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9月2日:6674:FAXレター《56号》 【用を節して、人を愛す】56号2004.09.02 私は、政治で一番大切なのは、「用を節して、人を愛す」ことだと考えています。 つまり、政治にたずさわる人は、国民の税金をもとに仕事をしている。 だから、費用の節約に心掛け、血税を無駄に使わないようにする。 そして、そこから生じる財政の余裕を人々の福利の増進に役立てることが大切だと考えています。 こうした考えの対極にいるのが霞ヶ関の官僚たちです。 彼等がよってたかって、今日の財政の危機状況をつくってしまったといって良いでしょう。 2001年に「ネバダリポート」というものが、霞ヶ関に出まわりました。 その内容は、次のようなものです。 ◆ネバダリポート1.公務員の総数・給料は30%カット。 ボーナスはなし。 2.公務員の退職金はなし。 3.年金は一律30%カットする。 4.国債の利払いは5〜10年間停止。 消費税は20%とする。 5.課税最低額を年収100万円以上からにする。 6.資産税を導入し、不動産に対しては公示価格の5%を課税。 債権・社債は5〜15%を課税。 株式については取得金額に対して1%課税する。 7.預金は一律ペイオフを実施するとともに、第2段階として預金の30%〜40%をカットする。 この、「ネバダリポート」は、日本の国家破綻を防ぐためにIMFが作成した『日本管理プログラム』ではないかと言われている。 そこには「消費税の大幅アップ」「資産税導入」「預金封鎖」などがちゃんと書かれている。 最悪の事態を予想しているといってよいでしょう。 しかし、霞ヶ関の官僚は抜け目がありません。 自分たちに関係ある「給与30%カット」「ボーナス全額カット」「退職金なし」には目もくれず、「年金のカット」「増税」そして「国立大学の独立法人化等にみられる天下り先の増殖」を実施しました。 そもそも「独立行政法人」とは、行政から独立して公共事業を行う機関です。 それぞれの行政機関には計画を立てる部門と実行する部門とがあります、その中の実行部門を本省から独立させて民間会社と同じように運営させようとするものです。 そうすれば、責任が明確になり、赤字を出すこともなくなります。 しかし、もともと行政機関でないものまでも独立行政機関にしてしまいました。 その典型が国立大学の独立行政法人化である。 その結果、約500人の高級官僚の天下りを可能としました。 このように霞ヶ関の官僚は改革に伴う痛みを回避するため、自分たちだけのセーフティネットづくりには熱心なのです。 残された時間は少ない。 思い切ってやろう。 私はその覚悟をあらたにしている。 【海野とおると一緒に、新たなステージに向かって手を携えてくださる方を募集します。 】・海野とおるが出張していきます。 懇親会など5〜6人の会合がありましたら、ぜひ「海野とおる」に声をかけてください。 静岡県内どこでもお伺いします。 ・『活動報告』をお仲間に配っていただける方。 ・事務所で『郵便作業の手伝い』ができる方。 ・『ドライバー』ができる方。 ・『たて看板』・『室内ポスター』置いてくださる方。 事務所までご連絡下さい。 Copyright©2003,ToruUnnoHeadquarters P |