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□投稿者/ 藤沢一郎 -(2006/12/17(Sun) 19:15:44)
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国・自治体_歪んだ関係_やらせ問題_損失多し 12/17/2006 「教育改革」などのテーマを設けてのタウンミーティングで「やらせ問題」が発覚しましたが、15日、国会で「教育基本法改正案」の成立となりました。 過去開催された数多くのタウンミーティングでの「やらせ」の調査過程で、「やらせ」の他にも重要な問題点が存在することが発覚しました。 *発言依頼、*発言内容の依頼、*公務員の大量動員依頼、*謝礼金の支払い、*粗雑な請負契約、*不明瞭な具象書類(虚偽あり) 「やらせ」は論外ですが、粗雑な手続き/ズレた金銭感覚/嘘の会計報告等全くひどい事が行われていました。 国民からの”広聴”が大目的のはずが、イベントの成功を第一目的に、安易に一線を越えてしまったわけです。 汗をかいてでも間違いのない方策を求めようともせず、安易に「やらせ」に走ってしまいました。 「やらせ」の発覚で、過去開催の全ての”タウンミーティング”の意義を無くしてしまい(*)、国民に多大な損害を与えてしまったことになりました。 (「やらせ」の件数の多少ではなく、”タウンミーティングの意義をブチ壊してしまった”ことが大問題です) (*):例として、企業の部品"ネジ"の納品チェックで、サンプル個数の中で1個のネジに不具合があれば、"品質に信頼性なし"としてそのロットのネジ全数が返却されることになります。 --調査結果に基づくけじめ/処罰--- 「やらせ」の内容が余りにひどいため、閣僚のけじめ、官僚の処分となりました。 <閣僚>報酬の減額 首相、内閣官房長官、文科省大臣、法相、国交相 <官僚26人>処罰(国民に損害を与えた割には軽すぎる!) 内閣府=16人、文科省=8人、法務省=2人 また、旗振り役の”内閣府タウンミーティング担当室”を16日付で廃止されたとあります。 --------------- しかしながら、自治体の職員に対する処分は言及されていません。 ■ここで見逃してはならない事は、自治体の当該組織は、上位組織の国機関からの「やらせ」の依頼を安易に受諾して、その「悪事」に加担したことにあります。 [命令/指導/提言/依頼等]は上位組織から流されてきますが、瑕疵の無いことを吟味するとともに、無理なく実行できる内容でなければそのまま受け取ってはいけません。 (無理をすれば、どこかで破綻しますから) それらの授受が行われると、契約がなされたことになり、これらを正しく実行するよう責任・義務が発生することになります。 *上位組織は関連組織を巻き込んで無理なく実行できるかの事前のサンプル調査をした上で流すのが必須ですが.(より精度の高いものとするために) タウンミーティングの「やらせ問題」は、見事なまでに国民に行政組織の問題点を曝け出し、行政への「信頼」を失墜させた典型的な例となってしまいました。 [ルール無視/金銭感覚の無さ/低レベルの仕事振り/虚偽/国・自治体の歪んだ関係等]が発覚した事件であるため、我々国民は国・自治体の行政におけるこれらの点を厳しく注視して行く必要があるものとして、このように投稿させていただきました。 追記) 1.数多くの国・自治体の職員を巻き込んでの「やらせ」だったわけですが、どこかで自浄作用が働いて止まってもよさそうですが、止まらなくなってしまっているのがこの世界です。 「道徳・倫理・コンプライアンス」は見事に吹き飛んでしまってます。 国民の一員として、細かい事かもしれないが"大事な点"を見逃さないように監視し続ける必要性を強く感じる次第です。 (自治体の議会でさえ大事なことを見逃して、財政破綻となってしまったところがあるように) 何度でも繰り返すことになりますが; *約束事は守る。 *ルールは曲げない。 *間違いが解かれば、速やかに正す。 社会活動のなかで絶えずこれらを意識していないと、あるべき道からすぐ外れてしまうという社会環境にいることに留意すべきと思ってます。 2.近年、国機関がしっかりと通達/指導できてないため、下流で不祥事/事故が起こったことが何件かありました。 国機関の能力/指導力不足が起因なのに、国の責任は一切問われずに現場レベルだけが処罰されてしまってます。 忘れてはいけない事は、上位組織はそれらが正しく実行されていることを確認する責任・義務があり、最終責任は命令権者に帰属します。 現場レベルで事故が起こっても、命令権者はどのように責任・義務を果たしてきたかが問われます。 3.業務委託が進むほどに現場が遠くなり、スキル/技術/情報の劣化が激しくなります。 一旦劣化が始まると、まず元に戻せません。 (アウトソーシングは要注意。 丸投げは最悪です) これを防ぐためにも、通達・指導等の命令を出す場合、現場レベルの意見を汲み上げるべく事前のサンプル調査が欠かせません。 それは、自分の持つスキル/技術/情報を確認する大事な機会でもあります。 <<己を知るには相手を知れ>> 上位組織、下位組織、現場レベルの各組織間で緊張感のある信頼関係を築くことが急務です。 それには、まず各組織でしっかり自分の責任・義務を果たすことです。 (染み付いてしまった体質を変えるのは時間がかかり、難題ですが) <<真に活きた組織とは、相互信頼が形成された組織である>> 4.「やらせ問題」は「美しい国」への道程を更に遠ざけてしまいました。 このところ、社会を揺るがす問題が噴出し続けています。 我々国民は、人任せではなく、「美しい国」へ向かって大いに汗を流すべき時期に入ってきたものと思うこの頃です。
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NO.7973
