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http://www.hirake.org/bbs/bbs2/politic/diplomacy/cbbs.cgi?mode=one&namber=9446&type=9437&space=75
□投稿者/ 坦克 -(2005/07/05(Tue) 18:55:53)
□U R L/

> わかりました。
>上記の主張が坦克さんの論点ならそれに沿うのが筋だと思います。

いえ、大東亜戦争に拘らないといけないと言うよういちさんの意見に正統な物があるなら、私は別にかまわないんですよ。
ただ、私は現在の靖国参拝問題は大東亜戦争だけに拘る必要性がないと言う意見を述べただけです。

大東亜戦争という物を解明しないと、議論が出来ないので有れば、その根拠が知りたいだけです。
 
> そこで申し訳ないのですが少し時間を下さい。
>せっかくの意見に答えられず申し訳ありません。
>じっくり考える時間がない為、少し時間を下さい。
>勝手を言ってすみません。
>
了解しました。
時間を掛けてじっくり理論構築してきて下さい。
楽しみにしております。

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............ 遅くなりました /よういち (05/06/30(Thu) 15:42) [9441]
.................. 靖国問題を真剣に考えるなら /坦克 (05/07/01(Fri) 04:04) [9442]
........................ 時間を下さい /よういち (05/07/05(Tue) 18:01) [9445]
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.......................................... 此方も返信が遅れました。 /坦克 (05/08/07(Sun) 22:36) [9460]
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...................................................... 結局本日は首相の参拝はないようですが・・・。 /坦克 (05/08/15(Mon) 13:52) [9464]
............................................................ 常識の無い判断 /よういち (05/08/24(Wed) 17:25) [9468]
.................................................................. 民主国家の首相として判断すべき点を間違えていると思います。 /坦克 (05/08/26(Fri) 09:51) [9469]
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靖国問題について@ /坦克 (05/06/26(Sun) 15:34) [9437]
...... Re[1]: 靖国問題についてA /坦克 (05/06/26(Sun) 17:50) [9438]
............ 遅くなりました /よういち (05/06/30(Thu) 15:42) [9441]
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親記事 / ▼[ 9438 ]
NO.9437  靖国問題について@
□投稿者/ 坦克 -(2005/06/26(Sun) 15:34:45)
□U R L/ http://URL : http://ktanku@jcom.home.ne.jp
内容的に、こちらの方が相応しいのと、政治議論掲示板の方が何故か過去ログが消えてしまっているので、良い機会だと判断しこちらに移させて頂いて、続きの議論をしていきたいと考えます。
先ず最初に、よういちさんから頂いた意見に対しての私の回答を書く為に、前回よういちさんから頂いた意見をそのまま転載させて頂きます。
(以下のクロ文字はよういちさんの書き込みです)

>>私は、現在の価値基準で言うなら東京裁判は無効であると思います。
>>いやいや、当時の国際的な観念から見てもあの裁判は宗教裁判にも似た、私的リンチ裁判であり、正義など存在していなかった。
>>その証拠に、当時白人同士で執り行われていた国際裁判基準で見ても、正統な部分があまりにも少なく、当時の知識人からも当時から疑問の声が挙がっていた裁判でもあった。
>>とする意見があり、ある意見正しい意見だと思っています。
>
>>しかし、私は肝心な部分を見落としている意見と考えます。
>>あの東京裁判は、当時の国際的な基準で見ても、オカシナ所が多い裁判ではありますが、それは白人社会 対 白人社会での価値基準で見れば話です。
>>白人社会 対 有色人社会に当てはめようと考えても詮無い事なんですよ。
>>むろん当時から人種差別は間違っている、という意見もありましたが、それは当時の先進国=白人社会の中では非常に少数の意見でした。
>>扱いとしては「それでも地球は丸い」みたいな物で、今の我々から見れば至極当然の発言であっても、当時としては正しく異端で有ると言う所を見落としていると思われます。

 うなずける部分もあります。
確かに当時の価値観を今の価値観で批判するのは容易いことです。
当時としては先進的な考え方だったという見方も出来ます。
しかし、許される考え方なのか?と言えばやはり許されない考え方であるし、もっと考えてみると日本が白人の価値観を脅かしたが故に日本は裁かれたという見方も出来ます。
「それでも地球は丸い」というのは「それでも地球は回っている」の事だと思いますが、例えば一つの主張が一人の人間の命を奪うという事が馬鹿げた愚かな行為であるという反省のもとに現代の価値観が築かれたとしたら、その現代の価値観で過去を検証する事が決して無意味という事にはならないと考えます。
そのような検証が行われる事で歴史から学ぶ事があるはずです。

>>あの時代は、殆どの白人社会で人種差別は極々当然の事であって、現在の人種差別は誤りとする考え方の対極的な位置にある社会だという事を忘れてはいけないと思います。
>
>>そうした観念の中で多くの白人が日本人との戦いの中で命を落としました。
>>人種的に劣る日本人に、多くのアメリカ人が殺された事実は由々しき事態です。
>>ああした裁きをしない事には、連合国内で収まりが付いたとは思えません。
>>仮に連合国政府内で日本人被告を白人として取り扱おう物なら、暴動騒ぎが起こっても不思議じゃないような状況下にあったと言えるでしょう。
>>冷戦構造がなかったら、正直な所もっと過酷な裁きであったとも思われます。
>>しかし、繰り返すように現代の価値基準から言えば、あの裁判事態は無効な物であると言えると思われます。
>>ですから、あの判決は無効な物として国際的に訴へる行為はやりたければ、やればいいと思います。
>

 同感です。

>>しかし、本当に肝心なのはそんな所じゃないのではないでしょうか?
>
>>本当に肝心なのは、あの東京裁判が無効ならば、被告は全員無罪か?と言う所にあると思われます。
>>私は一部の人を除いて、殆どの被告がやはり有罪であると考えられます。
>
>>東京裁判と同じく、当時の日本が取った国策は、当時の日本が当時の価値基準で、生き残る為には仕方がなかった部分が多いのは事実です。
>>しかし、同じく当時の日本国内ですら、その方法に疑問の声を上げる人々が存在し、現代の価値基準で考えても、明らかに誤っている部分が多く存在します。


 私は被告に対して挙げられた全ての起訴事実に対しても無罪であると考えます。
全ての起訴事実に対して検察側が何ら立証できていない事は明白であり、いかなる理由で有罪とされたのか?未だに私には分からないというのが現状です。

>>そして、大日本帝国は敗れました。
>
>
>>多くの国民に大きな経済的、精神的犠牲を強要し、個人の最大の財産である生命をも犠牲にさせ、諸外国の多くの生命、財産を奪い、多大な犠牲を強いておきながら、初志貫徹する事無く責任を放棄して降伏したのです。
>>この時点で、戦争遂行に責任のあった多くの官僚、閣僚に責任があったのは間違い有りません。
>>当然しかるべき判決を受ける責任があると思うし、むしろ少なすぎるぐらいだと私は考えます。
>>まあ、あの時代の日本の常識を考えれば、腹を切るべきですがね!!
>
>>事実、あの時代にあの時代なりの責任感あるまともな閣僚は敗戦の責任を取って、自決していますしね。
>>東条のように、オロオロと生き延び、捕まる直前に慌ててピストル自殺をしようとして失敗している様な輩は、仮にそれまでにどんな善行を積み重ねていたとしても、クズの中のクズとしか言いようがありませんがね。
>>生きて責任を取る!!と言うなら戦後捕まるまで生き延びた言い訳にも成るでしょう。
>>なら何で捕まる直前に自殺しようとするのか?(笑
>>その後、東京裁判の最中に、日本の正当性を訴えており、それに感銘を受ける人もいるようですが・・・・・

 確かに敗戦の責任はあります。
しかしそれは国民に対してであり戦争を遂行した責任は別です。
もし戦争責任があるとすればそれは国民皆に責任があると考えるのが自然でしょう。


>>あんな物は、現在の問題を起こした閣僚や官僚が自己弁護しているのと何ら変わらないとしか聞こえないのは私だけでしょうか?
>
>
>>その根拠として、自己と帝国の国政に誤りはなかったという主張をしながらも、都合の悪い部分に関しては「他の国もやっている事で、日本だけではない」という下らない言い訳しかしませんし、指導部にこそ責任があり、多くの日本人には罪は無いというような男らしい(笑)発言は殆どありません。
>>一部には人間としての恥を知り、堂々と裁判を受け、責任を取った被告もいますが、多くの被告は東条と同じく自己弁護しか能の無い輩でした。
>
>>その一部の人々の名誉回復をするのなら分りますが、それでも責任が無いとするのは無理がありますし、あの裁判は受け入れるべきだと考えています。

 私の知る限り罪を認めて起訴事実を認めた被告はいません。
私の考えでは仮に起訴事実を認めず堂々と自己の正当性を主張し、仮に論破できたとしても有罪は免れないでしょう。
実際そうでした。
おそらく被告となった東条英機もそれはわかっていたと思います。
であるなら起訴事実を認め反省の弁を述べた方が少なくとも死刑を免れる可能性が高いのではないかと考えます。
ではなぜそうしなかったのか? それは死刑覚悟で日本の正当性を主張する事の方が日本の将来の利益になると考えたからではないでしょうか?何も悪い事をしていないのにただ反省する日本の指導者の姿を国民が見れば、国民は日本が悪いのだと思い込みただ謝ってばかりの民族になってしまうという事を危惧したのではないかと考えることも出来ます。
実際にはそんな民族になってしまいましたが。
 私は東条英機が卑怯であるとは少しも思えません。
当時の状況から言えば敗戦した日本の指導者は戦勝国に捕まり死刑になる事は容易に想像できたと思います。
ドイツのニュルンベルク裁判を知らなかったはずがありません。
東条のピストル自殺は敵国の手では殺されないという小さな抵抗だったと言えます。
生き延びた東条英機は今度は日本国民全体の為に命を使う事を決心し峻厳なる死の道を歩いた、そう考える方が当時の状況と辻褄が会うのではないかと思えます。
 

>>東京裁判が無効かどうかを議論する事も悪くはないと思いますが、もっと議論すべき問題は他にあるように思われるのが正直な私の感想です。
>
 東京裁判が無効というよりも国際法をきちんと適用した場合、被告は全員無罪と考えます。
 この東京裁判のもたらしたものは国際的な無秩序です。
もし東京裁判で厳格に国際法を適用し真剣に戦争が起きた経緯について事実認定が行われていたとします。
そうしたら必ずや現行の国際法の限界に直面したでしょう。
その結果、自衛戦争すらも禁じる戦争禁止条文を持つ国際法の誕生が真剣に議論されていたのではないかと、日本無罪の判決を出したパール判事は考えたそうです。
しかし実際には戦勝国は国際法すらも曲げてしまう事が可能な事を事実上認めてしまったのです。
結果どんなに国際法に違反しようが戦勝国は裁かれない事になります。
ですからどんなに違法な行為を繰り返しても実際には戦争に訴えて勝利さえすれば良いという国際社会を生み出したのです。
例えば現代のアメリカがどれほど違法を行い挑発して国際世論も諸外国の首脳との議論の経過も無視して戦争を起こしても戦争に勝てば良いのであり、誰もアメリカを裁く事が出来ません。
どんなにアメリカを批判しようが戦勝国の論理によって行われた東京裁判の結果を受け入れる以上はアメリカのこのような行為も認めている事になるのです。
アメリカが勝ってしまえば例え核爆弾(使用したら無差別大痢
L;&Y$$r6X;_$9$k9q:]K!$K0cH?$9$kJ<4o)を落としても誰もアメリカを裁けないのです。
この事が現代にもたらした影響はとてつもなく大きくきちんと議論すべき重要な課題であると考えます。




▲[ 9437 ] / ▼[ 9441 ]
NO.9438  Re[1]: 靖国問題についてA
□投稿者/ 坦克 -(2005/06/26(Sun) 17:50:53)
□U R L/ http://URL : http://URL
> うなずける部分もあります。
>確かに当時の価値観を今の価値観で批判するのは容易いことです。
>当時としては先進的な考え方だったという見方も出来ます。
>しかし、許される考え方なのか?と言えばやはり許されない考え方であるし、もっと考えてみると日本が白人の価値観を脅かしたが故に日本は裁かれたという見方も出来ます。

確かに、当時の白人諸国の思惑の中に、そうした部分もあったのは間違いないでしょう。

>「それでも地球は丸い」というのは「それでも地球は回っている」の事だと思いますが、例えば一つの主張が一人の人間の命を奪うという事が馬鹿げた愚かな行為であるという反省のもとに現代の価値観が築かれたとしたら、その現代の価値観で過去を検証する事が決して無意味という事にはならないと考えます。
>そのような検証が行われる事で歴史から学ぶ事があるはずです。

あははははははは(汗
地球云々に関しては失礼失礼、私のミスです。
気にしないで下さいませ(笑

歴史の重要性に関しては、私も過去に何度も書いていますが、歴史から学び取れる事には有益な事柄が多く、我々が今後どう生きるかの指針としても、その重要性ははかりしれません。
決して蔑ろにすべきではないでしょう。

> 私は被告に対して挙げられた全ての起訴事実に対しても無罪であると考えます。
>全ての起訴事実に対して検察側が何ら立証できていない事は明白であり、いかなる理由で有罪とされたのか?未だに私には分からないというのが現状です。
>
確かに、あの裁判で起訴された事の多くに関しては無罪だと思われます。
しかし、じゃあ、彼等には何の罪もないのか?と言う事に関しては、私は様々な理由で有罪だと思います。

> 確かに敗戦の責任はあります。
>しかしそれは国民に対してであり戦争を遂行した責任は別です。
>もし戦争責任があるとすればそれは国民皆に責任があると考えるのが自然でしょう。
>
この考えには、真っ向から反論します。
その根拠として
先ず、先にも書いたように、あの時代にも多くの戦争反対者はいました。

次に、当時の多くの国民は戦争で行われた多くの情報を正確に知る事が出来たか?と言う点が上げられます。
確かに噂話などでは、多くの情報が流れていましたが、確証を得る為の手段には乏しく、マスコミも正常に機能しているとは言えない状況下にありました。

次に当時の女性は、その殆どが国の運営には参加する権利が無く、そんな女性に戦争責任を追及するのは無理があります。
子供も同様です。

次に、当時の諸外国に比べれば文盲率は驚く程、低い方でしたが、現代に比べれば非常に高く、何処ぞの○ッチーじゃありませんが、小学校すらまともに出ていない人々も多く、成人男性の中にも当時の状況を正確に分析するだけの能力がなかった人々も大勢いたのは事実です。
これは、別に彼等が馬鹿だという訳じゃなく、彼等の多くは社会の下層階級に位置し、日々の労働に生活時間の多くを取られており(なんせ労働基準法なんて概念もありませんでしたからね)国の上層部に関心を払うだけの余裕もありませんでした。

確かに国民の中には生活に多生の余裕があり、国の政策に関心を持つ事も出来た成人男性もいましたし、国の情報を鵜呑みにし、認めたくない事実は無かった事にしようとしてまで、戦争を賛美する者に成っていた人が、大勢存在したのも事実です。

しかしながら、国が推し進めた国粋主義の甘美な響きに酔いしれた罪はあるものの、実質的な責任追及をするのは実際不可能ですし、実際戦後そうした多くの人々は、近所でも非常に肩身の狭い日々を送るはめに合っています。
少々度が過ぎている感がありますが、国の推し進める国粋主義の甘美な言葉を迂闊に信用すると、どういう目に遭うかは十分すぎる程、現在の日本人は学習しており、その代償を払っています。
仮に国民全てに罪があるにしても、それで十分でしょう。


それに対して軍人(上層部)・政治家の多くはどうでしょうか?当時の日本としては最先端の教育を受け、多くの時間を国の運営という物に仕事として時間を割き、多くの情報を正確に知った上で、あの戦争を遂行し、失敗しました。
その結果、多くの外国人を如何なる理由があるにせよ殺害し、自国民の多くを死地に送り、財産を奪い、苦しめるという結果をもたらしました。

上記のような一般市民と、国権の上層部にあり、戦争遂行に直接関与した人々を同列視するのは、あまりにも無理があります。
現在の我々が享受している民主主義の世界でなら戦争責任の多くは参政権のある成人にもあると言えますが、天皇は神であり、貴族がおり、参政権は基本的に成人男性だけが握り、一定以上の収入があり、生活に余裕が無いと政治の事など考える事もろくに出来なかった、当時の民主主義とを同列視して「国民全てに責任がある」とするのは少々強引なのではないでしょうか?
>
> 私の知る限り罪を認めて起訴事実を認めた被告はいません。
>私の考えでは仮に起訴事実を認めず堂々と自己の正当性を主張し、仮に論破できたとしても有罪は免れないでしょう。
>実際そうでした。

これに関しては同感です。
おそらく何がどうあっても死刑だったでしょうね。

>おそらく被告となった東条英機もそれはわかっていたと思います。
>であるなら起訴事実を認め反省の弁を述べた方が少なくとも死刑を免れる可能性が高いのではないかと考えます。
>ではなぜそうしなかったのか? それは死刑覚悟で日本の正当性を主張する事の方が日本の将来の利益になると考えたからではないでしょうか?

だったら何故捕まる直前にピストル自殺をする必要性があるのでしょうか?
堂々と胸を張って連行されるのではないでしょうか?

>何も悪い事をしていないのにただ反省する日本の指導者の姿を国民が見れば、国民は日本が悪いのだと思い込みただ謝ってばかりの民族になってしまうという事を危惧したのではないかと考えることも出来ます。

確かに、考える事は出来るかもしれませんが、推論だけで物を言うなら、自分達が定めた戦陣訓に堂々と従い敗戦時に腹を切るべき所を、臆して出来ず、捕まる直前に慌てて自殺をしようとしたと見る事も出来るはずです。
上記のように、裁判で日本の正当性を主張するつもりで生きていたなら、自殺未遂を起こす必要性など「「皆無」」ですからね。
ピストル自殺をしようとした時点で、後にどの様な素晴らしい自己主張をしたとしても全て台無しだと言う事です。

それに、国民を失望させまいと言う話ですが・・・・・当時、東条の自殺未遂には多くの知識人、国民が失望しており、ボロクソに言われているんですよね・・・・・。
その最たる例はこの話でしょう。
http://www.ne.jp/asahi/masa/private/history/ww2/column/joke53.html
他にも、手元に資料はありませんが、当時の新聞などでも多くの人々が「何故東条は腹を切らん!!」と怒りの声を挙げている事を報じています。
勿論、東条に同情的な人々も大勢居たでしょうが、戦陣訓を発しておきながら、自身は敗戦後もノウノウと生きていた時点で、多くの人々が、がっかりしていたのは事実のようですよ。

>実際にはそんな民族になってしまいましたが。
> 私は東条英機が卑怯であるとは少しも思えません。
>当時の状況から言えば敗戦した日本の指導者は戦勝国に捕まり死刑になる事は容易に想像できたと思います。
>ドイツのニュルンベルク裁判を知らなかったはずがありません。
>東条のピストル自殺は敵国の手では殺されないという小さな抵抗だったと言えます。
>生き延びた東条英機は今度は日本国民全体の為に命を使う事を決心し峻厳なる死の道を歩いた、そう考える方が当時の状況と辻褄が会うのではないかと思えます。

ですから、よういちさんがこのことをどう考えるかは自由ですが、私には少々美化が過ぎるように感じます。
小さな抵抗は、あそこですべきじゃなく、判決後にでも行うべき事でしょう。
それが道理という物じゃないでしょうか?
独房の中で舌をかみ切るなり、ふんどしで首を吊るなり、方法は幾らでも考えられます。
事実当時ですら、そう言う意見が多く出ていましたしね。
峻厳なる死の道を歩いたと考えるのは無理がありますよ。
>
> 東京裁判が無効というよりも国際法をきちんと適用した場合、被告は全員無罪と考えます。

起訴内容に関してはね。
私もそう思います。

> この東京裁判のもたらしたものは国際的な無秩序です。
>もし東京裁判で厳格に国際法を適用し真剣に戦争が起きた経緯について事実認定が行われていたとします。
>そうしたら必ずや現行の国際法の限界に直面したでしょう。
>その結果、自衛戦争すらも禁じる戦争禁止条文を持つ国際法の誕生が真剣に議論されていたのではないかと、日本無罪の判決を出したパール判事は考えたそうです。
>しかし実際には戦勝国は国際法すらも曲げてしまう事が可能な事を事実上認めてしまったのです。
>結果どんなに国際法に違反しようが戦勝国は裁かれない事になります。
>ですからどんなに違法な行為を繰り返しても実際には戦争に訴えて勝利さえすれば良いという国際社会を生み出したのです。
>例えば現代のアメリカがどれほど違法を行い挑発して国際世論も諸外国の首脳との議論の経過も無視して戦争を起こしても戦争に勝てば良いのであり、誰もアメリカを裁く事が出来ません。
>どんなにアメリカを批判しようが戦勝国の論理によって行われた東京裁判の結果を受け入れる以上はアメリカのこのような行為も認めている事になるのです。

この話はよく分かります。
歴史的に見ても、あの裁判は無効だと言えますし、正統な物だとは言えません。
事実、アメリカで近代史を研究する学者の中にも少なからず、東京裁判は無効だと言う人も居ます。
ですから、あの裁判で有罪判決を受けた多くの人々の名誉回復に時間を割く事は、無駄とは言いません。

しかしながら、戦争は正統な外交手段であり、国際法でも戦争自体は違法ではありません。
そして外交手段という事は、勝った方が自説をゴリ押しするのは、しょうがない事でもあります。
この手段が正しいとは言いませんが、外交手段である以上しょうがない事だと言えます。

>アメリカが勝ってしまえば例え核爆弾(使用したら無差別大痢
>L;&Y$$r6X;_$9$k9q:]K!$K0cH?$9$kJ<4o)を落としても誰もアメリカを裁けないのです。
(何故かメールが届いた時点で文字化けをしてしまいました)
>この事が現代にもたらした影響はとてつもなく大きくきちんと議論すべき重要な課題であると考えます。
>

確かに、現在のアメリカは傲慢の頂点とも言える所にいます。
どんな国家も永遠に続く事はあり得ず、必ず滅びの時は来ます。
その後の歴史かが、現在のアメリカをどう評価するかは言うまでもないでしょう。
しかしながら、先にも書いたように現在の我々人類のレベルでは、勝てば官軍という図式をどうにかするのは、事実上不可能です。
後数百年は最低でも必要でしょう。
勿論、この図式に反対する運動は続けるべきです。
この図式を変えて行くには、確かに極東軍事裁判という物はいい教訓とも成るでしょう。
歴史的事実は確かに、我々が同じ過ちを繰り返さない為の最良の教材ではありますが、教材は教材であり、実生活に100%生かさせるのは困難だと言う事なのでしょうね。
残念ながら・・・
それでも、続けなければ一万年先でもこの図式は変わる事はありませんからね。

ですからよういちさんが言いたい事に、基本的には反対しません。
反論があるのは戦争責任に関してだけですね。
私は、東京裁判で有罪判決を受けた多くの人達は、あの起訴内容に関しては無罪だと言えると思っていますが、別の罪ではどう考えても有罪だとしか思えません。

そして、名誉回復は無駄じゃないと書きながら、今取り上げるべき問題でもないと書いたのは、今現在日本を取り巻く状況下で、東京裁判の真相と名誉回復よりも、総理の靖国参拝を、日本国民として是か非かをハッキリさせるべきだという事で、そちらの議論の方がより重要であり、靖国参拝以外にも、現在の日本が抱え込む諸問題の方がより重要であると言う事が言いたい訳です。

総理の靖国参拝は、政教分離の大原則からも、外交的配慮の見知からも、靖国神社の方針を冷静に分析しても、正しい行動とは言えず、断固阻止すべき問題だと言えます。
日本国の総理として、戦争を悪しき外交手段と考え、国際的な平和を目指すので有れば、靖国神社は国を代表する戦没者記念碑として適当では無いと判断すべきです。
私は多くの政策に関して、小泉さんを支持する者ですが、この事だけは絶対に賛成出来ません。



▲[ 9438 ] / ▼[ 9442 ]
NO.9441  遅くなりました
□投稿者/ よういち -(2005/06/30(Thu) 15:42:17)
□U R L/
 私の意見を再度、載せていただきありがとうございます。
お手間をとらせました。
 また明瞭な意見を頂きありがとうございます。
坦克さんのような明瞭な反論をこそ期待しておりました。
こちらの理解が深まる手助けとなりました。
ありがとうございます。

>ですからよういちさんが言いたい事に、基本的には反対しません。
>反論があるのは戦争責任に関してだけですね。
>私は、東京裁判で有罪判決を受けた多くの人達は、あの起訴内容に関しては無罪だと言えると思っていますが、別の罪ではどう考えても有罪だとしか思えません。

 国民全てに責任があると言う主張は訂正します。
しかし国民全てが被害者であると言う主張には同意できません。
これは坦克さんの主張ではありませんが。
戦中の選挙で反東条派の議員が当選している事を考慮しても全く民主主義が機能していなかったとは考えられません。
戦争を支持していた国民も現実に存在し、このような人達も被害者であるとする事も無理があると考えます。
この辺りの認識が坦克さんと共有できるのかご意見を伺えればと思います。

 東条英機の自殺の評価は坦克さんのおっしゃるように個人の自由でもありますし、もっと言えば主観的な部分でもあると思うのでこの辺にしておこうかなと思います。
もちろん納得したわけじゃないですし、必要があれば反論します。

>そして、名誉回復は無駄じゃないと書きながら、今取り上げるべき問題でもないと書いたのは、今現在日本を取り巻く状況下で、東京裁判の真相と名誉回復よりも、総理の靖国参拝を、日本国民として是か非かをハッキリさせるべきだという事で、そちらの議論の方がより重要であり、靖国参拝以外にも、現在の日本が抱え込む諸問題の方がより重要であると言う事が言いたい訳です。
>
>総理の靖国参拝は、政教分離の大原則からも、外交的配慮の見知からも、靖国神社の方針を冷静に分析しても、正しい行動とは言えず、断固阻止すべき問題だと言えます。
>日本国の総理として、戦争を悪しき外交手段と考え、国際的な平和を目指すので有れば、靖国神社は国を代表する戦没者記念碑として適当では無いと判断すべきです。
>私は多くの政策に関して、小泉さんを支持する者ですが、この事だけは絶対に賛成出来ません。
>

 靖国参拝の是非を問うなら大東亜戦争についての議論も必要と考えます。
 なぜなら大東亜戦争についてきちんと評価して上でないと靖国参拝の是非は問えないと思われるからです。
靖国について私は参拝すべきと考えますがその理由を問われれば大東亜戦争についても語る必要があると思うからです。
これは長い議論になる可能性もあります。
いかがでしょうか?



