちび丸子ちゃん"のかわいい携帯ストラップを送ってくださいました。 "ちび丸子ちゃん"ばかりでなく、大好きな"タレパンダ"とか、"アフロ犬"とか、"ポケモン"など、日本のキャラクターグッズが数え切れないほど多いです。 不思議なことに、アコ−という町にある市場に行った時も、見るともなしに見ているとタレパンダのシャツを見つけました!やっぱり、びっくりしました。 イスラエルの普通の人は、たいてい意味がわからなくて、ただかわいいなと思って品物を買います(しかし、私の友達は皆タレパンダが何かとよく分かっています・・・)。 更に、非常に目立つのは日本のアニメです。 人気がたくさんあります。 子供の時からテレビでよく見ました。 例えば、ムーミンの番組や、マルコの番組や、オズの魔法使いの番組などです。 そして、今世界中に人気があるポケモンとかディジモンなどを知らない子供を見つけるのが難しいほどです。 子供たちは皆、日本のアニメの主人公の大きくてきらきらする目を良く知っています。 子供たちだけでなく、子供たちと大人向けのアニメもやっています。 日本に来る前に「千と千尋の神隠し」を友達とテルアビブにある映画館で見ました(日本語で!)。 そういえば、宮崎さんの映画も人気がたくさんあります(もののけ姫もとても有名です)。 アニメの他、日本の漫画も同好会がたくさんあるほど流行っています。 カラオケのバーもだんだん多くなるし(しかし、日本の"ミニホテル"のような形じゃなくて、舞台で皆の前で歌っているか、個人のパーティーにカラオケの機械を借りることです)、"ぱらぱら"の機械もテルアビブで見たことがあります。 そういうもののおかげで、日本に興味を持っているイスラエル人が大幅に増えてきて、日本はもっと近くなった気がします。 これからも、交流を続けましょう! ▲画面上へ Copyright(C) KazuyaShimbaOffice,Allrightsreserved. P |
5月7日:11933:参議院議員しんば賀津也:理念・政策:わかる!中東問題 ホーム>理念・政策>わかる!中東問題Googleでサイト内検索 5つの基本理念 中東への想い わかる!中東問題 ウィークリーコラム Q32:レウットさんは子供の頃、学校から帰ったらどんな遊びをしたの? 【レウットの答え】私はダンスが大好きで、色々なダンス・クラスに通っていました。 そして、音楽も好きなので、ピアノを弾くのも習いました。 その他、テレビを見たり、本を読んだり、家族や友達と遊んだりしていました。 イスラエルの子供達はたいてい昼間、学校が終わります。 それで、近くにある小学校から家に帰って、家で昼ご飯を食べます。 そして、塾に行く習慣がないので、宿題をやってしまってから、余暇がありますから、子供たちは多彩な課外のことをやっています。 男の子の過半数はスポーツが好きなので、友達とサッカーとかバスケットボールとかをやったりします。 そして、バスケットボールとサッカーのクラスもありますから、友達と野遊びばかりでなく、クラスに通っている子供達も多いです。 更に、柔道とか、空手とかも人気がたくさんあります(そのおかげで、日本語で"始め!"とか"一敗!"とかまじめに日本語で数える子供達も多くなってきました。 かわいい!) 。 女の子の中にダンスをやっている子がとても多いです。 日本と違って、一流の趣味ではなく、ダンス・クラスがたいていどこにも行われていますから、非常に身近な趣味です。 そして、女の子も男の子も、主にピアノですけど、楽器のクラスに通っています。 そして、子供によって興味があることが違いますから、もちろん、他の様々な趣味もあります。 例えば、子供によっては絵の描き方を習っています。 また、子供によっては物語に興味があって、文学的な書き方も習っています。 その他、小学校三年生の時から、好きであれば、少年団に通い始めます。 イスラエルにいくつかの少年団があります。 一番有名なのは「ハツォフィム」と「ハノアー・ハオベッド」です。 敬虔なユダヤ人も別の少年団があります(例えば「ベネイ・アキバ」) 。 一週間に二回少年団の会場に通って、グループで色々な活動します。 旅行もしています。 そして、高校生になると指導者になることが出来ます。 私は小学校三年生の時しか行きませんでしたから、あまり長く描写できないんですけど・・・それで、イスラエル人の子供達は勉強だけではなく好きなように色々なことも出来ます。 ▲画面上へ Copyright(C) KazuyaShimbaOffice,Allrightsreserved. P |
