煙草に対する医学的見解

2003/02/06 日本呼吸器学会:喫煙医者は専門医として認定しない

 日本呼吸器学会は、同学会認定の専門医に「禁煙」を義務づけ、喫煙者は専門医認定や更新を拒否する方針を固めた。
3月13日から学会則にも盛り込む。

 日本呼吸器学会の会員は約1万人(専門医は約3000人)。
97年に医療従事者や患者、国民に禁煙を訴える「禁煙勧告」を出した。
ところが、学会員の喫煙率は96年が21%、01年でも約15%に上り、内部から「専門家として範を垂れる必要があるのに示しがつかない」と声が上がった。

 同学会の認定専門医は、5年ごとに更新手続きがある。
今後、喫煙者は更新を拒否され、「専門医」の看板をはく奪される。

禁煙したかどうかは自己申告に基づくが、「うそを言っても、喫煙者の呼気は禁煙者に比べて一酸化炭素の濃度が高く、機器を使えば一発で見分けられる」と関係者は言う。

 同学会幹部は「医者自らやめることで、患者の苦労を理解し、患者を禁煙に導いてほしい」と話している。

 

2002-12-20 愛煙家は恐怖、肺がんより怖いCOPD急増 煙草が原因 

喫煙が主な原因になってCOPD(慢性閉塞性肺疾患)という病気が引き起こされ、世界中で年間245万人、日本国内で約1万3000人(死因の10位)が死亡しているという深刻な事態が鮮明になってきたからだ。
しかも、COPDは進行性で、発病すると元の状態には二度と戻らないという。

 COPDはこれまで慢性気管支炎や肺気腫(きしゅ)といわれてきた病気で、初期症状を含めた総称。
気管支が炎症を起こし、初期段階はたんや咳(せき)がしつこく続いたり、階段や坂道を上がるときなどに息切れしたりする。
長年かけてゆっくり進行し、重症化すれば細胞が壊れたり、呼吸困難となり、最悪の場合は死亡する。

咳やたん、息苦しさなどがあっても、なじみの症状だけに軽く考えたり、年のせいと思い込み、COPDの発症に気づきにくいという。

原因の90%以上が喫煙。
1日20本のたばこを20年以上吸ってきた喫煙者の約20−25%が発症している可能性があり、「潜在的な発症者は国内で1000万人以上」とみる専門家もいる。

「最も有効な治療法は禁煙」と専門家は口をそろえる。
CОPDで悪くなった肺は元に戻せない。
それだけに早期発見で禁煙を徹底し、進行を遅らせることが最良の方法

 

2002-07-26“煙害”深刻 妊婦3人に2人が受動喫煙

妊婦の3人に2人が、夫らのたばこの煙を日常的に吸い込む受動喫煙の危険にさらされていることが26日、厚生労働省の付属機関、国立保健医療科学院(埼玉県和光市)のアンケートで分かった。
全国の約1万6000人が対象で、妊婦とたばこの関係に絞ったこれだけ大規模な調査は国内で初めて。

 厚労省の検討会が昨年まとめた報告書は、妊婦の受動喫煙が赤ちゃんの出生時体重を減少させるほか流産のリスクを高める可能性を指摘しており、多くの妊婦が周囲の人による“煙害”に直面している深刻な実情が明らかになった。

 一方、全体の約10%は妊婦本人が喫煙しており、そのうち10人に9人は胎児への影響を知りながら、喫煙を続けていた。

妊婦の喫煙は流産リスクを、吸わない人の1・5−2倍に増加させることが国内外の研究で明らかになっている

 


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