▲[ 9441 ] / ▼[ 9445 ]
NO.9442  靖国問題を真剣に考えるなら
□投稿者/ 坦克 -(2005/07/01(Fri) 04:04:18)
□U R L/
> 私の意見を再度、載せていただきありがとうございます。
>お手間をとらせました。
> また明瞭な意見を頂きありがとうございます。

イエイエ、靖国に対する総理の参拝問題は、最初国内政治議論かと考えましたが、やはり外交軍事と切り離す事が出来ないと考え、此方に移した次第です。
勝手な振る舞いでしたが、ご理解を頂けたようで幸いです。

>坦克さんのような明瞭な反論をこそ期待しておりました。
>こちらの理解が深まる手助けとなりました。
>ありがとうございます。
>
いえ、順華さんのような中国人をわざと貶める輩に対しての、よういちさんの反論を見て、よういちさんならこの問題、何かと直ぐに感情論に走りがちなこの問題も冷静に議論出来ると思いました。
此方こそ感謝します。
>
> 国民全てに責任があると言う主張は訂正します。
>しかし国民全てが被害者であると言う主張には同意できません。
>これは坦克さんの主張ではありませんが。

先にも書きましたが、私も国民の全てが無罪である、被害者であると言うつもりはさらさらありません。
形だけでも民主主義を取っていた以上、当然国民の責任は有ります。
ですから戦後の我々も戦後賠償とも言える税金の使用に真っ向から反対するつもりもありません。
しかし、現在のように政治に対して全ての成人が平等の権利を有しているのに対して、あの時代の民主主義はあまりにも不完全であり「平等」という言葉からは程遠い物でした。
(まあ、今が完成型とも言いませんけど 笑)
ですから、国民にも責任があると言っても全員が同じだけとするのは無理があるという訳です。
先にも書いたように、当時未成年で有った人達、女性は戦争継続の協力したと言っても、国政に参加する権利が実質的に無かった事を考えると、殆ど罪がないと言っても良いでしょう。
また成人男性に置いても、社会の底辺にいた者には国政に真剣に参加するだけの生活的余裕もありませんでした。

>戦中の選挙で反東条派の議員が当選している事を考慮しても全く民主主義が機能していなかったとは考えられません。
>戦争を支持していた国民も現実に存在し、このような人達も被害者であるとする事も無理があると考えます。
>この辺りの認識が坦克さんと共有できるのかご意見を伺えればと思います。
>
一般市民の中で、成人男性全員に責任がないか?と聞かれたらこれには私も異論を唱えます。
よういちさんの言うように不完全ながらも民主主義の方針をとっていたのは間違い有りませんから。

しかしこの問題に関して、一番肝心な事は、当時の状況を正確に分析出来る情報媒体が正常に機能していたか?と言う点にあるでしょう。
戦前はともかく、戦中の情報操作が入った社会の中で、当時の一般市民は何処まで正確な日本の状況を知る事が出来たか?この点を無視して、責任問題を語る事は不可能だと思われます。
勿論、当時でも様々な噂が世間には流れていました。
その中には驚く程正確な物もありましたが、それが果たして真実であるかどうかを確かめる術は、実質的にありません。
報道の自由、知る権利が保障されていない中で、国にとって都合の悪い事は何処までも隠蔽され、真実を知ろうとする事は「犯罪」になる世の中です。
分かり安く言えば現在の北朝鮮に近い状況下で、現在の我々の民主主義のような、国民の責任を当てはめるのはかなり難しいと思われます。

この点について、よういちさんはどの様に考えますか?

ですから当時の一般市民、特に成人男性が全て同じような戦争責任があるとする事は出来ないと考えています。
特に強制的に徴兵されて戦争に参加した兵士の多くは、自身が戦場において犯罪行為をしない限りは、国民としての義務を行っただけで責任を問う事は出来ません。
事実国際的にもそのように扱われています。
国内に残った一般市民の多くも、上記の理由で著しく情報を操作されており、正確な状況分析が出来る状況になかったと言えます。
従って政府の甘美な国粋主義に踊らされた人々も、責任が皆無とは言いませんが、罪に問う事は実質的に無理がありますし、そんな事をしても意味がないでしょう。
戦後の苦しい時代を生き抜き、国を復興し、戦後賠償とも言える多額の税金を諸外国に使う事を容認する事で十分償われていると考えます。

しかし、経済界のトップにあり、戦争を賛美しそれによって私腹を肥やした人々の責任はもっと問われるべきだと思われます。
彼等の多くは独自の情報を得て、戦況などの情報も正確に掴んでいた訳ですしね。
(儲ける為の手段として)戦争で儲ける事自体は犯罪ではないのですが、儲ける為に戦争を賛美し、好戦派の政治家軍人の後押しをするのは十分戦争責任を問えるでしょう。

上記の理由で、第二次世界大戦の責任を問う公正な裁判を開けば、東京裁判で裁かれた人々以外にも多くの当時の権力者達が裁かれる事になるのは間違い有りません。
勿論天皇を始めとする皇族・貴族の多くも裁かれるでしょう。

私は戦争責任は国民全員の責任であるとする理論を理解する事は出来ますが、それは国民全てが十分に開かれた情報を公平に受け取っており、他者に強制されない形(選挙は国民の義務とかって言う話じゃなくて、反体制派の政党が存在したとしても、その政党に堂々と投票出来る状態という意味です)で国政に参加出来る状態に適用される理論だと考えています。

あの時代、日本は一党独裁状態にあった訳じゃ有りませんが、実質的に一党独裁状態にあり、反天皇、反戦争等政府の行動指針を堂々と批判する事は社会的立場を危うくするだけでなく、命の危険性もあったと言えます。

また、実生活に置いても日々肉体労働に明け暮れ、それでも日銭程度の収入しかなく暮らしに追われた人々以外の中流以上の暮らしをしていた人々は、それはそれで反国家的な発言をする事が許されるような状況になかったのも事実です。
これはよういちさんも否定しないでしょう。
確かに、過半数以上の人々が戦争を賛美し、国に対する献身を当然としていたのは事実です。
しかし、本当に自由で公正な報道がされていたら、果たしてあそこまで盲目的な戦争賛美が出来たでしょうか?

私は常々現在の北朝鮮が、戦前戦中の日本と似ていると思っています。
国の指導者、政策は絶対の物であり、各報道、教育もそれを後押しする。
街のそこら中に反体制を取り締まる目があり、自由な発言が規制されている。
政治形態は民主主義で、国民が指導者を選ぶ為の選挙がありながら、実質的に権力者の手続きを整える為の物でしかなく、真の議会制民主主義の意味を成していない。

反東条の政権が成ったと言っても、戦争継続は相変わらずで、一億総玉砕等と本末転倒なスローガンを挙げるような政権を支持した人々は、果たして何処まで正確な情報を知った上で指示していたのでしょうか?

戦争責任が、当時の一般市民にあったかどうかを考えるなら、この点を慎重に考慮する必要性があると思われます。

> 東条英機の自殺の評価は坦克さんのおっしゃるように個人の自由でもありますし、もっと言えば主観的な部分でもあると思うのでこの辺にしておこうかなと思います。
>もちろん納得したわけじゃないですし、必要があれば反論します。
>
まあ、東条英機だけが話の争点では有りませんから、私も同意します。

>
> 靖国参拝の是非を問うなら大東亜戦争についての議論も必要と考えます。
> なぜなら大東亜戦争についてきちんと評価して上でないと靖国参拝の是非は問えないと思われるからです。
>靖国について私は参拝すべきと考えますがその理由を問われれば大東亜戦争についても語る必要があると思うからです。
>これは長い議論になる可能性もあります。
>いかがでしょうか?
>
私は、靖国神社参拝問題に関して、大東亜戦争は無関係とは言いませんが、メインの議題として考える必要性はないと考えます。
むしろ大東亜戦争に拘る事は靖国神社を考える上で本質を見逃す恐れがあると思われます。

私が靖国神社が、総理の参拝施設として相応しくないという根拠は以下の通りです。

●靖国神社はその思想に偏りがあると言う事。
●靖国神社は大東亜戦争犠牲者全員の為にある施設ではないと言う事。
●靖国神社は戦争犠牲者全員を奉っては居ないという事。
●靖国神社は宗教法人であると言う事。

以上の点が上げられます。
諸外国を見ても、国の為に命を落とした人々を追悼する為の施設が一宗教法人が運営する施設である事など論外です。
国の為に犠牲になった人々を追悼する施設は、やはり国が運営するのが当然であり、外国の例が全て正しいとは言いませんが、政教分離の精神からも常識外れとしか言いようがありません。

靖国神社が大東亜戦争だけを記念して建立された施設なら、大東亜戦争の事から考える必要性があるかもしれませんが、そう言う施設でもありません。
問題とすべきは、日本が過去に起こした戦争犠牲者の追悼施設として靖国神社が相応しいのか?と言う点に有るのではないでしょうか?


戦没者記念碑、戦争犠牲者追悼祈念碑等という施設に、総理が参拝するという行為は、日本という国がこれから先、国際社会の中で戦争という外交手段に対して如何なる姿勢で臨むのか?を問われる物であると考えます。

戦争犠牲者を貴い犠牲として賛美し、英雄に奉り上げ、必要な時には戦争を積極的に行っていくのか?

このような貴い犠牲を二度と出さないように、積極的に平和活動を推し進め、それでもダメな時には全力で抵抗し、その為には戦争も考慮するのか?

絶対に戦争という行為は繰り返さないと言う誓いを立てるのか?

こういった事を国内外に明確に示す為にも、その施設の選定という物はもっと真剣に、そして慎重に考慮されるべき問題だと考えます。



▲[ 9442 ] / ▼[ 9446 ]
NO.9445  時間を下さい
□投稿者/ よういち -(2005/07/05(Tue) 18:01:30)
□U R L/
>一般市民の中で、成人男性全員に責任がないか?と聞かれたらこれには私も異論を唱えます。
>よういちさんの言うように不完全ながらも民主主義の方針をとっていたのは間違い有りませんから。
>
>しかしこの問題に関して、一番肝心な事は、当時の状況を正確に分析出来る情報媒体が正常に機能していたか?と言う点にあるでしょう。
>戦前はともかく、戦中の情報操作が入った社会の中で、当時の一般市民は何処まで正確な日本の状況を知る事が出来たか?この点を無視して、責任問題を語る事は不可能だと思われます。
>勿論、当時でも様々な噂が世間には流れていました。
>その中には驚く程正確な物もありましたが、それが果たして真実であるかどうかを確かめる術は、実質的にありません。
>報道の自由、知る権利が保障されていない中で、国にとって都合の悪い事は何処までも隠蔽され、真実を知ろうとする事は「犯罪」になる世の中です。
>分かり安く言えば現在の北朝鮮に近い状況下で、現在の我々の民主主義のような、国民の責任を当てはめるのはかなり難しいと思われます。
>
>この点について、よういちさんはどの様に考えますか?

 当時の新聞・ラジオ等のメディアがきちんとジャーナリズムの本分をわきまえていたかと言えばそれはないと言わざるを得ません。
新聞等が戦争を煽っていた面を否定する事は難しいでしょう。
故に当時の国民がきちんと情報を持ちえていなかった、よって民主主義がきちんと機能していなかったとする意見は妥当だと考えます。
 当時の国民全てに責任があるわけではない、かといって全ての国民に責任が無いわけでもないという所で坦克さんと共通の認識が持てるのではと思います。

>ですから当時の一般市民、特に成人男性が全て同じような戦争責任があるとする事は出来ないと考えています。
>特に強制的に徴兵されて戦争に参加した兵士の多くは、自身が戦場において犯罪行為をしない限りは、国民としての義務を行っただけで責任を問う事は出来ません。
>事実国際的にもそのように扱われています。
>国内に残った一般市民の多くも、上記の理由で著しく情報を操作されており、正確な状況分析が出来る状況になかったと言えます。
>従って政府の甘美な国粋主義に踊らされた人々も、責任が皆無とは言いませんが、罪に問う事は実質的に無理がありますし、そんな事をしても意味がないでしょう。
>戦後の苦しい時代を生き抜き、国を復興し、戦後賠償とも言える多額の税金を諸外国に使う事を容認する事で十分償われていると考えます。
>
>しかし、経済界のトップにあり、戦争を賛美しそれによって私腹を肥やした人々の責任はもっと問われるべきだと思われます。
>彼等の多くは独自の情報を得て、戦況などの情報も正確に掴んでいた訳ですしね。
>(儲ける為の手段として)戦争で儲ける事自体は犯罪ではないのですが、儲ける為に戦争を賛美し、好戦派の政治家軍人の後押しをするのは十分戦争責任を問えるでしょう。
>
>上記の理由で、第二次世界大戦の責任を問う公正な裁判を開けば、東京裁判で裁かれた人々以外にも多くの当時の権力者達が裁かれる事になるのは間違い有りません。
>勿論天皇を始めとする皇族・貴族の多くも裁かれるでしょう。
>
>私は戦争責任は国民全員の責任であるとする理論を理解する事は出来ますが、それは国民全てが十分に開かれた情報を公平に受け取っており、他者に強制されない形(選挙は国民の義務とかって言う話じゃなくて、反体制派の政党が存在したとしても、その政党に堂々と投票出来る状態という意味です)で国政に参加出来る状態に適用される理論だと考えています。
>
>あの時代、日本は一党独裁状態にあった訳じゃ有りませんが、実質的に一党独裁状態にあり、反天皇、反戦争等政府の行動指針を堂々と批判する事は社会的立場を危うくするだけでなく、命の危険性もあったと言えます。
>
>また、実生活に置いても日々肉体労働に明け暮れ、それでも日銭程度の収入しかなく暮らしに追われた人々以外の中流以上の暮らしをしていた人々は、それはそれで反国家的な発言をする事が許されるような状況になかったのも事実です。
>これはよういちさんも否定しないでしょう。
>確かに、過半数以上の人々が戦争を賛美し、国に対する献身を当然としていたのは事実です。
>しかし、本当に自由で公正な報道がされていたら、果たしてあそこまで盲目的な戦争賛美が出来たでしょうか?
>
>私は常々現在の北朝鮮が、戦前戦中の日本と似ていると思っています。
>国の指導者、政策は絶対の物であり、各報道、教育もそれを後押しする。
>街のそこら中に反体制を取り締まる目があり、自由な発言が規制されている。
>政治形態は民主主義で、国民が指導者を選ぶ為の選挙がありながら、実質的に権力者の手続きを整える為の物でしかなく、真の議会制民主主義の意味を成していない。
>
>反東条の政権が成ったと言っても、戦争継続は相変わらずで、一億総玉砕等と本末転倒なスローガンを挙げるような政権を支持した人々は、果たして何処まで正確な情報を知った上で指示していたのでしょうか?
>
>戦争責任が、当時の一般市民にあったかどうかを考えるなら、この点を慎重に考慮する必要性があると思われます。
>

 おっしゃるとうりだと思います。


>まあ、東条英機だけが話の争点では有りませんから、私も同意します。

 ありがとうございます。
>
>>
>> 靖国参拝の是非を問うなら大東亜戦争についての議論も必要と考えます。
>> なぜなら大東亜戦争についてきちんと評価して上でないと靖国参拝の是非は問えないと思われるからです。
>>靖国について私は参拝すべきと考えますがその理由を問われれば大東亜戦争についても語る必要があると思うからです。
>>これは長い議論になる可能性もあります。
>>いかがでしょうか?
>>
>私は、靖国神社参拝問題に関して、大東亜戦争は無関係とは言いませんが、メインの議題として考える必要性はないと考えます。
>むしろ大東亜戦争に拘る事は靖国神社を考える上で本質を見逃す恐れがあると思われます。
>
>私が靖国神社が、総理の参拝施設として相応しくないという根拠は以下の通りです。
>
>●靖国神社はその思想に偏りがあると言う事。
>●靖国神社は大東亜戦争犠牲者全員の為にある施設ではないと言う事。
>●靖国神社は戦争犠牲者全員を奉っては居ないという事。
>●靖国神社は宗教法人であると言う事。
>
>以上の点が上げられます。
>諸外国を見ても、国の為に命を落とした人々を追悼する為の施設が一宗教法人が運営する施設である事など論外です。
>国の為に犠牲になった人々を追悼する施設は、やはり国が運営するのが当然であり、外国の例が全て正しいとは言いませんが、政教分離の精神からも常識外れとしか言いようがありません。
>
>靖国神社が大東亜戦争だけを記念して建立された施設なら、大東亜戦争の事から考える必要性があるかもしれませんが、そう言う訳ではありません。
>戦没者記念碑、戦闘犠牲者追悼祈念碑等という施設に関して、総理が参拝すると言う行為は、日本という国がこれから先、国際社会の中で戦争という外交手段に対して如何なる姿勢で臨むのか?を問われる物であると考えます。
>
>戦争犠牲者を貴い犠牲として賛美し、英雄に奉り上げ、必要な時には戦争を積極的に行っていくのか?
>
>このような貴い犠牲を二度と出さないように、積極的に平和活動を推し進め、それでもダメな時には全力で抵抗し、その為には戦争も考慮するのか?
>
>絶対に戦争という行為は繰り返さないと言う誓いを立てるのか?
>
>こういった事を国内外に明確に示す為にも、その施設の選定という物はもっと真剣に考慮されるべき問題だと考えます。
>
 わかりました。
上記の主張が坦克さんの論点ならそれに沿うのが筋だと思います。
 
 そこで申し訳ないのですが少し時間を下さい。
せっかくの意見に答えられず申し訳ありません。
じっくり考える時間がない為、少し時間を下さい。
勝手を言ってすみません。



▲[ 9445 ] / ▼[ 9459 ]
NO.9446  了解しました
□投稿者/ 坦克 -(2005/07/05(Tue) 18:55:53)
□U R L/

> わかりました。
>上記の主張が坦克さんの論点ならそれに沿うのが筋だと思います。

いえ、大東亜戦争に拘らないといけないと言うよういちさんの意見に正統な物があるなら、私は別にかまわないんですよ。
ただ、私は現在の靖国参拝問題は大東亜戦争だけに拘る必要性がないと言う意見を述べただけです。

大東亜戦争という物を解明しないと、議論が出来ないので有れば、その根拠が知りたいだけです。
 
> そこで申し訳ないのですが少し時間を下さい。
>せっかくの意見に答えられず申し訳ありません。
>じっくり考える時間がない為、少し時間を下さい。
>勝手を言ってすみません。
>
了解しました。
時間を掛けてじっくり理論構築してきて下さい。
楽しみにしております。

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▲[ 9446 ] / ▼[ 9460 ]
NO.9459  Re[6]: 大変遅くなりました
□投稿者/ よういち -(2005/08/06(Sat) 21:03:07)
□U R L/
 遅くなりました。
申し訳ありません。
諸々の事情でネットもろくにできない状態にありきちんとお返しできませんでした。
無礼をお許しください。
 

>いえ、大東亜戦争に拘らないといけないと言うよういちさんの意見に正統な物があるなら、私は別にかまわないんですよ。
>ただ、私は現在の靖国参拝問題は大東亜戦争だけに拘る必要性がないと言う意見を述べただけです。
>
>大東亜戦争という物を解明しないと、議論が出来ないので有れば、その根拠が知りたいだけです。
> 
 これは私の早合点です。
坦克さんの靖国参拝反対論が大東亜戦争の問題と絡んでいるだろうと私が勝手に推測した結果、この戦争についてきちんと議論すべきと主張しましたが勇み足でした。
失礼しました。

 坦克さんの主張が以下の4点に根拠があるならばそれに沿うべきだと考えますのでそうします。

●靖国神社はその思想に偏りがあると言う事。
●靖国神社は大東亜戦争犠牲者全員の為にある施設ではないと言う事。
●靖国神社は戦争犠牲者全員を奉っては居ないという事。
●靖国神社は宗教法人であると言う事。


 まず、一つ目に靖国神社に思想的偏りがあるという問題について、
 
 靖国神社の思想とは簡単に言うと右の思想だと考えます。
さらに言えば、先の戦争を自存自衛の戦争とし、当時の指導者、特に東京裁判で有罪になり死刑になった人々を受難者としています。
この思想自体は思想の自由の範囲内であり特に問題は無いと考えます。
よく右の思想は戦争賛美だという批判があります。
仮にこの批判が的を得ているなら思想の自由の範囲を超えているでしょう。
しかし日本の保守系や右翼系と呼ばれる人々が戦争を賛美しているかと言えば実際にはそんな事はありません。
右側の主張は簡単に言えば、日本をもっと愛そう、日本を自立した(軍事力も含めて)尊厳ある国家にしようと言った主張であり、世界的に見れば愛国心を育てる教育が行われる事も珍しくないですし、軍事力を放棄した国が無い事から見ても自立しようという主張が特に珍しいというものではありません。
もうひとつ靖国の思想は天皇との関係がありますが、例えば天皇に政権を返そうと言う主張であれば問題があるでしょう。
しかしそのような事は主張していません。
 靖国の思想が偏っていると言う事は否定しませんが、偏っているから一国の首相による公式参拝は問題があるという程の偏りは無いと考えます。

 

 大東亜戦争の犠牲者全員の為にある施設ではないという問題について、

 この問題もよく指摘されていますが、靖国に合祀されるかされないかは国の為に何らかの任務を与えられていたか否かが基準になっています。
例えば強制疎開の為の移動中に亡くなった場合も合祀されます。
また朝鮮人や台湾人も合祀されています。
これほど広範に対象を広げていることからもその対象を極端に狭めているわけではありません。
全員とは言えないにしても首相が参拝するには問題があるとするほどの狭さではないと考えます。

 

 戦争犠牲者全員の為の施設ではないという問題について、

 この戦争犠牲者の指す「戦争」が何を指すのか補足説明をして頂ければと思います。
日本の歴史上の全ての「戦争」なのか日本とは関係の無い国同士の戦争も含めての「戦争」なのか、それとも別の意味なのかわかりませんでした。



 靖国神社は宗教法人という問題について、

 靖国は元々は政府の管理下におかれていましたが、確かに今は一民間組織です。
坦克さんが政教分離について言及していたので、政教分離の問題として認識します。
違っていたら指摘してください。
裁判結果で見ると総理大臣の公式参拝への憲法判断を避けたり、違憲判決をしながらも傍論(法的拘束力は無い)で述べたりとあいまいな判断が続いています。
但し1977年の最高裁の判決で、神道による儀式が他の宗教への干渉にならない限り、問題はないことが明確になっています。
 また政教分離を厳密に行っていくと色んな物が政教分離に反してきます。
宗教法人が経営する学校は国の補助がもらえない事になります。
ミッション系や仏教系の宗教を信奉する私立学校も補助金がもらえなくなります。
もっと大きな問題は政府主催で毎年8月15日に戦歿者追悼式を行っていますが、菊の花に囲まれた祭壇の中央に依り代が飾られていますが、これは儒教形式であり、位牌に相当するそうです。
これは完全に宗教的行事ですが、天皇陛下始め、首相、閣僚、衆参両院議長、最高裁判所長官などが参列しています。
 また外国の例を私も出しますがアメリカ大統領の就任宣誓で神に誓う行為、クリスマスに休暇をとる行為も宗教的行為です。
しかしこれらの行為に対して政教分離に反するという批判は聞かれません。
また首相と言えど思想・信教の自由は他の思想や宗教に干渉しない限り保障されるのです。

 靖国参拝批判は政治的な理由で行われる事も多く、例えば首相が伊勢神宮に参拝する事は批判される事も無く、裁判で提訴された事もありません。
従って首相の公式参拝が政教分離に反するとは言えないと考えます。
 



▲[ 9459 ] / ▼[ 9462 ]
NO.9460  此方も返信が遅れました。
□投稿者/ 坦克 -(2005/08/07(Sun) 22:36:13)
□U R L/
> 遅くなりました。
>申し訳ありません。
>諸々の事情でネットもろくにできない状態にありきちんとお返しできませんでした。
>無礼をお許しください。
> 
いえいえ、お待ちしておりました。
私も自分の仕事や都合がありますから、これからも、お互いの自由になるペースで話を進めましょう。


> 坦克さんの主張が以下の4点に根拠があるならばそれに沿うべきだと考えますのでそうします。
>
了解しました。

>●靖国神社はその思想に偏りがあると言う事。
>●靖国神社は大東亜戦争犠牲者全員の為にある施設ではないと言う事。
>●靖国神社は戦争犠牲者全員を奉っては居ないという事。
>●靖国神社は宗教法人であると言う事。
>
>
> まず、一つ目に靖国神社に思想的偏りがあるという問題について、
> 
> 靖国神社の思想とは簡単に言うと右の思想だと考えます。
>さらに言えば、先の戦争を自存自衛の戦争とし、当時の指導者、特に東京裁判で有罪になり死刑になった人々を受難者としています。
>この思想自体は思想の自由の範囲内であり特に問題は無いと考えます。

これには全く異論はありません。

>よく右の思想は戦争賛美だという批判があります。
>仮にこの批判が的を得ているなら思想の自由の範囲を超えているでしょう。
>しかし日本の保守系や右翼系と呼ばれる人々が戦争を賛美しているかと言えば実際にはそんな事はありません。

これにも異論はありません。
右翼思想の神社という事は周知の事実ですし、その存在自体を否定するつもりは私にはさらさらありません。
それどころか、私自身個人的に3度程、参拝もしています。

>右側の主張は簡単に言えば、日本をもっと愛そう、日本を自立した(軍事力も含めて)尊厳ある国家にしようと言った主張であり、世界的に見れば愛国心を育てる教育が行われる事も珍しくないですし、軍事力を放棄した国が無い事から見ても自立しようという主張が特に珍しいというものではありません。

これも、愛国心と右翼・国粋思想の境界線を何処とするかが難しい問題ではありますが、概ね同意します。
私も右翼思想を全面否定するつもりもありません。
右翼思想が問題とされるのは、国粋主義にあり、ご存じの通り、自国、民族が世界で一番優れた者であるとし、他を見下すという部分が含まれています。
どの民族も対等であり、同等の権利を持つとする理想と真逆の考え方であり、正しく時代を逆行している考え方であり、環境問題、エネルギー問題とこれから人類が直面して行かなくては成らない大問題解決の妨げにしか成りません。
愛国心が過剰になると、この部分が表面化するのが大きな問題なのでしょうね。

>もうひとつ靖国の思想は天皇との関係がありますが、例えば天皇に政権を返そうと言う主張であれば問題があるでしょう。
>しかしそのような事は主張していません。
> 靖国の思想が偏っていると言う事は否定しませんが、偏っているから一国の首相による公式参拝は問題があるという程の偏りは無いと考えます。
>
確かに靖国神社が、政治的な主張をしているわけではありませんが、そこを終戦記念日に総理が参拝するという事は、公式な参拝と取られる可能性が高い、と言うかその様にしか写りません。
先にも記した通り、右翼思想の中には国粋主義という物が含まれており、そうした過激な主張をする人々も靖国神社を聖地として崇めている背景もあります。
日本国政府がそうした思想の元慢心するというのなら、それも些細な問題でしょうが、国際平和と平等の精神を掲げて、国際貢献をしていこうとする中でこうした思想の偏りがある場所をまるで公式参拝のように訪問するのはやはり大きな問題ではないでしょうか?