5月6日:14621:参議院議員しんば賀津也:理念・政策:ウィークリーコラム ホーム>理念・政策>ウィークリーコラムGoogleでサイト内検索 5つの基本理念 中東への想い わかる!中東問題 ウィークリーコラム ウィークリーコラム 2004/05/05「シリア〜導入編〜」実は、連休中、榛葉議員はシリアに行っています。 なぜシリア?と思われるかもしれませんが……。 今回は外から見たシリアはどんな国かということで政策秘書が「導入編」を担当します。 “中から見たシリア”については本編で議員がたっぷりと書いてくれることでしょう。 さて、いきなり「シリア」と言われて何を思いつきますか?「中東のどこかの国ですよね」――そうです。 トルコの南でイラクの西、東は地中海に接していて、レバノン、ヨルダン、イスラエルと国境を挟んでいます。 「何語を話すのでしょう?」――アラビア語が話されていますが、同じアラブの国でも、やはり歴史によってかなり異なる模様です。 「エジプトが大阪ならシリア(特にダマスカス)は奈良だね」という話を最近聞きました。 国民性や街の雰囲気がなんとなくわかるような気がします。 ちなみに、榛葉議員がシリアに注目している理由は、【イラク戦争後の中東】という観点からです。 つまり、イラクがこのような状態になりましたが、中東という地域は隣国や“対立国”(互いを滅ぼしたいという根源的な対立ではなく、互いのやり方を批判しあうことによって国内的結束を高めるという意味での相互依存的な“対立”)との関係や環境によって大きく揺らぐ地域なので、シリアは今後の日本・アラブ関係を築く上で非常にマグニチュードを持つことになる国だから、とのことです。 もっとも、どうやら日本の外務省の熱意はそれほどでもなさそうですが…。 もう一つの理由は、【中東和平】の観点からです。 ここ数年、議員は少なくとも年に一度は中東を訪問するようにしていますが、それは各国で同じ30代、40代の若手政治家とネットワークを作っていくことによって、あたかも所与の現実であるかのように膠着化してしまった中東問題を、日本との外交関係の発展につながるような形で問題解決していく力になりたいと考えているからです。 さて今、手元にある高校生用の世界史の教科書をぱらぱらと見ると、一番最初にシリアの文字が見つかるのはなんと、前16世紀に新王国となったエジプトの支配が及んだ、という記述からです。 その後、ダマスカスは隊商貿易(キャラバン)の中心地として栄えます。 ラクダでオアシスを転々とする、あのお馴染みの姿ですね。 その後13〜14世紀になってくると、モンゴル帝国がユーラシア大陸のほぼ全域を治めて交通が発達し、東西の文化的・経済的交流は一気に拡大しました。 ダマスカスやコンスタンティノープル(現在のトルコのイスタンブール)は地中海への接続地点としてさらに繁栄していったのです。 …今では残念ながらラクダではなく飛行機(ドバイ経由)で13〜14時間ですが。 その後は16世紀にオスマントルコ帝国の支配下に入り、第一次世界大戦でトルコがドイツ側について敗北した結果、シリアはレバノンとともにフランスの委任統治領となりました。 そしてフランスから1946年に独立し、現在に至ります。 政治的には、大統領に近しい者が要職を占める社会主義共和制とされています。 マクロ経済的に見ると、@モノカルチャーではなく農業、鉱工業、商業のバランスが取れている、A国営企業を主体とするが、経済構造や成長率はむしろ外的要因に依存している、B投資環境や金融制度が弱点。 また、中東諸国の例に漏れず人口増加率が年3%にのぼるので、雇用創出や国民所得水準引き上げが課題です。 一方、識字率は100%に近いのですが、一般国民の教育レベルが必ずしも高いというわけではなく、エリート層=支配層と一般庶民に二分化しているとのことです。 ちなみに、シリアとイスラエル間の和平交渉は、中東アラブ諸国とイスラエルの関係においても非常に重視されています。 が、この二国間交渉をどう進めるかは、それぞれの国の政治家の思惑と手腕、そしてアメリカの行動にかかっています。 最後に、シリアは現在の世界政治の中でどういうパフォーマンスをしている国か、という観点から少し見てみましょう。 ■イラク戦争ではアメリカの立場をダブルスタンダードと批判し、「イラクは大量破壊兵器の国連査察を受け入れなければいけない」と武力行使には反対し、査察継続を主張した。 が、安保理非常任理事国としては、最終的には賛成票を投じた。 ■イラクとは、イラン・イラク戦争(1980-1988) 以来国交を断絶していたが、経済関係では緊密化している。 ■対米関係は重視せざるを得ないので、対テロ戦争や中東和平などにおいて、互いのメリットになりうるカードを常に何枚も保持し、“シリアは小国だが弱くない。 シリアに手を出すと中東地域が大変なことになる”という自画像を作っている。 ■クルド人問題を抱えている点では隣国のトルコ、イラクと同様。 イラク国内での動きによって影響を受けざるをえない。 ―――と、いくつかポイントを挙げてみましたが、なかなか存在感のある国です。 詳しくは、帰国後の榛葉議員からの「本編」を待ちましょう。 ▲画面上へ Copyright(C) KazuyaShimbaOffice,Allrightsreserved. P |
