頼母子講って”たのもしい”という言葉の語源だったんですね。
頼母子講 http://www.takasecho-kgw.ed.jp/sirase/tyosi/012.pdf 日本古来から存在していた。 講の組合員が一定の掛け金をなし、一定の期日に抽選または入札によって所定の金額を順次に組合員に融通する、庶民の互助的な金融組織をいう。 鎌倉時代から行われていたこの組織はそれぞれの時代に関わった庶民のさまざまな思いを呑み込みながら発達していったものである。
これと同じものが“マイクロクレジット”という名前で注目されてます。 http://www.cafeglobe.com/news/micro/index_030808.html 大企業にしかお金を貸さない銀行。 マイクロクレジットとは、それとは違う“小額無担保融資”のことです。 最も持続的で効果的な貧困削減の手段とされ、いま世界中から注目が集まっています。
バングラデシュのチッタゴン大学経済学部のムハマド・ユヌス教授は、自分が教えている経済学が「現実の人々を救う役に立っていないのでは」と疑問を抱いていた。 実際に庶民の生活を見ようと考え、大学近くの村を調査に訪れた際、竹の椅子を作っていたソフィアに出会った。 21歳のソフィアの仕事は竹の椅子作り。 1日働いて得られる利益は、わずか2セント(2.5円)だ。 仕入れのお金を高利貸しから借りるため、1日10%もの利子を取られてしまうからだ。 ソフィアの手元にはほんのわずかしか残らない。 ソフィアと同じ境遇の人がその村に何人いるか調べさせたところ、42人いるということがわかった。 しかも、必要額の合計はわずか27ドル(約3240円)。 そこで、ユヌス教授は自分のポケットマネーから27ドルを貸した。
国中にいる貧しい人を助けるには、妥当な利子でお金を貸す機関が必要だ。 ユヌス教授はそう考え、グラミン(ベンガル語で「農民」の意味)銀行を作った。 貧しい人々に対し少額のお金を無担保で貸す。
融資の仕組みは既存の銀行とはだいぶ違う。 「借り手の返済能力」を土地ではなく「仲間からの信頼」で測るのだ。 借り手は、5人で1組のグループを作る。 それぞれが、竹細工や家畜の飼育、木細工など自分の仕事を持っている。 それぞれが自分の仕事に必要なお金や収益性について計画を立て、それをグループ内でチェックする。
グループのメンバーは同じ村に住んでいるので、お互いの性格や仕事ぶりをよく知っている。 「この人の計画には無理がある」と気づくのも容易だ。 お互いが励ましあい、アドバイスしあう構造が生まれるため、返済率は高くなる。
グラミン銀行総裁となったユヌス教授は、「これは慈善事業ではなく、きちんとしたビジネス。 利子を取って収益を上げています」と言う。 実際に設立以来、約20年間で赤字は3期だけだ。 2001年の最終利益は5900万タカ(約1億2000万円)で黒字。 2001年8月から02年7月までに、143億タカ(約295億円)を貸した。 返済率は98%、貸し倒れはわずか2%である。 規模は小さいが役に立つ度合いはメガバンクより上 |
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