水島広子氏 衆議:栃木1区:民主党
いよいよ国会での年金審議が近づいてきました http://www.mizu.cx/kokkai/kokkai183.html グリーンピアは、国の特殊法人である年金福祉事業団が「安価で良質の保養施設を年金受給者に提供する」という名目で、全国に13施設が建設されたもので、建設費総額は1914億円に上りました。 財源は年金積立金です。 でも、全国各地のグリーンピアでは、赤字が続き、大変な問題となってきました。
年金財政が破綻の危機に直面したのを受けて、年金福祉事業団は2001年3月に廃止され、年金資金運用基金が業務を引き継ぎました。 年金福祉事業団の廃止に伴い、全国各地のグリーンピアから撤退することになりました。
2001年12月には、政府が特殊法人の整理合理化計画を策定し、2005年までにグリーンピア事業を廃止する方針が決まりました。
★80億円の年金積立金が捨てられた!最終的に、このグリーンピア二本松は二本松市が約3億1千万円で取得(ちなみに、1997年に年金福祉事業団が県に買取を打診したときの価格は約57億円。 なにしろ50万坪の広大な土地です)。 総整備費用80億円(施設の建設費や補修費、固定資産税など)との差額分が年金資金運用基金(旧・年金福祉事業団)の負債となり、その穴を埋めるのも積立金であるわけです。
つまり、いくらグリーンピア二本松の運営状況が比較的良かったと言っても、それは施設整備費用を全く抜きにした、日々の運営上の収支のみの話であって、私たちの年金積立金から支払われた80億円は、ほとんど回収できていない、ということなのです。
★究極の利益誘導が厚生大臣の地元ばかりに現在は、二本松市温泉保健保養施設「スカイピアあだたら」として、市民の憩いの場になっています。
グリーンピアは、13カ所のうち7カ所が、当時の厚生大臣の地元に作られていた、ということですから、利益誘導型の最たるものだったのだと思います。
それも、税金すら使わずに利益を誘導できるのですから、公共事業以上のものです。
使われたのは、私たちの年金積立金だけです。
グリーンピア二本松の建物部分(旧ホテル部分)は、医療法人(社会福祉法人を申請中とのこと)に買い取ってもらって、特別養護老人ホームとなるそうです。
一般に、特別養護老人ホームを一つ作るのには10億円などとも言われていますが、全てを含めて3億円で取得したものの一部の建物だけですから、格安の価格で売られることになるでしょう。
社会福祉法人としても悪い話ではありません。
つまり、関係者にとっては、決して悪い話ではないのです。
運営を任せきりの年金資金運用基金と、赤字でも施設があること自体を歓迎する委託先の地元。
そして、基金に天下りする官僚は、数年で代わっていく。
誰も責任を感じないシステムになっています。
こうして積立金が使われる一方で、年金関連の公益法人や特殊法人に天下った官僚OBは高額な役員報酬を手にしてきました。
2001年、年金関連の団体で役員を務める官僚OBは104人で、報酬の総額は10億円に上ったそうです。
私たちは現在、民主党の年金改革案を、より公正なものに、より緻密なものに仕上げようと努力をしています。
年金保険料、年金給付金、消費税、こういったものの計算を続けて、頭を悩ませている立場からすると、年金積立金のこれらの無駄遣いは全く信じられないものばかりです。
岡山:民主党:江田五月氏 http://www.eda-jp.com/dpj/2004/nenkin.html
「14年連続、保険料引き上げ」「年金官僚保護」これが政府の年金改正法案の実態!14兆円の負担増・15%の給付カット政府案には破綻寸前の年金の制度改革は、全く盛り込まれていません。
ひたすら今の制度を維持することに固執し、そのために下記のような巨大なしわ寄せを国民に押しつけています。
《負担増》●14年間にわたり、毎年1兆円もの保険料引き上げで、合計14兆円の国民負担増●給料明細を見ると、今でもびっくりの年金保険料。 これが、政府案では、今後14年間続けて1万円ずつ増えていく。
水島広子氏の主張によれば、当時の厚生大臣の地元ばかり潤って国民の年金は目減りしていった。 当時の厚生大臣(誰?)のような政治家を有権者が投票していては、国民の年金は目減りする一方です。
水島氏、江田氏に年金無駄使いの削減を期待します。
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