> 大東亜戦争の犠牲者全員の為にある施設ではないという問題について、
>
> この問題もよく指摘されていますが、靖国に合祀されるかされないかは国の為に何らかの任務を与えられていたか否かが基準になっています。
>例えば強制疎開の為の移動中に亡くなった場合も合祀されます。
>また朝鮮人や台湾人も合祀されています。
>これほど広範に対象を広げていることからもその対象を極端に狭めているわけではありません。
>全員とは言えないにしても首相が参拝するには問題があるとするほどの狭さではないと考えます。
>
総理が靖国参拝をしようとしている根拠としてあげているのが「戦争犠牲者の鎮魂と、このような不幸を繰り返さない為」としています。
その戦争犠牲者が全員祭られていないのは、本末転倒じゃないでしょうか?それに国営じゃないにしても自治体が管理する戦争犠牲者慰霊碑は都内にも存在しているのですが、それらに参拝せず靖国に拘る理由があるのでしょうか?

国民も過半数以上が国益の為にも止めるべきだと言っている中、実際中国などの国際批判を受けてまで強行するには、あまりにも意味があるように思えません。


> 戦争犠牲者全員の為の施設ではないという問題について、
>
> この戦争犠牲者の指す「戦争」が何を指すのか補足説明をして頂ければと思います。
>日本の歴史上の全ての「戦争」なのか日本とは関係の無い国同士の戦争も含めての「戦争」なのか、それとも別の意味なのかわかりませんでした。
>
終戦記念日が太平洋戦争終結に因んで制定されているのは事実ですが、この記念日には過去我が国が関わった全ての戦争に関して、鎮魂と反省の意味が込められているのは周知の事実です。
ですからそれを踏まえて、我が国が関わった全ての戦争犠牲者を追悼する記念施設を作る必要性があると私は主張しています。


> 靖国神社は宗教法人という問題について、
>
> 靖国は元々は政府の管理下におかれていましたが、確かに今は一民間組織です。
>坦克さんが政教分離について言及していたので、政教分離の問題として認識します。
>違っていたら指摘してください。

確かに「政教分離の精神からも常識外れ」と書きましたが、前回の書き込みでも書いているように、国の為に犠牲となった人々を記念する施設は国が運営すべきであると言う趣旨で書きました。
説明不足で申し訳ありません。

>裁判結果で見ると総理大臣の公式参拝への憲法判断を避けたり、違憲判決をしながらも傍論(法的拘束力は無い)で述べたりとあいまいな判断が続いています。
>但し1977年の最高裁の判決で、神道による儀式が他の宗教への干渉にならない限り、問題はないことが明確になっています。
> また政教分離を厳密に行っていくと色んな物が政教分離に反してきます。
>宗教法人が経営する学校は国の補助がもらえない事になります。
>ミッション系や仏教系の宗教を信奉する私立学校も補助金がもらえなくなります。
>もっと大きな問題は政府主催で毎年8月15日に戦歿者追悼式を行っていますが、菊の花に囲まれた祭壇の中央に依り代が飾られていますが、これは儒教形式であり、位牌に相当するそうです。
>これは完全に宗教的行事ですが、天皇陛下始め、首相、閣僚、衆参両院議長、最高裁判所長官などが参列しています。
> また外国の例を私も出しますがアメリカ大統領の就任宣誓で神に誓う行為、クリスマスに休暇をとる行為も宗教的行為です。
>しかしこれらの行為に対して政教分離に反するという批判は聞かれません。
>また首相と言えど思想・信教の自由は他の思想や宗教に干渉しない限り保障されるのです。
>
確かに政教分離を突き詰めると様々に問題があるのも事実です。
人間の日々の行動には、様々な形で宗教的な物が入ってくるのは仕方がない事だと思いますからそれらを排除するのは難しいと思います。
しかし、終戦記念日に総理がワザワザ出向いてまで参拝する姿は、諸外国、国内から見ても靖国を正式に戦争犠牲者の慰霊碑として認めていると判断されても仕方がない行動でし、終戦記念日に過去の戦没者を追悼する記念施設に参拝するという行動は極めて政治色が濃い行動だと言えるのではないでしょうか?

靖国神社が、政治的発言権を持とうとしている訳じゃないのは認めますが、こうした政治色が濃い行いの施設として適当かどうかは、考えるまでもないと言うのが私の考えです。

繰り返し書いているように首相が個人的に参拝したいので有れば総理の任期終了後に個人的に参拝すればいいのであるし、総理任期中に参拝したいので有れば、私室で靖国の方角に向かい、個人的に参拝すれば済む話です。
これは日本の神道的に見ても失礼に当たりませんし、これに文句を言う人は居ないでしょう。
政務以外で個人的に行う事にまで文句は言いませんよ。

しかし、公用車を使いSPに警護されながらマスコミを引き連れ(これは総理が依頼している訳じゃないですが)行われる参拝は、公式に政務として行われる参拝と変わりが無く、総理の個人的行動とする範疇を超えています。

総理も一個人として様々な権利は保障されてしかるべきですが、公人としての責務と束縛はやはり甘受するべきでしょう。

> 靖国参拝批判は政治的な理由で行われる事も多く、例えば首相が伊勢神宮に参拝する事は批判される事も無く、裁判で提訴された事もありません。
>従って首相の公式参拝が政教分離に反するとは言えないと考えます。
> 
ですから、靖国神社を参拝するという行為自身が問題と言うより、終戦記念日に総理が戦没者を追悼するという行為は政治色が濃い行動だと言えますから、その対象が一宗教法人の施設という点が政教分離の精神的に問題があると私は言いたい訳です。
前にも書きましたが念のためにもう一度記しておきます。
戦没者記念碑、戦争犠牲者追悼祈念碑等という施設に、総理が参拝するという行為は、日本という国がこれから先、国際社会の中で戦争という外交手段に対して如何なる姿勢で臨むのか?を表明する側面も持ち合わせています。

●戦争犠牲者を貴い犠牲として賛美し、英雄に奉り上げ、必要な時には戦争を積極的に行っていくのか?
●このような貴い犠牲を二度と出さないように、積極的に平和活動を推し進め、それでもダメな時には全力で抵抗し、その為には戦争も考慮するのか?
●絶対に戦争という行為は繰り返さないと言う誓いを立てるのか?

世界中で行われるこうした戦没者記念碑への追悼セレモニーは国を挙げて行われるのが通例ですし、そこで読み上げられるコメントには上記のようなメッセージが含まれます。
とても政治色の薄い、個人的行動で片づけられる話じゃありません。
したがって、伊勢神宮を参拝するのとは根本的な所で違いがあると思われます。

以上が私のよういちさんの意見に対する反論と返答です。
そして逆にお聞きしますが、こうしたややこしい状況を生み出してまで靖国神社に固執しなければならない必要性とは、いったい何処にあると思われますか?
個人的には靖国神社に奉られている英霊の方々も、国が国営の戦没者記念碑を作り、それに総理が終戦記念日に参拝する事になるとしても、不快に思う事もないと思うのですが・・・・・。



▲[ 9460 ] / ▼[ 9464 ]
NO.9462  靖国は
□投稿者/ よういち -(2005/08/13(Sat) 13:53:18)
□U R L/
>いえいえ、お待ちしておりました。
>私も自分の仕事や都合がありますから、これからも、お互いの自由になるペースで話を進めましょう。
>

 ありがとうございます。

>>右側の主張は簡単に言えば、日本をもっと愛そう、日本を自立した(軍事力も含めて)尊厳ある国家にしようと言った主張であり、世界的に見れば愛国心を育てる教育が行われる事も珍しくないですし、軍事力を放棄した国が無い事から見ても自立しようという主張が特に珍しいというものではありません。
>
>これも、愛国心と右翼・国粋思想の境界線を何処とするかが難しい問題ではありますが、概ね同意します。
>私も右翼思想を全面否定するつもりもありません。
>右翼思想が問題とされるのは、国粋主義にあり、ご存じの通り、自国、民族が世界で一番優れた者であるとし、他を見下すという部分が含まれています。
>どの民族も対等であり、同等の権利を持つとする理想と真逆の考え方であり、正しく時代を逆行している考え方であり、環境問題、エネルギー問題とこれから人類が直面して行かなくては成らない大問題解決の妨げにしか成りません。
>愛国心が過剰になると、この部分が表面化するのが大きな問題なのでしょうね。

 おっしゃるように右翼思想を持つ人の中に国粋主義者がいる事もあります。
しかし同時に左翼思想を持つ人にも国粋主義者がいる事も珍しくはありません。
それは過去・現在の社会主義国を見れば容易に理解できる問題です。
坦克さんのおっしゃるような文化相対主義を持った右翼思想の持ち主も現に私のように存在しています。
また、たいていの右翼は文化相対主義を取り入れており、右翼=国粋主義でないことは坦克さんも認識されていると思います。
 また靖国を見ても台湾人や朝鮮人も合祀されています。
同じ黄色人種ではありますが、しかし同じ民族ではありません。
確かに植民地時代は日本人として扱われていましたが、国粋主義であれば他の民族の人々を神として祭る事は無いでしょう。
 以上の点から考えても国粋主義は右・左の思想を超えた別の次元に存在しているのではないかと考えます。
 

>>もうひとつ靖国の思想は天皇との関係がありますが、例えば天皇に政権を返そうと言う主張であれば問題があるでしょう。
>>しかしそのような事は主張していません。
>> 靖国の思想が偏っていると言う事は否定しませんが、偏っているから一国の首相による公式参拝は問題があるという程の偏りは無いと考えます。
>>
>確かに靖国神社が、政治的な主張をしているわけではありませんが、そこを終戦記念日に総理が参拝するという事は、公式な参拝と取られる可能性が高い、と言うかその様にしか写りません。
>先にも記した通り、右翼思想の中には国粋主義という物が含まれており、そうした過激な主張をする人々も靖国神社を聖地として崇めている背景もあります。
>日本国政府がそうした思想の元慢心するというのなら、それも些細な問題でしょうが、国際平和と平等の精神を掲げて、国際貢献をしていこうとする中でこうした思想の偏りがある場所をまるで公式参拝のように訪問するのはやはり大きな問題ではないでしょうか?
>

 確かに国粋主義者が靖国を聖地として崇めているかも知れませんが、それは崇める人の心の持ちようだと考えます。
例えば坦克さんが靖国を参拝するときは国粋主義など微塵も無いはずです。
かと思えば、例えばアーリントンをアメリカ人の国粋主義者が訪れる事もあるでしょう。
どのような思いで戦没者を参拝するかは個々人の問題であり、どのような思いかはその人の語る言葉に耳を傾けるしかありません。
 小泉首相がいかなる思いで参拝しているかは小泉首相の言葉に耳を傾けるしかありません。
そしてそれが公式に語られた言葉ならそれが彼の諸外国に向けたメッセージなのです。


>> 大東亜戦争の犠牲者全員の為にある施設ではないという問題について、
>>
>> この問題もよく指摘されていますが、靖国に合祀されるかされないかは国の為に何らかの任務を与えられていたか否かが基準になっています。
>>例えば強制疎開の為の移動中に亡くなった場合も合祀されます。
>>また朝鮮人や台湾人も合祀されています。
>>これほど広範に対象を広げていることからもその対象を極端に狭めているわけではありません。
>>全員とは言えないにしても首相が参拝するには問題があるとするほどの狭さではないと考えます。
>>
>総理が靖国参拝をしようとしている根拠としてあげているのが「戦争犠牲者の鎮魂と、このような不幸を繰り返さない為」としています。
>その戦争犠牲者が全員祭られていないのは、本末転倒じゃないでしょうか?それに国営じゃないにしても自治体が管理する戦争犠牲者慰霊碑は都内にも存在しているのですが、それらに参拝せず靖国に拘る理由があるのでしょうか?

 小泉首相は靖国以外にも千鳥が淵にも拝礼式に行っていますし沖縄の全戦没者の追悼式にも出席しています。
靖国のみに拘っているとは言えないと考えます。
 

>国民も過半数以上が国益の為にも止めるべきだと言っている中、実際中国などの国際批判を受けてまで強行するには、あまりにも意味があるように思えません。
>

>> 戦争犠牲者全員の為の施設ではないという問題について、
>>
>> この戦争犠牲者の指す「戦争」が何を指すのか補足説明をして頂ければと思います。
>>日本の歴史上の全ての「戦争」なのか日本とは関係の無い国同士の戦争も含めての「戦争」なのか、それとも別の意味なのかわかりませんでした。
>>
>終戦記念日が太平洋戦争終結に因んで制定されているのは事実ですが、この記念日には過去我が国が関わった全ての戦争に関して、鎮魂と反省の意味が込められているのは周知の事実です。
>ですからそれを踏まえて、我が国が関わった全ての戦争犠牲者を追悼する記念施設を作る必要性があると私は主張しています。
>
 これには賛成です。
ただどこまで遡るかでまた外国からの批判が聞こえてくるようで心配です。
朝鮮出兵や元寇などは無視して近代に絞れば、それもまた意味が無いような気がします。

>
>> 靖国神社は宗教法人という問題について、
>>
>> 靖国は元々は政府の管理下におかれていましたが、確かに今は一民間組織です。
>>坦克さんが政教分離について言及していたので、政教分離の問題として認識します。
>>違っていたら指摘してください。
>
>確かに「政教分離の精神からも常識外れ」と書きましたが、前回の書き込みでも書いているように、国の為に犠牲となった人々を記念する施設は国が運営すべきであると言う趣旨で書きました。
>説明不足で申し訳ありません。
>
>>裁判結果で見ると総理大臣の公式参拝への憲法判断を避けたり、違憲判決をしながらも傍論(法的拘束力は無い)で述べたりとあいまいな判断が続いています。
>>但し1977年の最高裁の判決で、神道による儀式が他の宗教への干渉にならない限り、問題はないことが明確になっています。
>> また政教分離を厳密に行っていくと色んな物が政教分離に反してきます。
>>宗教法人が経営する学校は国の補助がもらえない事になります。
>>ミッション系や仏教系の宗教を信奉する私立学校も補助金がもらえなくなります。
>>もっと大きな問題は政府主催で毎年8月15日に戦歿者追悼式を行っていますが、菊の花に囲まれた祭壇の中央に依り代が飾られていますが、これは儒教形式であり、位牌に相当するそうです。
>>これは完全に宗教的行事ですが、天皇陛下始め、首相、閣僚、衆参両院議長、最高裁判所長官などが参列しています。
>> また外国の例を私も出しますがアメリカ大統領の就任宣誓で神に誓う行為、クリスマスに休暇をとる行為も宗教的行為です。
>>しかしこれらの行為に対して政教分離に反するという批判は聞かれません。
>>また首相と言えど思想・信教の自由は他の思想や宗教に干渉しない限り保障されるのです。
>>
>確かに政教分離を突き詰めると様々に問題があるのも事実です。
>人間の日々の行動には、様々な形で宗教的な物が入ってくるのは仕方がない事だと思いますからそれらを排除するのは難しいと思います。
>しかし、終戦記念日に総理がワザワザ出向いてまで参拝する姿は、諸外国、国内から見ても靖国を正式に戦争犠牲者の慰霊碑として認めていると判断されても仕方がない行動でし、終戦記念日に過去の戦没者を追悼する記念施設に参拝するという行動は極めて政治色が濃い行動だと言えるのではないでしょうか?
>
>靖国神社が、政治的発言権を持とうとしている訳じゃないのは認めますが、こうした政治色が濃い行いの施設として適当かどうかは、考えるまでもないと言うのが私の考えです。
>
>繰り返し書いているように首相が個人的に参拝したいので有れば総理の任期終了後に個人的に参拝すればいいのであるし、総理任期中に参拝したいので有れば、私室で靖国の方角に向かい、個人的に参拝すれば済む話です。
>これは日本の神道的に見ても失礼に当たりませんし、これに文句を言う人は居ないでしょう。
>政務以外で個人的に行う事にまで文句は言いませんよ。
>
>しかし、公用車を使いSPに警護されながらマスコミを引き連れ(これは総理が依頼している訳じゃないですが)行われる参拝は、公式に政務として行われる参拝と変わりが無く、総理の個人的行動とする範疇を超えています。
>
>総理も一個人として様々な権利は保障されてしかるべきですが、公人としての責務と束縛はやはり甘受するべきでしょう。
>
>> 靖国参拝批判は政治的な理由で行われる事も多く、例えば首相が伊勢神宮に参拝する事は批判される事も無く、裁判で提訴された事もありません。
>>従って首相の公式参拝が政教分離に反するとは言えないと考えます。
>> 
>ですから、靖国神社を参拝するという行為自身が問題と言うより、終戦記念日に総理が戦没者を追悼するという行為は政治色が濃い行動だと言えますから、その対象が一宗教法人の施設という点が政教分離の精神的に問題があると私は言いたい訳です。
>前にも書きましたが念のためにもう一度記しておきます。
>戦没者記念碑、戦争犠牲者追悼祈念碑等という施設に、総理が参拝するという行為は、日本という国がこれから先、国際社会の中で戦争という外交手段に対して如何なる姿勢で臨むのか?を表明する側面も持ち合わせています。
>
>●戦争犠牲者を貴い犠牲として賛美し、英雄に奉り上げ、必要な時には戦争を積極的に行っていくのか?
>●このような貴い犠牲を二度と出さないように、積極的に平和活動を推し進め、それでもダメな時には全力で抵抗し、その為には戦争も考慮するのか?
>●絶対に戦争という行為は繰り返さないと言う誓いを立てるのか?
>
>世界中で行われるこうした戦没者記念碑への追悼セレモニーは国を挙げて行われるのが通例ですし、そこで読み上げられるコメントには上記のようなメッセージが含まれます。
>とても政治色の薄い、個人的行動で片づけられる話じゃありません。
>したがって、伊勢神宮を参拝するのとは根本的な所で違いがあると思われます。
>

 ここで語る坦克さんの「政治色」は右や左といったイデオロギーの事を指しているのでしょうか? 私自身はこの議論の最中に「政治」と言う時はそのような意味で使っています。
実は私の中で、坦克さんのおっしゃる政治と宗教法人の関係の問題という所の「問題」について何が問題なのか今一つ理解できていません。
 坦克さんのおっしゃるように首相の参拝はどのような形であれ公式参拝です。
これは靖国に限らず伊勢神宮に参拝しても一緒です。
終戦記念日に参拝するのは戦没者を祭ってあるのだから当然だと考えます。
次に靖国の性格ですがこれもどのような思いで参拝するか?その人の心持ちの問題だと考えます。
そして靖国が一宗教法人という問題にしても政教分離は当てはまらないでしょう。
首相が神道を国教化する訳でもなく他の宗教の権利や利益を侵害しているわけでもない以上はですが。
 公人である以上ある程度の権利の制限を甘受すべきとしていますが、それは参拝する神社を制限するまでの強制力のあることではないですし、現に首相はプライバシー等の権利を制限され甘受しています。

>以上が私のよういちさんの意見に対する反論と返答です。
>そして逆にお聞きしますが、こうしたややこしい状況を生み出してまで靖国神社に固執しなければならない必要性とは、いったい何処にあると思われますか?
>個人的には靖国神社に奉られている英霊の方々も、国が国営の戦没者記念碑を作り、それに総理が終戦記念日に参拝する事になるとしても、不快に思う事もないと思うのですが・・・・・。
>

 死者がどのような思いであるかは私達には推し量りようもありません。
ただ少なくとも、外国に批判されたから中止とは見方によっては内政干渉を受け入れますという誤ったメッセージを送る事になりかねない、という事は言えると思います。
私は首相が個人的判断で中止するのは自由だと考えます。
ただ現時点で中止する事は外国に対して日本がどのような姿勢で臨むかという意見表明の側面も持っていると考えます。
これは坦克さんの戦争に対してという主張と重なりますが、戦争に対してどういう態度で臨むかは言葉で説明する事ができますが、内政干渉に対してどういう態度で臨むかは行為で説明するしかありません。
 では、日本がいかなる態度で内政干渉、もっと言えば主権の侵害に対して臨むかは言うまでもないと考えます。
私は中国や韓国が反対さえしなければ首相が靖国神社に参拝するしないは正直どうでも良かったとも言えます。
それは反中や嫌韓等というそういう問題でもなく、例えばアメリカや東南アジアの国やヨーロッパの国々が批判しても同じ主張をしたでしょう。
 ビッテル神父の言葉(真偽を疑う声もありますが)はGHQのみに通用する言葉ではなくいかなる国、時代を超えて通用する言葉だと考えます。

 



▲[ 9462 ] / ▼[ 9468 ]
NO.9464  結局本日は首相の参拝はないようですが・・・。
□投稿者/ 坦克 -(2005/08/15(Mon) 13:52:18)
□U R L/
> おっしゃるように右翼思想を持つ人の中に国粋主義者がいる事もあります。
>しかし同時に左翼思想を持つ人にも国粋主義者がいる事も珍しくはありません。
>それは過去・現在の社会主義国を見れば容易に理解できる問題です。
>坦克さんのおっしゃるような文化相対主義を持った右翼思想の持ち主も現に私のように存在しています。

私も、反国粋主義の右翼なんですけどね(非常にややこしい 笑
右翼思想にしても左翼思想にしても国粋主義があるのは承知していますが、私が言いたいのはこの国粋主義が一定以上の大きさになると弊害にしかならないという事を言いたかっただけです。
まあ、元々精神的な物で、具体的な形がある物でもないので、ハッキリと言い切れる物でもないのですが
> 
>また、たいていの右翼は文化相対主義を取り入れており、右翼=国粋主義でないことは坦克さんも認識されていると思います。
> また靖国を見ても台湾人や朝鮮人も合祀されています。
>同じ黄色人種ではありますが、しかし同じ民族ではありません。
>確かに植民地時代は日本人として扱われていましたが、国粋主義であれば他の民族の人々を神として祭る事は無いでしょう。
> 以上の点から考えても国粋主義は右・左の思想を超えた別の次元に存在しているのではないかと考えます。

私個人も、靖国神社が掲げるのは、言うならば「靖国右翼思想」だと理解しているつもりです。
ですから、靖国事態を否定するつもりも非難するつもりもありません。
ただ・・靖国には確かに日本人以外の人々も奉られていますが、それは共通して日本軍人として天皇の為に命を捧げた人々が中心であり、日本人で一般国民として戦争の犠牲になった人々と同じく、外国人の一般人犠牲者は奉られていません。

この事実自体は靖国の自由ですが、総理が終戦記念日に戦争犠牲者を慰霊する為として参拝する施設として適当だと言えるのでしょうか?

