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親記事 / ▼[ 9048 ]
▼[ 9038 ]
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NO.9036
米軍と民兵組織の戦闘エスカレートし、170人近いイラク人が死亡 |
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□投稿者/ 宮本 武蔵 -(2004/08/12(Thu) 23:42:32)
□U R L/ |
米軍とイスラム教シーア派の対米強硬指導者サドル師の民兵組織「マハディ軍」の戦闘は7日も続き、バグダッド北東部のサドルシティーではイラク人7人が死亡、29人が負傷した。 アラブ首長国連邦の衛星テレビ、アルアラビーヤが伝えた。
大量破壊兵器の根滅により世界平和を実現する、フセインによるテロ支援国家を壊滅し、テロの恐怖を無くす事を大義に掲げた戦争だったはずが、大量破壊兵器は見付からず、フセインは拘束すれど、テロ組織の全容の解明すらできない状況に居る。 元々大義があったかどうかも怪しくなった状況だが、アメリカは既に、何のために戦争を始めたのかさえ忘れてしまったのではないだろうか?
国家が支える軍隊が、民兵組織と戦ってどうなるのだろう?民兵組織を壊滅 させることが出来たとして、それがアメリカにとって、世界にとってどんな意味があるのだろう?
なにやら、ベトナム戦争の末期に似てきた感じがする。
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▲[ 9036 ] / 返信無し
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NO.9048
ベトナム化ではなく、パレスティナ化 |
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□投稿者/ 猫左衛門 -(2004/08/25(Wed) 10:09:41)
□U R L/ |
ベトナム戦争(特に後半)は、解放戦線という統一された組織と北ベトナム正規軍による大規模な戦闘がありました。 対するイラクには、統一された反政府・反米組織も存在せず、北ベトナム軍に相当する介入軍も、背後で支援する中ソに相当する国もありません。 戦闘も比較にならない位小規模です。
強いて例えるならば、イスラエル軍とそれに対する小規模な抵抗運動を続けるパレスティナ人達と似た構図というところでしょう。 数百から数千人が一度に死傷するような大規模な戦闘は起こらないかわりに、いつまでも決着がつかずに小規模な戦闘やテロなどが日常的に起きるような国になるということです。 (というより、既になってる)
>米軍とイスラム教シーア派の対米強硬指導者サドル師の民兵組織「マハディ軍」の戦闘は7日も続き、バグダッド北東部のサドルシティーではイラク人7人が死亡、29人が負傷した。 >アラブ首長国連邦の衛星テレビ、アルアラビーヤが伝えた。 > >大量破壊兵器の根滅により世界平和を実現する、フセインによるテロ支援国家を壊滅し、テロの恐怖を無くす事を大義に掲げた戦争だったはずが、大量破壊兵器は見付からず、フセインは拘束すれど、テロ組織の全容の解明すらできない状況に居る。 >元々大義があったかどうかも怪しくなった状況だが、アメリカは既に、何のために戦争を始めたのかさえ忘れてしまったのではないだろうか? > >国家が支える軍隊が、民兵組織と戦ってどうなるのだろう?民兵組織を壊滅 >させることが出来たとして、それがアメリカにとって、世界にとってどんな意味があるのだろう? > >なにやら、ベトナム戦争の末期に似てきた感じがする。 >
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▲[ 9036 ] / ▼[ 9040 ]
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NO.9038
Re[1]: 調停役が必要、国連はその能力が有るか? |
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□投稿者/ ザトペック -(2004/08/15(Sun) 09:04:28)
□U R L/ |
14日の報道によれば、アメリカとサドル氏が率いる武装勢力 との停戦協議は不調に終わったと報道された。
協議の内容は明らかにされていないので不明であるが、お互いの 主張を繰り返しただけだろう。
目の前で、同胞のむごたらしい”死”を目の当たりにし、 お互いに相手のことを慮る余裕が無い状態であると考える。 この様な状況では、冷静な第三者による調停が必要と思う。
ソ連の崩壊以前は、アメリカが当事者として混沌とした 情勢となったときは、ソ連がアメリカを牽制すると、ともに 相手国に対し、落しどころを示し、調停役を買って出た。 ソ連崩壊後は、その力もロシアには無く、米国はブレーキの 利かない状態になっている。
国連に調停役を期待したいが、彼らの目から見ると、 国連もアメリカも、同じ穴の狢と映る様だ。 何とかならないのだろうか? |
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▲[ 9038 ] / ▼[ 9045 ]
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NO.9040
職業化→利権の発生→権力保持構造。 |
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□投稿者/ 坦克 -(2004/08/17(Tue) 15:27:18)
□U R L/ |
>国連に調停役を期待したいが、彼らの目から見ると、 >国連もアメリカも、同じ穴の狢と映る様だ。 >何とかならないのだろうか?
