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NO.4667
喫煙が「神聖な宗教的行為」であるという認識を取り戻そう |
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□投稿者/ Auism -(2003/10/30(Thu) 14:23:22)
□U R L/ |
聞きかじりを元にして考えていることなので、もしかしたら恥ずかしい大間違いなのかもしれませんが。
煙草の発祥の地はアメリカの先住民だった、と何かの折に聞いたことがあります。 それがアメリカを征服した白人にもたらされ、そこから世界中に伝播していった、ということだったような。
アメリカ先住民の「喫煙」は、確か「神聖な宗教儀式」であったり「鎮痛剤としての医療行為」であったりしたようですが、白人は先住民の精神性をバカにしていたのでそういう部分には一切見向きもせず、「嗜好」として定着させてしまいました。 わたしには、その結果として今日の「煙害」があるように思えてなりません。
たぶん、アメリカ先住民が喫煙していたものと、白人が自作したものとは、成分も味わいも全く異なるのではないでしょうか。
わたしがなんとなく心配なのは、煙草の「習慣性」が他のあらゆる麻薬の数百〜数万倍である、ということです。 嗜好品〜工業製品=売れれば売れるほどいい、という考え方のもとでは、習慣性だって高ければ高いほどいいに決まっていますよね。
結果、喫煙の風習は、いつでもどこでもなりふりかまわず、周囲に迷惑がかかろうがやめられないものはやめられない、という、はっきり言ってかなり醜いものになってしまっていると思います。 「売れさえすればあとはなんでもいい(喫煙者の習慣がどんなに病的になろうと、そんなの知ったことか)」という産業消費社会の発想がこうした無残な結末を招いていると思います。
わたしは、世の中から一切の喫煙がなくなる、なんて不可能だと思っています。
ただ、喫煙の「意味」を考え直したほうがいいのではないか、と思うのです。 正常な空気ではなく、ふつうだったらむせかえってしまって体が拒否するような「煙」を肺に入れる、という行為。 それには、何か特殊な意味があるべきなのではないでしょうか。
そう考えたとき、喫煙習慣のいちばんのオリジナルであるアメリカ先住民の考え方に思いがいたるのです。 まあ、そうは言ってもアメリカ先住民と同じ宗教観を持って生活する、なんて民族が違えばできるわけはないので、せめて: 喫煙する時、場所、状況や理由を神聖視すること。 それが自分の意志で判断できるような煙草や喫煙具を世の中に広めること。 (現状では、喫煙者はどう見ても自分の意志で喫煙しているとは思えません。 神経の一部が病的なニコチン依存に陥り、その結果として時も場所も弁えず人の迷惑も顧みず喫煙し、自分のそういう行為が病的であることを認めないために「後付けの理屈」を言わされているのです)
薬物依存性のない、またはできるだけ低い煙草の開発と販売を促進するべきだと思います。 もしかしたら、そのためには工業製品として大量生産する、ということを放棄するべきかもしれない、とも思います。
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▲[ 4667 ] / 返信無し
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NO.4669
Re[1]: 喫煙が「神聖な宗教的行為」であるという認識を取り戻そう |
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FYI 以下の平山雄氏らの報告も参考になるかと思います。 ===================================
悲劇の歴史を簡単に眺めてみたい。 どうして人類の悲劇が生まれたか。 二十世紀最大の悲劇が生まれたのか。 それは1884年にボンサックが、紙巻きタバコを機関銃のよ うに多量に生産できる器械を発明したことから始まる。 オートメーション、大量生産が始まった。 1940年代までは、タバコ産業は人々に幸せを与える産業と理解されていた。 だからタバコ産業にも優秀な人が働いていた。 1950年代から多くの研究により、タバコ産業は病死増産産業であることが判明した。 それにもかかわらず新たにタバコ産業に参加す る人が沢山いる。 それ以降に参加したタバコ産業のスタッフや関係者はそれを十分承知の上である。 だから対話や説得は絶望的であ る。 水戸黄門の悪代官のようなもので話しても無駄である。 もちろん例外はあるが。
1970年代後半からタバコ産業が第1級環境汚染源と判明、最初は子どもの健康、それから肺がんや心臓病の原因となることが私たち の研究からはっきりしてきた。
遂に膨大な収益を一方で挙げながら現存世界人口中の5億人殺人産業に成長した。 これはWHOが発表した数字であるが、この5億人殺 人産業の象徴が日本である。 何故なら、少なくともアメリカは煙のない社会(smoke free society)作りをアメリカの国策としてい る。 1989年の喫煙率25%を2000年までに15%に下げるアシスト計画を年間50億円の予算で実施している。 1991年から特に17州の学校、職場、地域社会、保健施設を標的に必要な情報提供、援助サービス、法規やマスメディアの活用など を総合的に実施している。 カリフォルニアでは計画を上回る成果を挙げている。
このようにアメリカは目覚めている。 アメリカはアメリカ人にはタバコを吸わせるな、日本人に吸わせろと、日本にどんどんと輸出 してきた。 これをほいほいと引き受け、アメリカタバコを日本人に吸わせている当局の人たちは、国民を売っているような行動じゃな いかと思っている。
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