中国の上海ガニに注意せよ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090924-00000018-scn-cn 上海ガニ好きの2歳の幼女に第2次性徴が… 9月24日9時52分配信 サーチナ
「えっ?うちの子、胸大きくなってない?」…汪さんは2歳になる娘、チチちゃんの体の異変に気づき、病院へ連れて行きました。 検査の結果、チチちゃんにはすでに第2次性徴が現われ始めていて、その理由が「カニ」である可能性が高いことが分かったのです。
「娘さんが避妊薬やホルモン剤を誤って飲んでしまったことはありませんか?偏食はありませんか?」
「ないです、ありませんっ。 ジャンクフードや油っぽいものは食べさせてないですし。 …カニが好きなのでカニはよく食べさせてますけど」
「それだ、おそらく」
検査の結果、2歳のチチちゃんの骨格はすでに4歳程度まで発達しており、子宮や卵巣なども大きくなり始めていることが分かりました。 そこで検査を行った医師が汪さんに訪ねたところ、チチちゃんの好物であるカニが原因として最も疑わしいという結論になりました。 ここでいう「カニ」は、「上海蟹」として有名なシナモクズガニで、現在市場に出回っているカニの多くは養殖ものといわれています。 一部飼育業者は蟹の成長を促すために成長ホルモンを混ぜ込んだ飼料を与えており、チチちゃんがたくさん食べたカニの中にも「ホルモンガニ」が多数まぎれていたのではないかというのが医師の見立てです。
すでに「青春」が始まってしまったと診断されたチチちゃんには、今後身長があまり伸びない心配もあるといいます。 平均的に、女性は初潮前の2〜4年間に20〜25センチほど背が伸びるといわれています。 すでに第2次性徴の現われが始まっているチチちゃんは、このままでは4〜5歳で初潮を迎えることになると見られ、現在93センチの身長は初潮後に多少伸びたとしても140センチには届かず、それ以上は伸びないだろうとのことです。
チチちゃんを診察した上海の復旦大学付属医院小児科には「性早熟」の子供が毎日5〜60人はやってくるとのことで、1日に1人も患者が来ない日があった十数年前とは隔世の感があると同科の羅主任が語っています。 また、羅主任は、カニに限らず、他の肉や魚、冬のトマトやスイカといった季節はずれの野菜・果物などにも成長ホルモンが使われている可能性があり、それらを摂取し続ければ「性早熟」になる、と指摘しています。
現在チチちゃんには成長ホルモンをコントロールする薬物投与と、食事管理による治療が行われているそうです。 「チチが普通の女の子と同じように、少しずつ成長できるようになってほしい」と母親の汪さんは祈っているとのことです。 (健康時報9月14日付の記事より) |
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