>
> 確かに国粋主義者が靖国を聖地として崇めているかも知れませんが、それは崇める人の心の持ちようだと考えます。
>例えば坦克さんが靖国を参拝するときは国粋主義など微塵も無いはずです。
>かと思えば、例えばアーリントンをアメリカ人の国粋主義者が訪れる事もあるでしょう。
>どのような思いで戦没者を参拝するかは個々人の問題であり、どのような思いかはその人の語る言葉に耳を傾けるしかありません。
> 小泉首相がいかなる思いで参拝しているかは小泉首相の言葉に耳を傾けるしかありません。
>そしてそれが公式に語られた言葉ならそれが彼の諸外国に向けたメッセージなのです。
>
これはそうですね、私の指摘が誤っていたようです。
>
>>> 大東亜戦争の犠牲者全員の為にある施設ではないという問題について、

> 小泉首相は靖国以外にも千鳥が淵にも拝礼式に行っていますし沖縄の全戦没者の追悼式にも出席しています。
>靖国のみに拘っているとは言えないと考えます。
> 

国民の過半数以上も靖国には参拝するべきじゃないと言っているにも関わらず、総理が如何なる反対にも屈さず参拝しますと公約に掲げてる時点で、これ以上はない程拘っていると思うのですが・・・・
>
> これには賛成です。
>ただどこまで遡るかでまた外国からの批判が聞こえてくるようで心配です。
>朝鮮出兵や元寇などは無視して近代に絞れば、それもまた意味が無いような気がします。
>
その戦争の意議を一つ一つ紐解く必要はないと思います。
現在の日本という国を形作る上で犠牲となった全ての人々を祭る記念碑(勿論外国の人々も)だとするだけで十分でしょう。
此処で誤解の無いように言っておきますが、私は現在の靖国問題を含め、中国、韓国の批判は内政干渉でしかないと考えていますので、この施設に対して苦情を言ってきても無視すれば済む問題と考えます。
但し「内政干渉=その内容も正しくない」と考えている訳でもありません。
中国、韓国が不快に思うのは至極当然の事だと思います。
>
> ここで語る坦克さんの「政治色」は右や左といったイデオロギーの事を指しているのでしょうか? 私自身はこの議論の最中に「政治」と言う時はそのような意味で使っています。

それが全てで有るとも思いませんが。
大筋でその通りです。

>実は私の中で、坦克さんのおっしゃる政治と宗教法人の関係の問題という所の「問題」について何が問題なのか今一つ理解できていません。

特定の日に、特定の神社に参拝するという点が問題だと私は主張しているつもりです。
仮の話ですが、これが毎年都内の代表的な戦没者記念碑に順番に参拝するという主張なら、私は海外からどんな苦情が来ても賛成に回ります。
三重県に行ったから伊勢神宮に参拝するというのとは、根本的に意味が変わってくるという事です。
特に、公約に掲げると言う行動は靖国が国を代表する戦没者記念施設であると明言している事と同じ意味を持ちます。
これは政治家として、首相として正しい行動とは言えません。

> 坦克さんのおっしゃるように首相の参拝はどのような形であれ公式参拝です。
>これは靖国に限らず伊勢神宮に参拝しても一緒です。
>終戦記念日に参拝するのは戦没者を祭ってあるのだから当然だと考えます。
>次に靖国の性格ですがこれもどのような思いで参拝するか?その人の心持ちの問題だと考えます。

勘違いしておられるようですが、私が一番問題としているのは「全ての戦争犠牲者の鎮魂とこのような不幸を繰り返さない為に」と唱える総理が参拝する場所として、奉られている人々も、思想も偏りがある靖国は適当ではないと言う事です。
「皇軍兵士達と天皇の為に犠牲になった人々だけの鎮魂の為」と最初から明言しているのなら話は別ですがね。

>そして靖国が一宗教法人という問題にしても政教分離は当てはまらないでしょう。
>首相が神道を国教化する訳でもなく他の宗教の権利や利益を侵害しているわけでもない以上はですが。
> 公人である以上ある程度の権利の制限を甘受すべきとしていますが、それは参拝する神社を制限するまでの強制力のあることではないですし、現に首相はプライバシー等の権利を制限され甘受しています。
>
私は十分に当てはまると考えます。
何度も書きますが、それこそ戦争犠牲者の鎮魂を目的とした施設は他に幾らでもあるのに、一宗教法人だけを特別視して参拝するのは、靖国が政治的に特別な権限を持つ訳でないにしても、十分に問題のある行為です。
バカバカしい例えですが、総理がオウム信者だったら?悪魔崇拝者だったら?それらの宗教に対して、政治的に特別な力を与えなかったら問題とはならないでしょうか?

日本にとって特別な日に、よういちさんも言うように公式参拝のように参拝する神社は、やはり政治的な意味合いから切り離す事など出来るはずもなく、十分に問題があるでしょう。


>>以上が私のよういちさんの意見に対する反論と返答です。
>>そして逆にお聞きしますが、こうしたややこしい状況を生み出してまで靖国神社に固執しなければならない必要性とは、いったい何処にあると思われますか?
>>個人的には靖国神社に奉られている英霊の方々も、国が国営の戦没者記念碑を作り、それに総理が終戦記念日に参拝する事になるとしても、不快に思う事もないと思うのですが・・・・・。
>>
>
> 死者がどのような思いであるかは私達には推し量りようもありません。
>ただ少なくとも、外国に批判されたから中止とは見方によっては内政干渉を受け入れますという誤ったメッセージを送る事になりかねない、という事は言えると思います。
>私は首相が個人的判断で中止するのは自由だと考えます。
>ただ現時点で中止する事は外国に対して日本がどのような姿勢で臨むかという意見表明の側面も持っていると考えます。

確かにその通りですが、先にも書いたように「内政干渉=間違った内容」でもないと思いますし、首相の問題がある行為を止めるのは国民の義務であり、それが誤ったメッセージになるのだとしても、他の事で正せば済む話です。
○戦争反対を唱えながら、天皇の為に犠牲となった軍事関係者だけの神社を参拝する。
この事による誤ったメッセージを送る事の方が遙かに大きな問題があるでしょう。

日本がこれから好戦的な国になっていくのなら話は別ですけどね。

>これは坦克さんの戦争に対してという主張と重なりますが、戦争に対してどういう態度で臨むかは言葉で説明する事ができますが、内政干渉に対してどういう態度で臨むかは行為で説明するしかありません。

そうでしょうか?内政干渉その物も、多くが言葉だけの介入だし、それに対する抗議も言葉で済ませていると思いますが・・・・。

> では、日本がいかなる態度で内政干渉、もっと言えば主権の侵害に対して臨むかは言うまでもないと考えます。
>私は中国や韓国が反対さえしなければ首相が靖国神社に参拝するしないは正直どうでも良かったとも言えます。
>それは反中や嫌韓等というそういう問題でもなく、例えばアメリカや東南アジアの国やヨーロッパの国々が批判しても同じ主張をしたでしょう。
> ビッテル神父の言葉(真偽を疑う声もありますが)はGHQのみに通用する言葉ではなくいかなる国、時代を超えて通用する言葉だと考えます。
>
では、よういちさんが靖国に拘る理由は、他国による内政干渉が主な原因なのでしょうか?

私も内政干渉に屈して行動を左右するのは、非常に遺憾な事だと思います。
しかし、それで突っぱねる事だけが国の主権を維持する事だとも思えません。
非が自国にあるので有れば、即座にそれを正す事もまた主権を維持する上では大切な事だと考えます。

まあ、よういちさんもこれは同じ意見でしょう。
よういちさんの主張は靖国参拝は誤っていないという主張なのだとは思いますが・・・・・




▲[ 9464 ] / ▼[ 9469 ]
NO.9468  常識の無い判断
□投稿者/ よういち -(2005/08/24(Wed) 17:25:25)
□U R L/
>私も、反国粋主義の右翼なんですけどね(非常にややこしい 笑


 基本的には坦克さんと私の立場は近いのかなと感じていました。
別の所で日本の功績はきちんと確認すべきとの主張がありましたが全くその通りだと考えます。
なぜならば、一つの事実に対しては常にプラスとマイナスの面がありどちらもとても重要な物です。
そしてどちらかだけを強調しても意味が無いものになります。
そのような意味で坦克さんの主張は正論です。
そんな坦克さんの主張への反論はプラス面・マイナス面のどちらかを強調すべきとする主張に当然なるべきですが、そうはならなかったようですね。
これは議論とはどうあるべきか?という問題なのかもしれませんが本筋とは関係の無い話ですね。
失礼しました。
とにかく坦克さんの考え方と私の立場は近いようですが、しかし近いからこそ対立点での議論に意義があると信じて議論していきたいと思います。


>右翼思想にしても左翼思想にしても国粋主義があるのは承知していますが、私が言いたいのはこの国粋主義が一定以上の大きさになると弊害にしかならないという事を言いたかっただけです。
>まあ、元々精神的な物で、具体的な形がある物でもないので、ハッキリと言い切れる物でもないのですが


>私個人も、靖国神社が掲げるのは、言うならば「靖国右翼思想」だと理解しているつもりです。
>ですから、靖国事態を否定するつもりも非難するつもりもありません。
>ただ・・靖国には確かに日本人以外の人々も奉られていますが、それは共通して日本軍人として天皇の為に命を捧げた人々が中心であり、日本人で一般国民として戦争の犠牲になった人々と同じく、外国人の一般人犠牲者は奉られていません。
>
>この事実自体は靖国の自由ですが、総理が終戦記念日に戦争犠牲者を慰霊する為として参拝する施設として適当だと言えるのでしょうか?

 
 靖国に合祀されている人が全て天皇に命を捧げた日本軍人ではない事も事実です。
もちろん軍人が大多数ですが。
しかし中には強制疎開の為の移動中に米軍の攻撃によって亡くなった学生なども含まれている事は先の書き込みに書いたとうりです。
この学生達も天皇の為に殉じたとはとても言えないと考えます。
従って戦争犠牲者を慰霊する施設としては必ずしも不適当とは言えないと思います。

>>
>
>
>国民の過半数以上も靖国には参拝するべきじゃないと言っているにも関わらず、総理が如何なる反対にも屈さず参拝しますと公約に掲げてる時点で、これ以上はない程拘っていると思うのですが・・・・

 靖国参拝は過去に総理大臣が参拝した折に外国からの批判等にさらされ、また国内的には右や左といった政治的な問題の材料となり、また靖国神社自体が攻撃の対象となるような無益な争いがあります。
その中で遺族がどのような思いでいるかは知り得る事はできませんが、祖国の為に命を懸けて戦い散った祖先に拝礼するという当然の行為を一国の代表が態度で示す事は極めて自然な行為であり、その姿勢を遺族側に示すとして公約に挙げたとしても特に不自然さは無いと考えます。

>その戦争の意議を一つ一つ紐解く必要はないと思います。
>現在の日本という国を形作る上で犠牲となった全ての人々を祭る記念碑(勿論外国の人々も)だとするだけで十分でしょう。
>此処で誤解の無いように言っておきますが、私は現在の靖国問題を含め、中国、韓国の批判は内政干渉でしかないと考えていますので、この施設に対して苦情を言ってきても無視すれば済む問題と考えます。
>但し「内政干渉=その内容も正しくない」と考えている訳でもありません。
>中国、韓国が不快に思うのは至極当然の事だと思います。

 例えば、日本との過去の戦争相手国の代表がその犠牲者の墓地なりで冥福を祈ったとしていったい何人の日本人が不快に思うでしょうか。
またいったい何人の日本人が批判するでしょうか。
靖国参拝に対する内政干渉がその内容も正しいと考えるにはかなりの議論が必要だと考えます。


>> ここで語る坦克さんの「政治色」は右や左といったイデオロギーの事を指しているのでしょうか? 私自身はこの議論の最中に「政治」と言う時はそのような意味で使っています。
>
>それが全てで有るとも思いませんが。
>大筋でその通りです。
>

 わかりました。
ありがとうございます。


>特定の日に、特定の神社に参拝するという点が問題だと私は主張しているつもりです。
>仮の話ですが、これが毎年都内の代表的な戦没者記念碑に順番に参拝するという主張なら、私は海外からどんな苦情が来ても賛成に回ります。
>三重県に行ったから伊勢神宮に参拝するというのとは、根本的に意味が変わってくるという事です。
>特に、公約に掲げると言う行動は靖国が国を代表する戦没者記念施設であると明言している事と同じ意味を持ちます。
>これは政治家として、首相として正しい行動とは言えません。
>

 すみません。
まだ少しわかりづらいのですが、例えば靖国が国家の管理に置かれている施設なら問題は無いことになるのでしょうか?つまりもう一度
靖国を国家管理にするという法案が可決されたら問題点は大部分なくなるのでしょうか?
 あるいは別の神社に参拝すると言う公約なら問題はないのでしょうか?
 

>> 坦克さんのおっしゃるように首相の参拝はどのような形であれ公式参拝です。
>>これは靖国に限らず伊勢神宮に参拝しても一緒です。
>>終戦記念日に参拝するのは戦没者を祭ってあるのだから当然だと考えます。
>>次に靖国の性格ですがこれもどのような思いで参拝するか?その人の心持ちの問題だと考えます。
>
>勘違いしておられるようですが、私が一番問題としているのは「全ての戦争犠牲者の鎮魂とこのような不幸を繰り返さない為に」と唱える総理が参拝する場所として、奉られている人々も、思想も偏りがある靖国は適当ではないと言う事です。
>「皇軍兵士達と天皇の為に犠牲になった人々だけの鎮魂の為」と最初から明言しているのなら話は別ですがね。
>

 これは小泉首相の言論の問題ですが、ただ靖国のみに参拝しているわけではないのですからそれほど大きな問題だとは考えにくいです。
沖縄や広島に行って同じような思いで慰霊しても全ての戦争犠牲者ではないじゃないかという批判は起きないでしょう。

>>そして靖国が一宗教法人という問題にしても政教分離は当てはまらないでしょう。
>>首相が神道を国教化する訳でもなく他の宗教の権利や利益を侵害しているわけでもない以上はですが。
>> 公人である以上ある程度の権利の制限を甘受すべきとしていますが、それは参拝する神社を制限するまでの強制力のあることではないですし、現に首相はプライバシー等の権利を制限され甘受しています。
>>
>私は十分に当てはまると考えます。
>何度も書きますが、それこそ戦争犠牲者の鎮魂を目的とした施設は他に幾らでもあるのに、一宗教法人だけを特別視して参拝するのは、靖国が政治的に特別な権限を持つ訳でないにしても、十分に問題のある行為です。
>バカバカしい例えですが、総理がオウム信者だったら?悪魔崇拝者だったら?それらの宗教に対して、政治的に特別な力を与えなかったら問題とはならないでしょうか?
>

 これは前の書き込みに分かりにくく書きましたが、宗教として許される範囲と言うものがあると私は考えています。
靖国が戦争を賛美しているなら許されないと前に書きました。
どのような自由・権利であってもそれはある一定の範囲内での自由だと考えるのが自然です。
従ってオウムや悪魔崇拝等はその自由の範囲を完全に逸脱しており、坦克さんが認めるように論外です。
靖国とオウムではその意味では全く違うものであり、私は靖国は自由の範囲内だと考えるので靖国参拝に賛成しているのです。

>日本にとって特別な日に、よういちさんも言うように公式参拝のように参拝する神社は、やはり政治的な意味合いから切り離す事など出来るはずもなく、十分に問題があるでしょう。
>
>
>>>以上が私のよういちさんの意見に対する反論と返答です。
>>>そして逆にお聞きしますが、こうしたややこしい状況を生み出してまで靖国神社に固執しなければならない必要性とは、いったい何処にあると思われますか?
>>>個人的には靖国神社に奉られている英霊の方々も、国が国営の戦没者記念碑を作り、それに総理が終戦記念日に参拝する事になるとしても、不快に思う事もないと思うのですが・・・・・。
>>>
>>
>> 死者がどのような思いであるかは私達には推し量りようもありません。
>>ただ少なくとも、外国に批判されたから中止とは見方によっては内政干渉を受け入れますという誤ったメッセージを送る事になりかねない、という事は言えると思います。
>>私は首相が個人的判断で中止するのは自由だと考えます。
>>ただ現時点で中止する事は外国に対して日本がどのような姿勢で臨むかという意見表明の側面も持っていると考えます。
>
>確かにその通りですが、先にも書いたように「内政干渉=間違った内容」でもないと思いますし、首相の問題がある行為を止めるのは国民の義務であり、それが誤ったメッセージになるのだとしても、他の事で正せば済む話です。
>○戦争反対を唱えながら、天皇の為に犠牲となった軍事関係者だけの神社を参拝する。
>この事による誤ったメッセージを送る事の方が遙かに大きな問題があるでしょう。
>
>日本がこれから好戦的な国になっていくのなら話は別ですけどね。

 なぜ靖国を参拝すると戦争反対というメッセージにはならないのか?

>>これは坦克さんの戦争に対してという主張と重なりますが、戦争に対してどういう態度で臨むかは言葉で説明する事ができますが、内政干渉に対してどういう態度で臨むかは行為で説明するしかありません。
>
>そうでしょうか?内政干渉その物も、多くが言葉だけの介入だし、それに対する抗議も言葉で済ませていると思いますが・・・・。

 これは言葉足らずだったようです。
靖国参拝という行為に対して内政干渉が行われたなら干渉に屈せず靖国参拝という行為でのみ干渉されない国家としての姿勢を見せることができるというのが私の言いたかった事です。

>> では、日本がいかなる態度で内政干渉、もっと言えば主権の侵害に対して臨むかは言うまでもないと考えます。
>>私は中国や韓国が反対さえしなければ首相が靖国神社に参拝するしないは正直どうでも良かったとも言えます。
>>それは反中や嫌韓等というそういう問題でもなく、例えばアメリカや東南アジアの国やヨーロッパの国々が批判しても同じ主張をしたでしょう。
>> ビッテル神父の言葉(真偽を疑う声もありますが)はGHQのみに通用する言葉ではなくいかなる国、時代を超えて通用する言葉だと考えます。
>>
>では、よういちさんが靖国に拘る理由は、他国による内政干渉が主な原因なのでしょうか?
>
>私も内政干渉に屈して行動を左右するのは、非常に遺憾な事だと思います。
>しかし、それで突っぱねる事だけが国の主権を維持する事だとも思えません。
>非が自国にあるので有れば、即座にそれを正す事もまた主権を維持する上では大切な事だと考えます。
>
>まあ、よういちさんもこれは同じ意見でしょう。
>よういちさんの主張は靖国参拝は誤っていないという主張なのだとは思いますが・・・・・
>
>
 おしゃっるとうりです。
確かに他国による批判は甘んじて受けるべき時は受けて訂正していく事も国際社会の中で生きていく上ではとても重要な事です。
ただしこの問題が訂正すべき問題なのか?きちんと考えてからでなければ言いなり国家になってしまいます。

 小泉首相が靖国を参拝しなかった、個人的判断なら構いません。
しかし今回はあくまで選挙対策であることは明白であり、非常に残念です。
郵政民営化には賛成ですがこのような事で犠牲になった物も大きいと考えます。
このような判断は非常識で何より国家とは何かという大切な視点を政治家として持っていないという批判は免れないと考えます。



▲[ 9468 ] / ▼[ 9491 ]
NO.9469  民主国家の首相として判断すべき点を間違えていると思います。
□投稿者/ 坦克 -(2005/08/26(Fri) 09:51:54)
□U R L/
> 基本的には坦克さんと私の立場は近いのかなと感じていました。
>別の所で日本の功績はきちんと確認すべきとの主張がありましたが全くその通りだと考えます。
>なぜならば、一つの事実に対しては常にプラスとマイナスの面がありどちらもとても重要な物です。
>そしてどちらかだけを強調しても意味が無いものになります。
>そのような意味で坦克さんの主張は正論です。
>そんな坦克さんの主張への反論はプラス面・マイナス面のどちらかを強調すべきとする主張に当然なるべきですが、そうはならなかったようですね。
>これは議論とはどうあるべきか?という問題なのかもしれませんが本筋とは関係の無い話ですね。
>失礼しました。
>とにかく坦克さんの考え方と私の立場は近いようですが、しかし近いからこそ対立点での議論に意義があると信じて議論していきたいと思います。
>
私はこの掲示板に来る人達は、同じ国を大事に思っている人の集まる所ですから、基本的に殆どの人が大部分の所で似たような事を考えていると思っています。
目指す所は「安心して住める国」「誇りを持てる国」「未来に不安の少ない国」とかでしょう。
その為にはどうあるべきか?どうしていくべきなのかを真剣に考えているのだと思いますからね。
だからこそこうした議論に意義を感じるのだし、だからこそ自説を大切にしているのだと思います。
ただ、我々が此処で幾ら真剣に議論しても、世の中がいきなり良くなるとは思っていませんが、自説をぶつけ合い修正と再確認していく事は、更に他の人と話をする時に分かり安く話が出来る様になりますし、説得力も生まれると考えています。

そもそも政治という物は複雑怪奇で、難しい物なのは仕方がない事です。
だから政治家はソレを出来る限り分かり安く国民に説明する義務があると言えますが、国民も普段から政治に最低限関心を持ち、勉強しておくのも大切でしょう。
そして、今回の選挙のように判断を託された時、基礎が出来ていなければ正しい判断など出来るはずもありませんからね。

そして、多くの国民の間でこうした話を活発に交わせる事は、新聞等のメディアで勉強した事を効率的に、知識を使える段階にまで進められる事になり、国民が国の運命を判断しなければならない時に、本当に力を出すのだと信じています。

まあ、これも議題には関係のない話ですね(汗


> 靖国に合祀されている人が全て天皇に命を捧げた日本軍人ではない事も事実です。
>もちろん軍人が大多数ですが。
>しかし中には強制疎開の為の移動中に米軍の攻撃によって亡くなった学生なども含まれている事は先の書き込みに書いたとうりです。
>この学生達も天皇の為に殉じたとはとても言えないと考えます。
>従って戦争犠牲者を慰霊する施設としては必ずしも不適当とは言えないと思います。
>
私の書き方が、分りにくかったのかもしれません。
私が言いたい事を簡潔に書くと、
「靖国は戦争犠牲者を慰霊する施設として不適当だと言うつもりはありません」戦争犠牲者を奉る一形態としての靖国神社に何の不満もありません。
先ずこの点をご確認して下さい。

沖縄の記念碑は「沖縄戦」を中心に、広島、長崎は「原爆犠牲者」を中心にしている施設で、靖国は「天皇に身を捧げた軍人・人々」を中心としている施設なのは間違い有りません。
強制疎開の学生達の話にしても靖国神社が、国の命令で疎開させられた学生達の犠牲は不幸ではあるが貴い犠牲であるとして、国にその身を捧げた兵士達と並び奉ろうと判断したのでしょう。
だからこそ、その他大勢の空襲などで命を落とした人々は、奉られていません。
それに関しては何の問題もありません。
何度も書いていますが、それは靖国神社の自由なのです。

私が本当に問題としているのは、
誰を奉り、誰を除外するかを判断しているのが国ではなく、靖国神社であると言う事です。


> 靖国参拝は過去に総理大臣が参拝した折に外国からの批判等にさらされ、また国内的には右や左といった政治的な問題の材料となり、また靖国神社自体が攻撃の対象となるような無益な争いがあります。
>その中で遺族がどのような思いでいるかは知り得る事はできませんが、祖国の為に命を懸けて戦い散った祖先に拝礼するという当然の行為を一国の代表が態度で示す事は極めて自然な行為であり、その姿勢を遺族側に示すとして公約に挙げたとしても特に不自然さは無いと考えます。
>
この意見は根本的に間違っていませんか?
靖国問題はそもそも朝日新聞が問題定義した事に端を発している事でも分る様に、純然たる国内問題です。
そして、終戦記念日に総理が参拝する施設として靖国神社は適切かどうかの議論は、よういちさんが書いている様にまだまだ国内でも明確な答えが出ていない問題であり、現在ではアンケート調査でも分りますが過半数以上の国民が反対しています。

小泉さんが真に靖国が参拝施設として適切な物だと思うなら、そして海外にも堂々と胸を張って参拝の正当性を主張するので有れば、民主国家の首相が取るべき行動とは?

○議会で徹底的に議論し、靖国神社に関して一般的に言われている問題点を解決するよう努力する。
○その議論で導き出される議論の過程や結論を国民に説明する。
○明確なルール(法律)を作り、堂々と遂行する。

以上の行動本来の姿であり、議論もせずに独断で参拝を強行してしまう事ではないはずです。
よういちさんも認めていますが、終戦記念日の靖国参拝は、殆ど公式行事です。
その参拝で国内意見が分裂し、大きな問題となっているのなら、上記のような行動が最も重要であり、今回の小泉さんの行動は、自然な行為どころか首相失格の不自然な行為だと言えるはずです。
違いますか?

>>その戦争の意議を一つ一つ紐解く必要はないと思います。
>>現在の日本という国を形作る上で犠牲となった全ての人々を祭る記念碑(勿論外国の人々も)だとするだけで十分でしょう。
>>此処で誤解の無いように言っておきますが、私は現在の靖国問題を含め、中国、韓国の批判は内政干渉でしかないと考えていますので、この施設に対して苦情を言ってきても無視すれば済む問題と考えます。
>>但し「内政干渉=その内容も正しくない」と考えている訳でもありません。
>>中国、韓国が不快に思うのは至極当然の事だと思います。
>
> 例えば、日本との過去の戦争相手国の代表がその犠牲者の墓地なりで冥福を祈ったとしていったい何人の日本人が不快に思うでしょうか。
>またいったい何人の日本人が批判するでしょうか。
>靖国参拝に対する内政干渉がその内容も正しいと考えるにはかなりの議論が必要だと考えます。
>
私が中国・韓国の主張が内容的には正しいと言っているのは、東条英機を初めとする戦争遂行に指導的役割を果たした人々が奉られている靖国に、総理が参拝する事は非常に気分を害するという意見が至極当然だと考えるからです。

他でも書いていますが、例えばオウム事件が完全に解決(法律的に)したあと、オウム事件記念碑がとある民間組織の手で出来るとしますよね。
そして、それに総理や新制オウム関係者が参拝するとします。
しかし、その記念碑に死刑になった麻原(まだなっていませんが)やオウム幹部の名前が、他の犠牲者と並んで刻まれていたらどうでしょう?

新制オウムが、過去の犯罪を幾ら謝罪してもそれが信じられるでしょうか?

