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親記事 / ▼[ 6067 ]
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NO.6066
民間企業による「食品検査」が本格化 |
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以下弊HP記事をコピペします。
「食品の検査技術」の商品化が確実に進んでいるようです。
日本ハムは,食物アレルギーを起こす物質(アレルゲン)のうち,特定原材料5品目(卵,乳,小麦,そば,落花生)の有無を,約15分間で特別な機器も必要なく,結果も一目でわかるキットを販売しているとのことです。 日本製粉は,GMO(遺伝子組み替え作物)検査の子会社ファスマックを設立したとのことです。 タカラバイオは,残留農薬の110種類一斉検査等のサービスを行っています。 以上は,朝日新聞(2005.3.4付)より抜粋,若干修正しました。
弊HPでは,トレーサビリティーはあくまで生産者の利益を守るためのシステムであって,食品検査こそが消費者本位の「食の安全性」の切り札であることを強く訴え続けてきました。 これは多くの専門家やマスコミの論調とは相反しますが,非常に単純明快な話なのです。 消費者が本当に知りたいのは,食品の産地や製法ではなく,目の前にある食品の安全性や品質そのもののはずです。
上記のような極めて単純明快な主張が十分に受け入れられないひとつの要因は,食品検査実施上の困難さにあると言えるでしょう。 食品の総合的な安全性を保障するためには,多岐にわたる検査項目が必要になります。 それを低コストでかつ迅速に行うためには,検査技術や検査効率の飛躍的向上が不可欠ですが,高コストな公益法人が食品検査を独占的に行う限りその実現は不可能です。 そのような理由から,弊HPでは食品検査への民間企業参入の重要性を訴え続けてきました。 冒頭に紹介したような動きは,消費者にとって非常に歓迎されるべき第一歩と言えるでしょう。
ちなみに,以下に歴然とした民間企業参入効果を整理します。
<110種類の残留農薬検査> (財)日本食品分析センター → 220万円以上(1項目2万円以上) これを民間が行うと http://www.jfrl.or.jp/research/fee/r_fee_2b_5.htm タカラバイオ → 15万円 http://bio.takara.co.jp/catalog/catalog_d.asp?C_ID=C1607
また、 <5品目アレルゲン検査(2キット)> (財)日本食品分析センター → 19万円 (所要日数 2週間) これを民間が行うと http://www.jfrl.or.jp/research/fee/tokutei041217.pdf ジェネティックID株式会社 → 2万円〜2.8万円 (所要日数 3日) http://www.pure-foods.co.jp/Fee/allergytestfee.html |
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▲[ 6066 ] / 返信無し
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NO.6067
公益法人が行うなら信じるが民間で行う検査は信じない? |
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□投稿者/ 管理者 -(2005/03/07(Mon) 00:10:19)
□U R L/ |
> 消費者が本当に知りたいのは,食品の産地や製法ではなく,目の前にある食品の安全性や品質そのもののはずです。 > > 上記のような極めて単純明快な主張が十分に受け入れられないひとつの要因は,食品検査実施上の困難さにあると言えるでしょう。 > 食品の総合的な安全性を保障するためには,多岐にわたる検査項目が必要になります。 > それを低コストでかつ迅速に行うためには,検査技術や検査効率の飛躍的向上が不可欠ですが,高コストな公益法人が食品検査を独占的に行う限りその実現は不可能です。 > そのような理由から,弊HPでは食品検査への民間企業参入の重要性を訴え続けてきました。 > 冒頭に紹介したような動きは,消費者にとって非常に歓迎されるべき第一歩と言えるでしょう。
公益法人が行うなら信じるが民間で行う検査は信じない。 という意見があるかもしれません。 でも民間会社であるベリサインの認証やトレンドマイクロのウィルス検査は認知されている。 だから民間が行う検査でも世間は認知するでしょう。 1つの公益法人が行うより複数の民間会社が検査したほうが信頼できます。 そして検査結果がついている商品を選んで消費者が買うようになれば、 検査がますます普及していくでしょう。
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