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親記事 / 返信無し
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NO.11368
主計官に財布を握られていては公約は実現できないのでは |
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先月のはじめ頃の日経で、「日本の政治の不可解なこと」として、予算委員会が予 算の配分の議論をせず、これについては専ら主計官が各省と折衝する、政府や議会 は名目的な存在であって、肝心のところは省庁と財務省が押さえてしまっているの ではないかというものでした。
建て前としては 財務大臣は歳出・歳入や配分に関して、財務次官に対して強く指 導できることにはなっているのですが、なにしろ途方もなく膨大な資料などですか ら、一人や二人では読む事も到底無理なのでしょう。 このために、実質的には精神論に近いもの、これではお飾りとならざるを得ません。
さて、これを一般家庭に譬えてみますと、大抵のご主人は家計について、奥さんを 信じて財布を任せているのと同じです。 せいぜい「無駄なモノを買わないよう」と 言う程度でしょう。
しかし日本の実情をオーバーに言えば、奥さんが財布を握っており、ご主人には少 しのお小遣いを渡して、ご自分は収入に関係なく相変わらず高価な買い物をし、し ばしばハイクラスの美容室やエステに通い、主人の給料では家計は持たない為にサ ラ金のお世話になって恐ろしい借金を作っているという図なのではないでしょう か。 しっかりした家庭においては、家計の配分については主人が大枠を決めるでしょ う。 さて、国会の予算委員会は、税収に対する大まかな支出配分について、与野党で議 論し、大まかではあっても実質的に国の財布を握るべきでしょう。
大枠は議会が議論の中で決める、それを財務大臣が次官に指示する、決められた大 枠の中で主計官が調整するーーー 姑のいる家庭の多くのトラブルは「誰が財布を握るか」です。 国民が選んだ代表が国の実権を持たないのでは、公約実現は保証されません。 「議会で予算配分を決める」・・・全く常識的なことが行われていない、議員諸侯 にヤル気があればできるはずなのですが・ 国民投票や並存案でのテーマの一つなのかも・・・・・・ |
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