NHKの「マネー資本主義」というドキュメンタリー番組で金融工学の話をやっていた。 世界経済の根幹は、実体経済の需要と供給で動いているはずだと思う。 なのに、金融工学は確率論で金融商品を作る為だけの論理…。 金融工学を使えば必ず儲かると言うのは嘘臭い。 世界経済は、長期的に見れば成長し続けるだろうが、短期的にはバブルの生成と崩壊を繰り返し続けるものだ。 金融工学に頼って莫大な利益を永遠と求めても無理な状態に陥る場合もあるはずだ。 金融投資経済は、実体経済の3.5倍(リーマンショック前時点)にまで膨張しており、世界経済に大きな影響をもつ。 この世界不況の中で、モーゲージを利用して、未だに債権、証券が大量に発行され続け、金融商品も作られ続けて金融投資経済は膨らみ続けている…。 需要と供給、信用拡大と信用収縮、バブル崩壊の罠からは、世界経済、金融投資経済は永遠と逃れられないと思うのだが…大丈夫なのだろうか? (だいたい、金融投資経済、金融商品自体がバブル状態であり、世界の実体経済に悪影響を与えていると考えます。 架空の金融投資経済がバブル状態だから、余計に論理どうりに世界経済は動かず、経済動向の予測がたたない…。 )
投資資産家は損しない事を諦める事も必要だと考えます。 需要創出と次の成長を促す為に、世界経済はデフォルトを許し、信用収縮の経済の流れになる事も必要なはずだとも考えます。 (欧米は今回の金融危機で最初デフォルトを許す気があり、その部分をわかっていたはず…。 サミットで日本政府がそれを拒否して、国債大量発行の麻薬漬けの経済構造を世界各国に強要した様にも見えたが、果たしてこれから先、世界経済はどうなるか?金融投資経済を信用収縮させる必要にかられる様な折り返し点は果たして来るのだろうか?世界経済を国債等で債券漬けにしても、構造改革中の日本経済と同じ様に、世界経済自体が停滞、混迷し続ける様な経済構造になってしまう可能性がかなりあると思うのだが…。 )
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