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親記事 / ▼[ 7244 ]
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□投稿者/ ミッキー -(2004/03/12(Fri) 15:28:58)
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大泉純三郎様
当然、アングロサクソンの世界覇権はある意味では、確固たるモノで他の民族や勢力で削ぐことすら出来ないのかとも思っています。 しかし、それが、やはり軍事力に限定されて来たなと感じています。 アメリカも知らぬ間にアイルランド(ケルト系)系が増えて、黒人も増えれば、自ずから、パックスアメリカーナの意味も変わってきていると見ています。 精密工学や電子技術には、手先の器用な黄色人種が向いているとは、アメリカの工場でも、採用の際に言われるそうです。 その意味で、現在の工場生産には、東アジア地域が現在のデジタル商品やコンピューターの生産には一番向いている事になります。 世界の工場としても東アジアでは日本の役割(設計・試作・改良)韓国の役割(金型設計・試打ち・治工具)中国(生産工場)と言うのは、誰の為なのでしょうか? これを総称してこう(アメリカ追随型)と言っています。 実はこんな構想を韓国も中国も聞きはしません。 彼等こそ東アジアでも、経済覇権を賭けて、戦略を練っています。 韓国は液晶や表示システムで、情報社会のコンテンツを着々と準備しています。 中国は早くも、先端的な技術者を育成して、あと、20年、10年後には日本等は一気に凌駕する戦略を立てて、技術系教育をやっています。 日本についてくるのはせいぜい東南アジア。 しかも、東南アジアでは華僑が中国との連携で動いています。 寧ろ、私が聞きたいのは、技術系大学が嫌われている日本の現状で、本当にこんなお題目で、技術立国が成立するのか、官僚さんに伺いたいのですがネ。
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□投稿者/ 大泉純三郎 -(2004/03/12(Fri) 19:27:00)
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ミッキー 様
>当然、アングロサクソンの世界覇権はある意味では、確固たるモノで他の民族や勢力で削ぐことすら出来ないのかとも思っています。 >しかし、それが、やはり軍事力に限定されて来たなと感じています。 >アメリカも知らぬ間にアイルランド(ケルト系)系が増えて、黒人も増えれば、自ずから、パックスアメリカーナの意味も変わってきていると見ています。
→米国には、中南米系やアジア系も多く、ヒスパニック人口は黒人を抜いています。 小生が担当した数百人規模の会社でも本来の米国人は5割程度しかいなかった。 米国は軍事力は勿論ですが、あらゆる手段で覇権戦略を進めています(*1)。
(*1)小生投稿:NO.6820〜NO.6824「箕輪登氏の主張に賛成」参照。 (2004/02/11(Wed) 投稿)
>精密工学や電子技術には、手先の器用な黄色人種が向いているとは、アメリカの工場でも、採用の際に言われるそうです。 >その意味で、現在の工場生産には、東アジア地域が現在のデジタル商品やコンピューターの生産には一番向いている事になります。
→電子技術などは、現在殆どが自動化、無人化されており「手先の器用さ」を必要と するようなものは、もうないと言っていいでしょう。 この方が品質のバラスキが なくなり安定品質が確保できるし、人件費も低く押さえられる。 しかもどの国に移転 しても習熟期間を取らずに垂直立上げができるからです。
>世界の工場としても東アジアでは日本の役割(設計・試作・改良)韓国の役割(金型設計・試打ち・治工具)中国(生産工場)と言うのは、誰の為なのでしょうか? >これを総称してこう(アメリカ追随型)と言っています。
韓国でも先端製品で「設計・試作・改良」をやっています。 人材面では、サムスンなど 米大学やソウル大を卒業した超優秀な技術者を揃えており、会議などでも研究員らから 鋭い質問が立て続けに出されます。 韓国トップクラスの企業の人事担当役員がこぼして いたセリフが「今の若者は困ったものだ。 将来必ず社長になってみせるという意気込みの ない者もいる」であった。