5月6日:3519:段本幸男ホームページ/国会活動リポート/4月21日付 ■4月21日■■■■■谷垣財務大臣と意見交換4月21日、谷垣財務大臣と夕食をともにしての意見交換の場を持ちました。 地域再生が重要課題となっている折、農村の現状を知っておいてもらいたい、と考えたからです。 土地改良関係者数名と一緒にです。 自民党京都府連の活動を通して、親しくさせてもらっている私が、場をセットしました。 「私の選挙区にも多くのため池があり、老朽化したため池の管理を何とかして欲しいと陳情をよく受けます」と、早速土地改良とも付き合いが深いことを伺わせる大臣。 農村部の多い京都の丹後地方を選挙区としているだけあって、関心も高いようです。 「親父が農水省の役人でしたから(後に衆議院議員)、『鶏を自分で飼ってみろ。 卵は自分の好きなようにしたらよい』と、いまで言う『食農教育』を受けて。 それが大変よかった。 生き物を世話することの大切さ、卵を売って自分の欲しいものを買う喜び(経営感覚)。 農村には、そうした役割もあるんですよね」としみじみ語ります。 大変嬉しいことでした。 我々が常々言っている『農村の多面的な役割』についても、ご自身の経験の中にしっかりと根付いているようでした。 当然我々からの会話も自然に弾みます。 「いま農村で一番の課題は、市町村合併が進む中、広域行政体になり隅々まで行政の目が行き渡らないこと。 地域管理が粗放化し、荒れてゆく。 これを補完するために、土地改良区などが地域管理を担ってゆけばよいと考えています。 いわば、総理の言われる『民で出来るところは民に任せて』という先取りです」と我々から問題提起。 「いい視点ですね。 勉強になりました。 財務省の方でも早速検討させてもらいます」と、大変謙虚な答えでした。 この一言で、今日こうした場を作った甲斐があった、そんな思いを強くしました。 その他、年金改革や三位一体改革についての情報交換などもありました。 色々と多方面から意見を聞いておきたい、そんな風に感じられました。 担当大臣として、より幅広い意見聴取が、間違いの少ない政策選択に繋がるとの考えなのでしょう。 その谷垣大臣の姿勢にすっかり惚れ込んでしまいました。 2時間の意見交換はアッという間に過ぎてゆきました。 大きな成果があったものと評価しています。 我々も幅広い土地改良をめざして、今後も出来るだけ多くの人達との交流に心がけていきたいと思います。 P |
5月6日:4195:段本幸男ホームページ/地方活動リポート/4月16日付 ■4月16日■■■■■瀬戸の春(広島で選挙応援と地元交流)国会の合間を見て4月16日、衆議院広島5区の補欠選挙応援のため、広島県に行って来ました。 池田行彦先生の死去に伴う選挙です。 私にとっては昨年6月以来、1年ぶりの広島訪問となります。 この選挙区内には、私の選挙の折に、市町村単位では私に対し全国一の得票率を上げた「下蒲刈町」(現在は合併して呉市下蒲刈町)があり、今回の活動もここを中心に行いました。 その要となった竹内前町長とも久しぶりの面談。 「ここは離島だから(現在は橋で繋がっているが)、どんな地域づくりを目指すのか、島民にはっきり示す必要があった。 それを実現するのに、農業・農村整備事業が一番よく応えてくれた」と。 それが多くの得票に繋がったのだろうと言います。 実は中国四国農政局長の時は、迂闊にもそんな町があることすら知らなかったのですが、有り難いことだと思います。 こうして整備されたインフラと、瀬戸内海の白砂青松をどう調和させるのか、また、周辺地域で一番充実したシックな美術館を核とする歴史建造物を加えた文化とどう融和させるのか、壮大な地域づくりが進められていました。 自ら財団の理事長として、誇りの持る「自然と文化の香る町」づくり目指して陣頭指揮のようでした。 そんな成果でしょう、町を車で走っていても端々にそん様子が見て取れました。 ついで東広島市でユニークな集落営農を進める生産法人『ファーム・ウチ』を訪ねました。 平成9年に県営圃場整備を進めたのを機に法人化。 中山間地域7集落130戸のうち86戸がこの法人に参加しました。 その約31ヘクタールの農地を12名のオペレーターで耕作しています。 ただ、「手間のかかる水管理と畦畔管理は土地の所有者の負担」という取り決めです。 「当法人では、米作と飼料稲を主体に営農している」という状況。 「中山間地域では水田利用が一番。 そこで飼料稲(ハイブリッド米)と取り組んだが、未だ畜産農家の理解を得るのがまだまだ難しい」と語る法人代表の高木さん。 「しかし、耕畜連携の循環型こそが中山間地域農業」との信念は変わらない。 私も常々そのように考え、アチコチで話してきたが、すでにそれを実践しておられる人が居たのには驚いた。 法人にはこの先見性が大切なのだろうと思います。 その高木さん。 「中山間直接支払いがあるから、土地が荒れずに済んでいる」と言います。 「村の人に、『土地を荒らしたら、金を返さなきゃならなくなるぞ!』と脅すことが一番効く」と、消極策ですがこれが一番のようでした。 「もちろん集落営農の話し合いにも有効。 是非継続してもらいたい」切実なお願いのようでした。 この他、黒瀬町、東広島市の二カ所で土地改良関係者に集まってもらって懇談会。 地元要望の聞き取りをしました。 さらに広島市内では、今国会改正が予定されている農業会議および普及組織の問題点を勉強すべく、関係者からの意見聴取もやって来ました。 盛りだくさんの広島訪問でしたが、々と成果を積み上げることが出来喜んでおります。 P |