これは興味深い意見です。 国民の政治に対する考えを変えるコンセプトです。
衆議:神奈川3区:民主党:加藤尚彦氏 http://www.kato-naohiko.com/linax.html 国会法74条をみんなで活用しよう。 霞ヶ関への質問をみんなでバージョンアップしてよりよい環境をつくっていこう。
国会法という法律の74条に『質問』という項目があります。
国会議員は内閣(行政府:霞ヶ関にある省庁、その責任者が総理大臣)に質問する権利があり、内閣は答える義務があります。 (皆さんがテレビなどでみる予算委員会の質疑は国会法76条(口頭質問)にもとづいて行われています。 質問(と答弁)は口頭だけでなく書面で行うことができます。
口頭での質問は時間が厳しく制限されていますが、書面での質問にはまったく制限はありません。 リナックスというOSはパソコン、コンピュータの世界に革新的な変革をもたらしています。 その訳はおそらくリナックスがオープンリソース(開発者だけでなく他の開発者、技術者、利用者がみんなで改良を加えよう)という思想で創られていることだと考えます。
私は国会法74条の制度こそが国会におけるリナックス、ということは構造改革のリナックスになるのではと思えてなりません。
立法府(国会)から行政府(内閣)への質問と答弁はそれ自体が目的ではありません。 国民・納税者の皆さんに少しでもよりよい環境を提供させていただくための手段です。
民主主義の国である限り、国会法74条に限らず法律はそもそもオープンリソースであるべきです。
国会法74条(質問)にもとづいて、ステップを様々な皆さんの様々な視点からの意見によってさまざまな分野のさまざまの問題を整理する。
ステップ1『整理されたある特定の問題』について質問をする。 ステップ2所轄省庁からの回答がくる。 ステップ3 回答を見る。
ケース1 納得できる=問題解決 =>終了 ケース2 納得できない=問題未解決=>次のステップに進む ステップ4(リナックスのように)改良が加えられた質問をする。
このプロセスを納得できるまで(問題が解決されるまで)続ける。
という作業を(できれば過半数の)国会議員がそれぞれのバックグラウンドにもとづいてかつ連携をとって継続すると、行政は質問者(問題の解決を望むもの)が納得できる具体的な対応(問題解決策)をとったことを答弁するせざるをえないことになります。 というよりも、このようなコミュニケーションの場を継続すして提供すると、行政当局の担当者もリナックスの場合のように開発者の視点と利用者として問題の所在と不具合を理解した上でリナックスの改良に臨むようになるのではないでしょうか。
(国会法74条だけに限りませんが)法律にもとづいた皆さんの権利を皆さんにとってよりよい環境を築いていくことの手段としてもっと活用するべきだと考えます。
そもそも代議士とは国民の皆さんになり『代』わって国会で『議』論させていただく『士』を意味します。 |
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