ランチ売れない商店街「つらい」 岩手県庁「有給休息」廃止で昼休み短縮
2月15日7時2分配信 河北新報
盛岡市の岩手県庁周辺の商店街が、ランチタイムの売り上げ減に悲鳴を上げている。 公務員優遇批判を受けて全国的に始まった有給休息時間の廃止を機に、1月から昼休みが45分間に短縮され、県職員が外食を控えるようになったことが響いた。 「地域への配慮がない」として商店街が14日、休息時間復活を県に陳情する異例の事態に発展した。 岩手県は、先行して廃止した国にならい、昼に15分、午後3時に15分あった有給休息時間を1月に全廃。 昼休みは正規の休憩時間(正午―午後零時45分)だけになり、「外で昼食を取る時間がなくなった」と、庁内で販売される弁当などで済ませる職員が急増している。 近くの合同庁舎などに勤務する職員や臨時職員も含め、県庁付近には約2600人の職員がいる。 官庁城下町として、職員の懐を頼りにしてきた内丸地区で影響は特に深刻だ。 飲食店50店以上が加盟する内丸第2町内会が1月に行ったアンケートでは、「影響が出ている」とした店舗が62%。 そのうち27%は「売り上げが50%以上減った」と回答した。 観光客にも人気で、行列ができる店と知られる、じゃじゃ麺の白龍(ぱいろん)は「昼にお客さんは2回転したのが1回転になり、行列もできなくなった」と嘆く。 町内会の飲食店関係者約30人は14日、大挙して県庁を訪れ、川窪俊広総務部長に「昼休み1時間」復活を求めた。 「生きるか死ぬかの大切な15分だ」と食ってかかるシーンもあった。 これに先立ち、盛岡市商店街連合会も県に休息時間復活の要望書を提出した。 県庁近くにあって約1000人が勤める盛岡市役所も、早ければ4月から休息時間廃止を検討していることから、連合会は市にも要望書を出した。 町内会も16日に市役所に陳情活動を行う。 他県では、4月から休息時間を廃止する群馬のように、勤務終了時間を15分遅らせる代わりに昼休みを1時間にする工夫もみられる。 川窪部長は陳情に「職員の要望も聞き、昼休みを45分間としたが、今後は地域の皆さんのご意見も参考にしたい」と答えるにとどまった。 優遇批判が強い公務員の待遇見直しが民業圧迫を招くという皮肉な結果に、連合会の吉田完爾会長は「臨機応変の対応ができないのはいかにもお役所的」と話している。 [有給休息時間の廃止] 公務員には1日30分の有給の休息時間が認められてきた。 無給の休憩時間とは異なり、仕事をしなくても給与支払いの対象だった。 公務員優遇批判の中で国が昨年7月に全廃し、地方自治体でも廃止が進む。 東北では6県のうち秋田、福島が岩手と同様に1月に廃止。 青森、宮城は4月廃止予定。 山形は検討中。
結局、こういう連中のために税金が無駄遣いされてるんですね。 来客が減ったのなら、弁当作って県庁へ売りに行けばよい話。 チラシを配って出前の注文をとればよい話。 弁当店ならどこでもそうしてるでしょう。 世の中の変化、需給関係の変化に合わせて戦略を立てながら発展させて行くのが商売というもの。 自分の今までの商売のスタイルを変えるのが面倒だから、世論の求めに応じて変わろうとする世の中に「変えないでくれ」「変えるのは不当だ」とダダをこねる。 自分たちの旧来の商売に、社会の方が合わせてくれることを要求するという傲慢商法。 努力もせずに既得権益を守ろうとする、納税者の立場を全く考えない、身勝手な連中ですね。 こんな連中を「可哀想」と考えて、わがままな主張を通してしまった瞬間に、国民の血税がまた浪費されて行くのです。
「赤坂の料亭や銀座のクラブが儲からなくなって可哀想だから、政治家に豪遊自粛を呼びかけるのはやめよう」「建設業者たちを食わせて行かなければならないから、無駄な橋や高速道路もどんどん作り続けるべきだ」という議論と全く同じです。
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