総理の参拝に反対する声は国内中から出ると思いますが、それが不当な意見だと言えますか?「死んでしまえば仏様」という日本人独特の死生観があって、それを中・韓国は理解出来ないだけだとする人も、この話がもし起これば多くが反対すると思います。
何も中国・韓国政府は公式抗議の中で靖国神社その物を否定している訳じゃありません。
(一部過激な人の意見にそれに近い物はあるようですが)その証拠に武道館で行われる終戦記念日の式典には何の不満も唱えては居ません。
>
> すみません。
>まだ少しわかりづらいのですが、例えば靖国が国家の管理に置かれている施設なら問題は無いことになるのでしょうか?つまりもう一度
>靖国を国家管理にするという法案が可決されたら問題点は大部分なくなるのでしょうか?
> あるいは別の神社に参拝すると言う公約なら問題はないのでしょうか?
>
基本的にはその通りです。
ちゃんと国会で議論し、靖国神社が最も戦争犠牲者慰霊施設として適切な施設と決め(まあ、この時点で国の施設になるか、宗教法人関係の法律が修正されるでしょうね)国民の大多数もそれで納得するなら靖国神社でも問題はないと考えます。

しかし、その為には誰を奉るかをもう一度徹底的に見直される事になるでしょうがね・・・・。
勿論その選定の主導は国家が行う事が最低条件ですが・・・・まあこれは個人的な見解ですけどね。
 
> これは小泉首相の言論の問題ですが、ただ靖国のみに参拝しているわけではないのですからそれほど大きな問題だとは考えにくいです。
>沖縄や広島に行って同じような思いで慰霊しても全ての戦争犠牲者ではないじゃないかという批判は起きないでしょう。
>
私も正直な話、よういちさんが言う様に日本全国にある戦没者記念施設を順番に回るのであるなら、この問題は大きな問題になっていないと思います。
公約に掲げた時点で大きな問題になったのでしょう。

>>>そして靖国が一宗教法人という問題にしても政教分離は当てはまらないでしょう。

そして、公約に掲げた時点で、この話は極めて政治色が濃い問題となり、誰を奉るかを真剣に国家として判断する事もなく、一宗教法人に丸投げの形で参拝する事は「一宗教法人を終戦記念日という特別な日に総理が参拝する特定の施設として特別扱いします」と明言しているのと同じ事だと言われても仕方がないでしょう。
よういちさんは、総理が地方に公務などで出かけた時に、ご当地の神社仏閣に敬意を持って参拝するのと、同列に考えて居られるようですが、だったら公約等に含めて発表するような話じゃないはずですし、参拝日を特定するような事もないはずです。

つまり、よういちさんの言う様に、明確には政教分離の理念には抵触しないのかもしれませんが、極めて紛らわしく、適切な行動と言えないのは明らかだという事です。

だからこそ小泉総理は選挙を前にして、参拝を回避したんじゃないのでしょうか?

> これは前の書き込みに分かりにくく書きましたが、宗教として許される範囲と言うものがあると私は考えています。
>靖国が戦争を賛美しているなら許されないと前に書きました。
>どのような自由・権利であってもそれはある一定の範囲内での自由だと考えるのが自然です。
>従ってオウムや悪魔崇拝等はその自由の範囲を完全に逸脱しており、坦克さんが認めるように論外です。
>靖国とオウムではその意味では全く違うものであり、私は靖国は自由の範囲内だと考えるので靖国参拝に賛成しているのです。
>
あまりにもバカバカしい例だったので、不快に思われるだろうか?と少々不安にも思っていたのですが、丁寧な返答をして頂き感謝しております。
しかし、よういちさんも認めて居られる様に、何処までが許容範囲内か?と判断するのが現在の日本では個人の主観に頼っているという状態な訳ですよね?

そして過半数以上の国民が、範囲外だと判断している訳だし、遺族会もこれ以上混乱が大きくならないようにと記念日に総理が参拝しなくても問題としないと発表した訳ですね。
それで、本心が何処にあるかは回答をボカしているので不明ですが、明らかに選挙に悪影響が出るという理由で、公約に掲げたにも拘わらず今年は記念日の参拝も、日をずらしての参拝もなかった訳です。

> なぜ靖国を参拝すると戦争反対というメッセージにはならないのか?
>
これは先にも書いていますが、よういちさんも書いている様に一部例外的に強制疎開の犠牲者も奉られているものの、あくまで例外的な話であり圧倒的大多数は軍人などの天皇の為に身を捧げた人々の鎮魂と追悼をしている施設です。
そして、戦争遂行を積極的に推し進めた戦争指導者も神として奉られている施設でもあります。
そこを、何の法的根拠もなく特別視して参拝する事は、総理大臣として天皇の為に身を捧げる事を賛美していると判断されても不思議じゃないと言う事です。
麻原を未だに仰ぎ奉っている新制オウムを、本当に反省して生まれ変わったと判断する人が殆ど居ないのと同じ事ですね。
よういちさんのように、靖国神社自身が戦争を賛美している訳でもないし、戦争の悲惨さを訴え、平和を願っているのだから、靖国参拝=戦争賛成と判断するのは可笑しいという意見も本当によく分りますが、そう判断する人が少数派だというのは純然たる事実です。

>>そうでしょうか?内政干渉その物も、多くが言葉だけの介入だし、それに対する抗議も言葉で済ませていると思いますが・・・・。
>
> これは言葉足らずだったようです。
>靖国参拝という行為に対して内政干渉が行われたなら干渉に屈せず靖国参拝という行為でのみ干渉されない国家としての姿勢を見せることができるというのが私の言いたかった事です。
>
気持ちは分りますが、言葉の干渉に対して、言葉で説得する事も国家としての姿勢を示す事は出来ると思います。
中国・韓国自体が納得しなくても、その他の圧倒的大多数の国々を説得出来れば、そうそう大きな事は言えなくなるはずです。
まあ、完全沈黙することもないでしょうけど・・・・・。

よく靖国賛同派の人は、靖国神社には多くの国の政府重鎮が参拝しており、国際的にも認められた日本の戦争犠牲者追悼施設だという人が居ますが、殆どの国の参拝者が、靖国問題に関して理解していないのが実状です。
ですから、もっと積極的に日本政府は靖国神社の正当性を主張していくべきなのですが、国の施設でもないのでそれも出来ない状況にあります。

だからこそ、私は国が100%管理する、戦争犠牲者追悼施設を作るべきだと思うのですけどね。

あと、誤解の無いように書いておきますが、今回私が書いた誰を奉って、誰を奉らないか?と言う選定の話なのですが、これは一人一人を選定するという意味ではなく、当時日本国籍だった者(海外国籍の協力者も含む)だけの追悼か、日本政府が拘わった戦いの犠牲者全員を追悼するか?何処まで過去の戦いまで溯るのか?等の、ライン引きを何処にするか決めるという意味です。
ですから、そのラインだけ決めれば名前などは具体的に記さず、そのラインに入るかどうかは個人の判断に任せる方が良いでしょうね。

当然中国・韓国は「誤魔化しに過ぎない!」として干渉してくるでしょうが、こうなれば日本は堂々と、世界に訴えかけていけば良いと思います。

> おしゃっるとうりです。
>確かに他国による批判は甘んじて受けるべき時は受けて訂正していく事も国際社会の中で生きていく上ではとても重要な事です。
>ただしこの問題が訂正すべき問題なのか?きちんと考えてからでなければ言いなり国家になってしまいます。
>
> 小泉首相が靖国を参拝しなかった、個人的判断なら構いません。
>しかし今回はあくまで選挙対策であることは明白であり、非常に残念です。
>郵政民営化には賛成ですがこのような事で犠牲になった物も大きいと考えます。
>このような判断は非常識で何より国家とは何かという大切な視点を政治家として持っていないという批判は免れないと考えます。
>
私も同感です。
このような駆け引きで参拝しないような状態では、本当に犠牲者達に対して失礼としか言いようがありません。
ですからそう言った物に左右されない施設を作るか、靖国神社を明確な国家施設として、世界に表明するかするべきなんですよ。

現在の日本はとにかくグレーゾーンが広すぎます!
どんなに完璧に見える政治形態でも必ずグレーゾーンは出来ますが、日本はとにかくこれが広すぎる。
これでは堂々と意見など言える訳もなく、自国民ですら政府を信用出来ません。

何でもかんでもルールの枠に填めるべきだとは言いませんし、靖国問題など精神的な部分が大きい話ですから、余計にルールなど当てはめるべきじゃないのですが、此処まで国内外で問題になり混乱が起こっている以上、民主国家の政府としては一日も早い明確なルールを作り、国家としての行動指針を打ち出し、混乱を安定させる事が急務だと言えるでしょう。

それで全ての問題が解決する事など無いでしょうが、それは別の話で(無論ソレが最小になるよう努力はするべきですが)新たに問題に対する回答を模索すればいい話で、とにかく今の状況のままではモヤモヤした状況が続くだけで、どんな小さな前進もあり得ません。
しかし、一個人の信条で強引に既成事実化させる手段は、前進させる訳でも、ましてや解決方法でないのは明らかです。

そう言う意味で小泉さんの靖国問題に対する行動は、私は評価出来ませんね。



▲[ 9469 ] / ▼[ 9493 ]
NO.9491  Re[12]: 民主国家の首相として判断すべき点を間違えていると思います。
□投稿者/ よういち -(2005/09/14(Wed) 00:48:00)
□U R L/
 またまた遅くなり申し訳ありません。
 

>私はこの掲示板に来る人達は、同じ国を大事に思っている人の集まる所ですから、基本的に殆どの人が大部分の所で似たような事を考えていると思っています。
>目指す所は「安心して住める国」「誇りを持てる国」「未来に不安の少ない国」とかでしょう。
>その為にはどうあるべきか?どうしていくべきなのかを真剣に考えているのだと思いますからね。
>だからこそこうした議論に意義を感じるのだし、だからこそ自説を大切にしているのだと思います。

 そうであることを祈ります。

>ただ、我々が此処で幾ら真剣に議論しても、世の中がいきなり良くなるとは思っていませんが、自説をぶつけ合い修正と再確認していく事は、更に他の人と話をする時に分かり安く話が出来る様になりますし、説得力も生まれると考えています。
>
>そもそも政治という物は複雑怪奇で、難しい物なのは仕方がない事です。
>だから政治家はソレを出来る限り分かり安く国民に説明する義務があると言えますが、国民も普段から政治に最低限関心を持ち、勉強しておくのも大切でしょう。
>そして、今回の選挙のように判断を託された時、基礎が出来ていなければ正しい判断など出来るはずもありませんからね。
>
>そして、多くの国民の間でこうした話を活発に交わせる事は、新聞等のメディアで勉強した事を効率的に、知識を使える段階にまで進められる事になり、国民が国の運命を判断しなければならない時に、本当に力を出すのだと信じています。
>
>まあ、これも議題には関係のない話ですね(汗
>

 おっしゃるとうりです。
議論の目的は学ぶ事にあると思います。
ここが坦克さんと共有できていることが何より幸運です。

>> 靖国に合祀されている人が全て天皇に命を捧げた日本軍人ではない事も事実です。
>>もちろん軍人が大多数ですが。
>>しかし中には強制疎開の為の移動中に米軍の攻撃によって亡くなった学生なども含まれている事は先の書き込みに書いたとうりです。
>>この学生達も天皇の為に殉じたとはとても言えないと考えます。
>>従って戦争犠牲者を慰霊する施設としては必ずしも不適当とは言えないと思います。
>>
>私の書き方が、分りにくかったのかもしれません。
>私が言いたい事を簡潔に書くと、
>「靖国は戦争犠牲者を慰霊する施設として不適当だと言うつもりはありません」戦争犠牲者を奉る一形態としての靖国神社に何の不満もありません。
>先ずこの点をご確認して下さい。
>
>沖縄の記念碑は「沖縄戦」を中心に、広島、長崎は「原爆犠牲者」を中心にしている施設で、靖国は「天皇に身を捧げた軍人・人々」を中心としている施設なのは間違い有りません。
>強制疎開の学生達の話にしても靖国神社が、国の命令で疎開させられた学生達の犠牲は不幸ではあるが貴い犠牲であるとして、国にその身を捧げた兵士達と並び奉ろうと判断したのでしょう。
>だからこそ、その他大勢の空襲などで命を落とした人々は、奉られていません。
>それに関しては何の問題もありません。
>何度も書いていますが、それは靖国神社の自由なのです。
>
>私が本当に問題としているのは、
>誰を奉り、誰を除外するかを判断しているのが国ではなく、靖国神社であると言う事です。

 この事がもたらす問題点が理解しにくいです。
補足説明があれば助かります。
お手数かけてすみません。

>> 靖国参拝は過去に総理大臣が参拝した折に外国からの批判等にさらされ、また国内的には右や左といった政治的な問題の材料となり、また靖国神社自体が攻撃の対象となるような無益な争いがあります。
>>その中で遺族がどのような思いでいるかは知り得る事はできませんが、祖国の為に命を懸けて戦い散った祖先に拝礼するという当然の行為を一国の代表が態度で示す事は極めて自然な行為であり、その姿勢を遺族側に示すとして公約に挙げたとしても特に不自然さは無いと考えます。
>>
>この意見は根本的に間違っていませんか?
>靖国問題はそもそも朝日新聞が問題定義した事に端を発している事でも分る様に、純然たる国内問題です。

 ここは少し異論があります。
確かに朝日の問題提起が発端ですが、結果として招いたものは中国や韓国の批判です。
そしてそれを受ける形で国民の多くも外国との関係が悪化するからと批判にまわったのではないでしょうか?現在も「外国との関係が悪化するから」という論法での批判が多くあります。
この論法は外交問題を前提としています。
純然たる国内問題であれば朝日新聞の提起以前から外国からの反応に関係なく国民の批判が多くあったはずです。
また朝日新聞の問題提起自体が過去の従軍慰安婦問題や南京大虐殺の問題のように外国は何も言っていないのに、朝日新聞が提起した為に外交問題化してしまったものもあります。
しかも近年の調査ではどちらの問題も存在しなかった、少なくとも全く証拠がなかった事が判明しています。
なぜか朝日新聞にはこのような近隣との外交関係をでっちあげに近い形で悪化させてきた過去があり、靖国参拝もそのような朝日的思想の下で展開された外交悪化路線の一つであるでしょうし、つまりは外交問題であるはずです。
もちろん首相の靖国参拝は純然たる国内の慣習の一つですが、その事に他国が批判し止めさせようとすることに問題があるのです。

>そして、終戦記念日に総理が参拝する施設として靖国神社は適切かどうかの議論は、よういちさんが書いている様にまだまだ国内でも明確な答えが出ていない問題であり、現在ではアンケート調査でも分りますが過半数以上の国民が反対しています。
>
>小泉さんが真に靖国が参拝施設として適切な物だと思うなら、そして海外にも堂々と胸を張って参拝の正当性を主張するので有れば、民主国家の首相が取るべき行動とは?
>
>○議会で徹底的に議論し、靖国神社に関して一般的に言われている問題点を解決するよう努力する。
>○その議論で導き出される議論の過程や結論を国民に説明する。
>○明確なルール(法律)を作り、堂々と遂行する。
>
>以上の行動本来の姿であり、議論もせずに独断で参拝を強行してしまう事ではないはずです。
>よういちさんも認めていますが、終戦記念日の靖国参拝は、殆ど公式行事です。
>その参拝で国内意見が分裂し、大きな問題となっているのなら、上記のような行動が最も重要であり、今回の小泉さんの行動は、自然な行為どころか首相失格の不自然な行為だと言えるはずです。
>違いますか?

 まず国会などできちんと靖国の問題を議論する事自体は賛成です。
ただ少なくともA級戦犯とされた人々は国内的には無罪ということで国会で決議しています。
そこを踏まえると首相の靖国参拝も問題はなくなります。
では何を議論するのか?
 世論調査で国民の過半数が反対しているのなら、国民と議論すべきなのか
もしれません。
国民の代表として存在するはずの議員がいるのに国民と議論というのもおかしな話ですが、必要であれば議論が必要なのかもしれません。
そして国会では反対と言った国民が何を理由に反対と言っているのか分析した上で論点整理を行う為の議論を行い、それを基に国民と議論すべきだと考えます。
例えば「外国との関係」が反対の理由の一つなら外国とも議論が必要でしょう。
そのような事を行わない限り、国会での議論は不毛であるはずです。
なぜなら国民によって選ばれ、国会で多数を占める自民党に属す政治家が靖国参拝を公約にあげる小泉首相を総裁に選んだのですから靖国参拝自体は国会の承認を得たと言っても良いと思います。
ただ郵政民営化のように公約にあげた人が総裁になって公約を実行すると党内で反対する人もいるのだからおかしな話ではありますが、上記のような議論過程であれば必要だと思います。
いっそのこと靖国参拝を争点に選挙を行うのが一番手っ取り早いのかもしれませんが。
 本題に戻って、以上のような議論や坦克さんのような議論過程を経てないとしても公約にもあげずいきなり靖国参拝したわけでなく、公約に挙げて選ばれその通り公約を実行すること自体は極めて民主的な行為です。
むしろ公約を実行しなかった、つまり靖国に参拝しなかった小泉首相の公約違反の方が非民主的と言えます。


>>>その戦争の意議を一つ一つ紐解く必要はないと思います。
>>>現在の日本という国を形作る上で犠牲となった全ての人々を祭る記念碑(勿論外国の人々も)だとするだけで十分でしょう。
>>>此処で誤解の無いように言っておきますが、私は現在の靖国問題を含め、中国、韓国の批判は内政干渉でしかないと考えていますので、この施設に対して苦情を言ってきても無視すれば済む問題と考えます。
>>>但し「内政干渉=その内容も正しくない」と考えている訳でもありません。
>>>中国、韓国が不快に思うのは至極当然の事だと思います。
>>
>> 例えば、日本との過去の戦争相手国の代表がその犠牲者の墓地なりで冥福を祈ったとしていったい何人の日本人が不快に思うでしょうか。
>>またいったい何人の日本人が批判するでしょうか。
>>靖国参拝に対する内政干渉がその内容も正しいと考えるにはかなりの議論が必要だと考えます。
>>
>私が中国・韓国の主張が内容的には正しいと言っているのは、東条英機を初めとする戦争遂行に指導的役割を果たした人々が奉られている靖国に、総理が参拝する事は非常に気分を害するという意見が至極当然だと考えるからです。
>
>他でも書いていますが、例えばオウム事件が完全に解決(法律的に)したあと、オウム事件記念碑がとある民間組織の手で出来るとしますよね。
>そして、それに総理や新制オウム関係者が参拝するとします。
>しかし、その記念碑に死刑になった麻原(まだなっていませんが)やオウム幹部の名前が、他の犠牲者と並んで刻まれていたらどうでしょう?
>
>新制オウムが、過去の犯罪を幾ら謝罪してもそれが信じられるでしょうか?
>
>総理の参拝に反対する声は国内中から出ると思いますが、それが不当な意見だと言えますか?「死んでしまえば仏様」という日本人独特の死生観があって、それを中・韓国は理解出来ないだけだとする人も、この話がもし起これば多くが反対すると思います。
>何も中国・韓国政府は公式抗議の中で靖国神社その物を否定している訳じゃありません。
>(一部過激な人の意見にそれに近い物はあるようですが)その証拠に武道館で行われる終戦記念日の式典には何の不満も唱えては居ません。

 まず、オウムの指導者と当時の日本の指導者を同列に並べる事に無理があると考えます。
オウムの松本被告は犯罪者ですが、A級戦犯は国内では犯罪者ではないですし、国際法的にも犯罪は犯していません。
確かに死んだら仏様と言う論法に対してはある程度有効な反論かも知れませんが私はもちろん多くの保守系の人はそのような論法は使っていません。
東条英機も含めて当時の戦争指導者は国益の為に戦ったのであり間違った事はしていないという主張であるので上記の反論も有効ではないと考えます。

 また小泉首相が公式ではないと言っても靖国参拝が公式参拝になるように公人の発言は外国人でも公式の発言になると考えます。
従って他国の批判は公式抗議として考えるのが妥当だと考えます。


>> すみません。
>>まだ少しわかりづらいのですが、例えば靖国が国家の管理に置かれている施設なら問題は無いことになるのでしょうか?つまりもう一度
>>靖国を国家管理にするという法案が可決されたら問題点は大部分なくなるのでしょうか?
>> あるいは別の神社に参拝すると言う公約なら問題はないのでしょうか?
>>
>基本的にはその通りです。
>ちゃんと国会で議論し、靖国神社が最も戦争犠牲者慰霊施設として適切な施設と決め(まあ、この時点で国の施設になるか、宗教法人関係の法律が修正されるでしょうね)国民の大多数もそれで納得するなら靖国神社でも問題はないと考えます。
>
>しかし、その為には誰を奉るかをもう一度徹底的に見直される事になるでしょうがね・・・・。
>勿論その選定の主導は国家が行う事が最低条件ですが・・・・まあこれは個人的な見解ですけどね。

 つまり靖国だから問題だと言う事ですね。
 
>> これは小泉首相の言論の問題ですが、ただ靖国のみに参拝しているわけではないのですからそれほど大きな問題だとは考えにくいです。
>>沖縄や広島に行って同じような思いで慰霊しても全ての戦争犠牲者ではないじゃないかという批判は起きないでしょう。
>>
>私も正直な話、よういちさんが言う様に日本全国にある戦没者記念施設を順番に回るのであるなら、この問題は大きな問題になっていないと思います。
>公約に掲げた時点で大きな問題になったのでしょう。
>
>>>>そして靖国が一宗教法人という問題にしても政教分離は当てはまらないでしょう。
>
>そして、公約に掲げた時点で、この話は極めて政治色が濃い問題となり、誰を奉るかを真剣に国家として判断する事もなく、一宗教法人に丸投げの形で参拝する事は「一宗教法人を終戦記念日という特別な日に総理が参拝する特定の施設として特別扱いします」と明言しているのと同じ事だと言われても仕方がないでしょう。
>よういちさんは、総理が地方に公務などで出かけた時に、ご当地の神社仏閣に敬意を持って参拝するのと、同列に考えて居られるようですが、だったら公約等に含めて発表するような話じゃないはずですし、参拝日を特定するような事もないはずです。
>
>つまり、よういちさんの言う様に、明確には政教分離の理念には抵触しないのかもしれませんが、極めて紛らわしく、適切な行動と言えないのは明らかだという事です。
>
>だからこそ小泉総理は選挙を前にして、参拝を回避したんじゃないのでしょうか?

 特別扱いというのが具体的にどのようなものかを考えると、せいぜい私費の花供料(?)ぐらいです。
周りが騒ぐから靖国が目立つのであって靖国が目立って困る宗教法人は騒がなければ良いと考えます。

>> これは前の書き込みに分かりにくく書きましたが、宗教として許される範囲と言うものがあると私は考えています。
>>靖国が戦争を賛美しているなら許されないと前に書きました。
>>どのような自由・権利であってもそれはある一定の範囲内での自由だと考えるのが自然です。
>>従ってオウムや悪魔崇拝等はその自由の範囲を完全に逸脱しており、坦克さんが認めるように論外です。
>>靖国とオウムではその意味では全く違うものであり、私は靖国は自由の範囲内だと考えるので靖国参拝に賛成しているのです。
>>
>あまりにもバカバカしい例だったので、不快に思われるだろうか?と少々不安にも思っていたのですが、丁寧な返答をして頂き感謝しております。
>しかし、よういちさんも認めて居られる様に、何処までが許容範囲内か?と判断するのが現在の日本では個人の主観に頼っているという状態な訳ですよね?
>
>そして過半数以上の国民が、範囲外だと判断している訳だし、遺族会もこれ以上混乱が大きくならないようにと記念日に総理が参拝しなくても問題としないと発表した訳ですね。
>それで、本心が何処にあるかは回答をボカしているので不明ですが、明らかに選挙に悪影響が出るという理由で、公約に掲げたにも拘わらず今年は記念日の参拝も、日をずらしての参拝もなかった訳です。
>
>> なぜ靖国を参拝すると戦争反対というメッセージにはならないのか?
>>
>これは先にも書いていますが、よういちさんも書いている様に一部例外的に強制疎開の犠牲者も奉られているものの、あくまで例外的な話であり圧倒的大多数は軍人などの天皇の為に身を捧げた人々の鎮魂と追悼をしている施設です。
>そして、戦争遂行を積極的に推し進めた戦争指導者も神として奉られている施設でもあります。
>そこを、何の法的根拠もなく特別視して参拝する事は、総理大臣として天皇の為に身を捧げる事を賛美していると判断されても不思議じゃないと言う事です。
>麻原を未だに仰ぎ奉っている新制オウムを、本当に反省して生まれ変わったと判断する人が殆ど居ないのと同じ事ですね。
>よういちさんのように、靖国神社自身が戦争を賛美している訳でもないし、戦争の悲惨さを訴え、平和を願っているのだから、靖国参拝=戦争賛成と判断するのは可笑しいという意見も本当によく分りますが、そう判断する人が少数派だというのは純然たる事実です。


 であれば首相に求められるのは説明責任だと思います。
できれば外国と真剣に議論して欲しいところです。

>>>そうでしょうか?内政干渉その物も、多くが言葉だけの介入だし、それに対する抗議も言葉で済ませていると思いますが・・・・。
>>
>> これは言葉足らずだったようです。
>>靖国参拝という行為に対して内政干渉が行われたなら干渉に屈せず靖国参拝という行為でのみ干渉されない国家としての姿勢を見せることができるというのが私の言いたかった事です。
>>
>気持ちは分りますが、言葉の干渉に対して、言葉で説得する事も国家としての姿勢を示す事は出来ると思います。
>中国・韓国自体が納得しなくても、その他の圧倒的大多数の国々を説得出来れば、そうそう大きな事は言えなくなるはずです。
>まあ、完全沈黙することもないでしょうけど・・・・・。

 現在靖国参拝に反対しているのは中国・韓国ぐらいじゃないでしょうか?