国・自治体_歪んだ関係_やらせ問題_損失多し 12/17/2006
□投稿者/ 藤沢一郎 -(2006/12/17(Sun) 19:15:44)
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国・自治体_歪んだ関係_やらせ問題_損失多し 12/17/2006 「教育改革」などのテーマを設けてのタウンミーティングで「やらせ問題」が発覚しましたが、15日、国会で「教育基本法改正案」の成立となりました。 過去開催された数多くのタウンミーティングでの「やらせ」の調査過程で、「やらせ」の他にも重要な問題点が存在することが発覚しました。 *発言依頼、*発言内容の依頼、*公務員の大量動員依頼、*謝礼金の支払い、*粗雑な請負契約、*不明瞭な具象書類(虚偽あり) 「やらせ」は論外ですが、粗雑な手続き/ズレた金銭感覚/嘘の会計報告等全くひどい事が行われていました。 国民からの”広聴”が大目的のはずが、イベントの成功を第一目的に、安易に一線を越えてしまったわけです。 汗をかいてでも間違いのない方策を求めようともせず、安易に「やらせ」に走ってしまいました。 「やらせ」の発覚で、過去開催の全ての”タウンミーティング”の意義を無くしてしまい(*)、国民に多大な損害を与えてしまったことになりました。 (「やらせ」の件数の多少ではなく、”タウンミーティングの意義をブチ壊してしまった”ことが大問題です) (*):例として、企業の部品"ネジ"の納品チェックで、サンプル個数の中で1個のネジに不具合があれば、"品質に信頼性なし"としてそのロットのネジ全数が返却されることになります。 --調査結果に基づくけじめ/処罰--- 「やらせ」の内容が余りにひどいため、閣僚のけじめ、官僚の処分となりました。 <閣僚>報酬の減額 首相、内閣官房長官、文科省大臣、法相、国交相 <官僚26人>処罰(国民に損害を与えた割には軽すぎる!) 内閣府=16人、文科省=8人、法務省=2人 また、旗振り役の”内閣府タウンミーティング担当室”を16日付で廃止されたとあります。 --------------- しかしながら、自治体の職員に対する処分は言及されていません。 ■ここで見逃してはならない事は、自治体の当該組織は、上位組織の国機関からの「やらせ」の依頼を安易に受諾して、その「悪事」に加担したことにあります。 [命令/指導/提言/依頼等]は上位組織から流されてきますが、瑕疵の無いことを吟味するとともに、無理なく実行できる内容でなければそのまま受け取ってはいけません。 (無理をすれば、どこかで破綻しますから) それらの授受が行われると、契約がなされたことになり、これらを正しく実行するよう責任・義務が発生することになります。 *上位組織は関連組織を巻き込んで無理なく実行できるかの事前のサンプル調査をした上で流すのが必須ですが.(より精度の高いものとするために) タウンミーティングの「やらせ問題」は、見事なまでに国民に行政組織の問題点を曝け出し、行政への「信頼」を失墜させた典型的な例となってしまいました。 [ルール無視/金銭感覚の無さ/低レベルの仕事振り/虚偽/国・自治体の歪んだ関係等]が発覚した事件であるため、我々国民は国・自治体の行政におけるこれらの点を厳しく注視して行く必要があるものとして、このように投稿させていただきました。 追記) 1.数多くの国・自治体の職員を巻き込んでの「やらせ」だったわけですが、どこかで自浄作用が働いて止まってもよさそうですが、止まらなくなってしまっているのがこの世界です。 「道徳・倫理・コンプライアンス」は見事に吹き飛んでしまってます。 国民の一員として、細かい事かもしれないが"大事な点"を見逃さないように監視し続ける必要性を強く感じる次第です。 (自治体の議会でさえ大事なことを見逃して、財政破綻となってしまったところがあるように) 何度でも繰り返すことになりますが; *約束事は守る。 *ルールは曲げない。 *間違いが解かれば、速やかに正す。 社会活動のなかで絶えずこれらを意識していないと、あるべき道からすぐ外れてしまうという社会環境にいることに留意すべきと思ってます。 2.近年、国機関がしっかりと通達/指導できてないため、下流で不祥事/事故が起こったことが何件かありました。 国機関の能力/指導力不足が起因なのに、国の責任は一切問われずに現場レベルだけが処罰されてしまってます。 忘れてはいけない事は、上位組織はそれらが正しく実行されていることを確認する責任・義務があり、最終責任は命令権者に帰属します。 現場レベルで事故が起こっても、命令権者はどのように責任・義務を果たしてきたかが問われます。 3.業務委託が進むほどに現場が遠くなり、スキル/技術/情報の劣化が激しくなります。 一旦劣化が始まると、まず元に戻せません。 (アウトソーシングは要注意。 丸投げは最悪です) これを防ぐためにも、通達・指導等の命令を出す場合、現場レベルの意見を汲み上げるべく事前のサンプル調査が欠かせません。 それは、自分の持つスキル/技術/情報を確認する大事な機会でもあります。 <<己を知るには相手を知れ>> 上位組織、下位組織、現場レベルの各組織間で緊張感のある信頼関係を築くことが急務です。 それには、まず各組織でしっかり自分の責任・義務を果たすことです。 (染み付いてしまった体質を変えるのは時間がかかり、難題ですが) <<真に活きた組織とは、相互信頼が形成された組織である>> 4.「やらせ問題」は「美しい国」への道程を更に遠ざけてしまいました。 このところ、社会を揺るがす問題が噴出し続けています。 我々国民は、人任せではなく、「美しい国」へ向かって大いに汗を流すべき時期に入ってきたものと思うこの頃です。
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