→また「誰の為なのでしょうか?」といえば、日本人は「日本人の為だ」と言うし、 韓国人は「韓国人の為」、中国人は「中国人の為」というでしょう。 自分が損をしてまで 他国の人の為に何かをしてやるというのは理解できません。 お互いに利用し合うだけだと 思いますが。
従って、これを総称して「アメリカ追随型」とも思っていません。 これが「アメリカ追随型」 なら「コンテンツ」開発などは、まさに「アメリカ追随型」以外の何物でもないと思います。
>実はこんな構想を韓国も中国も聞きはしません。 >彼等こそ東アジアでも、経済覇権を賭けて、戦略を練っています。 >韓国は液晶や表示システムで、情報社会のコンテンツを着々と準備しています。 >中国は早くも、先端的な技術者を育成して、あと、20年、10年後には日本等は一気に凌駕する戦略を立てて、技術系教育をやっています。 >日本についてくるのはせいぜい東南アジア。 >しかも、東南アジアでは華僑が中国との連携で動いています。 >寧ろ、私が聞きたいのは、技術系大学が嫌われている日本の現状で、本当にこんなお題目で、技術立国が成立するのか、官僚さんに伺いたいのですがネ。 >
→「液晶や表示システム」は「ハード」であり、「コンテンツ」とは直接関係ないと仰有い ましたが、やはり「コンテンツ」も「ハード」抜きには語れないということでしょうか? また、「液晶」技術は日本からも技術移転したものです。
→韓国や中国が「日本等は一気に凌駕する戦略を立てて技術系教育をやり、東アジアでの 経済覇権を賭けて戦略を練っている」ことは、韓国の数社との長年にわたる協業や中国と のビジネスを通じて小生もよく承知しています。
シンガポール政府などは10年も前からリーカンユー前首相の音頭で世界華人会議を開催 するや、いち早く中国の地方政府と合弁で工業団地を造成し、世界各国から企業を呼び 込んでいます。 小生もシンガポール政府の「EDB」とコンタクトしていた関係でこの一翼にかみましたが。
政治家や官僚の中には、海外の大学を出た人も多少いるようですが、ビジネスで海外と 10年以上渡り合ってきた人というのは、道路公団総裁になった近藤剛氏くらいしかいない のでしょうか。
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▲[ 7244 ] / 返信無し
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NO.7284
Re[2]: 東アジアの経済覇権をどうするのか、 |
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□投稿者/ ミッキー -(2004/03/15(Mon) 09:06:48)
□U R L/ |
従って、これを総称して「アメリカ追随型」とも思っていません。 これが「アメリカ追随型」 なら「コンテンツ」開発などは、まさに「アメリカ追随型」以外の何物でもないと思います。
> >政治家や官僚の中には、海外の大学を出た人も多少いるようですが、ビジネスで海外と >10年以上渡り合ってきた人というのは、道路公団総裁になった近藤剛氏くらいしかいない >のでしょうか。 >
私が言いたいのは、私や大泉純三郎 様と言うより、現在世界を席巻している電子技術や自動車技術に携わる人から見ると、アメリカ追随ではないこちらが引っ張っていると言う自負があります。 しかし、大局(政治・経済)では、アメリカ追随なのは、イラク派兵ひとつ見てもハッキリしています。 私はいくら、技術者や経営者が独自なアジア戦略を立てても、政治を含む日本そのもののコンセンサスが纏まらなければ、パワーにはならないと申しあげたいのですが。 その点では御指摘のシンガポールや、韓国、中国の方が国の政治、外交も戦略的で、かつ、ハッキリしています。
シンガポール政府などは10年も前からリーカンユー前首相の音頭で世界華人会議を開催 するや、いち早く中国の地方政府と合弁で工業団地を造成し、世界各国から企業を呼び 込んでいます。 小生もシンガポール政府の「EDB」とコンタクトしていた関係でこの一翼にかみましたが。
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