>よく靖国賛同派の人は、靖国神社には多くの国の政府重鎮が参拝しており、国際的にも認められた日本の戦争犠牲者追悼施設だという人が居ますが、殆どの国の参拝者が、靖国問題に関して理解していないのが実状です。
>ですから、もっと積極的に日本政府は靖国神社の正当性を主張していくべきなのですが、国の施設でもないのでそれも出来ない状況にあります。

 他国に対して正当性を主張する事には賛成です。
ただ外国が靖国を十分にしたから参拝に反対するかといえばその可能性は低いでしょう。
靖国の主張は国際的に見ても妥当ですし、戦争指導者も含め大東亜戦争を戦い散った人々を奉る事は他国がどうこう言う事ではないという良識ある判断が働くはずですし一部の国以外はそれだけ成熟していると考えます。

>だからこそ、私は国が100%管理する、戦争犠牲者追悼施設を作るべきだと思うのですけどね。
>
>あと、誤解の無いように書いておきますが、今回私が書いた誰を奉って、誰を奉らないか?と言う選定の話なのですが、これは一人一人を選定するという意味ではなく、当時日本国籍だった者(海外国籍の協力者も含む)だけの追悼か、日本政府が拘わった戦いの犠牲者全員を追悼するか?何処まで過去の戦いまで溯るのか?等の、ライン引きを何処にするか決めるという意味です。
>ですから、そのラインだけ決めれば名前などは具体的に記さず、そのラインに入るかどうかは個人の判断に任せる方が良いでしょうね。
>
>当然中国・韓国は「誤魔化しに過ぎない!」として干渉してくるでしょうが、こうなれば日本は堂々と、世界に訴えかけていけば良いと思います。
>
>> おしゃっるとうりです。
>>確かに他国による批判は甘んじて受けるべき時は受けて訂正していく事も国際社会の中で生きていく上ではとても重要な事です。
>>ただしこの問題が訂正すべき問題なのか?きちんと考えてからでなければ言いなり国家になってしまいます。
>>
>> 小泉首相が靖国を参拝しなかった、個人的判断なら構いません。
>>しかし今回はあくまで選挙対策であることは明白であり、非常に残念です。
>>郵政民営化には賛成ですがこのような事で犠牲になった物も大きいと考えます。
>>このような判断は非常識で何より国家とは何かという大切な視点を政治家として持っていないという批判は免れないと考えます。
>>
>私も同感です。
>このような駆け引きで参拝しないような状態では、本当に犠牲者達に対して失礼としか言いようがありません。
>ですからそう言った物に左右されない施設を作るか、靖国神社を明確な国家施設として、世界に表明するかするべきなんですよ。
>
>現在の日本はとにかくグレーゾーンが広すぎます!
>どんなに完璧に見える政治形態でも必ずグレーゾーンは出来ますが、日本はとにかくこれが広すぎる。
>これでは堂々と意見など言える訳もなく、自国民ですら政府を信用出来ません。
>
>何でもかんでもルールの枠に填めるべきだとは言いませんし、靖国問題など精神的な部分が大きい話ですから、余計にルールなど当てはめるべきじゃないのですが、此処まで国内外で問題になり混乱が起こっている以上、民主国家の政府としては一日も早い明確なルールを作り、国家としての行動指針を打ち出し、混乱を安定させる事が急務だと言えるでしょう。
>
>それで全ての問題が解決する事など無いでしょうが、それは別の話で(無論ソレが最小になるよう努力はするべきですが)新たに問題に対する回答を模索すればいい話で、とにかく今の状況のままではモヤモヤした状況が続くだけで、どんな小さな前進もあり得ません。
>しかし、一個人の信条で強引に既成事実化させる手段は、前進させる訳でも、ましてや解決方法でないのは明らかです。
>
>そう言う意味で小泉さんの靖国問題に対する行動は、私は評価出来ませんね。
>
 いくつかの対立点はありますが、靖国の国有化は賛成できます。



▲[ 9491 ] / ▼[ 9494 ]
NO.9493  日本が一国家として行うべき行動。
□投稿者/ 坦克 -(2005/09/17(Sat) 06:06:18)
□U R L/
>>私が本当に問題としているのは、
>>誰を奉り、誰を除外するかを判断しているのが国ではなく、靖国神社であると言う事です。
>
> この事がもたらす問題点が理解しにくいです。
>補足説明があれば助かります。
>お手数かけてすみません。
>
ですから、何度も書いて居ると思うのですが、終戦記念日に総理が参拝する施設が一宗教法人施設であり、その宗教施設が個人的判断で選別された人々しか奉られていない点が問題だと言うことです。
よういちさんが言うように一部例外はありますが、空襲で犠牲になった多くの人々や海外で犠牲になった多くの邦人は靖国神社に奉られていません。
それらの人々が同等に扱われないのは問題ではないのでしょうか?
国家として始めた戦争でその犠牲になった人々は、国家が責任を持って追悼する義務があると私は考えます。
そう言う意味で現在の靖国神社は太平洋戦争限定と考えただけでも、戦争犠牲者追悼施設として適当だとも思えませんし、終戦記念日は太平洋戦争終了の日に定められていますが、その意味する所は「戦争」という行為その物を繰り返さない為の記念日だと言うことを考えても靖国神社は余りにも限定された人々しか奉られていない施設であり、適当だとするには根拠に欠けると言うことです。

ですからそうした施設に説明責任もろくに果たさず、議論も無しに独断で参拝する姿勢は総理として問題だとしているわけです。

> ここは少し異論があります。
>確かに朝日の問題提起が発端ですが、結果として招いたものは中国や韓国の批判です。
>そしてそれを受ける形で国民の多くも外国との関係が悪化するからと批判にまわったのではないでしょうか?現在も「外国との関係が悪化するから」という論法での批判が多くあります。
>この論法は外交問題を前提としています。
>純然たる国内問題であれば朝日新聞の提起以前から外国からの反応に関係なく国民の批判が多くあったはずです。

海外から騒がれる以前から、総理の靖国反対意見はありました。
そして反対運動も行われています。
朝日新聞はそうした声を取り上げて問題定義をしました。
その結果、国内全体に賛否の声が挙がりました。
だからこそ中国、韓国はその隙を突く形で外交問題として話を大きくできたわけです。
朝日新聞がそんな記事を書いても、最初から国内意見が「何を今更騒いでるの?」「靖国に総理が参拝する何か当たり前じゃないか」という意見一色なら中国、韓国も此処まで大きな問題にする事など出来ませんからね。
無視されてお終いです。

>また朝日新聞の問題提起自体が過去の従軍慰安婦問題や南京大虐殺の問題のように外国は何も言っていないのに、朝日新聞が提起した為に外交問題化してしまったものもあります。
>しかも近年の調査ではどちらの問題も存在しなかった、少なくとも全く証拠がなかった事が判明しています。
>なぜか朝日新聞にはこのような近隣との外交関係をでっちあげに近い形で悪化させてきた過去があり、靖国参拝もそのような朝日的思想の下で展開された外交悪化路線の一つであるでしょうし、つまりは外交問題であるはずです。

先にも書きましたが、確かに現在は外交問題になっています。
しかし発端は国内問題ですし、他の問題でもそうですが、一新聞が取り上げた程度の問題が、何故こんな大きな外交問題になったか?そこを考えるべきじゃないでしょうか?

日本が国家として明確な態度を示すことが出来れば、中国、韓国がいくら話を大きくしようとしても限界があります。
何よりも問題なのは国内での明確な意見を持つことが出来ていない=国家として明確な態度を示せていないのが問題だと私は思います。
恐怖政治でもないので、国民全員が統一意見というのは無理だとしても、大多数の人が納得出来る答えを国家が示し、それを海外にも示す努力を怠ってきたからこそ、中国、韓国が好き放題に言いたい事を言う状況を生み出してしまったのは間違い有りません。

朝日新聞がどういうつもりでこういう問題定義をするかの真意は分りませんが、一新聞社の問題定義すら解決出来ない国家という存在その物の方をどうにかする方が日本人としては切実な問題だと私は考えます。

>もちろん首相の靖国参拝は純然たる国内の慣習の一つですが、その事に他国が批判し止めさせようとすることに問題があるのです。
>
何度も書いてますが、そんな物は無視すれば良いだけです。

> まず国会などできちんと靖国の問題を議論する事自体は賛成です。
>ただ少なくともA級戦犯とされた人々は国内的には無罪ということで国会で決議しています。
>そこを踏まえると首相の靖国参拝も問題はなくなります。
>では何を議論するのか?
> 世論調査で国民の過半数が反対しているのなら、国民と議論すべきなのか
>もしれません。

正しくその通りですね。

>国民の代表として存在するはずの議員がいるのに国民と議論というのもおかしな話ですが、必要であれば議論が必要なのかもしれません。
>そして国会では反対と言った国民が何を理由に反対と言っているのか分析した上で論点整理を行う為の議論を行い、それを基に国民と議論すべきだと考えます。
>例えば「外国との関係」が反対の理由の一つなら外国とも議論が必要でしょう。
>そのような事を行わない限り、国会での議論は不毛であるはずです。

不毛も何も、コレまでその様な議論をしてこなかったツケが回ってきているだけですよ。
国家として起こした戦争の犠牲者を、国家が責任を持って追悼施設を作り追悼する。
こんな簡単な事すら議論を避けてきたんですからね。

>なぜなら国民によって選ばれ、国会で多数を占める自民党に属す政治家が靖国参拝を公約にあげる小泉首相を総裁に選んだのですから靖国参拝自体は国会の承認を得たと言っても良いと思います。

ちょっとちょっと!それは論理の飛躍でしょう。
こんな話が罷り通るなら国会なんて場所は要らなくなってしまいます。
我々は議員と政党を選ぶのであって、独裁者を選んでる訳じゃないんですよ。
それこそ北朝鮮じゃないんですから・・・私も今回自民党に入れましたが、だからって自民党や小泉さんのやる事を全て承認した覚えなど有りません。
必要なら反対運動もしますし、此処でこうして意見も書きますよ。

>ただ郵政民営化のように公約にあげた人が総裁になって公約を実行すると党内で反対する人もいるのだからおかしな話ではありますが、上記のような議論過程であれば必要だと思います。
>いっそのこと靖国参拝を争点に選挙を行うのが一番手っ取り早いのかもしれませんが。

確かに、国家として明確な意見を出すにはそれが一番理想的だと思いますけどね。
そんな事をしなくても良いように議員を我々は選ぶわけですから・・・
だから、繰り返しますが小泉さんも郵政問題と同じで靖国問題も国会内で議論し、明確なルール作りをするべき何ですよ。
それでもし国会内の意見が国民の意見と違うと思えば、また解散でもすれば良いんですよ。
まあ、そうなれば今度は自民党が大敗するでしょうが・・・・・。

> 本題に戻って、以上のような議論や坦克さんのような議論過程を経てないとしても公約にもあげずいきなり靖国参拝したわけでなく、公約に挙げて選ばれその通り公約を実行すること自体は極めて民主的な行為です。

コレは根本的に大きな謝りです。
簡単な話、2人の候補者がそれぞれが公約を掲げて総裁戦に臨むとしますよね?その結果望ましい公約を多く掲げた候補者が選ばれます。
しかし、好ましくない公約に関しては黙認する訳じゃありません。
それに関しては改めて議論し、実行させるかどうかを改めて考えるだけです。
何度も書きますが、独裁者、君主を選んでいる訳じゃないんですからね。

ですから、郵政問題のように小泉さんを総裁に選んだ自民党議員からも反対者が出る事も当然だし、それこそが民主的だと言えるんですよ。

>むしろ公約を実行しなかった、つまり靖国に参拝しなかった小泉首相の公約違反の方が非民主的と言えます。
>
ですから、この考え方は大きな誤りがあります。
公約を果たす努力は確かにその政治家個人に発生しますが、問題がある公約は当然潰されます。
民衆が主体の政治が民主政治なんですから、至極当たり前の話ですね。
それよりも公約が優先されるというなら、それは民主政治じゃなく、公約政治ですよ。

>
>>>>その戦争の意議を一つ一つ紐解く必要はないと思います。
>>>>現在の日本という国を形作る上で犠牲となった全ての人々を祭る記念碑(勿論外国の人々も)だとするだけで十分でしょう。
>>>>此処で誤解の無いように言っておきますが、私は現在の靖国問題を含め、中国、韓国の批判は内政干渉でしかないと考えていますので、この施設に対して苦情を言ってきても無視すれば済む問題と考えます。
>>>>但し「内政干渉=その内容も正しくない」と考えている訳でもありません。
>>>>中国、韓国が不快に思うのは至極当然の事だと思います。
>>>
>>> 例えば、日本との過去の戦争相手国の代表がその犠牲者の墓地なりで冥福を祈ったとしていったい何人の日本人が不快に思うでしょうか。
>>>またいったい何人の日本人が批判するでしょうか。
>>>靖国参拝に対する内政干渉がその内容も正しいと考えるにはかなりの議論が必要だと考えます。
>>>
>>私が中国・韓国の主張が内容的には正しいと言っているのは、東条英機を初めとする戦争遂行に指導的役割を果たした人々が奉られている靖国に、総理が参拝する事は非常に気分を害するという意見が至極当然だと考えるからです。
>>
>>他でも書いていますが、例えばオウム事件が完全に解決(法律的に)したあと、オウム事件記念碑がとある民間組織の手で出来るとしますよね。
>>そして、それに総理や新制オウム関係者が参拝するとします。
>>しかし、その記念碑に死刑になった麻原(まだなっていませんが)やオウム幹部の名前が、他の犠牲者と並んで刻まれていたらどうでしょう?
>>
>>新制オウムが、過去の犯罪を幾ら謝罪してもそれが信じられるでしょうか?
>>
>>総理の参拝に反対する声は国内中から出ると思いますが、それが不当な意見だと言えますか?「死んでしまえば仏様」という日本人独特の死生観があって、それを中・韓国は理解出来ないだけだとする人も、この話がもし起これば多くが反対すると思います。
>>何も中国・韓国政府は公式抗議の中で靖国神社その物を否定している訳じゃありません。
>>(一部過激な人の意見にそれに近い物はあるようですが)その証拠に武道館で行われる終戦記念日の式典には何の不満も唱えては居ません。
>
> まず、オウムの指導者と当時の日本の指導者を同列に並べる事に無理があると考えます。
>オウムの松本被告は犯罪者ですが、A級戦犯は国内では犯罪者ではないですし、国際法的にも犯罪は犯していません。

オウムの話は分りやすくする為に書いただけで、同列に扱うつもりは私にも勿論ありませんが、中国、韓国の人々には同列のような物だと言いたいだけです。
彼等にしてみれば戦争指導者だった東条を初めとする多くの戦犯は憎むべき対象となるのは至極当然だという事です。

>確かに死んだら仏様と言う論法に対してはある程度有効な反論かも知れませんが私はもちろん多くの保守系の人はそのような論法は使っていません。
>東条英機も含めて当時の戦争指導者は国益の為に戦ったのであり間違った事はしていないという主張であるので上記の反論も有効ではないと考えます。
>
ですから、そうした意見を否定するのではなく、あくまで中国・韓国の主張の全てが間違った意見ではないと言いたいだけです。
ですから慰安婦問題、南京大虐殺など、大嘘の部分は胸を張って否定していくべきだと私も考えます。
しかし、どの様な理由が有ろうと日本が起こした戦争で多くの中国人が命を落としたのは間違いのない事実ですし、その戦争の指導者を憎む気持ちを否定する権利は日本人にはありません。

戦犯として国際法上無実だといくら主張しても、そんな事で肉親や有人、愛する人を殺された人には届きはしませんよ。
逆の立場で考えて見て下さい。
納得出来ますか?
東条英機達戦争指導者達が取った行動は、日本人から見れば仕方の無かった、妥当な行動と判断する事は出来ます。
しかしそれがそのまま中国、韓国に通じる物でもないし、納得すべきだとするのも無理があります。
誤解の無いように書いておきますが、此処で私が書いているのは民衆の気持ちであって、両国政府は条件が揃えばいくらでも納得するでしょうけどね。

ですから日本人としては、嘘や誤解は否定し、真実の部分は謝罪するしかないと思います。
謝罪に関しては十分以上の事をしているとも思えますが、嘘や誤解の部分に関しては余りにも曖昧なままです。
南京大虐殺一つを取っても未だに国内で意見が纏まっていないようでは話になりませんよ。
このような誤解を解く努力を殆どしないままに個人的意見を通して靖国参拝を続けようとする総理の姿勢は賛同など出来ません。

> また小泉首相が公式ではないと言っても靖国参拝が公式参拝になるように公人の発言は外国人でも公式の発言になると考えます。
>従って他国の批判は公式抗議として考えるのが妥当だと考えます。
>
>
>>> すみません。
>>>まだ少しわかりづらいのですが、例えば靖国が国家の管理に置かれている施設なら問題は無いことになるのでしょうか?つまりもう一度
>>>靖国を国家管理にするという法案が可決されたら問題点は大部分なくなるのでしょうか?
>>> あるいは別の神社に参拝すると言う公約なら問題はないのでしょうか?
>>>
>>基本的にはその通りです。
>>ちゃんと国会で議論し、靖国神社が最も戦争犠牲者慰霊施設として適切な施設と決め(まあ、この時点で国の施設になるか、宗教法人関係の法律が修正されるでしょうね)国民の大多数もそれで納得するなら靖国神社でも問題はないと考えます。
>>
>>しかし、その為には誰を奉るかをもう一度徹底的に見直される事になるでしょうがね・・・・。
>>勿論その選定の主導は国家が行う事が最低条件ですが・・・・まあこれは個人的な見解ですけどね。
>
> つまり靖国だから問題だと言う事ですね。
>
いいえ、違います。
私は上記のように「靖国でも問題はない」と書いています。
ただ、現在のままでは問題があるだけです。
靖国だから問題なのではなく、これがどこぞの護国神社でも同じ事なんですよ。
何度も書きますが、国家として起こした戦争の追悼施設は国が建設又は国有化の後に管理し、全国戦没者追悼式ではその施設を専用施設として使用すべきと言うのが私の主張です。

その議論の結果その施設が新たに建設されるのではなく、靖国神社となるなら、それはそれで私は問題があるとは思いません。
ただ、そこに奉られる人の内容はもう一度議論される事になるでしょうけどね。
勿論、中国・韓国は猛反発するでしょうが、国家として説得に当たり、それでも駄目なら無視すればいいだけの話です。

>>>>そうでしょうか?内政干渉その物も、多くが言葉だけの介入だし、それに対する抗議も言葉で済ませていると思いますが・・・・。
>>>
>>> これは言葉足らずだったようです。
>>>靖国参拝という行為に対して内政干渉が行われたなら干渉に屈せず靖国参拝という行為でのみ干渉されない国家としての姿勢を見せることができるというのが私の言いたかった事です。
>>>
>>気持ちは分りますが、言葉の干渉に対して、言葉で説得する事も国家としての姿勢を示す事は出来ると思います。
>>中国・韓国自体が納得しなくても、その他の圧倒的大多数の国々を説得出来れば、そうそう大きな事は言えなくなるはずです。
>>まあ、完全沈黙することもないでしょうけど・・・・・。
>
> 現在靖国参拝に反対しているのは中国・韓国ぐらいじゃないでしょうか?
>
反対しているのは中国、韓国だけですが、他の国は関心がないだけです。
ですから他の国にも関心を持たせて、味方に付ける努力が足りないと言いたいだけです。
そして行動で示すので有れば、中国・韓国以外の国を味方に付ける為に、国内の意見をある程度纏め、明確なルールを作り、コレが戦争を賛美し再び軍事国家を目指す物ではなく、平和を祈る為の行為だと示す必要が有るという事です。

首相が独断で参拝する行動ではないと言う事ですよ。


> いくつかの対立点はありますが、靖国の国有化は賛成できます。
>
どうやら、私とよういちさんの妥協点は此処にあるようですね。
私もこの議論を始める前は、追悼施設を新たに建設するべきとしか考えていませんでしたが、靖国神社でも民主国家としての正式な手続きを踏まえた上で国有化すれば問題ないと意見に変わりましたしね。

よういちさんはこの問題の一番の原因は、不当な干渉をしてくる中国・韓国両政府だと考えて居られるようですが、私は明確な姿勢を示す事が出来ない日本政府と、独断での既成事実作りでどうにか成ると考えている総理にあると思います。

この問題に関して日本政府及び総理が取るべき行動は、徹底した議論とその結果としての明確なルール作り、国民と海外対しての説明でしょう。
コレを行い、胸を張って中国・韓国以外の国々を味方にしていけば両国は自然と大人しくなっていくでしょう。
よういちさんの言うように日本が努力して説得していけば、多くの国はよういちさんが言うように良識ある判断で味方になってくれるでしょうしね。

今現在、外務省がこれらの説得を積極的に行えない一番の原因が、日本政府として明確な見解及びルールが無い事に他ならないわけですからね。



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NO.9494  Re[14]: 日本が一国家として行うべき行動。
□投稿者/ よういち -(2005/09/26(Mon) 03:44:50)
□U R L/
>ですから、何度も書いて居ると思うのですが、終戦記念日に総理が参拝する施設が一宗教法人施設であり、その宗教施設が個人的判断で選別された人々しか奉られていない点が問題だと言うことです。
>よういちさんが言うように一部例外はありますが、空襲で犠牲になった多くの人々や海外で犠牲になった多くの邦人は靖国神社に奉られていません。
>それらの人々が同等に扱われないのは問題ではないのでしょうか?
>国家として始めた戦争でその犠牲になった人々は、国家が責任を持って追悼する義務があると私は考えます。

 元の議論に戻るようで申し訳ないのですが、例えば靖国には靖国の追悼の仕方や追悼の対象者がおり原爆の追悼施設にはまたそれなりの追悼の仕方や対象者がおり、沖縄や終戦日の慰霊祭にはまたそれなりの追悼の仕方や対象者がおり、靖国もそのような施設の内の一つでは無いかと考えます。
なぜひめゆりの塔に追悼する事に議論が必要ではないのに靖国は必要なのか? 
 坦克さんは根拠として首相が公式参拝する事で靖国が国家として代表的な追悼施設と明言している事になる、そのように扱う施設が一民間組織であり、一民間組織が死者を選別する事がおかしいという理由を挙げています。
一部賛成できますが一部反対です。
首相が参拝する事で靖国が代表的施設だと明言する事になるというのは賛成です。
しかし代表的施設は日本中に他にもたくさんあります。
靖国が唯一無二の代表的施設と言う事にはならないと考えます。
原爆ドームも代表的な施設ですし、終戦日の慰霊祭は国の代表的な慰霊祭です。
首相が靖国のみに行くなら靖国が選別する人々のみに追悼する事に問題があるでしょうが、実際には多くの施設に行っておりそれぞれの施設がそれぞれの理由で選別しています。
靖国もそのような施設の一つだと考えます。

>そう言う意味で現在の靖国神社は太平洋戦争限定と考えただけでも、戦争犠牲者追悼施設として適当だとも思えませんし、終戦記念日は太平洋戦争終了の日に定められていますが、その意味する所は「戦争」という行為その物を繰り返さない為の記念日だと言うことを考えても靖国神社は余りにも限定された人々しか奉られていない施設であり、適当だとするには根拠に欠けると言うことです。
>ですからそうした施設に説明責任もろくに果たさず、議論も無しに独断で参拝する姿勢は総理として問題だとしているわけです。
>
 
 確かに限定していますが国家が積極的に死地に赴かせたのは軍属の人です。
例えば空爆の犠牲者は国家が守ろうとした人々です。
アメリカの空爆は言うまでも無く国際法違反の非道な行為です。
これは日本という国のみにその責任を負わせるのが困難な人々です。
しかしそのような人々も対象とした慰霊祭も行われています。
靖国に合祀される基準は国家によって何らかの任を帯びていたか否かということになりますが、これは国家が個人に対して死の危険性を高めた点に特別意味するものがあり、そういった人々を奉る神社が国の代表的な追悼施設の一つとして存在するのはそれなりの根拠があると考えます。
 ここまで書いてひとつ浮かんだのは、終戦日の慰霊祭のような純粋に対象を広く持った追悼施設が日本にはないことが問題ではないかと考えました。
そのような全ての戦争犠牲者を対象とした施設を作り、それ以外に対象を限定した日本各地の施設(靖国を含む)が存在するという形を取る必要があるのではないかと考えました。
まるで坦克さんの主張の受け売りですが、靖国の代替施設ではないことが肝要です。
私も坦克さんの意見に一部同意し、一部主張を訂正します。
靖国は靖国のまま、新たに全ての犠牲者を対象とした追悼施設を作るべきとします。
 

>先にも書きましたが、確かに現在は外交問題になっています。
>しかし発端は国内問題ですし、他の問題でもそうですが、一新聞が取り上げた程度の問題が、何故こんな大きな外交問題になったか?そこを考えるべきじゃないでしょうか?