先ず結論から言うと、職業化→利権の発生→権力保持構造。 これがすでに発生してしまっている時点で、時間を掛けて解決していくしかなくなっていますね。
グリンピースをはじめとする環境保護団体などのもこの傾向は見られる物なのですが、最初は有志が集まった自然発生的な活動でも、そんな小集団では影響力などしれた物でしか有りません。 そこで、より効果的な活動をする為に組織化し様々な小規模活動家達を吸収して組織の巨大化を目指します。 組織が巨大化していくと、様々な機関や、権力者、金持ちから効果的に援助も受けられるようになっていくので、より組織が強固な物になっていきます。 こうなると、本来ある目標を達成する為の一時手段としての組織が完全に職業となり、その組織のトップ達はそれにより利益を得られる立場になっていき、当初のお題目である目標と同時に組織の維持、利権の保持という物が出てくるようになります。
現在のイラクではこれがすでに発生してしまっているように思います。 本来米軍を追い出すというお題目だった訳ですから、国連などの介入で条件が妥協出来る物になればそこで組織を解体しても何の問題もないはずなのですが、組織の維持を考え始めると話は変わってきてしまいます。 言ってしまえば「米軍に出て行ってもらっては組織の維持が出来なくなり困る」という思惑すら出てきてしまいます。 ですから、少しでもこの混乱状況を引き延ばそうという思惑が出てきます。 (組織の権力者達の中に) 社会がアメリカ主導だろうが何だろうが、社会が安定すれば少なくとも今よりは生活しやすくなるのは、生活に一般市民よりは余裕があり、情報も多く集まる権力者達程、良く分かる話なのですが、フセイン政権時代抑え込まれてきた彼らが現在急速のその権力を拡大出来ている理由が「アンチアメリカ」である以上、彼らにとっては安定化に向かうどんな小さな事もすでに許せなくなっていると思います。 それに、社会の不安定な状態が続けば失業者はドンドン増えていき、それらの失業者を優しく招き入れてドンドン恩義を着せてさらなる組織強化も出来る訳です。 ですから、中東諸国が主導となる治安維持部隊を投入出来たとしても状況はあまり変わらないでしょう。
こうなると今アメリカが仮に全面撤退しても、彼等は新たな争いの種を探すしか無くなり、多くの場合内戦化します。 じゃあ、どうすればいいのか? 現在の所、解決手段としては、これらの抵抗組織が力尽きるか、膠着するまで多大な犠牲を出しながら力で押さえ付けつつ、安定エリアを確保していき、そこでの経済的繁栄を促し、社会の安定化を図るしか方法がありません。 社会が安定化すれば、それがどんな権力者の統治下だとしても多くの人々は生活の向上の方に気を取られてしまい、彼等のような反乱分子を疎ましく思うようになっていきます。 組織構成員の多くも、生活の為に組織に入っている人も多い為、他に仕事が出来れば離反していく人も多くなります。 そんな事が上手く行くのか?と思うかもしれませんが、この戦術はアフリカ、中南米諸国、中国南部で割と成果を上げています。 深刻な貧富の差が発生するなど、理想的な解決方法とはとても言え無い所か、新たな問題(ゲリラ組織がどこからも資金援助を受けられなくなり、多くの場合麻薬栽培などの犯罪組織と結びついていくなど)も発生しますが、今の所これ以外に方法がありません。 それどころか近年の国連主導の調停は、失敗の確率の方が中東に限らず高くなっており、あまり期待出来る方法じゃありませんね。
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▲[ 9040 ] / 返信無し
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NO.9045
Re[3]: 職業化→利権の発生→権力保持構造。 |
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□投稿者/ 鳥越 -(2004/08/23(Mon) 12:26:20)
□U R L/ |
>現在の所、解決手段としては、これらの抵抗組織が力尽きるか、膠着するまで多大な犠牲を出しながら力で押さえ付けつつ、安定エリアを確保していき、そこでの経済的繁栄を促し、社会の安定化を図るしか方法がありません。 >社会が安定化すれば、それがどんな権力者の統治下だとしても多くの人々は生活の向上の方に気を取られてしまい、彼等のような反乱分子を疎ましく思うようになっていきます。 >組織構成員の多くも、生活の為に組織に入っている人も多い為、他に仕事が出来れば離反していく人も多くなります。 >そんな事が上手く行くのか?と思うかもしれませんが、この戦術はアフリカ、中南米諸国、中国南部で割と成果を上げています。
大多数のイラク人は生活の安定こそ第一でしょうね。 仕事が安定すれば 世界にできることはイラクの物産を優先的に購入することでしょう。 イラク国内では起業を促進する政策をとること。
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