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10月21日:14132:参議院議員しんば賀津也:理念・政策:ウィークリーコラム ホーム>理念・政策>ウィークリーコラムGoogleでサイト内検索 5つの基本理念 中東への想い わかる!中東問題 ウィークリーコラム ウィークリーコラム 2004/10/121「イラク副首相一行との会食で垣間見えたもの」10月15日夕刻、イラク復興支援信託基金(IRFFI)ドナー委員会のために来日していたイラク暫定政権のサーレム副首相とハーキム通信大臣、並びに駐日イラク大使館のジュマイリ大使に面会し、イラク復興支援策と日本の役割などについて意見交換をした。 彼らは全身からエネルギッシュなオーラを発しており、国家再建へ向けての“やる気”がひしひしと伝わってきた。 暫定政権のポストに就いているこれらの人物達はフセイン政権下では“冷や飯”を喰わされてきた者達だ。 多くが海外に逃れてもいた。 フセイン政権の崩壊によって、やっと陽の目を見た彼らが、強い親米感情を持っていることは言うまでもない。 新政権樹立後もそれぞれの政治ポストにつけることに期待を寄せている人も少なくないだろう。 つまり、新生イラクの“国づくり”は国家建設と同時に一部の人間にとっては“国盗り物語”であり“権力闘争”でもあるのだ。 イラクの再建や治安を語るとき、これは忘れてはいけない点だ。 暫定政権に携わるイラク人の多くは、欧米で西側のレベルの高い教育を受けている。 訛りのない英語を完璧なほどに操る。 それは、今回の代表団も例外ではなかった。 彼らは会食で出された日本料理を器用に箸を使って食していた。 アルコールも問題なく飲むのだという(この時はダイエットコーラを飲んでいた)。 つまり、暫定政権の中枢にいるイラクの新しいリーダーは、相当恵まれた生活水準の人々で、そういう生活環境で暮らしてきた方々なのだということを認識する必要があるだろう。 問題は、彼らが本当にフセイン時代を耐え抜いてきた一般イラク人の気持ちを理解できているか、ということ。 更には、新しいイラクの代表として本当に国民から認知されているか、ということだ。 現在のイラクで反政府組織によって行なわれている“破壊活動”はすべてが旧フセイン支持者やイスラム原理主義者などによる“テロ”と言う訳ではない。 実は“テロ”と呼ばれている反政府活動の多くが、“国盗り物語”の別の岸にいる者たち(政権に入れない政治勢力P |