 日本がきちんと議論してこなかった。
その問題は大きいです。
ただ日本があいまいだから中、韓の内政干渉を招いたわけですが、仮に中、韓に毅然と反論した所で果たして誠意ある議論をする国かどうかは疑問です。
無視すると言っても公的な場で批判されればそれなりに反論しないと相手の批判を受け入れたと国際的には受け取られかねません。
それは国益に反します。
そう考えると日本だけの問題とは言えないと考えます。


>日本が国家として明確な態度を示すことが出来れば、中国、韓国がいくら話を大きくしようとしても限界があります。
>何よりも問題なのは国内での明確な意見を持つことが出来ていない=国家として明確な態度を示せていないのが問題だと私は思います。
>恐怖政治でもないので、国民全員が統一意見というのは無理だとしても、大多数の人が納得出来る答えを国家が示し、それを海外にも示す努力を怠ってきたからこそ、中国、韓国が好き放題に言いたい事を言う状況を生み出してしまったのは間違い有りません。
>

 おっしゃるとうりだと思います。

>朝日新聞がどういうつもりでこういう問題定義をするかの真意は分りませんが、一新聞社の問題定義すら解決出来ない国家という存在その物の方をどうにかする方が日本人としては切実な問題だと私は考えます。
>
>>もちろん首相の靖国参拝は純然たる国内の慣習の一つですが、その事に他国が批判し止めさせようとすることに問題があるのです。
>>
>何度も書いてますが、そんな物は無視すれば良いだけです。
>

 無視といっても圧力に屈せず参拝するだけでなく、明確に反論する必要があります。
しかし議論をおこなう上では相手の良心に追う部分も多く、内政問題の誤魔化しの為に日本を非難する国の良心にどこまで期待できるかはやはり考えざるを得ません。
それだけにこれは日本のみに非がある問題とは考えられません。
もちろん明確に反論できない日本にも問題はありますが。

>>なぜなら国民によって選ばれ、国会で多数を占める自民党に属す政治家が靖国参拝を公約にあげる小泉首相を総裁に選んだのですから靖国参拝自体は国会の承認を得たと言っても良いと思います。
>
>ちょっとちょっと!それは論理の飛躍でしょう。
>こんな話が罷り通るなら国会なんて場所は要らなくなってしまいます。
>我々は議員と政党を選ぶのであって、独裁者を選んでる訳じゃないんですよ。
>それこそ北朝鮮じゃないんですから・・・私も今回自民党に入れましたが、だからって自民党や小泉さんのやる事を全て承認した覚えなど有りません。
>必要なら反対運動もしますし、此処でこうして意見も書きますよ。
>

 北朝鮮の選挙と日本の選挙は全く違うのです。
野党に投票したからと言って命の危険はないはずです。
仮に北朝鮮のような政治体制の下での話なら上記の発言は独裁支持に聞こえますが、日本のように誰に投票しようが投票自体しなかろうが誰にも何もいわれない国での選挙の結果の意味とは上記のような意味に捉えても差し支えないはずです。
なぜなら権力者は次の選挙で変更可能だからです。
国民に選挙で変えられてしまう独裁者はいません。
これは総裁選でも同様でしょう。
もしこれがおかしいのなら多数決というシステムがおかしいということになります。

>> 本題に戻って、以上のような議論や坦克さんのような議論過程を経てないとしても公約にもあげずいきなり靖国参拝したわけでなく、公約に挙げて選ばれその通り公約を実行すること自体は極めて民主的な行為です。
>
>コレは根本的に大きな謝りです。
>簡単な話、2人の候補者がそれぞれが公約を掲げて総裁戦に臨むとしますよね?その結果望ましい公約を多く掲げた候補者が選ばれます。
>しかし、好ましくない公約に関しては黙認する訳じゃありません。
>それに関しては改めて議論し、実行させるかどうかを改めて考えるだけです。
>何度も書きますが、独裁者、君主を選んでいる訳じゃないんですからね。
>
>ですから、郵政問題のように小泉さんを総裁に選んだ自民党議員からも反対者が出る事も当然だし、それこそが民主的だと言えるんですよ。
>

 議論自体は個々の公約でももちろん必要ですが、それを踏まえた上で修正しながら公約を実行していく事が、国民の信を得た政治家の務めではないでしょうか。
無論全ての人が同じ考えではないでしょうがその中で妥協点を探しつつ最終的には公約を果たす事が国民が求める事であるはずです。
国民の投票結果を国会の中だけで取捨選択するのは民主政治ではありません。
例えば郵政民営化のように散々骨抜きにされ、それでも参議院で否決され事実上廃案となった事に対する国民の反発が今回の選挙結果をもたらしたと言えます。

>>むしろ公約を実行しなかった、つまり靖国に参拝しなかった小泉首相の公約違反の方が非民主的と言えます。
>>
>ですから、この考え方は大きな誤りがあります。
>公約を果たす努力は確かにその政治家個人に発生しますが、問題がある公約は当然潰されます。
>民衆が主体の政治が民主政治なんですから、至極当たり前の話ですね。
>それよりも公約が優先されるというなら、それは民主政治じゃなく、公約政治ですよ。

 同意しかねます。
公約を潰し得るのは国民ではなく政治家です。
先の例のように政治家が潰しても国民は納得できないということは事実存在します。
であれば、政治家は公約を果たす事を責務としなければなりません。
したがって私達国民は政治家がどのような公約を挙げているかきちんと見て、よく考えきちんと公約を果たしているか監視する必要があります。
これが民主政治のあり方ですし、マニュフェストもこうした考え方から生まれたものだと考えます。
 

>>>>>その戦争の意議を一つ一つ紐解く必要はないと思います。
>>>>>現在の日本という国を形作る上で犠牲となった全ての人々を祭る記念碑(勿論外国の人々も)だとするだけで十分でしょう。
>>>>>此処で誤解の無いように言っておきますが、私は現在の靖国問題を含め、中国、韓国の批判は内政干渉でしかないと考えていますので、この施設に対して苦情を言ってきても無視すれば済む問題と考えます。
>>>>>但し「内政干渉=その内容も正しくない」と考えている訳でもありません。

 上記にも書きましたがこの記念碑の意見には賛成です。
日本にそのような物が無いのもおかしな話です。

>オウムの話は分りやすくする為に書いただけで、同列に扱うつもりは私にも勿論ありませんが、中国、韓国の人々には同列のような物だと言いたいだけです。
>彼等にしてみれば戦争指導者だった東条を初めとする多くの戦犯は憎むべき対象となるのは至極当然だという事です。
>

 確かに心情的に理解できない事はありませんが、現実には過去の戦争を外交カードとして使っているような状態や国内問題から国民の目をそらす手段として使っている姿に対しては本当に憎んでいるのかどうか疑わしいと考えます。
また結果として歪曲された歴史を教えられている中・韓国民の憎しみにこちらがそれほど付き合う必要性もないと考えます。
まして韓国などは戦争当事国でもないですし。


>> つまり靖国だから問題だと言う事ですね。
>>
>いいえ、違います。
>私は上記のように「靖国でも問題はない」と書いています。
>ただ、現在のままでは問題があるだけです。
>靖国だから問題なのではなく、これがどこぞの護国神社でも同じ事なんですよ。
>何度も書きますが、国家として起こした戦争の追悼施設は国が建設又は国有化の後に管理し、全国戦没者追悼式ではその施設を専用施設として使用すべきと言うのが私の主張です。
>
>その議論の結果その施設が新たに建設されるのではなく、靖国神社となるなら、それはそれで私は問題があるとは思いません。
>ただ、そこに奉られる人の内容はもう一度議論される事になるでしょうけどね。
>勿論、中国・韓国は猛反発するでしょうが、国家として説得に当たり、それでも駄目なら無視すればいいだけの話です。
>



>>>>>そうでしょうか?内政干渉その物も、多くが言葉だけの介入だし、それに対する抗議も言葉で済ませていると思いますが・・・・。
>>>>
>>>> これは言葉足らずだったようです。
>>>>靖国参拝という行為に対して内政干渉が行われたなら干渉に屈せず靖国参拝という行為でのみ干渉されない国家としての姿勢を見せることができるというのが私の言いたかった事です。
>>>>
>>>気持ちは分りますが、言葉の干渉に対して、言葉で説得する事も国家としての姿勢を示す事は出来ると思います。
>>>中国・韓国自体が納得しなくても、その他の圧倒的大多数の国々を説得出来れば、そうそう大きな事は言えなくなるはずです。
>>>まあ、完全沈黙することもないでしょうけど・・・・・。
>>
>> 現在靖国参拝に反対しているのは中国・韓国ぐらいじゃないでしょうか?
>>
>反対しているのは中国、韓国だけですが、他の国は関心がないだけです。
>ですから他の国にも関心を持たせて、味方に付ける努力が足りないと言いたいだけです。
>そして行動で示すので有れば、中国・韓国以外の国を味方に付ける為に、国内の意見をある程度纏め、明確なルールを作り、コレが戦争を賛美し再び軍事国家を目指す物ではなく、平和を祈る為の行為だと示す必要が有るという事です。
>
>首相が独断で参拝する行動ではないと言う事ですよ。
>

 私が疑問に思うのは、外国からこれだけ干渉されている今のこの時点で靖国に参拝しないのは外国の圧力に屈したと思われないかということです。
結果としては8月15日に参拝しませんでしたが、この結果が外国に足元を見られるような事になりはしないかと考えます。
この部分が私が靖国参拝に賛成する一つの根拠です。
味を占めた外国にしてみればまた内政干渉しても日本は折れると考えるでしょうし、最悪にはもう終わった補償の問題まで蒸し返しかねないと考えるのです。
そうではなくても過去の戦争を外交カードに利用し日本に手かせ・足かせをはめようとしてくるでしょう。
これは日本の国益にマイナスであり、これ以上助長させない為にも首相の靖国参拝は継続すべきだと考えます。
しかしこれまでの坦克さんとの議論の中で得たものも多くあり、ひとつの妥協案を出したいと思います。
妥協案といっても坦克さんから見てですが。

1、首相は今後も靖国参拝を継続する。
2、同時に国会内で靖国参拝についてタブーなしで議論を行う。
3、論点整理を行い国民に分かる形で情報公開する。
4、世論調査の結果や新たな論点を踏まえもう一度議論する。
5、結果として靖国参拝の是非や参拝のルール、新たな追悼施設の建立・靖国の国有化等の是非を決め政党内で小泉首相の任期中に意見をまとめる。
6、付随して新たな法案や現行の法改正が必要な場合、小泉首相の任期中に法案をまとめる。
7、以上の結果を各政党のマニュフェストに明記し次回の選挙で国民の審判を仰ぐ。

という形で坦克さんと合意できないかと思います。
小泉首相の任期中にこだわってるのはこのような形で議論を進める責任があると考えるのと、任期中は解散はないだろうとの予想からです。
結構手前勝手な話なので反論や修正があればお願いします。
問題は1.の項目にあると思いますが、内政干渉に屈したと受け取られないのなら削除しても構いません。



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NO.9495  だいぶ合意点が見えてきましたね。
□投稿者/ 坦克 -(2005/09/26(Mon) 14:36:28)
□U R L/
> 元の議論に戻るようで申し訳ないのですが、例えば靖国には靖国の追悼の仕方や追悼の対象者がおり原爆の追悼施設にはまたそれなりの追悼の仕方や対象者がおり、沖縄や終戦日の慰霊祭にはまたそれなりの追悼の仕方や対象者がおり、靖国もそのような施設の内の一つでは無いかと考えます。
>なぜひめゆりの塔に追悼する事に議論が必要ではないのに靖国は必要なのか? 
> 坦克さんは根拠として首相が公式参拝する事で靖国が国家として代表的な追悼施設と明言している事になる、そのように扱う施設が一民間組織であり、一民間組織が死者を選別する事がおかしいという理由を挙げています。
>一部賛成できますが一部反対です。
>首相が参拝する事で靖国が代表的施設だと明言する事になるというのは賛成です。
>しかし代表的施設は日本中に他にもたくさんあります。
>靖国が唯一無二の代表的施設と言う事にはならないと考えます。
>原爆ドームも代表的な施設ですし、終戦日の慰霊祭は国の代表的な慰霊祭です。
>首相が靖国のみに行くなら靖国が選別する人々のみに追悼する事に問題があるでしょうが、実際には多くの施設に行っておりそれぞれの施設がそれぞれの理由で選別しています。
>靖国もそのような施設の一つだと考えます。
>
正しくその通りです。
靖国には靖国の奉る者があり、何度も書いていますが、それを否定するつもりは私にもありません。
ただ、原爆投下の日に原爆ドームで記念式典が行われ、沖縄戦終決の日に沖縄各所で記念式典が行われます。
これには何の問題もありません。

これも前に書きましたが、終戦記念日という日は太平洋戦争の終結した日に設定されていますが、その内容は太平洋戦争以前の全ての戦争で命を落とした方々「「全ての」」追悼記念日として国が制定しました。
では、何故太平洋戦争の終決の日になったかと言えば、過去最大の犠牲者が出た戦争である事と、一番記憶に新しい戦争だという理由からです。

では、なぜ戦争犠牲者全体を追悼する日にそんな限定された人々だけの施設に行く必要があるのでしょうか?

武道館の戦没者追悼式典に参加するだけで十分なはずなのに、ワザワザその後靖国にもう一度参拝するという事は、靖国に奉られている人々だけを特別扱いしているという意味にしかならないのではないでしょうか?

少なくともそう理解する人が圧倒的に多いのは間違いないでしょう。
だから私を含め多くの人が問題だとする訳です。
国営ではありませんが、そう言う意味では千鳥ヶ淵戦没者墓苑の方が、終戦記念日の参拝施設としては適当と言える訳ですがそちらには行きません。

総理の真意が何処にあるのかは不明ですが、こうした限定された人のみを奉る靖国に、誤解なのかどうかは分りませんが、そうした指摘を受ける事が分っているのに「公約に掲げ、わざわざ公用車を使って、記帳にも内閣総理大臣と記してまで」参拝を強行し、その理由(千鳥ヶ淵戦没者墓苑など全国に様々な戦没者記念施設がある中で靖国に限定する理由)を明確に説明しないままでは、日本が軍事国家を崇拝しているという誤解を助長する事はあっても、解く事にはなりません。
これが日本国民の多くが望む事なのでしょうか?

どうしても個人的な理由で、靖国に参拝したいので有れば、総理の私室から靖国の方角に黙礼すれば良いだけでしょう。
前にも書きましたが、日本の宗教観から見てもそれで十分意味を成すはずです。

これが終戦記念日じゃなくて「殉職者記念日」とか「戦死者記念日」と言うのであるなら、私も靖国神社に絶対に行くべきだと唱えます。
広島に原爆が投下された日に長崎の原爆記念碑を訪れても、原爆犠牲者を尊ぶとしての意味では間違いではないかもしれませんが「何でワザワザ?」って思うのが普通でしょう。

ですから、靖国に奉られている方々も間違いなく戦争犠牲者なんだから、終戦記念日の意味する全体の一部であり、大きな問題にならないはずだと言う意見も分ります。
しかし、それなら「今年は終戦記念日に靖国に参拝する。
来年は広島に行きます」のように一人の総理に全部は無理でも、次の総理に持ち回りでも良いから、国にある戦没者記念碑全部を順番に回ればいいはずです。
公約に掲げてまで「終戦記念日に靖国に参拝する」と言うのは明らかに靖国だけを特別視している事になり、それが正しい行動だとするのは無理があると思います。

>>そう言う意味で現在の靖国神社は太平洋戦争限定と考えただけでも、戦争犠牲者追悼施設として適当だとも思えませんし、終戦記念日は太平洋戦争終了の日に定められていますが、その意味する所は「戦争」という行為その物を繰り返さない為の記念日だと言うことを考えても靖国神社は余りにも限定された人々しか奉られていない施設であり、適当だとするには根拠に欠けると言うことです。
>>ですからそうした施設に説明責任もろくに果たさず、議論も無しに独断で参拝する姿勢は総理として問題だとしているわけです。
>>
> 
> 確かに限定していますが国家が積極的に死地に赴かせたのは軍属の人です。
>例えば空爆の犠牲者は国家が守ろうとした人々です。
>アメリカの空爆は言うまでも無く国際法違反の非道な行為です。
>これは日本という国のみにその責任を負わせるのが困難な人々です。
>しかしそのような人々も対象とした慰霊祭も行われています。
>靖国に合祀される基準は国家によって何らかの任を帯びていたか否かということになりますが、これは国家が個人に対して死の危険性を高めた点に特別意味するものがあり、そういった人々を奉る神社が国の代表的な追悼施設の一つとして存在するのはそれなりの根拠があると考えます。

ですから、それならそれで特別な記念日を作るべきであり、終戦記念日に参拝する施設の根拠としては余りにも弱いですね。
まあ、それにしたって国の為に特に危険な仕事をした方々の記念碑なんだから、民間に委託してる事の方が国の恥になると思います。

> ここまで書いてひとつ浮かんだのは、終戦日の慰霊祭のような純粋に対象を広く持った追悼施設が日本にはないことが問題ではないかと考えました。
>そのような全ての戦争犠牲者を対象とした施設を作り、それ以外に対象を限定した日本各地の施設(靖国を含む)が存在するという形を取る必要があるのではないかと考えました。
>まるで坦克さんの主張の受け売りですが、靖国の代替施設ではないことが肝要です。
>私も坦克さんの意見に一部同意し、一部主張を訂正します。
>靖国は靖国のまま、新たに全ての犠牲者を対象とした追悼施設を作るべきとします。
> 

正しく!私が言いたいのはその通りの事です。
この点に関しては、完全な意見の一致が見られたのは嬉しい限りです。

>
>>先にも書きましたが、確かに現在は外交問題になっています。
>>しかし発端は国内問題ですし、他の問題でもそうですが、一新聞が取り上げた程度の問題が、何故こんな大きな外交問題になったか?そこを考えるべきじゃないでしょうか?
>
>
> 日本がきちんと議論してこなかった。
>その問題は大きいです。
>ただ日本があいまいだから中、韓の内政干渉を招いたわけですが、仮に中、韓に毅然と反論した所で果たして誠意ある議論をする国かどうかは疑問です。
>無視すると言っても公的な場で批判されればそれなりに反論しないと相手の批判を受け入れたと国際的には受け取られかねません。
>それは国益に反します。
>そう考えると日本だけの問題とは言えないと考えます。
>
正しくこれもその通りなのですが、それこそ日本はのらりくらりと交わせばいいのです。
それで中国、韓国が日本に対してそれなりの制裁を行えば、かえって日本にとって有利に働くと思います。
現在の日本を軍事国家として警戒しているのは極東3国だけです。
ですから日本はもっと積極的に日本は国際的に平和を望む国家である事をアピールしていけば良いだけです。
こうすれば日本が被害者になっていきます。

それに、日本の経済力・貿易力は中・韓国の内部にも広く浸透しており、日本も痛いですがそれと同じかそれ以上の打撃になるのは間違い有りません。
つまり彼等は自分で自分の首を絞める事になります。
それでも中国など意地を張り通すかもしれませんが、日本は被害者として正当性を主張していけばいいだけの話なのです。
彼等は勝手にどんどん不利な立場になっていきます。

まあ、それが分っているからこそ、中・韓国はあれだけ強硬に抗議しておきながら、現実的な制裁措置が取れないわけです。
だから仕方なく国内で反日感情を煽り、デモを誘発させ、それを止めない程度のセコイ事しかできなくなったわけですね。

しかしその結果、世界中のメディアから批判を受ける事になり、中国など慌ててデモを封じ込めた訳です。
韓国は頑張ってますが・・・まあそれにしたってこれ以上日本の国旗や総理の写真を踏みにじり、破り、燃やすなどの行為を繰り返せば、それは日本の国際的評価を落とすのではなく、自国の評価を落とすだけなので、日本は「生暖かい目で見守ればいいでしょう」(笑

しかし、中国、韓国はこのやり方では自国が不利になっていく事を理解し始めているので、今度は国際的な場所で強硬に日本を非難していく方法に切り替えつつあります。
これがもし認められてしまえば、彼等の行動は正統な物になってしまいます。

これに対抗するには、日本も国際的な場所でドンドン日本の正当性をアピールしていくしかないのですが、現在の日本はなかなかこれが出来ていません。
外務省が無能だとする意見もありますが、私はそれは違うと思います。
一番の原因は国内意見がバラバラという点にあると思います。
仮に外務省職員が国際的な場所でアピールして、それが効果を出して世界の注目を集めたとします。
しかし、当然海外のメディアは、それに対応して日本国内で取材する事になるのでしょうが、日本国民がてんでバラバラな意見を言ってケンケンガクガクな状態では、日本政府の代表として外務省職員が何を言っても、説得力や信憑性を下げるだけです。
これはそのままに本自体の誠実さを疑われてしまいます。

>
> 無視といっても圧力に屈せず参拝するだけでなく、明確に反論する必要があります。
>しかし議論をおこなう上では相手の良心に追う部分も多く、内政問題の誤魔化しの為に日本を非難する国の良心にどこまで期待できるかはやはり考えざるを得ません。
>それだけにこれは日本のみに非がある問題とは考えられません。
>もちろん明確に反論できない日本にも問題はありますが。
>
もちろん、日本だけが悪いなどとは言うつもりもありません。
明らかに中国、韓国のやり方は卑劣です!

しかし・・・・

そんな事を此処でいくら議論しても何の進展もないと言う事です。
日本が今のままでは幾ら中、韓国を非難しても何の説得力もないでしょう。
我々に出来る事は、国内の意見を纏める事です。
その為には、日本国政府として先の大戦をもう一度徹底的に調べ直し、日本国政府としての統一見解を発表し、その事に関して教科書にも堂々と記載を行い子供達にも教え、議論し考える事を国民全体に広めるしかないという事です。




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NO.9496  だいぶ合意点が見えてきましたねA
□投稿者/ 坦克 -(2005/10/01(Sat) 16:19:16)
□U R L/
> 北朝鮮の選挙と日本の選挙は全く違うのです。
>野党に投票したからと言って命の危険はないはずです。
>仮に北朝鮮のような政治体制の下での話なら上記の発言は独裁支持に聞こえますが、日本のように誰に投票しようが投票自体しなかろうが誰にも何もいわれない国での選挙の結果の意味とは上記のような意味に捉えても差し支えないはずです。
>なぜなら権力者は次の選挙で変更可能だからです。
>国民に選挙で変えられてしまう独裁者はいません。
>これは総裁選でも同様でしょう。
>もしこれがおかしいのなら多数決というシステムがおかしいということになります。

私が言いたいのは、そう言う意味ではありません。

>なぜなら国民によって選ばれ、国会で多数を占める自民党に属す政治家が靖国参拝を公約にあげる小泉首相を総裁に選んだのですから靖国参拝自体は国会の承認を得たと言っても良いと思います。

この意見に対して異論を唱えているだけです。
「国会の承認を得る」と言う事と、公約を掲げた総裁を政治家が選ぶのは全く別問題だと言いたいだけです。
この論を認める事は、民主主義の根幹を揺るがす事だと思います。

> 議論自体は個々の公約でももちろん必要ですが、それを踏まえた上で修正しながら公約を実行していく事が、国民の信を得た政治家の務めではないでしょうか。
>無論全ての人が同じ考えではないでしょうがその中で妥協点を探しつつ最終的には公約を果たす事が国民が求める事であるはずです。
>国民の投票結果を国会の中だけで取捨選択するのは民主政治ではありません。
>例えば郵政民営化のように散々骨抜きにされ、それでも参議院で否決され事実上廃案となった事に対する国民の反発が今回の選挙結果をもたらしたと言えます。
>
確かに一側面としてはその通りです。
よういちさんが言うように、様々な困難があっても公約に掲げた以上は様々な試行錯誤や、妥協をしながらも実行しようとするのは政治家の義務です。

この点には私も異論はありません。

しかし、その公約が国民の意志から大きく逸れてしまう物だとするなら、そしてそれを国民の大多数が否定した時、政治家は己の非を素直に認め撤回する柔軟性もまた必要だと言う事です。

一度採決された公共工事だから、何が何でも、どんなに反対運動が広がっても強行するという姿勢が正しいかどうか言うまでもないですよね?
国会や、地方議会で正式に採決された物ですら、見直しを迫られる昨今、公約に掲げたからという理由だけで、十分な説明も議論もないまま強行に実行してしまう事が、一民主国家の総理として正しい行動かどうか?こんな事考えるまでもないのではないでしょう。

>
> 同意しかねます。
>公約を潰し得るのは国民ではなく政治家です。
>先の例のように政治家が潰しても国民は納得できないということは事実存在します。
>であれば、政治家は公約を果たす事を責務としなければなりません。
>したがって私達国民は政治家がどのような公約を挙げているかきちんと見て、よく考えきちんと公約を果たしているか監視する必要があります。
>これが民主政治のあり方ですし、マニュフェストもこうした考え方から生まれたものだと考えます。
>
これに関しては先にも書きましたが大きな誤りがあります。
そもそも日本で、マニフェストが使われる様になったのは、イギリスの選挙で政党から公表される政策綱領を「マニフェスト」と呼び、「政策の数値目標」「実施期限」「財源」「方法」など、具体的な公約として発表するようになったスタイルを参考に北川正恭が提唱し、2003年に行われた統一地方選挙で候補者の多くがマニフェストを提示し、衆議院選挙でも各政党が「政権公約」としてマニフェストを提示するようになったものです。
更に溯るとマルクス・エンゲルスが『共産党宣言』共産党宣言に行き着きますが、このイギリススタイルが日本の公約選挙の元だと言えるでしょう。

そしてイギリスの総選挙で掲げられるマニフェストがどの様な扱いになっているかを見てみると良く分りますが、公約に掲げたからには意地でも実行しなければならないと言う物でもありません。

何よりも公約発表が有効だとされるのは、選挙の時に国民がその政党が何をしたいのか知る事が出来るのと、国民の知らない内に議題に上がり、国民の注目も集めないままに可決されてしまうのを防ぐのにも公約は大変有効に作用しています。

「これは絶対におかしい!」と思う公約が有れば、それが議論され始めた時から、大反対運動を起こす事が出来ますからね。

勿論、その政党や政治家は先にも書いたように公約実現の為に努力もしなければ成りませんし、誤解を受け反対されるので有れば、その誤解を解く為に説得を続けなければなりません。

しかし、それでも国民の猛反発にあったり、議会で退けられる事もあります。
その結果首相が責任を取るべきだと言われる事もありますが、民主的精神に従いその公約を破棄する事もあります。
それを責める国民もいますが、公約を破棄する程国民運動が盛んになった訳ですから、その公約を破棄する行為を多くの国民は英断として讃える場合も多いのです。

>
> 確かに心情的に理解できない事はありませんが、現実には過去の戦争を外交カードとして使っているような状態や国内問題から国民の目をそらす手段として使っている姿に対しては本当に憎んでいるのかどうか疑わしいと考えます。

国に煽られている部分が大きいのは間違い有りません。
しかし、中・韓国政権が日本の靖国問題に口出ししてくる事が内政干渉であり、誤りであるのと同様に日本が切っ掛けで中国を舞台に戦争を行い、その結果多くの中国人が死んでいるのは紛れもない事実であり、その結果日本を憎む感情が生まれる事を日本人が自分らの都合だけで否定するのも誤りだと考える訳です。

>また結果として歪曲された歴史を教えられている中・韓国民の憎しみにこちらがそれほど付き合う必要性もないと考えます。
>まして韓国などは戦争当事国でもないですし。
>

勿論、嘘や偽りで煽り立てている怒りを全て素直に受け止める必要もありませんがね。
ですから日本国内での研究、議論を行い国家としての答えを出し、竹島問題と同じく国際法廷にでも持ち込めばいい話だと考えます。
当然出廷を拒否してくるでしょうが、それならそれでそれを逆手に取り、他の国々に冤罪で不当に責め立てられる日本を被害者として働きかけていけばいいだけの話です。

南京大虐殺一つを取っても未だに国内での意見は二分していますし、小泉総理ですら、いまだに東条を初めとするA級戦犯を犯罪者扱いしています。
国会で名誉回復をしているにも拘わらずね・・・・・・

こんな状況では、何もろくな反論が出来ません。

> 私が疑問に思うのは、外国からこれだけ干渉されている今のこの時点で靖国に参拝しないのは外国の圧力に屈したと思われないかということです。
>結果としては8月15日に参拝しませんでしたが、この結果が外国に足元を見られるような事になりはしないかと考えます。
>この部分が私が靖国参拝に賛成する一つの根拠です。
>味を占めた外国にしてみればまた内政干渉しても日本は折れると考えるでしょうし、最悪にはもう終わった補償の問題まで蒸し返しかねないと考えるのです。
>そうではなくても過去の戦争を外交カードに利用し日本に手かせ・足かせをはめようとしてくるでしょう。
>これは日本の国益にマイナスであり、これ以上助長させない為にも首相の靖国参拝は継続すべきだと考えます。
>しかしこれまでの坦克さんとの議論の中で得たものも多くあり、ひとつの妥協案を出したいと思います。
>妥協案といっても坦克さんから見てですが。
>
>1、首相は今後も靖国参拝を継続する。
>2、同時に国会内で靖国参拝についてタブーなしで議論を行う。
>3、論点整理を行い国民に分かる形で情報公開する。
>4、世論調査の結果や新たな論点を踏まえもう一度議論する。
>5、結果として靖国参拝の是非や参拝のルール、新たな追悼施設の建立・靖国の国有化等の是非を決め政党内で小泉首相の任期中に意見をまとめる。
>6、付随して新たな法案や現行の法改正が必要な場合、小泉首相の任期中に法案をまとめる。
>7、以上の結果を各政党のマニュフェストに明記し次回の選挙で国民の審判を仰ぐ。
>
>という形で坦克さんと合意できないかと思います。
>小泉首相の任期中にこだわってるのはこのような形で議論を進める責任があると考えるのと、任期中は解散はないだろうとの予想からです。
>結構手前勝手な話なので反論や修正があればお願いします。
>問題は1.の項目にあると思いますが、内政干渉に屈したと受け取られないのなら削除しても構いません。
>

先にも書いていますが
内政干渉に屈したと思われても、この件に関しては何の問題もないと考えます。
内政干渉の一番の問題は独立国の埃を傷付けられる以上に、
●不当に利益を搾取される
●軍事力を不当に制限される
●言論、出版などの規制を受ける
など、精神面ではなく実質面で奴隷国に成り下がってしまう事が問題だと言えます。
旧ワルシャワ条約機構加盟国などがそうですね。

では靖国問題で仮に譲歩したとしても、経済面、産業面、軍事面で不当な介入を許さなければ、実質的に日本は奴隷国になっているとは言えません。
勿論靖国問題で勢いを付けて、このような事にも介入してくる事はあるでしょうが、そこで突っぱれば良いだけです。
まあ、日本がアメリカとの関係を良好な物にする限り、介入したくとも出来ないでしょうがね。

ですから、私は民主政治的な側面から見ても、1は削除すべきだと考えます。
やはり既成事実を強行に成立させた上での議論は民主的に公平とは言えないと思います。
グレーな状態にある事は、とりあえず中止が妥当でしょう。
後、問題という程でもありませんが、5・6に関しては、小泉さんの任期中とする必要はないと思います。
確かに小泉さんの任期中に可決出来れば理想的だとは思いますが、他にも重要な問題がありますから、来年の9月までには十分な議論を行うのは非常に困難だし、この議論が十分に行われなければ、国民も納得しにくいでしょうし、そんな状態では意味がないと思われます。
明確なルールが出来れば小泉さん以降の総理も関係してくる問題ですし、次政権でも結論がちゃんと出るまで議論すべきと思います。
小泉さんには議論の切っ掛けを作ってもらえばそれで先ずは良しとすべきじゃないでしょうか?

その他に関しては、私も十分に納得出来る話です。
妥協案として十分だと言えると思います。



▲[ 9496 ] / ▼[ 9502 ]
NO.9498  大変遅くなりました すみません
□投稿者/ よういち -(2005/10/21(Fri) 02:38:47)
□U R L/
 大変遅くなり申し訳ありません。
いつもご迷惑をかけております。
私がトロトロとしている間にも首相は靖国に参拝し、いつものように中国・韓国が干渉し、市民団体が騒ぎ、野党が批判し、マスコミがこれを大きく取り上げるという相変わらずの光景が広がっていました。
こうした光景を眺めているとやはり坦克さんの言うようにきちんと議論をして国民のコンセンサスを作ることが重要だと感じました。
一つ変化があったのはマスコミの世論調査では今回の参拝を「支持する」割合が少しだけ「支持しない」より多かった事でしょうか。
これら支持するとした人はいわゆる反中・嫌韓の流れの中で支持したのではないかという気がしています。
この流れは中国や韓国のいういわゆる反動右翼を自ら醸成するという矛盾の副産物のようです。
こうした流れに冷静さを取り戻す為にもきちんと靖国に関して国会で議論して欲しいものです。


 いくつかの論点で私はほぼ坦克さんに同意しています。
ですから靖国の議論から付随した議論は今回は書く余裕がないので勝手ながら、割愛します。
また後日回答できればと思います。
 ただ一点、妥協案の1に関してもし首相が参拝を中止していたらやはり他国の干渉に屈したことになるのではないか?この一点が引っかかります。
この点が参拝支持派の主張の一つでもあるのでもう一度回答して頂ければと思います。



▲[ 9498 ] / ▼[ 9504 ]
NO.9502  私も返事を書くのが遅くなりました。
□投稿者/ 坦克 -(2005/11/19(Sat) 10:20:21)
□U R L/
私も仕事が立て込んでしまい、返事が大変送れてしまいました。
申し訳ありません。

殆どの点で合意点が見えたのは喜ばしい限りです。
議論が此方で纏まり始めたのに併せたように、国も国営の慰霊施設を建設する動きを見せたのは面白い話です。
残された問題点はよういちさんが言うように、靖国参拝を取りやめ新施設を建設し、そこに総理が参拝するのは外交圧力に屈したという事になってしまう点でしょう。

しかし、外交圧力に屈する事は悪い事なのでしょうか?

確かに先にも書いたように、何でもかんでも言いなりになってしまう植民地や衛星国のようになってしまっては問題があると思いますが、中国や韓国との関係は靖国問題だけではありません。
様々な問題をやりとりしています。
勝つ時も有れば負ける時もあり、ゆずる時には素直にゆずった方が被害が少なく、逆に特をする事も有るのではないでしょうか。
(勿論妥協し合うという手段もありますが)

第一全ての外交圧力に屈することなく対決していたら、中国・韓国どころかアメリカと何度も戦争になっているでしょうしね(笑)

これが靖国神社を取りつぶせ!と言うなら話は別ですが、総理大臣の参拝を辞めるだけの話で、神社自体はなんの影響も無しに存続出来ますし(総理の参拝時に支払われるお金分だけは影響が出るかもしれませんが・・・)一般国民が参拝するのを誰求める事は出来ません。
それに国の為に犠牲になった人々に対する追悼の精神も、施設が変わるだけで気持ちが変わる訳じゃありませんし、これまでの話でも出たように靖国がその対象から外してしまっている方々に対する追悼も行えるのですからむしろ改善されている面もあります。

それに対して、領有権問題だけでも韓国とは竹島問題。
中国とはガス田開発問題。
ロシアとは北方領土問題。
こう書いては語弊があるかもしれませんが、これらの問題と靖国問題を比べたら国益の観点から見ても遙かに領有権問題の方が深刻です。

更に北朝鮮など核問題、拉致事件など更に大きな問題があります。

日本人の人権が蹂躙されているとか、ミサイルが独裁者の都合で何時討たれるかも分らない状態のあったり、日本が当然の権利として活用出来る領海・領土・資源が使用出来ない状態にある訳ですから一国の総理としてどちらを優先させるべきか、考えるまでもないでしょう。

そして日本は戦争という外交カードを現在放棄した状態にあり、改憲が済んでもこのカードは極力使わない方針で行く国です。
(個人的には大賛成ですが)
しかし、これは現在の外交ではやはり不利になるのは否めません。
万能カードだとも言いませんが、やはり最終カードとして「戦争」は強力な一手ですからね。
そして海外との経済活動に大きく依存している日本は、経済制裁という手段も非常にとりにくい国でもあります。
こうした条件下でこれらの領有権問題を解決して行くには、少しでも弱味を減らしていく必要性があります。

「外交圧力に屈していては、更なる弱味を作るだけじゃないか!!」なんて言う人も居ますが、靖国問題はこれまでも話してきたように国内でも意見が割れるような「弱味」でしかない問題な訳ですし、圧力に屈した形になろうと、これらの問題を解決したという真摯な姿勢は、逆に武器にもなるという事です。

先にも書きましたが、靖国問題が解決した後も、3国は新しい口実で日本に圧力を掛けて来るでしょうが、総理が新しい施設に参拝すると言う姿勢は日本が再び軍事国家として領土的野心を燃やさないと言う強烈なアピールとなり、精神的な面でも3国の国民感情に配慮して紳士的に問題解決をしたという実績になります。
それ以上の責め立てに対しては逆に不当だとして日本が被害者の立場に回る事が出来ますから、経済的にも援助してきたという実績と併せて、国際社会においてかなり有利に上記の問題に対決していく事が出来ます。

「本当にこんな事でそんなに有利になるの?」という意見もあるでしょうが、その最たる例が旧西ドイツです。
日本も本当かどうかは別として、過去の人権問題で責められていますが、旧ドイツのナチスは言い逃れが出来ない明確な事実として人類史上最大クラスの虐殺を国家プロジェクトとして行い、負けた国です。

しかし、外交的にドイツは非常に大きな成功を見せています。

その原因は日本人から見ると非情と思える程の「ナチス政権を否定」にあると言えます。
「悪いのはナチスとヒットラーで、国防軍は悪くない!」と言いきっています。
実にシンプルで分りやすい基本方針です。
国防軍でも虐殺や犯罪を犯した兵士は居ましたし、ナチスの中にも人道主義者は居ましたが、そんな事にはお構いなしにナチスを切り捨てています。
ナチス兵士の墓は掘り返されて共同墓地に強制移動。
それに対して国防軍兵士の墓はそのままに置かれたりもしましたし、国防軍兵士に対する冤罪は国家プロジェクトとして晴したりもしますが、ナチス兵士に対する冤罪は殆ど無視です。

そしてユダヤ人に対する追悼としても、ベルリンの一等地に巨大モニュメントを建設したりもしています。
これは統一ドイツの話ですが・・・・

このやり方全てを見習えと言うつもりもありませんが、非常に分りやすいアピールは武器になると言う事です。
日本人はどうもその辺がまだまだ経験不足で下手なんですよね・・・・・

靖国参拝問題に対して外国圧力に屈するのは、勝ち負けで言うなら確かに負けですが、それを武器にして行ければ大きな問題にはならないと言う事だと思います。



▲[ 9502 ] / ▼[ 9506 ]
NO.9504  お互いゆっくり話し合えるといいですね。
□投稿者/ よういち -(2005/12/07(Wed) 17:47:32)
□U R L/
>私も仕事が立て込んでしまい、返事が大変送れてしまいました。
>申し訳ありません。

 こちらに比べれば早い方です。
いつも待たせてすみません。

 本題ですが、坦克さんの主張は理解できます。
しかし問題点もあると考えます。

 一つ目は中国や韓国の受け止め方です。
仮に首相が靖国参拝を辞めたからと言って日本が大人になって妥協したと受け止めるような国柄を中・韓が持っているでしょうか? おそらくこの両国の受け止め方は「自分達が正しかった、やっぱり日本は反省していない。
誠意ある謝罪を要求する。
今までの靖国参拝によって傷ついた国民感情に対しても謝罪を要求する。
」といった主張をするのではないでしょうか?過去の両国と日本との経緯を考えればこの可能性は考慮すべきだと思います。
 そして上記のような主張をスポークスマンを通して正式に表明し、世界に新たな誤解を生む可能性があります。
既に中国との情報戦には大きく遅れをとりNYタイムズ等の一部の欧米メディアに靖国参拝を批判されつつある現状で今妥協する事は、日本の美徳では大変素晴らしい事なんですが、国際社会では理解してもらえず思わぬ影響を与える事も考慮しなければいけないと考えます。

 二つ目は他のアジア諸国の受け止め方です。
言うまでもなくアジアとは中国や韓国だけでなく多くの国々が存在しています。
ありがたい事に過去日本が植民地にした国々でも日本に友好を示してくれる国は数多くあります。
(余談ですがこのような国々との友好や大戦時のエピソードを分かりやすく説明してくれるFlashが私は大好きで時間があれば見ています 坦克さんが紹介した高砂族のFlashも大変感動しました 最近見て知ったのですが)
 そのような国々も大戦時を知る高齢者は減り、大戦を知らない若者が日本と同じように増えています。
上記と関連しますが、中国の情報戦はこうしたアジアの国々対しても同様に行われるでしょうし、大戦時を知らない若者が増えた他のアジアの国々には効果的に働く可能性もあります。
日本との友好を示してくれる国は日本にとって大きな資産です。
先祖からの大きな遺産と言っても良いと思います。
日本が妥協した場合中国は日本が誤りを認めたと言いふらすでしょう。
現に信じる人もいるでしょう。
その為に遺産を失うのは大きな損失です。

 中国や韓国に妥協した後で毅然としても諸外国には通じない事もあります。
それを考えると、やはり妥協せずに毅然とすべきではないかと考えます。



▲[ 9504 ] / ▼[ 9513 ]
NO.9506  ボイスチャットでもしたいぐらいですね(笑
□投稿者/ 坦克 -(2005/12/11(Sun) 00:48:02)
□U R L/
私も自分自身の意見が1つも問題ないとは思いません。


> 一つ目は中国や韓国の受け止め方です。
>仮に首相が靖国参拝を辞めたからと言って日本が大人になって妥協したと受け止めるような国柄を中・韓が持っているでしょうか? おそらくこの両国の受け止め方は「自分達が正しかった、やっぱり日本は反省していない。
>誠意ある謝罪を要求する。
>今までの靖国参拝によって傷ついた国民感情に対しても謝罪を要求する。
>」といった主張をするのではないでしょうか?過去の両国と日本との経緯を考えればこの可能性は考慮すべきだと思います。

まったくもって、よういちさんの危惧されるとおりだと思います。
韓国も、北朝鮮も中国も日本の総理が靖国に参拝をしなくなったとしても、次々に歴史問題を取り上げ、無理難題とも言える要求を突き付けてくるでしょう。

一般国民はともかく、政府が日本に歴史問題をぶつけてくるのは外交交渉を少しでも有利に進める為、日本をこれ以上力を持たないようにする為の他有りませんからね。
しかし今回の話しは、そもそも総理の靖国参拝自体が可笑しいのであって、それを是正する結果3国の意見に妥協する事になっても、問題無いというか、妥協した所で状況が変わらないと言う事は以前書いたとおりです。

> そして上記のような主張をスポークスマンを通して正式に表明し、世界に新たな誤解を生む可能性があります。
>既に中国との情報戦には大きく遅れをとりNYタイムズ等の一部の欧米メディアに靖国参拝を批判されつつある現状で今妥協する事は、日本の美徳では大変素晴らしい事なんですが、国際社会では理解してもらえず思わぬ影響を与える事も考慮しなければいけないと考えます。


それよりも、妥協した事で、日本は精一杯の誠意を示した事を世界中にアピールし、つぎに3国が歴史問題を突き付けてきても、精一杯誠意を示し資金援助も送り、技術提供もしているのに責められる「可哀想な国」「被害者」だという事をアピールしていくべきだと私は思います。


此処で注意すべきなのは、相手にするのは中国でも、韓国でもなくましてや北朝鮮などではなく、アメリカを初めとしたその他の世界の国々だという事です。


中国はこれからも経済発展をしばらくは続けますし、軍事力でも世界に冠たる国の1つになるでしょう。
その様な国相手に日本一国でどうにかする事など無駄な努力であり、いかにその他の国を味方に付けていくか?インドを初めとするアジア諸国を日本の味方にしていくかが最優先課題であるはずです。

 二つ目は他のアジア諸国の受け止め方です。
>言うまでもなくアジアとは中国や韓国だけでなく多くの国々が存在しています。
>ありがたい事に過去日本が植民地にした国々でも日本に友好を示してくれる国は数多くあります。
>(余談ですがこのような国々との友好や大戦時のエピソードを分かりやすく説明してくれるFlashが私は大好きで時間があれば見ています 坦克さんが紹介した高砂族のFlashも大変感動しました 最近見て知ったのですが)
> そのような国々も大戦時を知る高齢者は減り、大戦を知らない若者が日本と同じように増えています。
>上記と関連しますが、中国の情報戦はこうしたアジアの国々対しても同様に行われるでしょうし、大戦時を知らない若者が増えた他のアジアの国々には効果的に働く可能性もあります。
>日本との友好を示してくれる国は日本にとって大きな資産です。
>先祖からの大きな遺産と言っても良いと思います。
>日本が妥協した場合中国は日本が誤りを認めたと言いふらすでしょう。
>現に信じる人もいるでしょう。
>その為に遺産を失うのは大きな損失です。

三国にどう見られるか?アジア諸国に日本が外圧に弱い国だと思われようが、現実問題としてどうかが重要であり、今回の事はあくまで国内問題として国内で話し合う事だという姿勢を強烈に示し、間違っていたなら即座にそれを訂正し、その他の外交問題でも歴史問題は日本は精一杯の誠意を示していると強気に相手を非難していけばいい話だと思われます。
とにかく日本は様々な戦争当時の出来事をグレーゾーンでボカし、国内意見がバラバラすぎます。
これでは何時まで経っても強気の外交など出来るはずもありません。
多少現実と違ったとしても国内での歴史認識をもっと明確にし、過去の犯罪があったとしてもそれは過去の犯罪として軍部の責任に押しつけてでも国が主導で一本化すべきです。

そして、中国は日本だけでなくその他のアジア諸国にも、遙か昔からのプライド(中華思想)で高圧的な外交を続けています。
つまり日本と同じように中国の圧力に苦汁を舐めている国は沢山あると言う事です。
今回の事が日本が中国に屈したと思われても、日本は情けない根性無しだと思う国はよういちさんが言う程多くないと思います。
それよりも、中国に脅威を感じる他の国ともっと強固に結びついていく切っ掛けにすらなり得ると私は思います。

>
> 中国や韓国に妥協した後で毅然としても諸外国には通じない事もあります。
>それを考えると、やはり妥協せずに毅然とすべきではないかと考えます。
>
確かにその通りなのですが、先にも書いたように既に日本はアメリカの属国扱いされている現状なので、あんまりマイナス面ばかりを考えても仕方がないと思いますね。
本当に、有る意味中国並みに毅然とした外交をするには、アメリカと手を切るしか有りませんが、そんな事は現実的だとはとても言えませんしね。

だったら今ある手駒でいかに日本の立場を良くしていくか?それはとにかく日本なりの歴史認識を国が主導で研究し直し、それを国民に明確にし、話し合い一本化(あくまで多数意見という意味でね言論統制をすべきだという意味じゃありません・・・念のため)していく事です。
そしてそれを元に謝罪すべき点は謝罪し、誤解されている点は誤解だと堂々と主張する事で、日本の真剣な姿勢を示していくべきだという事です。

私は今も総理の靖国参拝は間違いだと信じていますが、もう一度ちゃんと話し合いその結果やはり靖国こそが日本の戦没者記念碑として相応しいと決まり、国がきちっと管理するなら私は靖国に総理が参拝するのも反対するつもりもありませんと書いたように、結果的に日本が靖国参拝を貫くのもそうした調査、話し合いの結果なら堂々と行なうべきだし、グレーゾーンのまま国内意見も割れたまま強行に続ける事の方が、諸外国に日本は中国に妥協したと誤解を与えるよりも遙かに大きな誤解を生み出すと私は思います。


つまり、自国の歴史問題にすら堂々と向き合う事が出来ない、国民がどう思おうと、話し合いもする事も無く、総理が独断専行する国で、外交問題をズルズルと解決できない国だと思われている現状の方が遙かにダメージが大きいという事です。

ニューヨークタイムズなどの扱いも、最初の頃に比べれば「いつまでやってるんだか・・・」という態度が見え見えですしね・・・。
先にも書きましたが、この程度の話しはさっさと片付けて、本当に難しい問題の方に取り組むべきだという事だと思いますよ。



▲[ 9506 ] / ▼[ 9517 ]
NO.9513  Re[21]: ボイスチャットでもしたいぐらいですね →同感です
□投稿者/ よういち -(2005/12/30(Fri) 17:00:05)
□U R L/
 遅くなりました すみません。

 坦克さんが言われるように靖国参拝を行う場合は、順序というものが必要なのかもしれません。
多くの意味で坦克さんの言われる所は理解できますし、同意する所もたくさんあります。
ただ、やはり首相は参拝を続けるべきだという考えには変わりありません。
これは感情的な問題なのかもしれません。
坦克さんの言うように日本にはガス田等の問題や尖閣諸島などの問題もあり靖国はそのような問題のうちの一つです。
しかし優先順位としては靖国がかなり高い位置にあると考えています。
ガス田などのように実益があるものと違って、靖国参拝は日本が譲らなかったとしても特に大きな実益はありません。
ただ靖国の問題は日本がいかなる国か? 日本という国家はどのような国家として存在していくのか?といったナショナルアイデンティティーに絡む部分が多くあると思われるからです。

 以前に首相が靖国に参拝するかしないかは興味がない、と書きました。
中国や韓国が反対したが為に、参拝継続をすべきと考えるようになりました。
これがいわゆる左翼系の人達の問題提起として議論が起こっただけならば純粋な国内問題であり、首相の参拝も一旦保留にする事にも反対はしなかったと思います。

 外交問題の優先順位はなかなか難しい問題です。
例えば北朝鮮に対しては核と拉致という二つの問題があります。
現在は核の問題と拉致の問題は等しく重要な問題として扱われていますが、人によっては核の問題を優先すべきという人もいるでしょうし、拉致の問題を優先すべきという人もいるでしょう。
様々な理由に基づく考えなのでしょうが、根本的には個人の価値観の違いに辿り着くのではないかと思います。

 色々と書きましたが、要約すると
  「私は靖国参拝は外交問題の中でも重要度の高い問題だと考えています。
なぜなら国としてのあり方が問われていると思うからです。
アメリカに守られていても日本には日本の独自の文化があり、日本国民はその文化で生きていく権利を等しく持っています。
しかし本当に領土問題やエネルギー問題より重要な問題なのかと問われると自信がありません。
感情的にそう思うのです。
だから靖国参拝には外国に関係なく独自の判断で行って欲しい。
」ということです。

 自分自身でうまく説明できないので、色々言ってみたという感じです。
なかなか良い議論ができず申し訳ありません。
ただこの辺が解決できれば坦克さんの意見に全て同意できるのではないかなと思います。

今年は色々とお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。



▲[ 9513 ] / ▼[ 9519 ]
NO.9517  日本は、世界中の笑い者。
□投稿者/ 月夜裏 野々香 -(2006/01/18(Wed) 08:03:41)
□U R L/ http://URL : http://homepage2.nifty.com/tsukiyori/homepage.html
中国と韓国の言いなりになって、
マスコミと野党が一緒に総理大臣を糾弾するなど、おかしいと思います。
総理大臣を個人攻撃しただけで日本がバラバラになってしまうなど世界中の笑い者。
とても独立国とは思えない。
このまま靖国参拝を止めるようなことになれば、日本は、中国と韓国の属国。
世界の国も先進国の日本が思い通りになるのならと思って真似するでしょう。
そうなれば、中国も韓国も騒ぎ始め。
マスコミも騒いで日本政府は腰砕け。
世界中を最恵国待遇しなければならなくなるのは危険。




▲[ 9517 ] / ▼[ 9522 ]
NO.9519  Re[23]: 日本は、世界中の笑い者。
□投稿者/ 順華 -(2006/02/06(Mon) 11:57:54)
□U R L/
>
間違った国策を指導した人間の墓(戦争の指導者や加害者)を謹んで参拝する国は世界中 、日本一国だけである。
東条英機の盟友であったヒトラーは、日本を嫉妬するわけです。
悪の国である。
国家利益のために、犠牲された人間なので、。


という理由ですね。
実際、国家利益は正義な目標と  汚い 不法な利益目標に分けています。

1894年から、1945年の間に、日本は軍事手段及び他の野蛮手段で、他国の土地や人間(特に、朝鮮、中国、)を犯罪した。
これが、日本の2千年の歴史の中で一番 汚い歴史時期であった。

1945年から、1990年まで、日本の政治家やマスコミがこれを深く認識していました。
しかし、小泉首相以来、急に日本社会が右翼化してしまった。
戦争の加害者が英雄。



▲[ 9519 ] / 返信無し
NO.9522  Re[24]: 日本は、世界中の笑い者。
□投稿者/ 月夜裏 野々香 -(2006/02/08(Wed) 05:23:35)
□U R L/ http://URL : http://homepage2.nifty.com/tsukiyori/homepage.html
>間違った国策を指導した人間
同感です。
わたしなら、中国大陸を利権ごとアメリカ、イギリス、フランス、ドイツに売り渡していました。
 その後、欧米諸国からの薄利で日本は、戦争もしないで生き延びていけたでしょう。

 日本は、欲ボケした戦争指導者の東条とその一派に日本は、滅ぼされてしまいました。
 今の日本も当時の日本と同じ、中国大陸に進出しているので、できれば、引き上げるべきだと思っていますが。

 靖国に関して言えば、話しは別です。
 国家の宰相が他国の言いなりになるのは、いただけないだけです。
 偽善ぶるつもりもないです。
 人でなしでも、野蛮でも、汚くても、
 犯罪者でも、加害者でも、結構です。
 善悪は関係なく、国家の命運として、日本の総理大臣として
 中国や韓国の言いなりになるべきではないです。
 
 

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